チート転生って普通オリ主ですよね   作:mikaze

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第7話

「・・・説明は以上だ明日遅刻するなよ、じぁ解散」

カカシが教室を出て行ったあと誰もその場でを動かなかった、ヒナタはオロオロして動揺しているのが丸和かりだし、シノも・・いやわからんなグラサンと服で顔が隠れていて表情読めないし、さっきから同じ姿勢のまま動きがない・・・起きてんだろうな?

このままでは話が進まないので俺から動くしかないようだ。

「明日の演習について話があるんだが二人共このあと時間いいか?」

二人が頷いて聞く体制に入ったのを確認し話す内容を頭で軽く整理しておく、同じ班とはいえ俺は原作の知識を二人に話すつもりは今のところはないので、この演習がチームワークの有無をみるものだとは言えない、しかしこの世界は原作とはズレ始めているので下手をすると試験に落ちてしまう可能性もある。確実に回避するためには最初からチームワークを見せつけてやるのがいいだろうな、

説得の内容を決めて二人に話しかけた。

「俺は演習の内容に関わらず最初から最後まで協力しておくのが最善だと思うだがどうだろうか?」

「でも、それって難しいんじゃないかな?」

「ああ、合格できるのは1人だけだしな。」

うん?なんか二人共勘違いしてるっポイな、カカシは合格率が66%だとしか言ってないし、班で合格者は1人しかださないとも言っていない。その事を指摘すると少し落ち着いたようだ、具体的な数字が出たせいで《合格する確率が3人に1人》という話が《3人の中で1人しか合格出来ない》という意味に誤認してしまったらしい。

「そんな風にあんな言い方をすれば班の中で合格者枠狙っていさかいがほぼ確実に起こるだろう、ぶっちゃけた話し班の中から合格者と不合格者とを分けるなら個々に演習した方がきちんと実力を判断できるはずだ、わざわざ《4人で演習をする必要がない》ということになるつまり、この試験は個々の能力じゃなく、チームとしての協調性が試されている可能性が高いはずだ。」

これで納得してくれるといいのだが、これって内容を知っているからかえって説明するのがたいへんだな。

 

 

幸い二人は俺の推測(という名の屁理屈)を完全に信用したようだ、さっそくチーム内での連携を高めるために演習場で特訓と作戦を練ることになった。

・・・・こうなるように誘導しといて何だが、信用し過ぎじゃないだろうか?

 

翌日、時間どうりに集合した俺達はカカシを待っていた、予想どうり集合時間を守るつもりは無いようだ、たっぷり30分たってからそう結論した俺は朝作っておいたサンドイッチと水筒を取り出しながら二人に、「どうせ、まだ来ないだろうし軽く腹に入れておけ。」と言ってサンドイッチをつまんでおくことにした。二人とも昨日の事を思い出したのか苦笑しながら礼を言いサンドイッチに手を伸ばした。

(どうでもいい事かもしれないが、俺の生産チート能力は料理を作ることにも適用されているのでかなりうまいものが作れるので嬉しい誤算だった。)

 

結局カカシは集合時間から二時間後にやって来た(人生という道に迷ったと言っていた。)

演習の内容は勿論《鈴取り》だった。

合図とともに、散開しカカシを油断させるために前日から練っていた作戦を結構するとしよう。

 

一時間後俺たちの前にはカカシから奪い捕った鈴が鎮座していた。

勿論結果は全員合格だ、カカシは本当に嬉しそうな顔で今回の試験での趣旨を説明し俺たちを称賛した(原作でも合格者が今までいなかったから最初からチーム内での連携を重視している俺たち見て余程嬉しかったのだろう。)

ヒナタとシノからも俺のおかげで合格出来たと礼を言われ柄にもなく照れてしまった、これで明日から下忍として任務につくことになる少しでも多くの任務を経験しこの先しよう、だか、

 

とりあえず今日のところは仲間たちと下忍になった喜びに共に浸ることにしよう。

 




2日振りに見てみたらお気に入り登録数が180を越えていました。
自分の書いたものがこれだけの人に評価されたと思うと感無量です。
これからもこれを糧にして書いていこうと思います。

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