僕とウチと恋路っ!   作:mam

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1月3日(火)




「……雄二」
「なんだ?」
「……すごく退屈そう」
「そう見えるか?」
「……うん」
「そうか……実はそろそろ飽きたんだ」
「……一人で寝るのが?」
「んな事、真顔で言うなっ!誤解されるだろ」

「……じゃあ、何が飽きたの?」
「ずっと、この家に監禁……じゃない、居るだろ?」
「……うん」
「こう、なんて言うか……広いところで身体を動かしたいんだ」
「……私と布団の中で?」
「誰かに聞かれたら誤解されまくるだろうがっ!」
「……誤解されないようにすればいい」
「お前は何でいきなり布団を敷きだしてるんだっ!?」

「……冗談」
「冗談って、お前……敷いた布団の中に入って何をしているんだ?」
「……ところで雄二は何がしたいの?」
「だから布団の中から手招きをするなって言うのに……俺は何かスポーツというか運動をしたいんだ」
「……それなら私は冬のスポーツが良い」
「冬のスポーツってスキーとかスケートとか?」

「……うん」
「それは良いが……お前は家の用事とか大丈夫なのか?」
「……うん。今日の午後は予定は無いから」
「そうか。でも今日の午後だけだとスキーは無理だな。スケートにでも行かないか?」
「……判った。ちょっと準備をするから待ってて」
「ああ……って、お前、何でスタンガンなんて鞄に入れてるんだっ!?」
「……大丈夫。素直になってくれている間は雄二には使わない」
「ぅおぃ!俺に使うつもりなのかっ!?」

「……お待たせ」
「まったく……あまり無茶をするなよ」
「……雄二が傍に居てくれる限り、私はいつでも大人しいから」
「何でも俺のせいにしやがって……」
「……だって私の世界の中心は雄二だから」
「ごほっ、げほっ」




僕とウチと今年最初のデート

 美波が着替えるのを待って

 僕と美波は静かに家を出た。

 

「美波は何処か行きたいところってある……」

 僕が美波に話しかけながら歩き出そうとすると……くん、と袖を引っ張られた。

 

 美波が、その場に立ち止まって僕の袖を引っ張っている。

 

「アキ、何か忘れてない?」

「僕、美波の家に何か忘れ物したっけ?」

 たしか僕は家を出る時、手ぶらだったと思うんだけど……

 

 うーん、なんだろう?と思いながら僕が首を傾げていると

 美波は口を少し尖らせて

 

「今年初めてのデートなのよ?それもアキの方から誘ってくれたのに……」

 美波は頬を膨らませて……ちょっぴり御機嫌が斜めになってるみたいだ。

 

「えっと……行く場所も考えないで誘っちゃったから?」

「違うわよ。ウチはアキが連れて行ってくれるなら何処でも嬉しいの」

 僕を上目遣いで見ながら、なおも袖を引っ張る美波。

 

 僕は何も思いつかないので、美波が袖を引っ張るのにされるがままになっていると……

 

「もぅ、アキってホントに鈍いんだからっ!……じゃあ、ヒントをあげる」

「ありがとう」

「さっき、葉月にしてあげてたじゃない?」

 葉月ちゃん?……なんだったっけ……

 

 …………あぁ、そうか。

 

 今朝、葉月ちゃんが僕にして、それを見た美波の機嫌が悪くなっちゃったな。

 ……と、言うことは美波は僕にそれをしてもらいたいのかな?

 今ここでするのは恥ずかしいんだけど……

 

 …………でも美波に喜んでもらいたいし、何より僕も美波の喜んでいる笑顔が見たい。

 

「美波……ごめんね、気が付いてあげられなくて」

「アキ……良かった、判ってくれたのね」

 美波がすごく嬉しそうな笑顔で僕を見つめている。

 

 うん、やっぱり間違ってないよね。

 美波の笑顔を見ながら僕はそう確信すると…………美波を抱きしめた。

 

 葉月ちゃんは布団の中で僕に抱き付いてきていたけど

 さすがに外で、誰が見ているか判らないところで

 こういうことをするのはすごく恥ずかしいけど……

 

 美波が喜んでくれるなら……

 

 …………でも、これだと僕も美波も動けないよね?

 

 

 

「あっ、アキ?すごく嬉しいんだけど……」

 美波の声が上擦っている気がする。

 良かった、喜んでくれているみたいだ。

 

「ところでアンタ……ウチが見てないところで葉月を抱きしめたりしてたの?」

 美波の声のトーンが段々下がってきて僕の腕の中で小刻みに震えている。

 

 あれ?僕、何か間違ったかな?

