とある死後の風紀委員   作:エヌミ観測手

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不定期更新ですがよければどうぞ。


第10話球技大会

天使エリア侵入作戦から数日後、消えた岩沢の事を黒子は考えながら歩いていた。

黒子「笑顔で消えたという事は満足したという事ですの、そもそも岩沢さんは病気で歌う事ができなくなりこの世界に来てしまった、でもこの世界でその思い残しを解消できたから消えたんですわ。」

黒子「ということは他の戦線のメンバーの方も思い残しや後悔してることを解消させれば、消える事ができるはずですわ。」と結論づけた、しかし屋上でのゆりの説明が気になっていた。

黒子{神への復讐という常識では計り知れない思い、いやこの世界で常識という言葉を使うのは

ナンセンスですわね、ゆりさんはどんな過去があってこの世界に来たのかを知る必要がありますわ

ねできれば他の方の過去も、このまま抵抗し続けるのは間違ってる気がしますもの。}

そうだ、死後の世界に居続けるというのは転生を拒み続けるという事だ、これはよくないと黒子は

考えるが。

黒子「そうなるとわたくしにも悲惨な過去があって、それでこの世界に来たんですわよね・・・。」

この世界に来る以前の記憶が無い今、自分はなぜ死んでしまったのか、記憶がなくなるほど酷い

怪我をしたのか、それとも酷い思いをしたのかまったく思い出せない。

黒子{岩沢さんは記憶が無いなら幸せだと仰ってましたが、そのとおりなんでしょうか・・・。}

黒子{音無さんも思い出すのを不安がってましたわね、あの様子からすると・・・。}

黒子「忘れたままのほうがいいのでしょうか。」

日向「お前がそうしたいんなら、そうすればいいんじゃねえの。」

後ろから声が聞こえ、黒子が振り返ると日向が野球場に居た。

黒子「日向さん、あれ!?わたくしどうしてこんなところに?」

日向「お前、ずっと難しい顔しながら歩いてたが周りが見えてなかったのか?」

黒子「そうみたいですわ///」

日向「ハハハ、顔が赤いぜ、それよりも・・・。」

恥ずかしくて顔が赤くなる黒子を冷やかしていた日向だが、次の瞬間真剣な顔になる。

日向「お前忘れたままでいたいの、自分の過去を。」

黒子「よくわかりませんわ、思い出したい気持ちと思い出すのが怖い気持ちがごちゃ混ぜになって

思い出せるなら、ちゃんと思い出したほうがいいはずですが・・・。」

日向「そうか、力になれたらいいんだけど・・・。」

黒子「日向さんは優しいですわね、何かと助けていただいてますし。」

日向「わかる?俺は人望で生きてきたような男だぜ、頼りにしていいんだぜ。」

黒子「ご自分で人望があるといってしまうのは自分を過大評価しすぎですわねwww」

日向「コラコラ、もっとオブラートに包めよ!!!」

はははと笑いあう2人、黒子はさりげない日向の気配りが嬉しかった。

音無「お前ら、楽しそうだな。」とそこへ音無が近づいてくる。

日向「よう、ちょっと黒子と世間話をしてたんだよ。」

黒子「ごきげんよう、あら音無さん汗をかかれてますわよ。」

音無「そうなんだよな夏って感じの暑さだよ、きついぜ。」と音無は額の汗を手で拭う。

黒子「そういえば正午過ぎに本部に集まるようゆりさんが言ってましたわね。」

音無「その事でお前らを探してたんだよ、時間まであと30分か自販機寄っても間に合うな。」

黒子「そうですわね、何か飲み物を買ってから本部へ参りましょう。」

音無「俺はkeyコーヒーにしようかな。」

黒子「そのコーヒーお好きですわね、わたくしも買ってみようかしら。」

音無「無糖と微糖しかないぞ。」

黒子「わたくしはちゃんとブラックコーヒーも飲めますわよ。」

音無「ふ~ん、まあいいけど日向も一緒に行かないか?」

日向「・・・。」

