双星の雫   作:千両花火

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第二部の予告編となります。

駆け抜けるように勢いのまま読んでください。


第二部 The end of fate
第二部予告&主要キャラまとめ


 空はいつだってそこにある。だからいつも空を見上げて、その先を知りたくて、その向こうへ行きたくて。

 

 だから作った。

 

 空へと至り、星々にダンスを申し込むためのドレス。

 

 私の、そして私の大切な人達と一緒に翔ぶための翼。

 

 インフィニット・ストラトス。

 

 世界を変えた、私の宝物。私の夢の表現。そして私の罪の形。

 

 世界を変えた私は、あまりにも世界に無頓着だった。

 

 世界を飛び越え、無限の空を翔ぶはずだったISは、世界全ての制空権を奪い、空の上から抑えつけるための抑止力と成り果てた。

 

 空へと向かうはずのそれは、空から地上に押し付ける。

 

 世界の軍事力を根こそぎ破壊し、そしてそれに成り代わった。

 

 だから、今の世界は空を認めない。私の夢を認めない。

 

 空を翔び、宇宙を往くことを、決して認めない。

 

 かつて、月に足跡を残し、重力から開放され、そして深淵のように深く、暗く、そして多くの可能性を秘めた宇宙へと夢を馳せた時代は、とっくに過去のものになって。

 

 今では、宇宙なんてただの御伽噺の絵本の中にしかなくて。

 

 宇宙開発事業という言葉すら、意味をなくしてしまった。

 

 私は、空へ、そして宇宙へ行きたかったのに。

 

 どうして、こうなっちゃったんだろう。

 

 子供のときからずっと見上げている星空は、今日も変わらず私に夢を語りかけるのに。

 

 あんなにも、こんなにも空は広いのに。

 

 どうして、今の私にはそれが閉鎖的に感じてしまうのだろう。

 

 檻の中から届かないものに手を伸ばすような徒労感が私の心を押しつぶして。

 

 それでも私は、空に夢を抱いている。

 

 それが届かない夢だというのなら。

 

 私は、この檻を破壊しよう。

 

 世界をもう一度変えよう。

 

 時は戻らない、世界は元通りにはならない。だからきっとまた、世界は揺れる。

 

 それに嘆く人がいるだろう。喜ぶ人がいるだろう。

 

 それは私の責任で、それで私には無関係で。

 

 ただ、私の夢のために、私はもう一度世界を変えよう。

 

 私の夢は、私ひとりでは無理だった。

 

 だから、みんなと一緒にやろう。

 

 ただ、地球を、世界を飛び出したいという、たったそれだけの願いに集った仲間と一緒に。

 

 ひとりぼっちの夢は、もう終わりにしよう。

 

 私は、私とみんなの夢のために、ISを生み、育てよう。

 

 世界を変えたいと願うのは、ただの自己満足。自分の夢のため。そしてそんな私の夢を応援してくれる大切な人達のために。

 

 その行為が善か、悪かなんてどうでもいい。

 

 さぁ、はじめよう。

 

 世界を、変えよう―――――。

 

 

 

 

 

―――――。

 

 

 

 

 

 

 

「たった半年でずいぶん世界も様変わりしたわ」

「でも、私たちのやることは変わらない。この学園は、なにがあっても守らなきゃ。……それが、アイズとの約束……」

 

 世界が変容し、その存在理由が揺れるIS学園を守る更織姉妹。

 

「私は、私のやり方で姉さんを助けるだけだ」

「世界が変わっても、俺のやることは変わらねぇさ。今度は、俺が全部守るんだ」

 

 そして一夏と箒もまた、学園を守る道を選ぶ。

 

 

 

―――。

 

 

「鈴音、あなたはどうしたいの?」

「脳筋のくせに難しく考えすぎなんだ、馬鹿弟子が」

「……お師匠、先生、……決めたよ。あたしと甲龍の戦う理由を!」

 

 復活の鈴と甲龍。混乱する世界で雌伏していた龍虎が再び戦場に解き放たれる。

 

 

―――。

 

 

「久しぶりだね、なっちゃん大尉」

「篠ノ之束博士……!? それに……!」

「どうしても、あなたと飛びたいって言ってね。あなたが飛ばしてあげて」

「“銀の福音”……!」

 

