新入学生歓迎デュエル シングル2
1年代表 天上院明日香
VS
2年代表 紬紫
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歓迎会の会場となった講堂の中央で新入生代表、天上院明日香と2年生代表の女生徒が相対する。
相手方は線の細い、ショートの黒髪の女子である。制服色は……青。
デュエルが始まる直前の静けさ。これはデュエルをする者にとっても、それを見る者にとっても言い知れぬ感覚を受ける。
「それではーっ、新入生歓迎デュエルを開始するよー。新入生代表は、天上院明日香ーー。」
一気に湧き上がる歓声。明日香は入学して早速一定のファン層を得たようである。
久遠はそれも当然かと思う。先にすり寄ってきたY組生徒も明日香のことを話題に出していたし、お近づきになりたそうだった。
ちなみに、お近づきになりたい女子もう一人の筆頭はというと
「…………。」
これでもかというほど、自分のデッキとにらめっこしている。
タッグ用に微調整を加えているのだろう。
相変わらず、デュエルになると集中力が3倍増しくらいになっている。
「(まあ、放っておこう)」
元々タッグ用にデッキは組んである。久遠としては特にこれから弄る必要はないと思っている。
それより、気になるのは目の前のデュエル。
この学園のレベルはどのくらいなのか、ということ。
記憶が確かなら、対戦相手の女生徒は見たことがあったはずだが……
1年生チームのもう一人は、というと。
「ガンバレー、天上院君ー」
とのんきに応援している。
そして、実況は続く
「明日香はこの僕、天上院吹雪のかわいい妹だ。みんなも僕と一緒に学生生活の間、妹もよろしくしてやってくれ」
「…………」
妹の紹介をしている兄吹雪と、ちょっとだけ迷惑そうにしている妹明日香。
というか、心なしか嫌そうに見えるのは久遠の気のせいか。
「それじゃあみんな!僕のかわいい妹に、親愛を込めて!せーのっ、アスリーーーーーーーン」
「「「「アスリーーーーーーーーン」」」」
会場全体で掛け声が鳴り響く。
その掛け声の対象は、怒りを抑えようと必死であるが。
「アスリンはやめてっていつも言ってるでしょ!!兄さん!!!」
「(あ、キレた)」
仕方がないとは思う。
あんな辱めを受けたら、人前に立つ仕事をしている久遠でさえ、逃げたくなる。
「対する2年代表は、昨年の着物が似合う和風美女ランキング堂々1位、
「「うおおおおおおおおおおっ」」
負けず劣らずの歓声である。どうもコアなファンがこちらにも付いているらしい。
「(ランキングがピンポイントすぎるなぁ)」
とどうでもいいことを考える久遠。
すでにデュエル前の緊張感は失せてしまっている。
歓迎会ということでそれを狙ってやってるなら大したものだが、あの吹雪という先輩のキャラから考えると考えすぎというものだろう。
「それじゃあ準備もよさそうだね!行くよーーーーっ」
「「デュエル!!!」」
デュエルディスクが指し示す先攻は、相手方の紬先輩
「わたくしめの番です。札を引きます」
「(札?)」
思わず首をかしげる久遠。えらく言い方が古風なのである。
しかし、通じるのなら別にいいかとすぐに思い直し、目の前で行われるデュエルに集中する
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TURN 1(MP1)
紬紫(TP)【???】
- LP 4000
- 手札 6
天上院明日香【サイバー・ガール】
- LP 4000
- 手札 5
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「わたくしは赤の歯車《レッド・ガジェット》を守備表示で召喚いたします」
表れたのは大きな歯車を背負った小さなロボットの様なモンスター。
目の前で小さく腕を組んで、守りの体制をとっている。
若干驚いたのは、久遠。
「やっぱ【ガジェット】かよ…。トップとはいえ中等部でアドの概念がきちんと理解できてるんだな…」
と小さくつぶやく。
中等部くらいだと、ステータス至上主義というか、まだカード単体のパワーにばかり目が行くものである、と久遠は理解している。たとえば、
「なんだ?鷹城といい、あんな弱小モンスターでどうするんだ?」
…と既に勝った気になっている隣の奴の様に。
一応忠告はしておこうと思い、万丈目の方を見て言う。
「万丈目、いい機会だからこのデュエルはきちんと見ておくといいぞ。明日香は下手すれば負けるかも知れんからな」
聞くかどうかはわからないが、忠告はした。あとはそれをどう受け取るかである。
そんな久遠の思いを余所に、デュエルは進む
「モンスタアの効果発動です。山札から黄色の歯車を手札に加えます」
手札に加えられる《イエロー・ガジェット》 そして……
「札を2枚伏せ、あなた様の番です」
ターンが終わり、明日香のターンになる。
明日香はこのデッキの姿に気がつくのだろうか。
「私のターン、ドロー!」
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TURN 2(MP1)
