カンピオーネ〜転生〜   作:アキラ78

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〜前編〜
第1話 転生、そしてその後


強い光を感じて俺は瞼を上げた。周りは白くぼやけていて目の前には人の形をした光があった。確か俺はトラックに跳ねられて死んだ筈なのになんでだ?

「あれ?」

と、俺が考えていると、目の前の光が喋った。

「確か違う奴を連れて来たはずなのにな〜、まあいっか。そこのあなた、違う世界に生き返る気があります?」

「え、あ、はい.....っておい!どう言う事だよ!」

「どう言う事だよ!って聞かれましてもね〜、ただ、あなたは死んで私の気まぐれによりここにあなたを連れて来て生き返らせてあげようってことですよ」

「はぁ?やっぱり俺は死んだ。OK、分かったよ。俺を生き返らせてくれ。」

「分かりました。あなたが生き返るのは『カンピオーネ』っていう世界です。いきますよ?1、2、3ほれ!」

変な掛け声と共に強い光に覆われた。それと同時に俺は意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世界に生き返ってからもう15年もたった。俺は今日から城欄高校という学校に通うことになっているようだ。準備を黙々とし、ただ黙々と通学していった。なんとかつまらない入学式を過ごし、新しいクラスの仲間達ともある程度話したら、そくさくと帰路に着いた。

「あ、おじいちゃんから電話だ。」

突然電話がなったので見てみたらおじいちゃんだった。

「なんだろう?」

おじいちゃんは今、沖縄にいるはずだし、第一今は俺に用は無いはずだ。

「もしもし」

「お!海斗か、お久しぶりだな」

「ああ、お久しぶり。で、おじいちゃん何か用?」

「ひどいな海斗よ、おじいちゃんが孫に用も無く電話しては行けないのかな?まあ、それは置いといて。すぐ帰ってこい。日光に行くぞ!」

「置いといていいのかよ!分かったよすぐ帰るよ」

(日光か、原作の斉天大聖と戦った時の時期にはまだ早いから行っても大丈夫だろ)

そういい電話を切り急いで帰ることにした。うちのおじいちゃんは旅行が好きでよく世界中を飛び回っている。そしてたまに俺も連れていってくれる。今回もまた連れてってくれるらしい。本当にフットワークの軽い人だ。

(80台の爺さんになっても海外に年8回行くとかどんな身体してんだか....それにお金はどっからだしてるんだろうか…)

あれこれ考えてる内に家に着いた。俺の家は和風の家で結構大きな家だ。とりあえず家に入りおじいちゃんがいるであろうリビングに入り中をみたら案の定ソファーに座りテレビを見ていた。どうやら旅行の準備はしてあるらしくソファーの横にはキャリーバックが置いてあった。

「おじいちゃんただいま〜」

「ああ、おかえり。じゃあ早く旅の旅行に行く準備をしなさい」

「わかったよ」

といい、俺は自室に戻った。準備を始め、着替えなどはキャリーバックにいれ、財布などはワンショルダーバックにいれた。ふと、昔、おじいちゃんから旅行に行くときは必ず持ってなさいと言われた短刀の事を思い出し。それを自分のズボンの後ろポケットにしまった。準備を終えリビングに戻った。

「準備できたよ、おじいちゃん」

「じゃあ、行くかね?」

といい車に乗り込むおじいちゃん。俺は家の鍵を閉めてから乗り込んだ。

俺はカンピオーネの原作見たいに神殺しにはなりたくないからあまり魔術とかそういうことには関わってこなかった。だが、それもこの旅行を境に俺は神殺しになってしまうのだ。それをまだ、俺は知らない、そしてそれを知る者もいなかった。今思うと何故俺は旅行に来てしまったのだろう。やはり運命というやつなのだろうか?

そうこの後一人の少女に出会う。その出会いこそが運命の歯車を回す鍵となってしまったのだ。

 




グダグダ感が半端ないですね。ちなみに海斗は『カンピオーネ』を読んだことあります。そして神殺しはしたくないんてすよ。

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