 世界に散らばったISは、それでも混迷の世界を飛び続ける。

 

 

 

―――。

 

 

 

「やぁねぇセシリア、私の顔を忘れたの?」

「そんな、何故あなたが……!」

「あなたの母親の葬式以来かしら? まぁ、もっとも……殺したのは私だけど」

「ッ……! マリアベル……ッ!!」

 

 彼女もまた、彼女の運命から逃げられない。

 

「あなたは、もういないはずでしょう……!? あなたは、死んだはずなのに――!!」

「あら、銃なんか向けちゃって。でも………あなたに、私が撃てるの?」

 

 セシリアにとっての悪夢が形となって現れる―――。

 

 

 

 

 ―――。

 

 

 

「ボクたち、なんで友達になれないのかな? こうして一緒にご飯だって食べているのに」

「否定し合っているのに、友情なんてありえないでしょう」

「……認め合って、言葉を交わして、それでいて触れ合ったのに?」

「…………」

「そういうのを、友っていうんじゃないの?」

 

 宿命は二人を幾度となく引き合わせる。理解し合っても相容れない二人の運命、その先の結末は――――。

 

 

 

 ―――。

 

 

「姉さん、私も一緒に……」

「ダメだよ、箒ちゃんは、ここを守らないと。それに箒ちゃんには見届けてほしいんだ。私の、私たちの戦いの結末を、ね」

「姉さん……!」

「束さんの一世一代の大勝負だよ! でも……箒ちゃんが応援してくれるなら、束さんは無敵さ!」

 

 そして世界を決める戦いが始まる。多くの人間の、夢と、意地と、想いが収束して戦場は宇宙へと移る―――。

 

 

 

 

 

 ―――。

 

 

 

「ようやく、ようやく手が届く……」

「イリーナさん、いや……お母さん」

「シャルロット、私に付き合わなくてもいいと言ったはずだが……?」

「今の僕は、あなたの娘です。成り行きだったけど、今はそれでよかったって思ってます。だから―――僕も、最後まで一緒に行きます」

 

 世界を変える。その功罪はすべてただひとつの願いのために。暴君の意思を継ぐシャルロットもまた、最後の戦いに臨む。

 

 ―――。

 

 

「大丈夫、アイズは私が守る」

「簪ちゃん……」

「あのときから、私はずっとアイズが好き。だから、私は戦える。アイズを守りたいから」

「なら、ボクが簪ちゃんを守るよ」

 

 その時に向けて、多くの人が、想いが集結する。そしてそれが、世界の転換点。

 

 

 

 ―――。

 

 

 

「私とお前の運命は、とっくに終わっていた。織斑マドカという存在は、もう意味なんてなかった」

「お前………」

「だが、けじめはつける。もう他人の手で終わってしまったおまえとの因縁…………ケリを付けるぞ! 織斑一夏!」

「………勝手に始まって、勝手に終わってた運命、そんなもので、納得できるかよォッ!!」

 

 様々な運命が収束する。すべては、戦いの先に、未来への糧のために。

 

 

 

 ―――。

 

 

 

 

「ここは行かせない」

「お前は、なにを守っているのかわかっているのか?」

「みんなわかっている。あの人は…………私が守る」

「いいだろう。私とてお前を姉様のもとへ行かせるわけにはいかない………姉様の邪魔は、誰にもさせん!」

 

 アイズとシールの戦いに導かれるように、様々な運命が引き寄せられる。すべては、この刻のために――。

 

 

 

 

 ―――。

 

 

 

 

「終わりだ小娘ェッ! てめぇはここで死んでいけ!」

「負けるか……! アイズたちにできて、あたしにできないはずがない……!」

 

 IS、その可能性が発現する。荒れ狂う戦いの中で、多くの可能性が進化する。

 

「血よ、滾れ。気よ、巡れ。意思よ、奮え。あたしの魂を映し――――“進化”しろ、甲龍!!!」

 

 

 

 

 

 ―――。

 

 

 

 

「変わったわね、セシリア。それとも、変えられたのかしら?」

「どちらでも構いません。今の私は―――」

 

 トリガーに懸けるものはいつだって同じだった。この指先に宿るものは、変わらない想いなのだから。

 