紬紫【ガジェット】
- LP 4000
- 手札 4 (《イエロー・ガジェット》)
- モンスター 《レッド・ガジェット》(守1500)
- 魔・罠 伏2
天上院明日香(TP)【サイバー・ガール】
- LP 4000
- 手札 6
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「私は、《エトワール・サイバー》を攻撃表示で召喚、カードを1枚伏せて、ターンエンド」
いつものように現れる、挑発のアイススケーターの様な衣装の女性モンスター
しかし、お互いに、始まりは静かである。
片方は元々派手なデッキではないし、【サイバー・ガール】はエース以外は低攻撃力が多い。
動き始めるなら、次のターン。
「それでは、わたくしめの番です。引きます」
紬の手札枚数は初期手札枚数に戻る。
展開しているのに、手札が減らないこと。これがガジェットの怖さ。
これに気づかなければ、じり貧である。
「わたくしめは先ほど手札に加えた黄色の歯車を召喚いたします。モンスタアの効果で緑の歯車を山札から加えます」
手札に加えられる《グリーン・ガジェット》。
「赤の歯車を攻撃表示に変更して、戦闘を開始いたします。赤の歯車で貴方様のモンスタアへ攻撃いたします。」
攻撃表示になるや否やエトワールに突撃していくレッドガジェット。
攻撃力差は100だが…。
「トラップ発動!《ドゥーブルパッセ》 相手が自分のモンスターに攻撃してきたときに発動、相手モンスターの攻撃を自分へのダイレクトアタックに変更し、その後、攻撃対象となったモンスターは相手にダイレクトアタックを行う……ダメージは1300、お返しよっ!エトワールサイバーでダイレクトアタック、このとき攻撃力が600アップし、攻撃力は1800よ!!」
明日香: LP 4000 → 2700
突進してきたレッドガジェットが突然向きを変えて明日香にぶつかる。それを受け一瞬ぐらつく明日香だが、それと同時にエトワールサイバーが紬の方に向かって突撃を開始する。
場にいるもう一体のガジェットがそれに追いすがることはできないが、
「相手のモンスタアが攻撃してきたとき、罠を発動いたします。《炸裂装甲》 攻撃してきたモンスタアを破壊いたします」
エトワールの攻撃はプレイヤーの紬に届くことなく装甲に阻まれ、爆発。
破壊されるエトワール。
やはり、相手の型は【除去ガジェ】の線が濃厚である。
そして、場が空になった明日香のフィールドに対して、相手の場には、イエローガジェット
バトルは、まだ終わらない。
「黄色の歯車で直接攻撃です。」
「くっ!、まだまだ!!」
明日香: 2700 → 1500
1発1発が大きくないからか、明日香はまだ強気に見える。
実際は、もうそんなに後はない。次のターンが勝負。
「私は、札を1枚伏せ、手番を終了いたします。」
「くっ、私のば…私のターン、ドロー」
「(今私の番って言いそうになってたな)」
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TURN 4(MP1)
紬紫【ガジェット】
- LP 4000
- 手札 4 (《グリーン・ガジェット》)
- モンスター 《レッド・ガジェット》(攻1300)、《イエロー・ガジェット》(攻1200)
- 魔・罠 伏2
天上院明日香(TP)【サイバー・ガール】
- LP 1500
- 手札 5
- モンスター
- 魔・罠
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手札を引いた直後、明日香の顔が鋭くなる。
これは…攻めに転じる。
「よしいけっ!!」
と声に出して応援する万丈目
「(まずいな……)」
と心配するもそれを表に出さない久遠。
久遠の心配の種は明日香が相手の攻め手に気づいていないであろうこと。
そして…それは。
「私は魔法カード、《戦士の生還》を発動して、墓地の《エトワール・サイバー》を手札に加えるわ。そして、魔法カード《融合》、手札の《エトワール・サイバー》、《ブレードスケータ―》を融合し、現れよ、《サイバー・ブレイダー》」
「罠を発動いたします。《奈落の落とし穴》。召喚、反転召喚、特殊召喚された攻撃力1500以上のモンスタアを破壊し、除外いたします。」
「サイバーブレイダーが!!」
久遠の予想の通りの展開に傾くことになる。
結局、3枚ものカードを費やして現れたのは明日香の信頼する絶対エース。
しかし、それはフィールドに立つや否や、ゲームから除外される。
相手のたった1枚のカードによって。
「……私は《サイバー・チュチュ》を攻撃表示で召喚して、バトル。相手フィールドにサイバーチュチュ以上の攻撃力のモンスターしかいない場合、このモンスターは直接攻撃できる」
「通させません、罠を発動いたします。2枚目の《炸裂装甲》 これにより、貴方様のモンスタアは破壊されます」
「……私は、カードを1枚伏せて、ターンエンド」
先のサイバーブレイダーが起死回生だったのだろう。
