その為には立ちふさがる者は全て吹き飛ばしてやる。
そんな僕を応援してくれる人達。
生徒会副会長にして性欲を力に変える拳法《性欲拳》の21代目師範。百合さん
ロリコンにして何故か人望がソコソコにある変態さん。組長
剣道の全国大会に何度も出場したのに道を踏み外し極度のロリコンとなり組長の右腕。ミカド
そんな人達の支えてもらいながら成長して、姉さんと子どもを作ってやる。
日常の始まり
目覚ましの音が鳴り響いていた、そろそろやって来るころかな。
「弟くん、朝だよ。早く起きないと遅刻しちゃうよ。」
大好きな姉さんの綺麗な声が部屋に響いた。僕はこの声が聞きたくて、わざと狸寝入りをしているのだから。
まず、僕の姉さんの紹介をしておこう。
千条 咲 僕の姉さんで黒髪の美少女だ。学校にはファンクラブがあるほどだ。ちなみに僕は会員番号一番だ。
そんな姉さんを僕は大好きだ。だから毎朝こうして姉さんに起こしてもらうために狸寝入りをしている。
さて、そろそろ起きないと姉さんが怒ってしまうから、そろそろ起きるとしよう。
「弟くん、また夜遅くまでゲームをしていたんでしょう。まったく弟くんには困らせられるな。」
そうです、僕は姉さんを困らせたいのだ。
「弟くん、朝ごはんできてるから早く一緒に食べよう。今日は弟くんの好きなおにぎりだよ。」
僕は姉さんの言葉で今日の活力が凄まじく増えた、今なら24時間フルマラソンぐらいなら余裕で完走出来そうだ。
「でも、弟くんはなんで私の作るおにぎりが好きなの?他の人が作るおにぎりはそんなに食べないのに?」
それは姉さんのエキスが入っているからだ。おにぎりは作る工程のなかに手で握る。重要なので二度言います。おにぎりは作る工程のなかで手で握る。つまり姉さんの手からでるエキスを余りなくおにぎりが纏うからだ。だから姉さんのおにぎりには姉さんの味が微妙にするのだ。他の人が作るおにぎりはただの米の塊、そんな物は別に好き好んで食うような物ではない。
「弟くん、どうかした?何かボッーとしてるけど。」
おっといけない姉さんのおにぎりについて考えすぎていた。
「ゴメン、少し考え事をね」
「大丈夫?なんなら私が肩でも揉んであげようか?」
僕を殺すつもりですか姉さん。姉さんの柔らかい手が僕の肩を………。うん、嬉しい過ぎて死ぬな。
「弟くん、遅刻しちゃうから先に行くよ。」
「ゴメン姉さん、ちょっと待ってすぐ食べるから」
僕は急いでご飯を食べて、食器を片付けた。そして、学校に行く準備をさっさと済ませた。
戸締まりを済ませ僕達は家を出た。学校に行く通学路には綺麗に桜が咲いていた。
「弟くん、桜が綺麗だね。」
僕には姉さんの顔の方が100倍キレイに見えるのだが。
「弟くん、今度生徒会のみんなでお花見をしない?」
「いいね、じゃあ今度師匠も呼ぶよね。」
「いいけど、百合は最近学校に来てないけど、何か事件に巻き込まれてない?」
「大丈夫だよ。ほら師匠は高校生なのに道場主もしているでしょ今は道場破りが各地の道場に現れているから道場を離れられないらしいよ。」
「なるほど。よかった風邪でもひいたのかと思って心配してたんだよ。」
「姉さんは優しいね、でも師匠は風邪なんか逆に吹き飛ばしそう。」
「確かに百合ならやりそうだね。」
姉さんは楽しそうに笑っていた。
こんな平凡だけど楽しい日々がずっと続くように願った。
しかし、神様はそうはさせてくれなかった。
初めての投稿です。
どうか、よろしくお願いします。