魔法少女リリカルなのは~カレイドの魔法…少年?~ 作:朱羽総長
まだ、お正月の話は間に合いますかね?
急遽作った短編です。
時系列は、無印開始の年始め。
久しぶりのキャラもいるため、おかしいとこもあるかもですがどうぞ!
EXTRAepisode お正月
「三、二、一…」
ポーン…
「「あけましておめでとうございます」」
現在八神家。
新年のカウントダウンをはやてと二人でしていた。
「それじゃ、今年も宜しくはやて」
「こちらこそよろしくなユウ君」
毎年の恒例となってることを済ませ、甘酒を飲む。
「初詣どうする?僕は明日友達らと行くけど」
「朱音さん明日、じゃなかった今日帰ってくるんよね。なら、ウーねぇとかとも一緒に行くからええわ」
一緒に行く?って聞こうかと思ったけど、言うまでもなくわかったらしい。
「悠斗くん、あけましておめでとう!」
「はいはい、あけおめなのは。恭也さんもあけましておめでとうございます」
「あぁ、あけましておめでとう」
扱いが雑だー!と横で騒いでるのがいるけど放っておく。
どうせすずかやアリサが来たら落ち着くんだから。
その後、二人と合流し最寄の神社へと行く。
ここは訪れる人も多く、毎年混雑するのだが…。
「あんまりいないな…」
その恭也さんの呟きに頷く。
ちなみにメンバーは、三人娘に恭也さん+僕。
入り口のところに鮫島さんが車で待ってる。
「おかしいわね、いくら午後とはいえこの人の少なさは」
「だよね…あっ」
声あげた僕に視線が集まる。
「姉さん帰ってきてるんだっけ…」
「「「「えっ!?」」」」
えっ、そんな驚く?
そして、恭也さんはなんで納得したみたいな表情をするの?
「いや、『海鳴の蒼き朱』が帰ってきてるならこの人気のなさも納得してな」
「姉がホントにすいません」
我が姉、蒼崎朱音は中学生でありながら色々な伝説を持つ。
その伝説はいつかわかるとして、そんな姉が帰ってきたとなれば、町全体が一種の警戒体制に入りかねない。
嫌われてるわけじゃないんだけどなぁ。
神格視されすぎなのか。
「とりあえず参拝して、例のおみくじひいて帰るか」
ここのおみくじは、子供にも大人にもとても人気だ。
内容がシンプルであり、まず大吉とかの結果が大きく書かれている。
その下に今年についての予言みたいな文が書いてある。
最後にラッキーアイテムなどが記されている。
ただ、前世の記憶を持つ僕からするとラッキーアイテムとか書いていいのか?これ。
子供にも分かりやすくていいけどさ。
大人にも人気な理由は、予言みたいな文にある。
これがよく当たるのだ。的中率99%といっても良いくらいに。
「まずは私からいくわよ」
アリサがおみくじを開く。
『 吉
年末ごろに大きな出来事が起こるかも?あとは普通に過ごせば、普通です。
ラッキーアイテム メロンパン 』
「普通ってなによ!」
おみくじを地面に叩きつけた。
いや、確かに普通に過ごせば普通ってなんか書き方おかしいけど。
「次は私かな?」
すずかも開く。
『 中吉
今年は色々と変化の年です。吉と出るか凶と出るかはあなた次第。初めてのことにも出会うかも
ラッキーアイテム 使い終わった映画券』
「ふーん…」
なんか複雑な顔してる。
なにか思い当たることあるのかな?
「わたしも開くよ!」
お次はなのは。
『 大吉
運命を左右する一年です。出会ったもの、別れた人、全てに意味があります。
何があっても挫けないで。
ラッキーアイテム 白いリボン』
「白いリボン…あったかな?」
「今は赤だね」
しかしなのはは大吉か。珍しい。
毎年中吉と凶の間を行ったり来たりしてるのに。
喜びが無いのは、それだけおみくじの内容に集中してるからなのか。
「最後は僕か」
『 大凶
女難の相あり。悪いことばかりではありませんが、正しい結末へ持ってけるかはあなた次第。シナナイデ
ラッキーアイテム 後輩』
「不吉だ!?」
最後の『シナナイデ』ってなに!?死にかけるの?
そして後輩ってアイテム扱いでいいの!?
「うわ、最悪ね…」
「後輩…桜ちゃん呼ぼっか?」
アリサとすずかが同情してくれてる。
桜と図書館でも行こうかな、近々。
「………………………」
なのはは不安気だ。まぁ、カード集めのこと知ってるししょうがないか。
「うにゃ!」
「ほら、帰るよ」
頭を少し強めに撫でて、笑顔で話しかける。大丈夫という意味も込めて。
「うん、そうだね!」
また、新しい1年が始まる。
予想もつかない、長い長い1年が。
はやてのおみくじ結果。
『 大吉
あなたが心の何処かで欲してる物が手に入ります。代わりに何かを無くすかも?やりすぎにはご注意を。
ラッキーアイテム 友達』
「「やりすぎってなにを!?」」
二人して叫びました。
朱音
a'sで詳しくやります。
おみくじ
オリジナルです。
メロンパン
最近シャナ見直しました。
それでは皆様、今年もどうかよろしくお願いいたします。