もうすでに、明日香の目に勝ちの目はなくなっている
「私の番です。引きます。」
相手のターン、ここを乗り切れるか
「私は速攻魔法《サイクロン》を発動し、貴方様の伏せカードを破壊いたします。」
「ホーリーライフバリアが……」
「これで貴方様の場は空です。戦闘を。歯車たちで直接攻撃!」
「うああああああっ」
「おあとがよろしいようで」
明日香:LP 1500 → 200 → -1000
勝者:紬紫
1年生 0 - 1 2年生
歓迎会デュエルは、在校生の先制攻撃で幕を開ける。
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「天上院君、お疲れ。おしかったな」
「ええ、ごめんなさい、負けてしまったわ」
壇上から降りてくる明日香を万丈目がねぎらう。しかし、本人は非常に不服顔になっている。
無理もない。結果だけ見れば明日香の完封負けである。
こちらに明日香が寄って来る。
「ガジェットって強かったのね、勉強になったわ」
「ああ、あれは理想的な【除去ガジェット】の回し方だな。あれの強さがわかるようだったら一人前だ。俺がガジェット組んだ理由がわかったろ?」
「ええ、痛いほどに。でも、守勢に回ってたらもう少しまともに戦えたのかしら」
「どうかな?まだ手札4枚あったし、単体除去を他にも握ってたと思うが」
「そうね…」
微妙に意気消沈しているようだ。
これくらいの年のデュエリストは自分のやりたいプレイを詰め込む構成にすることが多い。
楓でさえ、その傾向がある。
しかしそれがことごとくつぶされ、何もできなかったことに落ち込んでいるのだろう。
反省するのはいいことだ、それで明日香もステップアップできるだろう。
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どうしようもない負け試合だった。
万丈目君は「おしかった」と言っていたけれど、結局1ポイントもライフを削れていない。
除去に次ぐ除去、展開したモンスターはことごとく処理され、相手の攻撃ばかりを通してしまった。
相手は2年生の青とはいえ、ここまで差を見せつけられると正直へこんでしまう
「(でも、次は負けない)」
決意は新たに、反省するところは反省しなくてはならない。
そういえば、久遠君はデッキ名をわざわざ【除去ガジェット】と呼んでいた、と気づく。
どのデッキでも除去は行うのに、その名称を付けているのはなぜだろうか。
「ねえ、久遠君」
「ん?」
「さっき、紬先輩のデッキをわざわざ【除去ガジェット】と言っていたけど、どうして?」
「ああ、あれな」
久遠君はどう説明したものか……と少し難しい顔をしている。
そうして話し始めたのが。
「んー、まず、ガジェットの強みと弱みを実際に戦ってみて理解できたか?」
という逆質問
「えーと、ガジェットの強み…でしょ?」
ガジェットの効果は場に出てきたとき、対応する色のカードを手札に加えることだから…
「後から後から後続が出てくることよね。」
「それだけだと50点だな。それを正解にするなら【フルモンスター】もなかなか途切れない。ヒントは、2ターン目が終わった時のお互いの手札だ」
2ターン目、攻め手が始まる前
「2ターン目…お互いに4枚持ってたわね」
「伏せカートは?」
「紬先輩が2枚、私が1枚……あっ」
「その差はなにで出てきた?」
「効果で手札に加えた分……」
「正解だ。そこまでできたらあとは想像してみるといい」
おそらくだけど、こういうこと。
【ガジェット】は後続を呼ぶことができるということは手札を実質損失なしでモンスターを展開できるということ。
つまり、ターンごとのドローでモンスターを引く必要が全くなくなる。
では何を引けばいいのか。それがガジェットの弱みにつながる。
ガジェットの弱みはその低いステータス。レベル4のモンスターでも上位の攻撃力を持つモンスター相手だとほぼ戦闘では打つ手がなくなる。
それに対抗するための除去カード。
それを引きやすい構成になっているのだろう。
「カードアドバンテージの概念がわかったか?」
「手札の損失か…考えたこともなかったわ」
「何するにもアドバンテージは重要だぞ。結構強そうな効果を持っててもアドバンテージ上割に合わないことは結構あるからな」
「よーく、理解したわ」
なぜだろう、今どうしても自分のデッキをいじりたくて仕方ない。
アドバンテージの考え方、それを生かせるカード構成。
その考え方を取り入れれば、私のデッキももっと強くなれるかもしれない。
でも、その考えをぐっと押しとどめる。
次のデュエルは見ものだ。
プロデュエリスト久遠帝のタッグ戦なんてそうそうみられるものじゃない。
この試合からも吸収できるものは吸収してやる。
同じ学年エースの壁はどうしても高すぎるけど。
頂は見えずとも、手を差し伸べてもらえることは幸せだ。
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「(さて、そろそろか)」
自分の番がやってくる。
デッキと未だににらめっこしてる楓の頭をこつんと小突く。
