問題児たちとチート無限のバグキャラが異世界から来るそうですよ? 作:飲茶
よければよんで下さい。
(あれ?)
気がついたら何もなかった。
いや、違う。ただただ白い空間が広がっていた。
いつからここにいたのかわからない。
(そもそも俺は何をしていた?)
俺は『三神 明』成績普通、容姿普通のどこにでもいる高校3年だった・・・・・・・・・と思う。
受験生である今年は流石に遊んでばかりはいられない。
学校で遅くまで勉強してからそのまま塾へ行く。そんな生活を進級してからずっと続けていて、覚えている限りもう9月。家族からの高まっていくプレッシャーと伸びなくなってきた成績、次第に焦りが募ってきていた。
そんな中、気がついたらこの不思議空間にいた。
(何がなんだか全然わかんねぇ...............)
俺はどうすればいいんだろう...........そんなことを考えていると、
「もしもーし、大丈夫ですかー?」
(えっ!?)
いきなり声を掛けられた。
慌てて振り返るとそこには............................変態コスプレ野郎がいた。
「酷くない!?」
あ、声出てたか。
「ううん、心を読んだ。」
うわ、こいつ・・・・・・・・もう末期じゃん。
「だからやっぱり酷くない!?」
あ、また読まれた。
だって振り返ったらいきなり羽をはやした金髪イケメンがいるんだぜ?そりゃ罵倒もするだろ。
「しないよ!というか・・・・・・・キミ、性格変わってない?」
「いや、何かもういろいろふっ切れた。」
「あ、そう。」
「それで?ここは一体どこで、お前は誰なんだよ?」
落ち着いた俺はそう質問した。
するとイケメンはばつが悪そうに頬をかいた。
「いや、あのね、僕は神でね、実は・・・・・・・・君、もう死んでるんだよね。」
・・・・・・・・・ケン○ロウ?
「いや、『お前はもう死んでいる』とかじゃないから!!
................内容はそうだけど。」
「....................で、どこまでが本当なの?」
「全部本当だよ!!」
おー、怒ってら..........................................って、
「マジでお前神なの?」
「うん、マジ。」
「........................じゃあ次、何で俺は死んだの?」
「うーんと、実は僕のせいなんだよね。」
「は?」
~~~~~説明中~~~~~
「つまり、お前が落としたプリンが俺の頭にアボーンしてグチャッとしたと。」
「まぁ、そうだね。」
・・・・・・・・・・・・・・・ブ・チ・殺・し・確・定・ね☆
「ひぃぃぃぃぃぃ!?」
だってプリンだぜ..................俺の死因、プリンによる脳挫傷とかだぜ.................。
「はぁ〜〜。」
「ま、まあ僕も悪いと思ってるんだよ。お詫びといってはなんだけど別の世界になら転生させてあげてもいいよ。」
「あ、マジで?じゃあ許すわ。」
「軽くない!?」
だって転生だぞ!........................何か、いいじゃん。
「?具体的には?」
「超exciting」
「具体的じゃないじゃん!!」
ま、いいや。
「んで、どこに転生すんの?」
「切り替え早いね..................ええと、基本どこでもOKだよ。」
「じゃあ二次元でもいいのか?」
「もちろん!!僕そういうの大好きなんだよね。」
「じゃあ、『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』の''箱庭の世界''で頼む。」
「おおー、良いよね。問題児シリーズ。好きなの?」
「ああ。」
でもよく考えたらあの世界にいきなり俺がいってもすぐ死ぬくね?
「なぁ、特典とかつけてくれるのか?」
「うん、もちろん。希望があればできる限り聞くよ?」
よし!!
「じゃあ俺をジャック・ラカンのスペックと同じにしてくれ!」
「ジャック・ラカンって『魔法先生ネギま!』の?」
「そうそう!」
説明するとジャック・ラカンとは漫画『魔法先生ネギま!』に出てくるキャラクターだ。主人公の父親の所属する魔法使いの団体『悠久の風』にて『紅き翼(アラルブラ)』と呼ばれているメンバーの一人で、伝説の傭兵剣士なのだ。ヤバイくらい戦闘力が高く、常識外れであるため『チート無限のバグキャラ』って言われてたっけ。
それに武器もかっこいい。魔法使いと契約すると『パクティオーカード(従者のカード)』と共にアーティファクトという魔法のアイテムが与えられる。ジャックが持つのは『千の顔を持つ英雄(ホ・ヘーロース・メタ・キーリオーン・プロソーポーン)』と呼ばれ、大きさ・種類を問わず、ありとあらゆる武具に変幻自在の「無敵無類」と呼ばれる至高の宝具なのだ。
「うわー、チートだねぇ。」
「チートは男のロマンだ!!」
「そ、そう。でもアレは存在自体がかなりチートだからなぁ、頑張れば出来るかもしれないけれどどこかに支障がでるかもしれないよ?」
「そうか...............。」
でも、それでも、俺は・・・・・・・!!
「頼む。やってくれ。」
「本当にいいの?もうちょっとレベル落としたってどこででも無双くらいできると思うよ。」
「いや.................なんつーか、俺って昔はあんま漫画とか読んでなくてさ。んで、初めて熱心に読んだのが『魔法先生ネギま!』でさ。その中でもジャックが1番好きでさ、憧れてて...........。どうせ一度死んでこうやってチャンス貰ったんだ。やらないで後悔するよりやって後悔したいんだ!」
「..............そっか。じゃあ僕もやれるだけやってみるよ。」
「! ああ、頼んだ。」
「じゃあ、お元気でーー。」
グイッ!
うん?何かイケメンが宙に浮かんでるヒモを引っ張ったぞ?
ガコンッ!!
パカッ!
突如床が開いた。
ああ・・・・・・・落ちるわ、コレ。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」
俺はそのまま落ちていった。
「ああ、おもしろかった。
さてと、あそこまで真剣な顔されると頑張るしかないよねー。」
三神の明日はどっちだ!
はい、いかがだったでしょうか?
自分問題児シリーズで何か書きたかったので、好きなネギまのラカン成分を掛け合わせました。
自分筆が遅い上にストックもあまりないので週一ぐらいの投稿になると思いますが頑張ります。