とある死後の風紀委員   作:エヌミ観測手

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第1話目覚め

???「はっ!?」

少女が目を覚ますと辺りは一面の闇だったというよりは。

???「狭いですの、ここは一体どこですの、部屋というよりは箱の中でしょうか?」

少女は起き上がろうとしたが身動きができない、空間が狭すぎるのだ。

???「わたくしはなぜこんな場所にいるのでしょう・・・?」

まったく状況がつかめない少女は何があったか思い出そうとするが・・・。

???「あれ、なにもわかりませんの、こんな状況になってる以上、何か事故か

事件に巻き込まれたと考えるべきですが、閉じ込められてるとしたら犯罪・・・!!!」

と呟いた時、ズキッと頭に激痛が走った。

???「痛い!!!」思わず大声を出し、手で頭を押さえようとしたら更に、ガンッ

どうやら腕が壁にぶつかったようだ、鈍い音と共に、腕にも痛みが走った。

???「肘と頭が痛いですの・・・。」

痛みがなくなり始めると暗闇に目が慣れてきたのか、視線を上下に向けると、

???「これは灰、何かの燃えカスのようですわね、それに上には扉、ふたでしょうか・・・?」

少女の足元には焦げ臭いにおいのする燃えカスがあった、紙を燃やしたあとのようだ。

そして頭上には、わずかな光が四角形の枠から漏れていた。

???「ここから出られるとしたら、これしかありませんわね。」

少女は決意し扉をおしあげようとするが・・・。

???「う~~~ん、重いですわね・・・。」

???「う~~~~~~~~ん、だめですの、びくともしませんわ。」

2回試したが少女の力では難しかった。

途方にくれてると、ギイッという音と共に上から光が差し込み、風が入ってきた。

突然の出来事に、少女は身構えたが・・・。

???「お前こんなとこに入って、な~にやってんの?」

と男の声が上から聞こえた。

少女は警戒し、様子を伺っている

???「お前、そこから出たいんじゃねえの、手を貸すよ、ほらっ。」

少年は手を差し伸べたが、少女は一向に動こうとしない。

???{怪しまれてるのか、こりゃ慎重にいかないとゆりっぺの二の舞になっちまうな・・・。}

少年は笑顔になって、警戒させないように少女に話しかけた。

???「大丈夫だって、ただお前をそこから引っ張り出すだけだ、ずっとその中に居たいんだったら、話は別だが・・・。」

???{どうやら、この方は悪い方ではなさそうですわね・・・。}

少女は差し出された手を掴んだ。

???「よし引っ張るぞ、狭い入り口だから、ぶつからないよう気をつけろよ。」

グイッと少女は引っ張り出されて、ようやく外に出られた。

???「ありがとうございます、わたくしがいたのは・・・。」

少女が自分が閉じ込められてた場所を確認するために振り向いた。

そこには煙突がついた箱状のレンガで出来た物体が二つ並んでいた、どうやら焼却炉のようだ。

???「これは焼却炉ですわね、道理で燃えカスや焦げたにおいがしたわけですの・・・。」

???「お前なんで、この中にいたんだ、その様子だと自分からは入ったんじゃなさそうだな。」

少女が考えていると、少年が話しかけてきた。

???「え~と、気がつくとあの中にいたんですの、理由はわかりませんが・・・。」

???{こいつNPCではなさそうだ、新メンバー勧誘のチャンスだ!!!}

少年は意気込んだ、まずは警戒心を和らげるために、少女にこう語りかけた。

???「とりあえずお前、煤で制服や顔が真っ黒だぜ、ちょっと待ってろ 拭くものとか

持ってくるからよ」

???「え?」

少年は走り去ってしまい、少女は取り残された。

 




私は二次創作は初めてで、誤字脱字があったり、至らぬ点もあるかもしれず
駄文ですが、よろしくお願いします。

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