音無「日向?」

日向「・・・。」

黒子「日向さん?本部へいきますわよ。」

日向「え!?ああ悪い、じゃあいこうぜ。」

と音無が何度話しかけても気づかない日向だったが黒子に声をかけられ、ようやく気づいた日向は

2人を置いて先に歩きだす、残された2人も後を追う。

音無「日向と何を話してたんだ、あいつがボーとしてるのって初めて見たけど。」

黒子「わたくしの失われた記憶に関することですわ、シリアスな雰囲気にはなりかけましたが。」

黒子「あんなふうに様子がおかしくなるほどの会話ではありませんでした。」

音無「失われた記憶か・・・、俺も思い出せるならやっぱり思い出したいな。」

黒子「そうですわね、わたくしももう迷いませんわ、絶対自分の記憶を取り戻しますの。」

とこっそり日向に聞こえないよう話していた2人、改めて記憶を取り戻す決意をする。

日向{そういや、あの時もこんな風に夏真っ盛りの暑い日だったな・・・。}

そんな2人とは対照的に日向は暗い表情だった。

 

 

場所は変わり、戦線本部では

ゆり「こんなおてんば娘がガルデモの新ボーカル候補とはね・・・。」

とため息を吐くゆりの前で天井に刺さったマイクを必死に抜こうとするユイの姿があった。

高松「あれはパフォーマンスでしょうか?」

藤巻「デスメタルだったのか?」

TK「crazy crazy」

音無「事故みたいだぞ。」

黒子「歌は良かったと思いますわ・・・。」

その後マイクを抜くことが出来たユイだったが、そのはずみで床に顔面を強打する。

ゆり「クールビューティーの岩沢さんとは正反対ね・・・。」

松下「他の者を探さないか?」

藤巻「単にミーハーなだけだぜ。」

日向「そうすっか・・・。」

ユイ「コラーちゃんと歌えてただろ!!!」

ゆり「後はバンドメンバーに任せるわ。」

音無「いいのか、ゆり?」

ユイ「全力でがんばりまっス、先輩たち期待しててください!!!」

ゆり「しょうがないわ、でもバンドがこれじゃ球技大会で作戦は難しそうね。」

音無「球技大会、そんなものがあるのか?」

ゆり「そりゃあるわよ学校なんだから。」

黒子「そういうものでしたわね、この世界は。」

日向「今回は大人しく見学か?」

ゆり「いいえ参加するわ。」

音無「そしたら消えるんじゃないのか。」

ゆり「もちろんゲリラ参加よ、あなたたち人数を集めてチームを作りなさい、一般生徒よりも

劣る成績を出したチームには死よりも恐ろしい罰ゲームがあるから覚悟しなさい。」

全員「「「「ええ!!!」」」」

音無「ゆりのやつ何も出来ないからやけになってるよな。」

黒子「前回の天使エリア侵入は一応は成功しましたが成果は少なく岩沢さんを失いましたから・・・。」

日向「日々の鍛錬も俺たちの役目、それのチェックだよ、それより音無・・・。」

音無「ん?」

日向「俺にはお前が必要だ。」

音無「お前・・・、これなのか?」

日向は音無の肩に手を乗せて、笑顔で語りかけたのを音無は手のひらを外側にし顔の横に持ってき

ていわゆるおねぇのポーズを取りながら、言葉を返す。

日向「ちげぇよチームの事だ、ああ黒子も一緒に・・・。」と黒子のほうに視線を送る

日向だったが音無の傍にいたはずの黒子がいない。

音無「離れすぎだろ。」

黒子「おほほ、わたくしに構わず男同士仲良くなさってくださいな。」

といつの間にか、黒子は部屋の隅に移動していた。

日向「誤解すんなって、なあお前ら組まないか?ゆりっぺは本気だし

罰ゲーム避けないとやばいからさ。」

音無「俺はいいけど、黒子は?」

黒子「わたくしはついでみたいに言われましたが、構いませんわ。」

日向「よし決まりだな。」

音無「他のメンバーの当てはあるのか?」

日向「任せろ、黒子にも言ったが俺は人望で生きてきた男だぜ、それを証明してやるよ。」

 

