Angel Beats! 失われた未来   作:大小判

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ポケモンYやってたら更新遅れました。


ハイテンションシンドローム 中編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、俺が起こした事件に執行猶予つきで釈放された、その夏の事だった。

 

『金が無いなら、いい賭博場教えてやろうか?』

 

鍋島哲也は、孤独ながらも世話焼きな男だった。

両親は幼少の頃に他界、それ以来親戚の家に引き取られたそうだが折り合いが合わず、学校での友人も皆無だったらしい。

だが鍋島は腐らなかった。何てことは無い、いつ痛い目に合うかもわからない正直者のお人好し。俺に喧嘩賭博場を教えた時、最初は警戒したが次第に善意であったことを知った。

 

『お前スゲェ強ぇな!俺も負けてらんねぇよ!』

 

鍋島もまた、喧嘩賭博場で金を稼ぐ男だった。強さは賭博場では中の上ほど、勝率は安定してなかったがその金で生活をしていると聞いた。しかし、ある時を境に鍋島はアルバイトを始め、ファイトマネーを貯め込むようになった。

 

『お前は、貯めた金をどうするんだ?』

 

ある時、興味本位から鍋島にそう聞いた。すると鍋島は、一瞬だけ恥ずかしそうな表情を浮かべると、愛想笑いを浮かべながら呟いた。

 

『病院で出会った素敵なレディーの、手術費に要るんだ。今度会わせてやるよ』

 

その数日後、俺は鍋島に案内されて都内の総合病院へと足を運んだ。その3階、304号室。そこに件の少女は居た。

 

『お兄ちゃん、その人誰?』

『お前って、ロリコン?』

『違うわい!!』

 

10歳ほどの、青白く痩せた少女。

夏目沙夜子という名の少女は、両親が他界してからは頼る親戚もおらず、天涯孤独の身。重い病気を患ってからは入院生活をしていたが、病気を治す為には高額の手術費が必要だった。

払う当てもなく、点滴と進行を遅れさせる薬で生かされ、集まるかどうかも分からない寄付金に淡い期待を寄せる毎日だったらしい。

そして、手術費の段取りを決めなければ、病気の進行が進みすぎて手遅れになるという所で、鍋島と夏目沙夜子は出会った。

事情を知った鍋島は、何を思ったのか手術費の寄付金を集めると言い出した。

 

『お前がそこまでする必要があったのか?』

 

俺は鍋島にそう聞いた。手術費は今まで寄せられた寄付金を含めてもかなりの高額だ。当然、10歳の少女に返せる値段でもない。

 

『あー、なんでだろ?俺にも分んねぇや』

『何だそりゃ?』

『でもよ、生きてる限りはいつか良い事あるじゃん?』

 

鍋島は軽快に笑った。俺も釣られて笑う。

 

『あの子の手術がうまくいったら、うちの弟と妹を紹介してやるよ』

『そりゃ良い!年が離れすぎてる気がするけど、遊び相手が居るのに越したことは無いよな!』

 

季節は移り、その年の秋の出来事。嬉しい知らせが届いた。

 

『見ろよ五十嵐!!沙夜子ちゃんの手術費が全額貯まったんだ!!』

 

鍋島と沙夜子ちゃんの願いは成就した瞬間だった。軽快な足取りで病院へと向かう鍋島を見送った。それは、未来に繋がる為の歩みの筈だった。

 

その日の夜、俺は信じられない光景を前にした。

 

『鍋島ぁ!!』

 

道路の隅、血の海に沈む親友の姿。背中に突き刺さった3本のナイフ。決して離すまいと強く抱きしめられた鞄。

 

『おい!しっかりしろ!!すぐに病院に連れてってやるからな!!』

 

鍋島の体に、触れた。氷のように冷たい。

思い出すはあの孤児院で、院長を殺した時の冷たさ。俺は悟った。

 

『・・・・何死んでんだよ・・・・バカ野郎が・・・!』

 

 

 

 

 

 

 

 

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ハイテンションシンドローム(祭囃子)は続く。

 

「よぉし、今度こそ野球だぜてめぇら!!準備はいいかぁ!!?」

「あったりまえだぁ!!野球最高!!」

 

日向の叫びに、つい数時間前まで野球などクソ食らえと叫んでいた野田が嘘のように吠える。そんな暑苦しい彼らの間に、一本のモップが差し込まれた。

 

「掃除がまだ」

 

立華奏はあくまでも生真面目に、ある意味では空気を読んで全力の野球少年と化した4人に水を差した。一瞬の静寂、だが今日の彼らは止まらない。

 

