双星の雫   作:千両花火

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Act.2 「イギリスの双子星」

 イギリスには稀代の少女がいる。

 

 その名を、セシリア・オルコット。若干16歳にして、没落寸前の家を復興、カレイド・マテリアル社に招かれ、特務につく。IS適正は最高クラス。誰にも操れないとされたハイスペック機『ブルーティアーズtype-Ⅲ』を駆る。

 すでに世界レベルでみても、文句なしの上位ランカー。いずれは、彼女の時代が来ることを予見させるほどの華々しい経歴、そして女尊男婢が蔓延する情勢で、差別することなく、誰にでも礼を持って接する本物の貴族の娘。そんなセシリアについた異名が『イギリスの星』。輝き、照らす夜空の星のように光を放つ、稀代の少女。

 しかし、そんな少女の傍らにはいつも、もうひとりの少女がいた。

 

 彼女たちに近しい者たちは、その少女を知っている。その抱える事情ゆえ、決して表には出ないが、それでもその実力はセシリアに並ぶほどの天賦の才を持つ少女。

 

 ゆえに、一部の人間からはこう呼ばれている。

 

 『双子星』と。

 

 

 

 ***

 

 

 

 『IS(アイエス)』。正式名称『インフィニット・ストラトス』。

 宇宙空間での活動を想定して開発されたマルチフォーム・スーツであるが、現実として宇宙進出は一向に進まず、結果としてスペックを持て余したこの発明はやがて『兵器』へと変わり、各国の思惑により現在は『スポーツ』として落ち着いている。

 しかし、軍事力が大きくこのISに依存している。原則として、女性にしか扱えないこの兵器の台頭は、やがて女尊男婢の風潮すら産み出し、世界に少なくない混乱をもたらした。

 あまりのスペックに目を奪われがちだが、ISは与えたものより、奪ってしまったものが大きい。ゆえに、世界はこれを受け入れたことにより、同時に火種を抱えてしまった。

 

 彼女―――アイズ・ファミリアもまた奪われし者であり、しかし、ISによって可能性を見出した者でもある。

 

 

 

「セシィ」

「どうしました?」

「まだつかないの? 今どのへん?」

「そうですね、私も日本ははじめてですので、なんとも言えないけど………あ、もうじきみたいですよ」

 

 セシリアは電光掲示板に表示された情報を見てそう伝える。アイズはそれを聞いてようやくこの退屈な時間が終わると安堵した。

 飛行機にしても、電車にしても、こうして乗り物に乗って待つ時間というのがアイズには苦痛だった。なにもできない、なにもすることがない、そんな時間でしかないのだ。だからセシリアがアイズの退屈を紛らすために、話をしたり、アイズの手のひらを指でなぞったりしてくれているが、自発的になにもできないというのはやはり苦痛だ。

 

「それにしても世界の情勢は教えてもらったけど、日本もとんだ貧乏くじを引かされたもんだよね」

「そうですね、IS学園があるというのは名誉と同時に厄介事を抱えるに等しいですから」

 

 どこにも属さない中立。そうは謳っているが、各国の未来のホープが集まる場所に各国の思惑が絡まないかと聞かれればおそらくノーだろう。むしろ、そんな場所だからこそ、様々な思惑が水面下で繰り広げられていることだろ。

 セシリアはその手の謀略に幾度となく晒されてきているため、IS学園の情勢にやや危機感をい出していた。この学園は、政治的にも、謀略的にも、格好の的となる場所なのだ。それは束やイリーナからも再三にわたって注意されていることでもある。

 やがてモノレールが止まり、アイズはセシリアに手を握られてホームへと降りる。そうしてセシリアに先導されながら、アイズは荷物を抱えなおす。はじめて訪れる場所はこうして先導してもらはないとやはり歩くことも難しい。

 しばらくはこうしてセシリアと手をつないでの散策がメインとなるだろう。でなければひとりで出歩くこともできないのだから。

 