 

「今朝、葉月ちゃんが僕に抱きついてきたことじゃないの?だから恥ずかしいけど僕が美波に同じ事をしてあげたら喜んでくれるかなって……」

「ちっ、違うわよ……でもでもっ、こんな勘違いなら嬉しいから……」

 美波は顔を真っ赤にして僕の背中に手を回して抱きついてきた。

 

「しっ、仕方ないわね。しばらくこうしててくれたら、今朝のことは許してあげる」

 そう言うと僕の胸に頬を付けるように顔を寄せて来る美波。

 こんな嬉しいことで許してもらえるなら今朝の激辛料理を頑張って食べた甲斐もあるなぁ。

 

 美波の髪からシャンプーの良い匂いが仄かに香る。

 

 少しそのままでいると美波が頬を染めたまま見上げるように僕を見て

 

「でも、このままだと遊びに行けないと思わない?」

「そうだね」

「アキがウチをお姫様抱っこしてくれるなら良いんだけど……」

 大きな吊り目をきらきらさせてそんな期待するように見られても……

 

「ごめんなさい。普通に歩いていかない?」

「ふふっ、仕方ないわね」

 そう言って僕から離れて……そっと僕の手を握ってきた。

 

「ウチのお願い、ちゃんと聞いてね」

 美波は屈託のない笑顔を見せてくれた。

 

 

――――

―――

――

 

 

 美波と手を繋いで、とりあえず駅の方へ向かって歩いていく。

 そう言えば何処へ行くか全然考えていなかったな。

 

「美波は何処か行きたいところとかある?」

「そうね……」

 美波は僕と繋いでいる手を見て

 

「ずっと手を繋いでいれるところが良いかな」

 ちょっとハードルの高いお願いが来ちゃったよ。

 手を繋いでいても不自然じゃないところって何処か無いかなぁ……

 

 僕が考えながら歩いていると

 

「アキ、どうしたの?そんなに難しい顔しちゃって……」

 美波が心配そうに僕を見ている。

 いけない。折角美波と一緒に居るのに……これじゃ美波も全然楽しくないよね。

 

「ごめんね。何処か良いところが無いかなって」

「ふふっ、そんなに難しく考えること無いじゃない」

 美波は嬉しそうな笑顔で僕の腕に寄りかかってくる。

 

「ウチはアキがこうやって隣に居てくれるだけで幸せなんだから」

 本当に幸せそうに言う美波を見てると僕も心が温かくなってくるな。

 

「でも僕、女の子と手を繋ぐってフォークダンスくらいしか思いつかないし……」

 それも一年に一回あるかどうか……

 美波と知り合ってからは手を繋ぐ機会が増えてきたけど

 最初のうちは手を繋いだ直後に関節技の方が多かった気がする。

 

「アキって結構もてると思うのに……全然気が付かないのね」

「僕なんて全然もてないよ。女装した時の方が人気ある気がするし……」

 なんか自分で言ってて泣きたくなってくるな。

 

「どうしたの?いきなり泣き出して……」

 美波がハンカチを取り出して僕の涙を拭いてくれている。

 こういう細やかな心使いが出来る優しい美波がもてるなら判るけど……

 

「ありがとう」

 こんなに優しい美波が恋人になってくれて……本当に嬉しい。

「どうしたの?今度はいきなり笑顔になって」

 

…………

………

……

 

 しばらく歩いていて……

 そう言えばフォークダンスで思い出したけど

 手を繋いで踊るってアイススケートもそうだよね。

 さすがに普通のスケートリンクでは踊ることは出来ないけど、手を繋いで滑るのは普通だよね。

 

「あのさ、スケートでも行かない?」

 昨日、美波は身体を動かしたいって言ってたし……

「スケート?良いわよ」

 美波は笑顔ですぐ答えてくれた。

 

「ところでアキは滑れるの?」

「んー、言い出しといて悪いけど……ちょっと自信無いかな。美波は?」

「ウチはドイツに居た頃、毎年冬になると湖で滑っていたわよ」

「へぇ……僕は小さい頃に滑った記憶があるくらいかなぁ」

 確か姉さんに可愛い格好をさせられて……小さい頃だから仕方なかったんだっ!

 

「じゃあじゃあ、ウチが手取り足取り教えてあげる。覚悟しなさいよ?」

 美波は嬉しそうに片目を瞑ってみせた。

 

 

――――

―――

――

 

 

 スケート場は隣町にあるので電車で移動する。

 そしてスケート場の入っているビルへ。

 

 受付で料金を支払い、手袋を購入してリンクの傍へ行く途中でスケート靴を借りた。

 リンクの脇のベンチに座って靴を履き替えていると……

 

「日本だとスケートをする時、手袋をしないといけないのね」

 美波は少し不満そうだった。

「危ないからね。転んで手を怪我したりしたら大変だし」

「でもでもっ、アキと直接手を繋ぎたかったのに……すごく邪魔だわ」

 手袋の指の部分を持って、くるんくるん回している。

 