「そうだ!!死んだ無念を掃除で晴らそうぅぅぅぅぅ!!」

「だが男ならモップなんて生易しい物には頼らない!!男なら雑巾掛けだぁぁぁ!!」

「ぬぅん!!雑巾掛け勝負だぁぁ!!!」

「この体は雑巾掛けの為に作ってきたも同然!!遂に封印が解き放たれる時が来たぁぁ!!」

「自らハードルを上げていくんだな・・・・」

 

どんな事でもテンションを上げる、頭のネジが吹き飛んだ戦線メンバーの中、一人正気を保っている音無の声は届かず、通行妨害も甚だしく廊下で横一列に並ぶ戦線メンバー(バカ4人)

 

「行くぜ・・・よぉいドォン!!」

 

卑怯悪行なんのその、自分で開始の合図をしておきながら堂々とフライングを決める日向。

 

「テメェ早いだろぉぉぉ!!」

「ぬぅぅぅぅぅぅう!!」

「うぉぉぉぉぉおおおおお!!」

 

その日向に追い縋るように、野田・高松・松下は全力で廊下を駆け出した。

 

「・・・・・・・・・・」

 

一人だけ普通のペースで雑巾をかける音無を完全に放置する形で。

 

『『『おーーーりゃりゃりゃりゃりゃりゃあああああああ!!!!』』』

 

それはまるで、エンジンの掛かったバイクその物だと、ある一般生徒は呟いた。

 

『きゃーーー!!?なにあれ!?』

『あ、危な!?』

『うわぁぁぁ!!?』

 

事実、そう思わせる勢いと速さで雑巾掛けする彼らは邪魔するものは全て跳ね飛ばすと言わんばかりの気迫だった。もはや雑巾がけの概念すら崩壊しそうな光景である。

 

「うわぁ!?なんなんですか、あなた達は!?」

「昔からこんな連中の様だ、気にしないでくれ」

 

危うく轢かれそうになった生徒会副会長に、音無はフォローを入れて彼らの後を追った。

 

 

 

 

 

 

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ここは校舎裏、俺と鍋島は放課後の予鈴と戦線メンバーの叫び声を聞いていた。

 

「あいつら、まだ騒いでたのか」

「まぁ、作戦終了はまだだからな。一週間飯抜きは流石にきついし」

「て言うか、お前やっぱりここに居たんだな」

「そう言うけど、お前がここに来るとは思わなかったぞ」

 

まるで何時ものように話す俺と鍋島。すると、鍋島の眼つきは鋭くなった。

 

「お前、啓太君や亮子ちゃん、美雪ちゃんはどうした?」

「・・・安心しろ、あいつらは皆無事だ。命がどうこうっていう話にはならねぇ」

「いや、そうじゃなくて。お前が居なくなったら、あの子たちは」

「分ってる」

 

鍋島の言葉の続きに感づいた俺は、顔を地面に向けて言葉を遮った。ここは未練を残した若者の魂が集う場所。鍋島もそれを理解したからこそ、それ以上何を言ってこなかった。

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

沈黙が、俺たちの間を流れた。おかしい、話したいことは山ほどあったはずなのに、なぜかそれが言葉に出ない。どれだけの沈黙が流れただろう、やがて鍋島の方から口を開いた。

 

「・・・・なぁ、五十嵐」

「どうした?」

「・・・沙夜子ちゃん、どうなった?」

 

やっぱり、な。

確信があった質問だった。もし、鍋島がこの死後の世界に来た理由があるとすれば、俺は沙夜子ちゃん以外の理由が考えられなかった。

 

だが、このことを教えて良いのか?

生前に未練を残したからこそ、満足感や充足感がこの世界から消えるファクターに繋がると、遊佐ちゃんから聞いたことがある。

例を挙げるなら、ガルデモのボーカルである岩沢。以前彼女は、ゲリラライブの最中に止めに入った教師を振り解き、歌を歌った。

 

《My Song》

 

岩沢の渾身の歌詞、歌い切った岩沢の存在感が急激に薄れていくイメージ。まぁ、そのまま消えるのかと思った矢先にガルデモメンバー総出で止めに入ったけど。

 

つまり、ここで消えれば次に待ち受けるのは何なのか。それは誰にも分らないが、この世界に居る誰もが完全な自己の消滅であると信じて疑わない。

俺にはそれを否定できるだけの情報もない、ここで俺は沙夜子ちゃんの事を伝えれば、鍋島は消えるだろう。俺が知りうる沙夜子ちゃんの未来とは、つまりそういうものだ。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

あぁ、でも伝えなければならない。

別離への葛藤があった。消滅へ追いやることへの葛藤があった。だがそれを振り払うように鍋島は答えを求めている。

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

思い出すのは、あの時の約束。そうだ、鍋島に伝えなければならない。

 