「そういえば」

「どうしました?」

「博士の言ってた、人……イチカくん、だっけ?」

 

 アイズがふと、最近のニュースで表向き一人目の男性適合者として話題になっているまだ見ぬ少年のことを口に出す。そしてその人物は束の知り合いだ。アイズもどんな人なのか気になる。束に聞いても要領を得ない紹介しかされないため、アイズの中ではどうにも人物像が定まっていなかった。

 

「名を、織斑一夏さん。たまたま触れたISがそのまま起動、大騒ぎになったみたいですね。そして政府の保護という名目のもと、IS学園へと入学するとか」

「でもそれって拒否権ないよね」

「ですわね、しかし、私たちにとっては僥倖です」

「うん、女性しか使えないなんて欠点が一番のネックだからね。それが解消されるなら喜ばしいことだよ。………まぁ、世界はそうじゃないだろうけど」

「男性でも恩恵を受けることができる。それがわかっただけでもいいでしょう。まぁ、博士がいるから、それ自体は可能なんですけど」

「ん、まぁ、難しいもんね。今更男性にも扱えますーって言うのも。絶対反発がくるし」

 

 ISに男性を適合されることはそれほど難しくない。ほかならぬ、発明者篠ノ之束の言葉だ。とはいえ、コアひとつひとつに調整をかけねばならないため、現状ですべてのISを適合されるのは現実的ではないらしい。

 

「まぁ、うちじゃとっくに、なんだけどね」

 

 そう、カレイドマテリアル社ではとっくに男性適合が可能なISを作り出している。ほかならぬ束がいるのだからそれはさして問題はなかった。問題があるとすれば、そのISはすべて世界にないはずの機体、ということだ。つまり、世界に広がった467個のコアに該当しない、まったく新しい規格となるコアだ。無論、それがどれだけ世界を揺るがすものなのかは言うまでもない。そんなものが大量に、秘密裏に一企業によって生産されているなどと知られたら、戦争が起きてもおかしくないほどの激震となるだろう。

 いずれ、そうするつもりとはいえ、今はまだそれを知られるわけには行かない。

 

「結果論ですが、そのための彼なんでしょう」

「さながら、織斑一夏くんは先駆者?」

 

 少しづつ世界に浸透させるためにも、織斑一夏という存在はカレイドマテリアル社にとって僥倖以外のなにものでもない。機を見てこの秘蔵のコアも世に明かしていく算段となっている。

 束がいるために様々な裏事情を聞き及んでいる二人にとって世間の喧騒もどこか冷めたように見えていた。それは、さながら出来レースに一喜一憂する観客を眺めている気分だ。

 

「つきましたよ、アイズ」

「ん」

 

 セシリアは目の前に聳える学園を見上げ、アイズはただ、セシリアの手だけを握っている。二人揃って歩き出し、その門をくぐる。しかし、少し歩くと二人がまったく同じタイミングで足を止めた。

 

「セシィ」

「わかってますわ」

 

 セシリアが一度小さくため息をつきながら振り返る。一見すればなにもない庭園が広がっているが、セシリアの視線はただ一点に向けられている。

 

「なにか御用でしょうか?」

 

 セシリアの言葉を受け、一人の少女がその姿を現した。青い髪と、人の良さそうな、でもどこか作り物の色が混ざった表情、なぜか『見事!』と書かれた扇子を取り出し、口元を隠している。

 

「いやいや、お見事。まさか門をくぐって数秒で気づかれるとは、お姉さんびっくりよ」

 

 人をバカにしたような、でもそれでいて褒めているような、そんな不思議な声だ。セシリアは経験上、この手の人間は総じてやりづらく、底が見えないことを知っている。この人物もそういった類の人間だろう。

 

「さすが名だたるイギリスの星。前評判に嘘はないようね。想像していた以上ね」

「あらあら、私も来て早々にストーキングされるとは思いもしませんでしたわ。まぁ、この手の方々の対処は慣れていますが。…………それで、御用はなんですか、更織楯無さん」