「ははっ、仕方ないよ。帰る時もちゃんと手を繋ぐから今は我慢してね」

「約束よ」

 美波と軽く指切りをしてからリンクの中へ。

 

 美波は言うだけあって、その場で軽く滑ってすぐ僕の方へ戻ってくる。

 僕はと言うと……手摺につかまって何とか立っている状態だった。

 

「さぁ、アキ。ガンガン行くわよ」

「お手柔らかにお願いします」

 美波の差し出した手につかまって……

 

 …………どんどん、リンクの中央の方へ移動する美波。

 

 たしかに中央付近だと人が(まば)らでぶつかる心配は無いんだけど

 ここだと美波以外につかまる物が何も無い……

 

「あっ、あの、美波?僕、いきなりこんなところへ連れてこられてもつかまる物が無いと……」

「ウチが居るじゃない。好きなだけウチに抱きついて……じゃない、つかまって良いのよ」

 美波が悪戯っぽく笑う。

 さては判ってて僕をこんなところへ連れ出したな?

 

「頑張って早く一人で滑れるようになるね」

「ならなくて良いわよ。ずっとウチにつかまってなさい」

 美波は僕に教える気があるのだろうか。

 

 

――――

―――

――

 

 

 一時間くらい、美波に支えてもらい、教えを受けながら滑って

 今は何とか一人でも前に滑れるようになった。

 いきなりの方向転換とかはまだ無理だけど、ゆっくりなら一人でも大丈夫だと思う。

 

「ふぅ……美波、ありがとう。何とか一人でも滑れるようになった気がするよ」

「上達が早いわね。もっとつかまってて欲しかったのに」

「美波の教え方が上手かったんだよ」

 僕がそう言うと美波は頬を少し染めて

 

「そっ、そうかな」

「うん」

「じゃあじゃあ……ウチと手を繋いで滑らない?」

「うん。よろしくね」

 僕が差し出した手を美波は……自分の肩にまわさせた。

 

 これって……美波の肩を抱いて滑れって言うのっ!?

 美波と密着出来るのはすごく嬉しいんだけど

 ほぼ初心者の僕にはすごくハードルが高過ぎなのでは……

 滑る事が出来る出来ないよりも恥ずかしくて次の一歩が踏み出せない。

 

「あっ、あの美波……すごく恥ずかしいんだけど」

「だっ、大丈夫よっ!ウチらだけじゃないからっ!」

 そう言って美波が指差す方向には確かに肩を組んで滑っている人たちが居た。

 よく恥ずかしくも無く、人前でああいうことが出来るな、と思って見てみると……

 

 男性の方はライオンの(たてがみ)のような髪型で背が高くブサイクで品が無かった。

 女性の方は日本人形のような綺麗な長い黒髪でピシッとした姿勢で礼儀正しそうだ。

 

 

 …………って、よく見たら雄二と霧島さんじゃないか。

 

 

「雄二っ!そんなところで何してるのさっ!?」

 思わず叫んでしまった。

 

 すると雄二と霧島さんも気が付いて、僕たちの方へ滑ってきた。

 

「なんだ、明久と島田じゃないか」

「……こんにちは」

「翔子と坂本じゃない。こんなところで何してるのよ?」

「俺たちはちょっとした息抜きに来たんだが」

 ちょっとした息抜きに来て人前で霧島さんの肩を抱いて滑ってるの?

 僕がジト目で、美波が羨ましそうな顔で二人を見ていると……

 

「こっ、これは違うぞっ!俺の意思でやってるんじゃないからなっ!?」

 雄二が真っ赤になって否定しているけど……

 

「俺の意思も何も霧島さんの肩をしっかり抱いてるじゃないか」

「翔子、いいなぁ……ウチもアキにこれくらいしてもらいたいのに……」

 霧島さんが優しく微笑んでいる。

 

「明久に島田、よく見ろ」

 そう言って霧島さんの肩を抱いている手と反対側の手で自分の腰の辺りを指差している。

 

 

 …………霧島さんの手にスタンガンが握られていて雄二のお腹に当てられている。

 

 

「これでも、お前らは羨ましいと言えるのか?」

「雄二……」

 僕が雄二の境遇に涙を流しそうになっていると……

 

「ウチも今度買ってこようかしら……」

 ポツリと呟く美波。

 未来の僕の境遇にも涙が出そうだ。

 

 

――――

―――

――

 

 

 結局、霧島さんもスタンガンを仕舞って今は雄二と普通に手を繋いで滑っている。

 

 僕も美波と手を繋いで滑っている。

 

「あ、ごめん。僕ちょっとトイレに行きたいんだけど……」

 僕がそう言うと雄二も

「俺も行っておくかな」

 そして二人連れ立ってトイレへ。

 美波と霧島さんはリンクの端っこの方で何か話をしているみたいだ。

 

………

……

 