「沙夜子ちゃんの手術、成功したぞ」

 

これできっと、鍋島ともお別れだ。

 

 

 

 

 

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ハイテンションシンドローム(頭のネジが外れた騒ぎ)は続く。

ここは音楽室、今GirlsDeadMonster、略してガルデモのメンバー達は総出でハイテンションシンドロームを決行していた。

大音量の歌声は音楽室から漏れ出し、校舎に響き渡る。やがて演奏は終わり、一瞬の静寂が音楽室に漂う。そして次の瞬間、彼女たちのテンションは爆発を起こした。

 

「よっしゃああ!!めっちゃ良い感じのラブソングが書けたじゃねぇか、この野郎!!」

「めっちゃロックだけどなぁぁぁぁ!!」

「この間奏のセリフが堪んないですよぉぉ!!」

 

全力全開、無我夢中で楽器を掻き鳴らすユイ、関根、入江の3人。

 

『ワテは・・・ナニワの女やさかい・・・。

        このナニワを守ってみせるさかい・・・・。

                 あんたはあんたの道を行きぃ・・・・』

 

『『『イェェェェェェイ!!良いねぇぇぇぇえ!!!』』』

 

実に忠実に任務遂行に勤しむ3人とは対象に、ガルデモの中でも達観したひさ子と岩沢はというと、ナニワの女に思いを馳せていた。

 

「彼女は大阪を一人で背負って生きて行くのか・・・」

「すごい女性だな」

 

実に覚めた2人の態度に、3人のテンションは一瞬で地に落ちる。しかしそこは食事のため、関根はひさ子に耳打ちをした。

 

「ハイテンションシンドローム中ですよ!?失敗の場合は、全員一週間飯抜きです!」

「う・・・」

 

そんな関根の一言に、ひさ子は思わず顔を顰めた。いくら死なないとはいえ、一週間の断食に耐えられる自信はひさ子には無かった。

背に腹は代えられないとばかりに、ひさ子は思い切って頭のネジを外したのだった。

 

「良いんじゃないかぁぁぁ!?なんて泣けるラブソングなんだぁぁぁぁ!!ユイ、お前は天才だぁぁぁぁぁぁ!!」

「ひっさ子先輩の殺伐とした指捌きも天才ですよぉぉぉぉぉお!!あったまどうなってんスかねぇぇぇぇぇぇぇ!!?」

 

――――ドゴォッ!

 

「ケンカ売ってんだろ、お前ぇ・・・・!!」

 

調子に乗って言い過ぎたユイの頭に、ひさ子は怒りのベースチョップをお見舞いする。

 

「・・・バカらしい」

 

そんな光景の中、岩沢はどこまでも冷静だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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『君は、鍋島哲也君の親友で間違いないんだね?』

   

事情聴取を担当する刑事の言葉に、俺は頷いた。鍋島の事を警察に知らせた俺は、第一発見者として警察署で話をしていた。

 

『では、彼が所持していた鞄の中に入っていたこの大金については何か知っているかね?』

 

俺は正直に答えた。都内の総合病院に入院している少女の為に、鍋島が稼いだ手術費だと。だが、警察の対応は実に冷たかった。

 

『嘘はいけないなぁ。子供がこんな大金を持てる訳がない。正直に言え、どっから盗んできたんだ?今なら犯行補助は免れる』

 

一瞬、目の前の刑事を殴りたい衝動に駆られた。鍋島のことを何も分ってない奴が、あいつを在りもしない強盗に仕立てあげようとしている。

だがここはグッと耐えた。ここで思うが儘に暴れれば、あの金は沙夜子ちゃんに届かなくなる。俺は刑事の説得に試みた。

 

何時間も、何日も、仕事の終わりにも駆けつけて。

その間、弟達には悪いことをした。あんまりかまってやれなかったが、事情を話すと笑顔で見送ってくれたのが嬉しかった。

そして、警察の方の調査でもそれが鍋島本人の金であると判明した。俺は急いで沙夜子ちゃんが待つ病院へと駆けつけた。

本当に危ないところだった。俺が金を持ったその日に発作を起こした沙夜子ちゃんは、急いで手術が必要になっていたんだから。

今まで集まっていた寄付金と、鍋島が体を張って稼いだ金を病院に差し出した。事態は急を要し、その日の内に手術は行われた。

 

『生きろよ・・・沙夜子ちゃん』

 

鍋島の分まで。そう祈らずにはいられなかった。

何時間が経っただろうか?手術室のランプは消え、中から数名の医者と沙夜子ちゃんを乗せたストレッチャーが出てきた。

 

