魔法少女リリカルなのは~カレイドの魔法…少年?~ 作:朱羽総長
半年……半年経ってました。
いや、ほんとこれ読んでてくれる方、まだいらっしゃるなら本当にすいませんでした。
そして、短いっ!
とりあえず決着。どうぞ。
「ファランクス……」
フェイトの背後に多くのスフィアが展開される。
それぞれが帯電して、強い魔力を宿している。
標的は、拘束されているなのは。
だけど、その顔は諦めてなんかいない。
手に持つレイジングハートが淡く輝いた。
「──撃ち、砕けぇ!」
各スフィアから放たれる攻撃は、すぐさまなのはを包み込んだ。
爆風が姿を覆い尽くす。
フェイトは、さらにデバイスを持ってない左手を掲げ撃ち終わったスフィアを集め、巨大な槍を作る。
その槍はなのはへと──
「スパーク、エンド」
放たれた。
その一撃は、足元の湖を巻き込む程の爆発を起こした。
「はぁ、はぁ……これで…」
ゾクッとした。
見てるだけにこっちが。
爆風の先、そこには傷つきながらも立つなのはがいた。
「レイジングハート」
『カノンモード』
砲撃形態へと移行させ、先端をフェイトに向ける。
「このっ!…ッ!?」
回避しようとしたフェイトをバインドが拘束する。
「さっきの!?」
レイジングハートが光ったあの時、バインドを仕掛けてたんだ。
「ディバイン、バスター!」
なのはの十八番、ディバインバスター。
フェイトは、唯一無事だった左手で障壁を張り防ぐ。
長いようで短い攻防。
耐えきったのはフェイトだった。
「フェイトは疲弊してる」
「なのはだって、もう限界だよ!」
アルフとユーノ、二人の言うとおりどちらも限界だろう。
「って、なのはは?」
いつの間にか消えてる。
「上です!」
エメラルドの声に反応して上を向くと、
「何、アレ……?」
上空に巨大な桃色の球体。
周囲から集まってまだ大きくなってる。
「使いきれず、ばら撒いちゃった魔力をもう一度集める…」
「集束、砲撃…!?」
いや、なんか脈動してるんだけど。
え?生きてるの?え?
「受けてみて!ディバインバスターのバリエーション!」
「はぁぁぁぁぁ!」
フェイトは恐らく残りの魔力全部を込めての障壁を展開する。
「スターライト、ブレイカーァァ!」
振り下ろした杖と共に放たれた一撃は、周囲を桃色の光に染め、障壁を容易く打ち砕き、光の柱としか表現出来ない景色となった。
「つ、津波ぃ!?」
「防御!防御で!」
3人とも障壁を張り襲い来る津波を防ぐ。
波も落ち着き、視界の先では落ちて行くフェイトと、それに続くように倒れ落ちるなのはの姿だった。
「エメラルド!」
素早く転身し、飛び出す。
後を追うようにアルフとユーノが追い掛けてくる。
「悠人のほうが速い!なのはは、僕等で救えるから彼女を!」
「了解!」
加速。
間一髪、海に沈む目前、海面に浅く落ちただけのフェイトを救い上げる。
「よ、しっ!」
気絶してるだけだが、あんなものをくらったんだ。脳に変な影響出てないといいんだけど。
「クロノ、急いで二人を」
回収してと、続くはずの言葉は空に現れた紫の魔法陣。
雷と眩い閃光を最後に意識は途切れた。
あとがき
前回言っていた問題点。例を上げるとこんなとこです。
・FGOで鯖増え過ぎて境ホラ、緋アリキャラが必ずしも必要ではなくなった。
・あるラノベの武器(?)の効果がこちらの考えてまだ出してないもの重要アイテムとほとんど同じものだった。
ほかにもありますが特にこんなものです。
あっ、今週中にもう1話投稿します。
多分金曜日です。内容に関して、その他のことでも感想お待ちしております。