魔法少女リリカルなのは~カレイドの魔法…少年?~ 作:朱羽総長
エクステラ今日でしたね。届くの明日なのですが、予約しました。
今回も久々なのに短め。無印も終盤に突入。
では、どうぞ
「クロー、ン…?」
「遺伝子データを使い造られた、その遺伝子の持ち主とほとんど同じ人間だ」
呆然とするなのはちゃんと、クローンについて教えるクロノ。
静かになる艦橋にエイミィの声が響く。
「プレシアの娘、アリシア・テスタロッサはね、もう死んでるの。プレシアが働いていた研究所の魔力炉の事故で巻き込まれて」
調べてわかっていたこと、でも言い出せなかったのだろう。
『幼い頃から少しずつ調整して、そうなるように仕組んだわ』
「プレシア!」
アルフさんの怒りの声を気にも止めず彼女は笑う。
『邪魔はさせない。させてナルものですカ!!私は道を開キ、あの方の下へ…!』
「庭園内に魔力反応増幅!」
「何これ…見たこともないパターンの万能です!」
庭園内に頭はなく、口と体だけの骸骨が無数に出現する。
剣を持ち、弓を持ち、槍を持つ。多様な種類の兵隊が現れた。
「我々はプレシアの野望を止めねばなりません。クロノは準備を。それとなのはさん達も行って貰えるかしら?」
「勿論です!」
「はい!」
「アタシも行かせてもらうよ、艦長さん」
アルフさんが聞いてくる。本来なら行かせるべきではないが、今は人手
が欲しい。
「えぇ、お願いします」
庭園内に転移して早速襲ってきたのは骸骨の様な兵士。
こんな魔法はみたことがないが、そんなことを考えている暇はない。
「はぁっ!」
[スティンガーレイ]
群がる敵を倒しながらも、少しずつしか前に進めないでいる。
(目標のプレシア、フェイト・テスタロッサ、それにこの庭園の駆動炉も止めるべきだろう。彼も此処に居るのだろうが、場所はわからない)
突入直前、アルフに教えてもらった
庭園の内部構造を思い出しながら考える。
(まずは、プレシア、いや彼女の元にいるあのデバイス(?)との合流すべきか?あの儀式に何かしら詳しいようだったが)
考える。今、どう動くのが最善か。どう動かすのが最善なのか。
(…………よし)
「全員聞いてくれ!僕が道を作る。そしたら、なのはとユーノは駆動炉に。アルフはフェイト・テスタロッサの下へ向かってほしい」
「わかったの!」
「いいけど、プレシアにはクロノが?」
「言いたくないけど、あの糞女は強い。勝てるとはおもわないけど、ね!」
「やってみなければわからないさ。それに本当の狙いは彼のデバイスと合流。儀式の阻止。だからアルフはフェイト・テスタロッサと合流後、そこに待機してくれ。対処法がわかり次第すぐに連絡する。それと各自、彼の捜索も頭の片隅に置いといてくれ」
彼と言うワードに全員、特になのはが反応する。返事を聞いてる暇はない。
「行くぞ!」
さて、ご丁寧に映像もつけて見せてくれてた訳だけど。
「で、出れない」
魔力強化で壁を殴り続けたが、全くの無傷だ。クラスカードも宝石もないし、エメラルド無しだとこの方法しかないわけだが。
「ま、かといって諦めないけどね」
拳への魔力強化をさらに強め、壁を殴る。
クローン?だからなにさ。
殴る。
砲台?ふざけるな。
殴る。
母さんの為にと、頑張ってたんだ。
殴る。
それを、その思いを……
殴る、殴る、殴る、殴る、殴る………………。
「踏みにじることは、許しちゃいけない!それが運命だとか、その為に生まれたとか言わせるもんか!」
いまだに傷つかぬ壁を睨みながら、無性にイライラしてきた心の内を叫ぶ。
「お前が狂っていようが、彼女
壁を壊せないイライラも相まって、かつて無いほどキレてる自分がいる。
━━うむ!理不尽な死を認めるなど言語道断で御座る!━━
いつもカードを入れている逆側のポッケが光を放つ。
何事かと探ると、そこには1枚のカード。
━━力を貸すで御座るよ、将来の金髪巨乳(多分)のために!━━
これって、このカードの人は───
───誰だっけ?───
FGOやってる人、これ読んでくれてる中でどれくらいいるのだろう?
もしいたら活動報告をFGOの話題に……はい、すいません。ISも進めます、はい。