「………驚いたよ。私のことも知っていたようね」

「私たちの所属はご存知でしょう? 入学決定と同時に、重要人物の情報はあらかた頭に入れています」

 

 その中でもこの更織楯無という存在は最重要とされていた。セシリアはカレイドマテリアル社から与えられた情報を暗唱するように述べていく。ちなみに束からは身内以外の情報は一切もらっていない。どうも身内以外の人物への興味が希薄らしい。

 

「更織楯無。IS学園の生徒でありながら自由国籍権を持ち、ロシア代表を務める。在学生で唯一の現役の代表者ですね。戦闘能力はIS搭乗時、非搭乗時を問わず高く、自他共に認められる学園最強だとか」

「本当によく調べているわね、感心しちゃうくらい」

「…………そして暗部に対するカウンター。対暗部用暗部「更識家」の17代目。楯無というのは襲名らしいですね。ああ、本名まではプライベートですから知りませんのでご安心を」

「…………」

 

 楯無の目が鋭くなる。セシリアは変わらずに微笑を浮かべてそんな楯無の視線を受け止めている。

 

「なるほど、噂は所詮噂だったみたいね。アナタはどうも、噂以上の人のようだわ。なんだか負けた気分よ」

「ご謙遜を。私の知識など、所詮は与えられたもの。諜報活動まで単独で行える貴女には恐れ入るばかりですわ」

「謙虚ねぇ。でもそちらの子にも驚いたわ。だって、しっかり私に気づいていたんですもの。失礼だけど―――」

 

 

 

 

 

「貴女は、目が見えていないでしょう?」

 

 

 

 

 その言葉を受けても、アイズは怒りもしなければ落ち込むこともしなかった。ただ淡々とそれを認め、むしろどこかそのことに納得しているように楯無に応える。

 

「はい、ボクの視力はほとんどありません。かろうじて、輪郭がぼんやりとわかるくらいです」

 

 アイズは自身の目に巻かれた布をわずかにずらし、その奥に閉じられていた目を開ける。中から出てきたのは、やや白濁した瞳だった。

 

「でも、その分気配には敏感です。まぁ、あなたの場合は気づけたのは、“そこだけまったく気配がなかった”からですけど。さすがは名だたる日本のニンジャですね」

「……あら、では次はもっと隠行をしないといけないわね。まぁ、忍者ってわけじゃないけど」

「ストーキングは勘弁してください」

 

 アイズは目に布を巻き直しながら苦笑する。たしかに視力がほぼゼロの自分はその時点で他者よりも大きな遅れを取るだろう。相手の姿も見えず、風景を楽しむこともできず、セシリアの手がなければはじめていく場所では身動きすらできない。

 

 

「それでも、あなたはイギリスでは双子星と言われる、セシリアさんと同等の操縦者でもある」

「………おかしいな、あまり知られていないはずなんだけど」

「ふふ、こちらの情報網も伊達ではない、ということね」

 

 今度は『してやったり!』と書かれた扇子を見せてくる楯無。芸の細かさはセシリアにとっては少しおかしかった。アイズが見ていれば、きっと笑っていただろう。

 

「それで、本題はなんなんですか?」

「そうねぇ、挨拶もあるのだけど、………ちょっと興味があってね」

「興味?」

「そう…………私と、模擬戦してくれないかしら?」

「いいですよー」

「軽いね……!? てっきり断られると思ってたわ」

「ずっとじっとしっぱなしで、ちょっと体動かしたくて、それに、楯無センパイが相手してくれるなら、こっちもやりがいがあるし。いいよね、セシィ?」

「仕方ありませんね。ただし、あまりはしゃぎすぎないように」

「大丈夫だって」

 

 どこかウキウキとしたアイズと、それを見守るセシリアは本当に仲がいいことがよくわかり、楯無はそんな二人にどこか羨望のような感情を抱いていた。

 

 

 ***

 

 

 アイズ・ファミリア。

 