 雄二を置いて僕が先にトイレから戻ってくると……

 

「ねぇねぇ、どうせ暇なんでしょ?」

「いいじゃん、俺らと遊ぼうよ。退屈させないからさ」

 

 美波と霧島さんがナンパされていた。

 

「うるさいわねっ!ウチもこの子もちゃんと彼氏が居るんだからっ!」

「え~っ。さっきからずっと二人だけじゃん」

「俺らが彼氏になってあげるよ」

「しつこいわねっ!」

 ヤバい。

 美波が手を出す前に、さっさと行かないとマズいな。

 

 僕が慌てて近づいていくと美波が気が付いて……

 

「ウチの彼氏よっ!」

 そう言って僕と腕を組む美波。

 

「こいつが?」

「君みたいな可愛い子はこいつには勿体無いと思うけどなー」

 うーん、やっぱり僕って美波と釣り合わないように見えるんだろうか。

 

「アンタらみたいなバカにはコイツの良さが判らないのよっ!」

 ヤバい、美波がヒートアップしてきちゃったよ。

 

「じゃあさ、今こいつにどっか行ってもらうから、そしたら俺らと付き合ってよ」

 そう言って僕を睨んでくる二人組。

 こういう荒事は僕じゃなくて雄二の方が得意なんだけどなぁ。

 

「バカにするんじゃないわよっ!本気出したらアンタらが束になって掛かってきてもやっつけちゃうんだからねっ!」

「そうだな。コイツはその子のためなら諦めるって事を知らねぇバカだ。それでもいいなら俺も相手をしてやろう」

 

 ええっ!僕は喧嘩とかあんまり得意じゃ……って余計な事を言うのは誰だ?

 振り返ると雄二だった。

 

「勝負は何でつける?殴り合いか?口喧嘩か?女装勝負なら相手はコイツだが」

 そう言って僕の頬に指を突きつける雄二。

 すると二人組の片方が

 

「おいっ。こいつ、悪鬼羅刹って噂だった坂本だぜ」.

「じゃあ、あのちっこいのも相当ヤバいんじゃねぇか」

 そう言うと、そそくさと去っていってしまった。

 

「まだ、んな事覚えてる奴が居るのか。俺はとっくに忘れているのに」

 逃げるように去っていく二人の背中を見ながら呟く雄二に美波が

 

「ありがと、坂本。助かったわ」

「気にするな。あの手のバカを相手にしても疲れるだけだからな。それより翔子大丈夫だったか?」

 霧島さんの様子を心配する雄二。

 

「……すごく怖かった。震えが止まらないから私を抱きしめてくれる?」

 そう言う霧島さんの後ろにある手にはスタンガンが握られていた。

 

「仕方ないな。これで我慢してくれ」

 そう言うと雄二は霧島さんの肩を抱いて頭を撫でている。

 霧島さんはそれで満足だったのか、頬を染めて俯いている。

 

 …………スタンガンを仕舞いながら。

 まさか肩を抱いたりしなかったら雄二にも使うつもりだったんじゃ……

 

 そんな二人を見て美波が……

 

「ねぇ、アキ?ウチもすごく怖かったんだけど……」

 胸の前で両手を合わせて見上げるように上目遣いで僕を見ている美波。

 男二人相手に全然怖がっているようには見えなかったけど……

 

「うん。戻るのが遅くなってごめんね」

 僕も美波の肩に手をまわして抱き寄せる。

 

 何より……

 美波がみんなの前で僕のことを彼氏だってハッキリと言ってくれたのが嬉しかった。

 

「ありがとう」

 

 僕がそう言うと美波は……目を瞑って嬉しそうに頭を(もた)れかけてきた。

 

 

…………

………

……

 

 

 結局、あの後は滑る気にならなかったので僕たち4人は文月駅まで戻ってきた。

 改札を抜けて雄二たちと別れようかというところで……

 

「小腹が空いたから、何か食っていかないか?」

 雄二がそう提案をすると……

 

 ガシィッ

 

 霧島さんが雄二の腕を取って関節技を極めている。

 

「翔子?俺の腕はそっちの方には曲がらないように出来ているんだが」

「……ダメ。うちに帰ってから食べる」

「おっ、俺は里芋は、もう飽きたんだぁぁぁ」

「……じゃあね。美波、吉井」

 霧島さんがそう言い残して、雄二は悲鳴を残して行ってしまった。

 まだおせちで作った里芋の煮物が残っているんだ……

 

 

 

「じゃあ、僕たちも帰ろうか」

 僕がそう言って手を差し出すと……

 

「うんっ」

 満面の笑みで僕の手を握り返してくれた美波の手は……

 

 

 すごく温かかった。

 

 




僕の拙いお話を読んで頂き、ありがとうございます。

次のお話から番外編として、しばらく瑞希×秀吉のお話になります。

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