 

しかし最初に尋ねたひさ子は高松のチームに取られ、続く松下五段は

竹山のチームに取られてしまい

頼みの綱のTKは高松に取られるという散々な結果に終わり、

途方にくれながら歩く日向を音無、黒子が続く。

黒子「確かに証明なさいましたわね、ご自身の人望の無さを・・・。」

音無「松下五段は肉うどんで手を打ったからな、証明というよりか露呈したなあいつの人望が。」

日向「うるさい!!!」

音無「そういえば、種目は決まってるのか?」

黒子「聞いてませんでしたわね、バレーボールとかでしょうか?」

日向「野球だよ・・・。」

音無「すると、あと6人か。」

黒子「無理なのではないでしょうか?」

日向「!?」

???「ふっふっふお困りのようですね!?」

と声のするほうをみるとそこには

ユイ「はっはっは。」

日向「何だ、悶絶パフォーマーの新ボーカルか・・・。」

ユイ「そんなことしとらんわ、ボケェ!!!」

日向「お前、何の用だよ、忙しいのに。」

ユイ「メンバー足りないんでしょ、力になるよ。」

日向「お前がかよ、いや待てよ・・・。」

と突然現れたユイが日向に話しかけてる最中、黒子は何かを思いつき、音無の手を取ると

険悪なムードになり始めたユイと日向に向かって。

黒子「日向さん、ちょっと席をはずしますわ。」

音無「おま、ちょっと待てっ・・・。」

ヒュンとテレポートで音無と消えてしまった。

日向「は、お前ら待てよ!!!」

ユイ「あたしを無視すんな、ゴラァ。」

消えた2人を探す日向をユイが回し蹴りする。

 

 

音無「・・・ていってんだろ!!!」

黒子「申し訳ありませんの、ちょっと気になる事がありましたので。」

ヒュンと戦線本部にテレポートした2人、音無は話してる途中にテレポートしたので、そのまま続けて話し終えた、そんな音無に黒子は謝罪した。

ゆり「あなたたち突然現れてびっくりするじゃない・・・。」

とゆりが座っていたいすから2人に話しかける。

黒子「とんだ粗相をいたしてしまいましたわ、実はゆりさんにお聞きしたい事がありますの。」

ゆり「何かしら?」

黒子「差し支えなければ、ゆりさんの過去をお聞かせ願いませんか・・・?」

音ゆり「「!!!」」

音無「黒子、さすがにそれは・・・。」

ゆり「音無君、気にしなくていいわよ。」

黒子「その、わたくし達は記憶が無いので・・・。」

ゆり「言いたい事はわかったからその先は言わなくていいわ。」

音無「実を言うと俺も知りたいんだ。」

ゆり「わかったわ話してあげる・・・。」

ゆりが語り始める、かつてゆりは長女で下には妹が2人、弟が1人の4人姉弟だった。

当時両親の仕事がうまくいっており、とても裕福な家庭で郊外の別荘のような家に住んでいた。

ある夏の日、家に4人組の強盗が押し入る、そのとき両親は不在でゆりたちしか

家にはいなかった。

金目のものを物色する強盗たちだったが、なかなか見つからずに苛立ち始める。

そして妹たちを人質にされて、10分ごとに金目のものを持ってくるよう言われ、もし気に入らなかったら妹たちを1人ずつ殺してゆくと・・・。

ゆりは吐き気と頭痛に苦しみながら必死に家中探し回ったが、結局30分後警察が到着したときには

生き残っていたのはゆり1人だけだった。

それを聞いた音無と黒子は言葉が出てこなかった・・・。

ゆり「あたしはフジツボになったって構わないのよ、あたしは神がいるのだとしたら立ち向かいたいだけよ、だって何も悪い事をしてないのにこんなの理不尽すぎるじゃない、悔しすぎるじゃない・・・。」と俯きながらつぶやく。