はっと気付き、デッキをまとめる楓。
どうやら、準備はまとまったようだ。
「ま、行くか」
「ええ」
「気をつけて。2年生、強いわよ」
「負けたら許さんぞ!」
「なるようになるさ、」
2人のデュエリストが、意識を完全にデュエルに切り替える。
壇上に登る前に、一瞬拳を合わせる。
決闘の前の儀式はそれで終了。
『1年生最強』のタッグが、今始動する。
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タッグデュエルをするのはとても久しぶりだ。
しかも、自分の相方は成長した幼馴染。一番タッグを組んだのも彼だった。
昔やったタッグデュエルはそれはひどいものだった。
久遠くんとのデュエルを優位に進めるために用意していた《ドラゴン族・封印の壺》をタッグで使ってしまい、味方の久遠くんが一切身動きできなくなってしまったデュエルもあった。
そのデュエルは負けてしまったが、パートナーに合わせるシナジーが重要だということもよくわかった。
タッグを行うのが急だったので、デッキを見直すのに必死だった。
久遠くんはタッグ用に作ってきたと言ってたけど、私は元々シングル用のデッキを作ってる。
パートナーのジャマをしないカードが入っていないか、入っていたら何に変えるかを熟考する。
ようやくできたころには明日香さんのデュエルが終わっていた。どうやら負けたらしい
相手は……紬さんだったのかとここで初めて気づく。
一度大会で戦ったことはあったが、結構やりづらい相手だった。
速攻を組んでも、展開をしても、ことごとく攻撃を止め、返しのターンで逆に展開を許してしまう。
最後に戦った時は負けだったと思う。
明日香さんは久遠くんと何かを話しこんでいる
負けた試合の反省をしてるのだろうか。
弔い合戦だ。頑張ろう
だから、もうちょっとだけ、デッキを……。
…………。
コツリと頭を小突かれる。
また集中しきってしまっていたようだ。
そろそろ私たちのデュエルの番らしい。
デッキは……うん、納得いくものに調整できた。
もし至らないところがあっても、久遠くんがフォローしてくれるだろう
不思議と、そんな安心感があった。
「(昔は逆だったのになー。)」
と思わずにはいられない。
数年ぶりに会った幼馴染はすっかり大きくなって、その身に優しい気をまとわせている、
近くにいる自分に安心感を与えてくれる存在に、彼は成長した。
それはプロになったこととは別の、楓自身にもわからないなにかによるものだ。
時は過ぎた。色々なものが変わった。
あの時から使い続けているエースは変わらないけど、それをくれた懐かしの人は少しずつ、おとなになろうとしてる。
それを確かめるためにも、まずはこのデュエルを楽しもう。
一瞬久遠の方をみる。と、そこで目が合う。
どちらともなく拳を握り、こつんと合わせる。
それは二人でタッグを組むときにどちらからともなく始めた儀式
そうだ、これは変わらない。
かつて最も信頼した相棒が。彼は彼として、ここに立ってくれている
それだけで
「(負ける気はしない)」
さあ、どんな相手でもかかってこい!
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「初戦はエキサイティングなデュエルだったね!それではそのままのテンションで、タッグデュエル行ってみようか!!」
「おおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!」
「一年生代表は、おおっと、これは驚き男女カップルタッグだーーーーーー。」
「Boooooooooooooooooooooo!!」
カップル?ひっかかったのも一瞬。
とてつもないブーイングをくらってしまった。
目の前の先輩が面白おかしく言っているだけなのに。
この辺はみんなノリいいなぁ…と思ってしまう久遠。
実態は男女比に大きな偏りがあるアカデミア生徒による魂の怒りであることを彼は知らない。
「さて、1年生のらぶらぶタッグを迎え撃つのは、2年最強タッグ、石原姉妹だーーーーーーーーーっ」
「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
目の前に立つのは青制服の女子二人。
「長々と前節が出しゃばるのもよくない、それでは行こう!準備はいいかい?」
「「「「デュエル!!」」」」
時は過ぎ、人は変わっていく。
成長という名のそれは、あらゆるものを変えていく。
立ち位置を、関係を、役割を。
それを確かめるために、
かつてと同じ立ち位置で『確認』する
エトワールサイバー
攻撃力UPはOCGでは500ですが、原作は600でした。
ここでは原作効果で行きます。どうせ防がれるのですが。
《ドゥーブルパッセ》
通常罠
自分フィールド上の表側攻撃表示モンスター1体が
相手モンスターの攻撃対象になった時に発動できる。
そのモンスターの攻撃は自分への直接攻撃になる。
その後、攻撃対象となったモンスターで直接攻撃を行う
攻撃を行う扱いにしたので、罠の対象に引っ掛かるという扱いにします。