version 卯月
「 Happy-Valentine!
これ私の作ったチョコだよー
たつき、織姫。」
「ありがとー、卯月ちゃん。」
「へぇ、10年幼馴染やってって初めてだよねこんなのあんたがするの、
熱でも出た?」
「ひっどー。
それより開けてみて開けてみて。」
樹と織姫があけたは可愛らしい袋の中には、生チョコの入った箱と、カラフルな色の粉で包まれたチョコが入っていた。
「へー結構上手く出来てんじゃん。中学の頃目分量でなんでもしてたあんたがねーー」
「あははー、だってそれ簡単だし。
お菓子作るのに目分量ならこれにしなさいって、皐月ねぇがね。」
女の子同士だからか赤裸々に語る。
「で、本命には渡しにいかないわけ?
結構持てるらしいよ、あんたの彼氏。」
「かかか・・彼氏。(まだ慣れない)
今は・・いい」
視線の先にはチョコが入った箱を持ってきた紙袋にしまう 雨竜の姿があった。
放課後
「はぁ、どうしようこれ」
寒色系の袋とリボンで包まれたプレゼントが未だに彼女のカバンの中にあった。
「あんなにもらってたし、邪魔じゃないかな。
それに、手作りなんて言える代物じゃないし・・
「それでも、僕はもらいたいけどね。」
雨竜、」
「好きな人ましてや恋人からもらうほうが嬉しいに決まっているだろう。
卯月。」
「うう、 はい////」
そのあと、健全に高校生らしく
手をつないで(もちろん恋人つなぎ)
帰ったのであった
(これだけ?)
(だってあまりやるとネタバレになるし)
参考
http://www.choco-recipe.jp/milk/recipe/227.html?ref=level_first
http://www.choco-recipe.jp/milk/recipe/021.html?ref=level_low
http://www.choco-recipe.jp/milk/recipe/234.html?ref=level_first
version 美月
「とぉーしろー。」
十番隊隊主室にノックもせずに美月が入る。
「なんだ。」
隊主室からは甘い匂いがしていた。
みると、ダンボールの中にはバレンタインチョコを思わしき物体が多くあった。
美月と冬獅郎の仲は周知の事実だが、お互いモテる。(美月の方は全く気づいていない)
少しふてくされたような顔をするが直ぐに
「冬獅郎。 これ
Happy-Valentine!!
甘さ控えめにしてみたの!!」
箱の中には二つのものが二つずつ入っていた。
プチチョコタルトと
ショコラティラミス。
「 プチチョコタルトと
ショコラティラミスだよ。
ティラミスってね、私を引っ張りあげてとか私を元気づけてって意味なんだけどね。
これ二人で食べよう。
いつまでも二人仲良く、ううん違うね。
家族仲良く暮らせるように。」
「ああ、そうだな。」
そして触れるだけのキスをし、長年連れ添った夫婦のように示し合わせて、
お菓子を口にした。
(うまいな)
(でっしょー、皐月に教えてもらったんだー)
http://www.choco-recipe.jp/milk/recipe/146.html?ref=level_middle
http://www.choco-recipe.jp/milk/recipe/030.html?ref=level_low
手先の器用度
料理 達人レベルな皐月さん>ベテラン主婦レベルな美月ちゃん>海依・由宇>卯月(ふつう)
卯月は基本大雑把なのでお菓子作りに全く向いていません。
ちなみに
裁縫は
もはや人間ミシンな雨竜・現代最高峰の細工縫術師な皐月>うまい女の子レベル美月>>>>>>由宇・海依・卯月(普通の女の子レベル)