 イギリスの新星、セシリア・オルコットと並ぶIS操縦者。楯無が入手できた情報はたったそれだけだった。アイズはセシリアと違い、表舞台には決して立たずに、あの世界有数の企業カレイドマテリアル社が抱えるテストパイロットにして、その実力は軍のIS乗りすら凌駕するという。

 それがただの噂なのか、楯無にはわからなかった。しかし、今日やってきた二人を見ていたとき、それは真実だと体感した。

 目が見えない、というのはすぐにわかった。ああも視界を完全に覆い、セシリアに手を引かれて歩く様子を見れば一目瞭然だ。普通なら入学試験を受けることすら危ういというのに、彼女は事実としてこの学園に入学した。カレイドマテリアル社という後ろ盾があるとしても、よほどの実力がなければ入学などできまい。実際、彼女は試験の模擬戦においてわずか1分で相手を撃墜している。

 

 搭乗機はセシリアの専用機「ブルーティアーズtype-Ⅲ」と対となる同型姉妹機『レッドティアーズtype-Ⅲ』。対をなすというだけあり、近接格闘特化機体らしい。数々の試験装備の実証を行っており、改修に改修を重ね生まれたのが現在の彼女たちの専用機。そのスペックは次世代機すら凌ぐと噂される。

 

 それがどこまで本当なのか、実力は如何程のものなのか。

 

 楯無は、それが知りたかった。

 

 そして、自らの特権で確保した演習場。誰にも見られないように細工をしており、ここでの楯無とアイズの模擬戦は観戦していたセシリアのみが知ることとなる。

 

 結果を言えば。

 

 戦闘時間、32分3秒にてドロー。

 

「うわちゃ、やっぱ強いや楯無センパイ」

「あはは、それはこっちのセリフよ? まさかここまで私が追い込まれるなんて思わなかったわ」

「でもとてもいい勉強になりました。また、そうですね、今度は公式戦で戦いたいです」

「ふふ、この学園なら、いずれ戦えることもあるかもしれないわ。それまで精進しておくことね」

「そうします。今日はありがとうございました。楯無センパイ。あなたと出会えたことに、感射を」

 

 そうお辞儀をしたアイズはセシリアの隣へ降り立つと、ISを解除して来たときのようにセシリアに手を引かれて演習場を去っていった。楯無はそれを笑顔で見送っていたが、やがて視界から二人が消えたことを確認すると、表情を一変させた。

 

「本当に………ここまで追い込まれるなんて」

 

 もうその顔に余裕はない。楯無は身をもってアイズの力を思い知った。確かに自分も切り札をはじめとした各装備は使わなかったし、使う気もなかった。だが、それはアイズも同じだろう。そして、機体自体も大きく制限していたこともわかっている。推測だが、推進力も大分抑えていたし、イグニッションブーストも使わなかったことから、機動自体も軽く流している程度だったはずだ。

 なら、いったいなにが脅威だったのか。それは、アイズの未来予知とすら言えるほどの状況対応力だ。背後からの攻撃すら即座に察知する感応性、こちらの予備動作から既に対処行動を起こす判断の速さ。それは決してISのハイパーセンサーありきのものではない。むしろ、彼女のもつ、第六感ともいうべき危機察知能力。それが厄介極まりなかった。

 

「目が見えないからこそ、持った力か…………あながち、嘘ではないようね」

 

 しかし、セシリアにしても、アイズにしても、この学園へと入学する理由は薄い。すでに最高峰の企業の後ろ盾を得ており、IS操縦技術も文句なし。楯無から見ても世界レベルでも上位に食い込む実力だろう。

 技術を学ぶわけでもない、後ろ盾を作る、というのはあるかもしれないが、意味は薄い。ならば、いったいあの二人はなにを求めて日本へとやってきたのか。

 

「まぁでも、悪いことではないにしても………お姉さん、気になるな」

 

 それに、姉妹のように、いや、実の姉妹でもあれほど信頼し合っていることはないだろうというほどの愛情を持った二人を知れば、自分にとっても意味のあることになりそうだと、疎遠になってしまった妹を思い浮かべながらほのかな期待を抱く。