『手術は、成功しましたよ』

 

笑顔の医師の言葉に、思わず足から力が抜けて備え付けのソファーに座り込んだ。

 

 

それから一週間後、沙夜子ちゃんの面会が許されたので俺は病室へと足を運んだ。

 

『哲也お兄ちゃんは、今日は来ていないの?』

 

その言葉に、胸が締め付けられたような痛みを感じた。この時は、心の中で鍋島に悪態を吐いたものだ。何で死んだんだと、俺にお前の死を伝えろというのかと。

 

『鍋島は、昨日から仕事の出張に出ててな。しばらく会えないんだ』

 

口から出た大嘘だった。鍋島はただの工場バイトだったし、もちろん出張なんてある訳がない。でも、今体調が良い方向へと向かっている沙夜子ちゃんに、本当の事は言えないかった。

 

『じゃあ、五十嵐さん。お兄ちゃんに伝えて欲しいことがあるんだけど・・・』

『何だ?何でも言ってみろ』

『本当は自分で伝えたいけど、私はこの体だからすぐにはお兄ちゃんに伝えられなくてどうしようかと思った。でも、五十嵐さんが居てくれてよかった』

 

顔色が悪くても、それでも精一杯の笑顔で沙夜子ちゃんは俺に伝言を頼んだ。

 

『ありがとうって、お兄ちゃんに伝えてね』

 

 

 

 

 

 

 

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ハイテンションシンドローム(アホ達の宴)は続く。

ここはグラウンド。今ここに、死んだ世界戦線で最高にハジけていた3組の内2組が邂逅した。日向率いる野球チームと、今だけはユイが率いるガルデモメンバーと、そのファン数十名。

 

「なんだ貴様ら?」

「何やってんだよ?」

「野外ライブに決まってんだろうがぁぁぁぁ!!それを楽しみに皆が集まってきてるんだぁぁぁ!!盛り上がっていくぞおらぁぁぁ!!」

 

ユイが拳を天に掲げると、ドッと湧き上がる歓声。グラウンドの使用権を譲らないため、当然のごとく猛反対する日向。

 

「俺たちは今からここで野球するんだよ!!打って守って走って青春の汗を流すんだ!!この仲間に囲まれて幸せそうなバンド大好きっ子がぁぁあああ!!」

「野球よりもバンドの方が青春だろうがぁ!!この野球好き好き幸せな野球人間がぁぁ!!」

 

日向とユイの熱い舌戦が繰り広げられる中、異様な集団が乱入してきた。

 

「いやいや!!青春と言ったらダンスだぜぇぇ!!みんなで踊れば幸せになれるぜぇ!!」

「そーだそーだ!!みんな幸せだぜーー!!」

「なんだいきなり!!腹一杯で幸せそうだなぁぁ!!」

 

五十嵐竜司が立ち去った後も、ひたすら胃に食事を送り続けてきた大山と藤巻、そしてなぜか異様に痩せ細ったTKだ。

 

「ここをダンス会場にしたらみんな幸せだろうがぁ!!」

「ダンスなら俺に任せろぉぉぉ!!」

 

先ほどまで野球と叫んでいた松下は一瞬でダンスチームに寝返った。驚くべき変わり身の早さに動じながらも、日向はテンションを崩さない。

 

「松下五段!今一番幸せそうなお前に話がある!!」

「ここは野球でしょおおおおおお!!」

「高松の言うとおりだぁぁぁぁぁ!!」

 

ついに収拾がつかなくなった戦線メンバー達の奇行は、それぞれ自身の主張を声高々に上げるだけで決して纏まらない。そんな事態を収拾すべく、一人の男が吠えた。

 

「ならもう運動会で良いんじゃねぇのかぁぁぁぁ!!?」

 

戦線の常識人、音無は今日一番のテンションを発揮したのだった。その声に静まり返るグラウンド、そこに立つ益荒男(バカ)達に向き合い、音無は説得を開始する。

 

「もう良いだろ、運動会で。一般生徒も大勢集まってる。これだけの人数で出来ることと言ったら、運動会しかねぇ」

 

しばらくの熟考、初めに吠えたのは日向だった。

 

「良いじゃねぇか運動会!!青春の香りだぁぁぁぁ!!!」

「この肉体は、運動会の為に作ってきたようなものですからぁぁぁぁぁ!!」

「メッチャ良い腹ごなしになるじゃねぇか!!最高に幸せになれるじゃねぇか!!」

「なれるなれる!!」

「いっくぞぉぉぉぉ!!お前らぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

死んだ世界戦線は今、一般生徒を巻き込んで最高の盛り上がりを見せようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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