死神達の恋歌   作:yatenyue

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月の導き  第一章  第二話 対面

 

隊長、副隊長が集まった一番隊隊主室。

一の描かれた扉が全て集まったと同時に閉じられる。

まあ並の霊力の持ち主なら間違いなく倒れる。

 

 

こんな中で決めることになるなんて

メンドクサ(えっそこ?by月)

ハハ 山本総隊長殺してぇ(黒)

 

 

二話 どこの隊に?

 

「今日集まってもらったのはのう

今呼ぶ子をどこかの隊の3席にしてもらおうと思ってな

それに対し

「「…」」

な反応の六番隊隊長:朽木白哉と五番隊隊長:藍染惣右助(なんか胡散臭いby美月)

「‥バカバカしい。必要ない(海依だけで十分だ)」

ある意味海依が好きだなぁと思わせる二番隊隊長兼隠密機動総司令官:砕蜂。

「うちは無理だ。

もう3席は2人いるし」

と十三番隊隊長:浮竹十四郎。

「そんなコトカネ。

人によるね」

というマッドサイエンテスト

いや十二番隊隊長兼技術開発局局長の涅マユリ

 

「どんな子やねん。

可愛い子なら欲しいわぁ」

と訳のわからない感情を読ませない三番隊隊長:市丸ギン

 

「うちも無理そうだねぇ

(可愛かったのに)」

残念そうにいう八番隊隊長享楽春水。

 

「隊長の言う通りね

(結構優秀そうだったのに)欲しかったですけど」

と伊勢七緒さん。

 

「治癒霊力があるなら、欲しいわね。」

四番隊隊長:卯ノ花烈が。

 

「人手不足だしどっかの誰かさんがよくサボるから欲しいな」

と十番隊隊長:日番谷冬獅郎が

 

そう、あの時の少年だ

美月を助けた

 

「「「あいにく3席が頼りになるのでね(だよ)」」」

 

と七番隊隊長:駒村左陣と九番隊隊長:東仙要

そして三番隊副隊長:吉良イヅルが

 

 

「強ぇのかそいつ」

と十一番隊隊長:更木剣八が

それに続いて副隊長:草鹿やちるが

「剣ちゃんが欲しい子ならあたしもほしーい」

 

と。

 

「「どんな子(なのかしら)(だろうね)」」

と日番谷いわくどっかの誰かさんの十番隊副隊長:松本乱菊と

五番隊副隊長:雛森桃が。

 

 

「「隊長(マユリ様)と同じで」」

と四番隊副隊長:虎徹勇音と、十二番隊副隊長:涅ネムが

 

「「俺達もッス」」

と仮六番隊副隊長:阿散井恋次と

九番隊副隊長:檜佐木修兵が。

 

二番隊副隊長は今回体調不良で休みだ。

 

「早く紹介してくれませんか。」

と冷たい声で、七緒さんが言う。

 

 

「まあいいじゃろ

入りなさい

いや入りにくいじゃろうから8番隊副隊長連れて来てもらえるかの」

 

 

そして

彼女こと雛桜美月のもとに来て手を引く。

まあ無駄な抵抗をしつつ

姿を表した。

 

 

まず彼女の容姿や格好に皆驚いたようだ。

格好は現世の制服。

年は日番谷隊長よりは年上だろう13、4歳ほどの年格好

髪と瞳の色は朱。

阿散井より明るくてまた心なしか炎のよう

髪は長くておだんご頭。

顔立ちは可愛くて綺麗だ。

見た目で判断するなだろうが3席に命じられるように見えない。

 

しかも

全員(何人か除く)「「「「「「「「(それに霊圧を感じない)」」」」」」」」

 

 

というように思うのも無理はない彼女が霊圧を制御し、すべて閉じ込めているからある。

 

 

 

 

ちなみに不真面目にも

「(かわいい子やん)」

と考える市丸に

 

 

「(昨日のやつか?