黒子「・・・。」

音無「ゆりは強いな。」

ゆり「え?」

音無「もし、俺の記憶がそんなだったら真っ先に消えると思う。」

黒子「そうですわ、ゆりさんは懸命に立ち向かっていますの。」

黒子「わたくしでお力になれることがあったら何でもお申し付けくださいまし。」

音無「そうだよ、俺も力になるから。」

ゆり「2人ともありがとう。」

黒子「それではわたくしたちは球技大会のメンバー集めに戻りますわ。」

音無「ゆり、話してくれてありがとう、つらかったよな・・・。」

ゆり「いいのよ、みんな知ってる事だから。」

ゆり「じゃあ、2人とも球技大会は任せたわよ。」

黒子「はいですの、では失礼しますわ。」

ヒュンとテレポートで消える2人。

 

 

場所は変わり、

学習棟屋上に黒子と音無はテレポートで現れた。

日向「うおっ!!!」

ユイ「きゃあああ。」

椎名「むっ・・・。」

三者三様に驚く日向たち。

音無「・・・、と日向とユイと椎名か。」

黒子「・・・、ただいま戻りましたの。」

気まずい表情で3人と対峙する2人。

日向「お前らどこ行ってたんだよ、あれから椎名っちが入って3人になったんだよ。」

音無「あ、ああちょっとな。」

黒子「席をはずしてる間に合計で5人になりましたのね。」

ユイ「うわぁ、すごいっすねぇ・・・。」

椎名「・・・浅はかなり・・・。」

日向「後4人どうすっかな、他の戦線メンバーはほとんど取られちまってるし。」

黒子「他の方のチームに入るのは気が引けますわね・・・。」

音無「どうすんだ?」

日向「しょうがない、後は一般生徒で賄うか。」

ユイ「はいはぁーい、あたし友達何人かいますよ。」

NPC女子1「私たちユイにゃんさんのファンっていうか・・・。」

NPC女子2「応援してるって言うか。」

NPC女子3「勝手に親衛隊みたいな?」

ユイ「ユイにゃんは人気に驕ることなく地道にストリートライブしてファンを

獲得してますから。」

日向「ミーハー女かよ・・・。」

音無「これでも1人足りないんだが。」

日向「しょうがない、元々ゲリラ参加だしライトとレフトを中間寄りにするか。」

黒子「それでいいんですの、でも時間が迫ってますわね。」

球技大会開催時間が近づいてきたため、一同は仕方なく会場に向かう。

 

 

球技大会が始まり、各戦線チームもゲリラ参加して大会は進んでいく。

ゆり「順調に勝ち進んでいるわね、これなら天使も文句をいえないわ。」

しかしNPC達のチームを倒しすぎたせいか、生徒会が野球部を連れてやってきた。

藤巻「何だてめぇら。」

???「生徒会副会長の直井です、僕たちは生徒会チームを作りました。」

直井「僕たちも参加してあなた方と戦います。」

藤巻「おもしれぇ、やってやるぜ。」

だが次々に戦線チームは敗れてゆく。

ゆり「くぅーー、ずるいじゃない野球部のレギュラーなんて。」

無線「こちら遊佐です、高松チーム負けました。」

ゆり「残ってるチームはまだいたっけ?」

無線「日向さんのチームが最後ですね。」

ゆり「あいつらかよ、終わったわね。」

と期待しなかったゆりだが。

無線「日向さんチーム2点追加しました、いい調子です。」

と野球部のレギュラー相手にいい勝負を繰り広げていた。

ゆり「なかなかやるじゃない、天使をフェアな方法でぎゃふんと言わせられるなんて。」

 

 