「愛する友のために、この引鉄を引くのです」

「アハハハハハッ! いいわよセシリア! さぁ、もっとあなたの成長した姿を私に見せてちょうだい!」

「落ちて消えなさい―――雫のように!」

 

 

 

 

 ―――そして。

 

 

 

 

「かつて、ある文豪は“月が綺麗だ”という言葉で愛を表現したそうですね。なら………この景色のように、こうして地球を見たとき、なんと言うのでしょうね」

「きっと、感謝だよ。すべての結末を、その答えを現してくれたことに」

「最後の舞台がここなら、あなたにはちょうどいい手向けでしょう。―――――決着の刻です、アイズ。この呪われた瞳の運命を、終わらせましょう」

「シール……あなたとは、結局最後には戦うことしかできなかったけど、…………会えてよかったって、そう思うよ」

 

 

 

 アイズの夢の場所、その空の先で―――――アイズ・ファミリアの運命が収束する。

 

 

 

 

 

 双星の雫 

 

 第二部【The end of fate】

 

 

 Coming soon.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、第二部主要キャラクターまとめ。

 

【カレイドマテリアル社】

○アイズ・ファミリア

 我らが主人公にしてヒロイン。天然健気系魔眼少女。愛と恋をやや同一視しがちで、さらに女の子にものすごくモテるためか少々百合が入っている。主人公らしい自己の確立や葛藤などは既に通った道であり、作中でも屈指の強固メンタルを宿すオリハル魂の持ち主。運命に抗うという主人公っぽい活躍をしているはずなのだが、もっぱらメインヒロインとしての揺るぎない地位を獲得している。なんでだ。

 自身の運命のライバルであるシールとの決着、そして夢のために混迷の世界を突き進む。実は【可能性】におけるチートキャラ。無自覚でISの秘めた可能性を発現させ続けている。

 束が狂った方向に歪まなかった理由そのもの。束にとって最大の理解者であり同じ夢を抱いた同志でもある。

 

 最大のネタバレ → 可愛い。

 

 

○セシリア・オルコット

 冷静沈着、完全無欠を往くグレートお嬢様。物語におけるヒーローであり、第二部は彼女の物語と言っても過言ではない。射撃においては無敵、十機のビットを並列思考操作という神業を平然とする化け物レベルの操縦者。原作キャラでもっとも魔改造されている。アイズの保護者同然の親友であり、アイズを深く愛しているナイトでもある。

 アイズのため尽力しているが、彼女もまた自身の運命と戦うことになる。彼女にとって終わったはずの悪夢が形となって目の前に立ちふさがる。常にアイズを守るために己を律し続けてきたが、実はメンタルはやや脆い。彼女が真に成長するための試練はすぐそこまできている。

 

 

○篠ノ之束

 ラスボス系ではなく、頼れるチート博士キャラ。作中最高のバグ性能を誇り、ついには距離の概念すら超越してしまった。束さんだから、という言葉ですべて納得できるある意味デウス・エクス・マキナのような存在。今作では同じ道を往く仲間を得たことで性格も柔らかくなり、倫理観もまとも。様々な面で多大な活躍を見せる。しかし自重はしない。物資も資金も豊富なために次々とヤバイものを作り出している。

 彼女もまた、アイズと同じく自身の夢のために世界を相手に戦っていく。歪まなかった綺麗な束さんとして最初から最後までアイズの味方であり続ける。

 

 

○ラウラ・ボーデヴィッヒ

 アイズの妹になり、シスコンとなった黒兎。無償の愛を注いでくれる姉のために彼女の在り方もまた変わっていく。すべてはアイズのため、アイズの幸せのため。ラウラの願いはアイズの幸せの中に自分がいること。千冬への感情が憧れに対し、アイズへの感情はまさに愛。姉同様に愛と恋の区別がついていないためにファーストキスをアイズに捧げた猛者。最近のお気に入りはアイズに指チュパされること。姉妹爆発しろ。

 世界が変わっても常にアイズの傍で支え続けると決意している。アイズを取り巻く運命を知ってなお妹としてアイズに尽くす。

 

 

○シャルロット・ルージュ

 暴君の令嬢になったことでいろいろと仕込まれることになる。腹黒い思考をするようになった自分に自己嫌悪しつつもそれもいいかとも思ってきている。実は知らないところでイリーナの後継者として英才教育を受けているため、いろいろとふっきれてきている。今日も重火器をぶっぱなす乱射系女子。