 

「退屈はしなさそうね。今年の入学生は、本当に規格外ばかりだわ」

 

 

 

 

 ***

 

 

 

「ずいぶんと楽しんでましたね」

「そうだね、ちょっとわくわくしてた」

 

 最近ではラボの演習場では主にセシリアを相手にすることばかりなので、楯無という未知の強敵と戦えることはいい刺激だった。機体スペックにはかなりのリミッターをかけていたが、それでも満足のいく戦いができた。もし次があるなら、互いに全力でやってみたいと思える相手だった。

 

「やっぱり学園最強ってすごいなぁ、楯無センパイ」

「その割には、負けるとは思ってないでしょう?」

「まぁね、セシィ以外に負けるつもりなんてないもの」

 

 今はまた目を隠しているためわかりにくいが、アイズのその表情には戦意が滾っていた。もっとも、それはまるで普段遊べない子供が、たまに思いっきり遊べる機会を待つような、そんな微笑ましいと思えるようなものであった。

 実際、アイズにとってIS戦だけが、束縛から開放される唯一の時だ。ハイパーセンサーという恩恵があるおかげでアイズはISを纏うときだけ、周囲のものを認識できるようになる。そこで、普段から培ってきた第六感とでもいうべき危機察知能力。それらが合わさることで、IS搭乗時のアイズは人間レーダーというべき感知能力を得ることができる。

 それはセシリアをして「完全にレーダー外の遠距離からの狙撃にすら反応するデタラメな能力」であり、楯無の攻撃を完封した理由である。

 

「少し、楽しみになってきたね、セシィ」

「ええ、そうですわね。さぁ、寮へと向かいましょう」

「セシィ、ほんとにあのベッドもってきたの?」

「もちろんです。普段使っているベッド、アイズもお気に入りでしょう?」

「あのおっきなやつでしょ? よく許可がでたね?」

「だって、アイズはあれじゃないと、寝付けないでしょう?」

「というか、セシィがいなきゃボクは寝れないから」

 

 甘えたようにアイズはセシリアの腕に絡みつく。それを嫌がりもせずにセシリアはアイズの頭をやさしく撫でていた。

 

「あ、あの~」

「あら、これは失礼を」

 

 どうみてもいちゃついているようにしか見えない二人に声をかけるのも躊躇っていたようであるが、おそらくはここの職員であろう女性がおずおずと声をかけてきた。

 

「あら、山田先生ではありませんか」

「オルコットさんにファミリアさん、お久しぶりです。試験のとき以来ですね」

 

 現れたのはメガネをかけ、小さな体に大きなメロンを装備した女性、ここの教員でもある山田真耶だ。元日本の代表候補生だったそうで、二人の試験官をしたのも彼女である。ちなみにセシリアもアイズも模擬戦で彼女に勝利して合格を勝ち取っている。

 

「今日からお世話になります」

「よろしくお願いします」

「はい、こちらこそ。希望通りに、二人は同室です。入寮の手続きが終わったら、始業までは自由です。あと一週間ほどですので、部屋の整理や、周辺への外出も可能です。申請をすれば、一部の施設の使用もできますよ」

「セシィ、じゃあデート行こう、デート」

「もう、まずは部屋の整理が先ですわよ?」

「はーい」

 

 本当に仲がいい。恋人のようでもあり、姉妹のようでもある。二人は互いに信頼しきっているということが真耶の目からみてもよくわかる。…………まぁ、やっぱりちょっとあっちの色が見えてしまうのは仕方ないことだろう。

 

 アイズとセシリアは始業まで日本観光を楽しみ、部屋には木彫り熊など日本のアンティークで埋められることとなった。




それにしてもセシリアがちょろくない話って少ないよね。よし、なら自分が書こう。そんな理由から書き始めました。
………ヒロインではセシリアがダントツで好きなんですけどね。

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