カンピオーネ〜転生〜   作:アキラ78

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第7話 女の子との2人きりの京都旅行へ

「ピピピッ!ピピピッ!ピピ...」

 

カチ、俺は眠いなか頑張って目覚ましを止めた。眠いのを我慢し、一気に起きてすぐに着替えた。そして、そくさくと洗面所に行き水を出しゴシゴシと顔を洗った。

 

「ぷは~」

 

これで完全に起きた。実は俺、朝が弱いんだ。さっさと着替えて顔を洗わないといつまでも布団の中にいてしまう。最近になってから早起きするようになり頑張ってはいるがやはり朝は辛い。まだ、5時半だ。 今日はいつもより早起きをしている。いつもより30分も早い。だが今日は朝早くから出かけるのだからしょうがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~4日前~

いつものごとく恵那と2人で夕飯を食べて一服しているときに恵那が

「あのさ海斗、今度のゴールデンウイークってさ、暇?」

 

「ああ、今んとこは何も用事がないから暇だぞ」

 

「じゃあさ、ゴールデンウイークに恵那と一緒に京都に行かない?」

 

「急にどうしてまた京都になんか行くんだ?」

 

「商店街で、福引きやっててさ、その福引きの一等が二泊三日の京都旅行券だったんだよね。何と無くやってみたら一等が当たっちゃってさ、ペアチケットだもんで誰かと行くこになってるんだけど恵那の知り合いのほとんどがゴールデンウイーク中忙しいもんで行けなくてそれで海斗に聞いてみたんだ」

 

「福引きで一等当てるなんてすげーな、俺なんかせいぜい五等あたりだよ!でも、ほんとに俺でいいのか?」

 

「うん、いいよ。だって海斗以外誰もいないんだもん。お願~い」

 

恵那が上目遣いでお願いしてくる。やばい、可愛いすぎる!!これじゃあ断れない!

 

「しょーがない、行ってやるか」

 

「やったーー、ありがとう海斗!」

 

恵那はものすごく喜んでくれた。微笑みながら。でも、なんでこんなに喜んでるんだ?............まあいっか。

 

 

 

 

 

 

4日前にこんなことがあり、今日がゴールデンウィーク初日なのだ。京都までは新幹線で行くことになっていて。結構早い時間の新幹線に乗ることになっている。恵那とは6時半に東京駅に集合になっている。そのためいつもは6時に起きているが、それだと間に合わないので5時30分に起きたんだ。

顔を拭きキッチンに向かった。そのままパンを二枚焼き、コーヒーを入れて机についた。

ここで俺の家族構成について話しておこう。俺の家は母と父と俺と妹の4人暮らしだ。母と父は仕事が忙しく、家にいることは少ない。だからご飯の支度は俺等兄妹で支度している。今週は妹がご飯の支度をすることになっているが、まだ起きていないようだから自分で用意した。妹は今、中3だ。兄の目から見ても結構な美少女で実際何人かに告白されているらしいが、今んところは皆断っているらしい。妹は素直で俺の言うことなら結構何でもきく。他はどうだか知らないが俺たち兄妹は仲がいい。たまに恋人同士にまちがえられることもあるが…………。

さてと妹のためにご飯を作ってやるかな。献立はトーストとスクランブルエッグとウィンナーと紅茶にするか。

 

「よし!」

 

うまく料理が完成できた。ふと時間を見たら6時だった。

 

「や、やっべ〜、遅れる」

 

駅に行くのに30分位かかるから、もう出ないと間に合わなな。俺は急いで旅の支度をしてあるバックを持ち家から出た。電車を乗り継いで東京駅に着き、急いでアイツにケータイで連絡すると直ぐに連絡がついた。たまにあいつ電話の電源切れてたりするから実際繋がるかどうか不安だったんだがどうやら今日は電源は付けていたらしい。

 

『はい、もしもしー』

 

「よお、おはよ。今どこよ?」

 

『あ、海斗!うん、おはよ。えっとね、今ね、あっ!見えた見えた。海斗見えたから恵那がそっち向かうね。』

 

「そうか、ありが「プー、プー、プー」って早いな、おい!」

 

俺が返事をしようとしたらすでに切れていた。待つこと数十秒で恵那がきた。

 

「お〜い、海斗〜」

 

「よお!じゃあ行くか?」

 

「うん!」

 

恵那と会えたので新幹線の券売機で切符を買った。結構時間がギリギリだったから最後は走る羽目になった。ギリギリ間に合って運良く隣で座れる席があったのでそこに二人で座った。二人とも走って疲れたからなのか、朝早いからなのか出発してからすぐ寝てしまった。




遅くなりました。受験勉強やらなんやらで……-遅くなりました。あと1話か2話で戦闘になります。今回はどんな神が相手なのか楽しみにしてくれてると嬉しいです。
あ、あと今回妹の存在だけ出しましたが今後もでてきます。

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