 退学となり本格的にカレイドマテリアル社の後継となるべくいろいろなことを仕込まれ、着実に暴君化への道を進むことになる。

 

 

○イリーナ・ルージュ

 カレイドマテリアル社の社長。謀略におけるチート。あくまで契約という形ではあるが、彼女がいたから束やアイズが救われたといっても過言ではない。暴君と呼ばれるほどの女傑だが、なんだかんだで頼りになる人。彼女の目的のためには宇宙へ出ることが必要らしい。

 マリアベルとなにかしらの関係があるらしいが未だ不明。世界を変えた革命者やら主犯やら言われるが、ISによる宇宙開発事業の復活のためにとある計画を発動させる。

 

 

○イーリス・メイ

 カレイドマテリアル社で一番の苦労人。優秀であるがゆえに貧乏くじを引くタイプ。その気になればIS相手でも生身でなんとか倒せないこともない、という人。ちなみに名前は偽名。

 第二部でもいろいろ気苦労する運命が待っているが、なんだかんだで有能なために様々な面で裏側から貢献することになる。

 

 

【IS学園】

○凰鈴音

 気合と根性でスペックを覆す主人公のような王道熱血ヒーロー系女子。セシリアに次いで原作から魔改造されたヒロイン。背丈は小さいが器は大きい、姐御とか呼びたくなるくらい頼りになる虎娘。作中ではセシリア、アイズと並ぶ実力者で、攻撃力でいえば最高クラス。彼女の拳は地を割り、空を裂く。武器を使うより素手のほうが強い規格外。性格がアレだが、実は頭もめちゃくちゃ良い。

 第二部では情勢の悪化から中国に一時帰国を命じられ、雨蘭・火凛姉妹とともに揺れ動く世界を目の当たりにする。龍虎の体現者として、混迷する世界を気合と根性、そしてその拳で切り拓く。

 

 

○更織簪

 アイズに心を奪われた少女。アイズへの愛に生き、アイズを守れる強さを欲して吹っ切れた。アイズと出会ったことで最も変わった少女。天照という力を手に入れ、アイズのために使うと決めている。

 第二部ではIS学園の復興のために退学となったアイズと別れるが、その心は常にアイズと共にある。百合のように見られるがアイズを愛しているだけで一応はマトモ。しかし性格はアグレッシブになりつつある。姉の楯無とは和解済み。姉妹で協力して学園を守っていくが、世界の荒波は容赦なくそれを呑み込んでいく。

 

○織斑一夏

 原作主人公。今作でも成長型ヒーロータイプとして戦いの度に強化・成長していく。セシリアや鈴にセンスの塊と呼ばれ、短期間でありながら実力を跳ね上げており、支援ユニット“白兎馬”を手に入れてさらに戦闘能力が増している。

 新型コアの登場で一夏の男性操縦者としての価値は大きく喪失したが、経験の差から自然と男性最強の称号を手に入れてしまう。IS学園の復興のため、簪や箒と共にIS学園に残ることになるが、彼もまた騒乱に巻き込まれることになる。

 

○篠ノ之箒

 原作ヒロイン。しかしISには乗らず、一般生徒としてIS学園の復興に従事することになる。姉に抱いていた苦手意識は払拭されており、昔から変わっていない姉のためになにかしたいと思っている。いつか世界が安定したとき、姉が望んだ宇宙へいくためのパワードスーツとしてISを世界に広めたいと思い、IS学園で更織姉妹や一夏と共に守ることを決意する。

 

 

○更織楯無

 IS学園生徒会長。亡国機業のテロにより学園の機能が麻痺してしまい、事実上壊滅に等しいという中で率先して復興の指揮を執り続けている。かなり不安定な立場となったIS学園であるが、いずれはこの学園こそが世界に必要になると思い、多くの外部組織からの介入を跳ね除けている。秘密裏にカレイドマテリアル社から支援を受けており、イリーナの計画に自身の行いも組み込まれていると半ば確信している。それでも生徒会長として学園存続のために尽力し続けている。

 妹が大好きなシスコンであるが、別に歪んだ姉妹愛ではない。簪がアイズを好きだと知っているためにむしろ応援している。

 