日向{勝てるかもしれない、最終回1点差、2アウトランナー2、3塁・・・。}

と日向は考えていた、一方ピッチャーの音無は暑さと連投で消耗していた。

音無「タイム。」と音無が言って試合は一時中断される、サードにいた黒子も日向に近づく

音無「やべぇ、抑える自信ねぇよ、ピッチャー変えてく・・・。」

日向「・・・。」

黒子「音無さん、ピッチャー交代ですの?」

音無「日向?」

日向「・・・。」

黒子「どうされましたの、日向さん?」

日向「え、ああ悪い昔生きてた頃に似たような事があったけってな。」

日向「すげぇ大事な試合だったんだ・・・。」

と音無と黒子に呼ばれてたのに気づかなかった日向が寂しげな表情で答えたが。

音無「お前、震えてるのか?」

日向「え、あれおかしいな・・・。」

黒子「過去の大事な試合で何がありましたの・・・?」

日向「わかんねぇ、よく覚えてないんだ。」

日向「俺、野球部で甲子園目指してたんだ・・・。」

と黒子の鋭い問いかけに日向は過去を話し始める。

夏の甲子園出場を賭けた最後の地区大会の決勝、暑い日差しの中口の中は泥の味しかしなかった。

最終回、2アウトで2、3塁にランナーがいた、簡単なセカンドフライのはずだった、ほぼ定位置に落ちてくるボール、しかしそれを捕れたか落としたのかは思い出せなかった・・・。

茫然自失の日向にチームメイトたちは冷たく、疫病神だだの、こいつ1人でみんなの3年間の努力を

無駄にしただのと言い放つ、やがてチームメイトが去り、着替え終えた日向を先輩が呼ぶ。

先輩は慰めの言葉と共に日向に違法薬物を手渡し、使うよう勧められる・・・。

日向は目を閉じて考え込んでる、そんな日向に音無が尋ねる。

音無「お前消えるのか?」

日向「え。」

音無「お前この試合に勝ったら、消えるのか?」

日向「消えねぇよ、何でこんな事で、消えるかよ・・・。」

黒子「・・・。」

音無「・・・。」

と言ってセカンドに戻る日向を音無と黒子は見送る。

音無「黒子、頼む。」

黒子「ええ、いざというときは任せて下さいまし。」

試合が再開し、音無が振りかぶって投げたがカキィンと打たれてしまう、しかも打球はセカンド目掛けて高く上がってしまう。

音無{ああっ。}

黒子{これは。}

日向{まさかセカンドフライ、あの時と同じだ・・・。}

音無「日向ぁぁぁぁぁ!!!」

黒子「日向さぁぁぁぁぁぁん、キャッ。」

3塁走者「うわっ!!!」

日向に向かって駆け出す音無、黒子も駆け出そうとするが走り出そうとした走者と

ぶつかってしまい、しりもちをついてしまった。

日向{こいつを捕れば終わるのか、そいつは最高に気持ちがいいな・・・。}

音無{捕るな、日向、俺は俺はっ、お前に消えてほしくない!!!}

日向「・・・、ぐわっ。」

ユイ「隙ありぃぃ!?よくも卍固めしてくれやがったなこのぉぉ!!!」

と横からユイがタックルしてきたため日向はボールを捕れなかった。

音無「・・・。」

黒子「・・・。」

審判「ホームイン。」

日向「何してくれてんだよ、お前は!!!」

ユイ「すびばぜん、次はちゃんとタイミングよくやりますから・・・。」

日向「次があってたまるか!!!」

音無「・・・。」

審判「ホームイン、ゲームセット生徒会チームの勝利。」

黒子「負けましたわね・・・。」

こうして球技大会は終わりを迎えた。

 

 




すみません、誤って途中でUPしてしまいました。
急遽二部構成に変更します。
二部構成じゃなく続きを作れたらそのまま続けます。
重ね重ねすみません。
何度か作り直してしまいましたがこれで10話終了です。
ぐだぐだでほんとすみません。

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