  いやでも魂葬したばかりだぞ。

  他人のそら似か?)」

 

とかんがえる日番谷。

 

 

 

「(やっぱりかわいいな。

 それに霊圧隠してるのがわかんないよな。やっぱり制御能力はなかなかだよねぇ)」

 

とかんがえる享楽さんである。

 

 

まあ総隊長でさえ違和感を覚える程度しか不自然な点はないのだ。

 

ふつうどこかに乱れが出るはずだから

 

 

 

ちなみに今感じることのできる霊圧はほぼないに等しく、徒人同然なのだから。

 

 

 

 

 

「雛桜美月です。

ほとんどむりやりこのくそじじぃに連れてこられました。

 

もちろんやるからには精いっぱいやらせてもらうつもりです。」

 

と怒気を少し孕んだ声でいう。

 

 

 

総隊長は飄々という。

 

「ほほ

 

美月そろそろ霊圧を抑えんでもらえるかの。

 

それに斬魄刀をもってこんか

 

残さずじゃぞ。」

 

 

しぶしぶと美月は取りに行き

 

 

斬魄刀を3本も持ってきながら

 

霊圧を3席レベルへと引き上げた。(赤子をひねるほど簡単よ by美月)

 

驚愕の視線が集中する。

 

それもそのはず。

 

普通死神は一本

しかも席官以外は浅打のものがほとんどだ。

今現在例外は3人のみ。

 

今日欠席の二番隊副隊長 如月 海依

 

三番隊3席 神無月 由宇

 

4番隊3席 大道寺 皐月

 

だけ。

 

 

しかもその3人でさえ2本。

 

 

 

また、美月が持つ斬魄刀のうちの一本は普通より一寸ばかり長い。(斬月より少し短いくらい)

(一本は逆に短いが)

 

 

斬魄刀の長さは霊圧の大きさ。

しかもここまで霊圧制御がうまいということは、これが限界値だということだから。

 

 

 

 

 

 

 

「あっ 日番谷君!?」

 

周りを見回しているうちに、美月は彼に気づき指を指した。

 

「何じゃ知り合いか?」

「・・・やっぱり昨日のヤツか。

ガキの癖に妙に悟った眼をしやがったヤツ」

 

「あー ガキにガキっていわれたくないんですけどー

昨日もさっきもいったけど雛桜美月って名前がちゃんとあるんですー」

 

 

でも・・・

隠してたことに彼は気づいたんだ

 

私のもつ闇に・・・

 

完全じゃないけど

 

過去のせいでどこか 自分がつらい目にあって当然と思ってることに…

 

 

 

だから興味を持った。

 

そしてその意思の強い瞳も

 

 

まぁ 

  

 

  俗に言う一目ぼれってやつに近かったな

 

 

 

「ぺいっ

やめんか

日番谷、 雛桜もな」

 

 

 

狐目隊長が言う

 

「説明してくれへん?

なんで十番隊隊長さんと知り合いなん?」

 

 

 

 

「昨日 魂葬してもらっただけです。

 

ちょっとミスっちゃって、大虚 に殺されただけです。私、精霊術師なので…」

 

 

「そうやったんか

よかったなぁ」

 

 

胡散臭い

うざい

 

だてに長年、記憶を蓄積していない

生きていない・・・

 

この人も、裏で微笑む五番隊隊長さんや、一見無表情の色黒さんも

 

怪しいと思ってしまった。

 

信じてはいけないと

 

 

それを感じさせず、美月は言った

 

「あの さっきの会話から 2,3,5,9,12、13は嫌です。

 

歓迎されていないようですし…」

 

「ほうワシ個人としては、 6,8,10,11のどこかにはいってもらいたいのじゃが」

 

拒否権はなさそうだし、嫌なところは入っていない

とくに胡散くさいあの人たちの隊じゃなくて安心だ。

 

 

「できれば体験してから決めたいのですが・・・」

 

 

 

 

 

「では6番隊から順に 2日ずつでいいかの・・よいか、朽木」

 

 

 

 

「わかりました、ついて来い恋次」

 

 

「ほら来いよ、あー」

 

 

「雛桜でも美月でもどっちでもいいです。」

 

「雛桜。

         ・・

俺は、6番隊副隊長代理の阿散井恋次だ。」

 

「私は、6番隊隊長朽木白哉だ」

 

じーっと美月が見るのは副官章。

 

「これって椿

恋次さんに似合わないね。

もしかして隊の象徴?

 

アハハ

朽木隊長はピッタリだけど副隊長にあわねぇー

 

だってたしか有名な花言葉"高潔な理性"だよっ

 

似合わなすぎー」

 

冷たくて冷静そうなでも

心根は優しいんだろうなと思う目を持つ朽木さん

 

 

「うっせーよ」

 

不器用そうで直情型で猪突猛進そうな阿散井くん

 

 

 

まあ

 

少しはよさそうかな

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

「人は見かけに寄りませんなぁ」

 

「…そうじゃの

 

 

それにしてもあの子によくにとる」

 

 

 

 

続く.

 

 

 

 

 

 

 


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