 

【亡国機業】

○シール

 アイズの運命の宿敵。ヴォーダン・オージェに適合するために造られた人造生命体。生まれたときから戦いにおいて完璧な存在として造られたためか、情操教育が未熟。自身に何かが欠けているという虚無感を抱いており、自身を造るために捨石にされたアイズに興味を持つ。

 自身の試作品であるはずのアイズの持つ清濁豊かな感情や夢への強い意思に無意識で憧れを持つようになり、その一方でアイズが自身を超えればシールという存在意義が喪失するとして、決してアイズを認めようとしない二律背反のような思いを抱く。そのすべてを払拭するため、アイズとの戦いにこだわり、自分自身の命運を賭けて戦うことになる。戦闘能力は文句なしにトップクラス。アイズが切り札を使っても総合的にはシールがやや上という化け物クラス。

 アイズと対を為す亡国機業サイドにおける主人公ともいえる。

 

 

○マリアベル

 本名、年齢、すべてが不詳という正体不明の人物。亡国機業のトップに君臨し、部下からは魔女などと呼ばれる。気分屋で突拍子もないことをする無邪気な子供のような一面と、常に先を見通し、他者を貶め、利用する悪魔のような一面を併せ持つ。また束が認めるほどの頭脳を持ち、ISコアを改変、さらに無人機を開発者でもある。

 すべての能力が圧倒的なハイスペックであるが、彼女の出自は未だ不明のまま。数年前に当時の亡国機業のトップを殺害した張本人で、その負の遺産をすべて受け継いで気ままに世界征服を行う愉快犯。

 イリーナとセシリアを知っているようであり、この二人となんらかの関係があるらしい。

 

 

○スコール・ミューゼル

 マリアベルの片腕と称される人物で、彼女もまた多くが謎となっている。“できる女”を体現したような女性で、シールからは「なんだかんだで一番頼りになる」と思われているため、部下の面倒見もいいようである。気分屋のマリアベルに仕えているためか胃が痛くなることが多いらしいが、マリアベルに絶対の忠誠を誓っている。

 

 

○マドカ

 千冬にそっくりな顔を持ち、一夏ともなにか関係があるらしく一夏との戦いにこだわっている。仲間内では協調性がない問題児みたいな扱いだが、それでも仲間意識がないわけじゃなく、ちゃんと連携行動もできる。スコールからはオータム、シールと一緒に問題児三人組として見られている。

 

 

○オータム

 ある意味で亡国機業における癒しキャラ。チンピラみたいな言動が目立つが、かなりの実力者である。シールによく先輩ぶっていろんなことを吹き込んでいるが、彼女なりにシールを可愛がっているゆえである。気分としては後輩を可愛がるようなものらしい。なんだかんだで面倒をかけるシールに文句を言いつつも付き合っているためにけっこういい人なのかもしれない。鈴と激しくぶつかり合い、いつか泣かせてやると決意している。彼女がいなければもっと亡国機業ももっとギスギスした職場になっていただろう。

 

 

【???】

○???

 ヴォーダン・オージェを宿していると思しき謎の少女。亡国機業がIS学園に侵攻した際に乱入、無人機のコントロールを奪取してシールとアイズを襲撃した。金色の瞳と黒の眼球をしており、性能でいってもアイズやシールに劣る。なにかしらの組織がバックにいると見られているが、未だ確証がない。

 マリアベルに目をつけられ、彼女の存在が新たな騒乱の火種となってしまう。

 

 

 

 

 




知り合いにキャラまとめがそろそろ欲しいと言われたので予告編と一緒に掲載。ネタバレは最低限にしているつもりです。
第二部はラストまで長いですがおおよそのストーリーはできています。既に大きく原作乖離していますが、それぞれのキャラの因縁や決意などをうまく最後の決戦に収束させていきたいと思います。

第二部ではアイズ、セシリア、シール、マリアベルの四人が中心になります。もちろん他のキャラのエピソードも交えながら書いていきます。
しかし、原作にオリキャラを混ぜるということが如何に大変か日々実感しながら細部まで構想しています。

さて、完結までどれくらいかかるやら(苦笑)めげずに頑張りたいと思います。

では次回から再び本編となります。

また次回に!

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