日向「質問って、さっきの俺が何をしていたかってことか?」
黒子「他にも色々聞きたいのですが、まあいいでしょう。」
日向「わかった、俺たちは・・・。」
日向の説明によると日向は戦線のリーダーであるゆりが新メンバー候補の男子生徒の勧誘に
失敗したため、ゆりに命令され他にもこの世界に来た人間が居ないか探していたのだという。
大山「僕も日向君を手伝うようにって言われたから、学校内を探し回ってたんだよ。」
と大山が補足する、その後焼却炉の近くまで来た2人は焼却炉から物音と何かの声が聞こえたので
中を確認しようと日向が提案したが、大山はお化けかもしれないといって拒否して、もたもたしたので、思い切って日向が焼却炉の扉を開いたため、大山は逃げ出してしまった。
日向はそれに気づかないまま、黒子を助け出し、逃げた大山が銃を持って戻り、今に至るのだ。
そういうことだったのかと黒子は納得し、別の質問をする。
黒子「人間?この世界は人間が住む世界ではないのですか、人以外の存在がいるってことですの?」
日向「その質問に関しては、明日というよりは明るくなったら詳しく説明するから、待ってくれ。」
と日向が言ったので、次の質問をする。
黒子「ゆりという方に命令されたと、仰ってましたがあなたがたの上司ですの?」
日向「そいつが俺たちが所属している組織、死んだ世界戦線のリーダーだよ、組織の名前は
ちょくちょく変わってるがな・・・。」
黒子「さっき大山さんが持っていた銃はもしかして、その死んだ世界戦線の・・・。」
日向「お前、ほんと頭いいな、死んだ世界戦線、クラススリーエスは天使への抵抗を目的に活動している武装組織ってところだな。」
黒子「・・・、あの銃以外にも武器がたくさんあるということですわね、天使という脅威に
立ち向かうことが目的で、そのために仲間を集めているんですの?」
と黒子が今までの話から推測すると日向は驚いた。
日向「こいつ天才か、アホじゃないやつなんて初めてかもしれねぇ・・・。」
大山「うん、野田君や藤巻君とはちがうね・・・。」
日向「あいつらはあほというよりか、バカだろ比較するまでもねえよ・・・。」
大山「え、そうかな?」
と2人が話しているため、黒子は手持ち無沙汰になり、地面に落ちてるAK74を手に取った。
黒子{重い、モデルガンじゃないのは確かみたいですわね、こんなものを使って抵抗するなんて天使
とは何者なんですの、天使というものは死者の魂を導くのが役割ですわよね・・・?}
宗教に関してはあまり詳しくは無いが少なくても天使は無害な存在であるはずだ。
黒子{ここが死後の世界であるから、天使がいるという理屈なら悪魔がいたとしてもおかしくないでしょうし、どうせだったら悪魔と戦ってるといわれたほうが信じられますわ・・・。}
悪魔よりも天使が有害で脅威というのは信じられないが、黒子は納得がいかないまま2人に聞く。
黒子「とりあえず、今回はこのぐらいで結構ですわ、もう深夜ですので続きは明日ということで
お開きにしません?」
日向「おおそうだな、明るくなってからのほうがお前も状況が掴めるだろうし、そうすっか。」
大山「そうだね、女子寮に案内しようよ、えっと寮監は見回りしてたら会えるかもしれな・・・。」
大山の言葉の途中で黒子はズキッと頭に激痛が走り、痛みのあまり気絶し倒れてしまった。
大山「黒子さん!!!」日向「黒子、おいしっかりしろ!!!」
2人が黒子に駆け寄る。
黒子の脳裏には眼鏡をかけた黒髪ロングのスーツ姿の女性が恐ろしいオーラで佇んでいた・・・。
ここでオリジナル展開から、アニメに沿った展開に移る予定です。