東方masquerade   作:リョウタロス

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第十二幕 ダンスバトル

「ルール説明といきましょうか。ルールは簡単、踊りながら戦う!これだけです。注意点は一回戦とほぼ同じそれにプラス飛ぶのが禁止になっています。そしてステージ外に出るのも禁止。これらのルールを破った場合即反則負けです」

「ちなみに制限時間が決められ5分間で決着がつかなかった場合そこから1分だけスペルカードの使用が認められます。ま、それでも決着がつかなかったら引き分けで賞品は副賞を半分にするだけですけどね」

 

「絶対負けねえ」

「こちらも手加減はしません」

 

「スキルコピー『リュウタロスのダンス』」

俺は能力でまたリュウタロスのダンスをコピーし電王ベルトとパスを出し腰に巻いた

 

「変身」

 

『Gun Form』

 

俺は電王ベルトの紫のボタンを押しパスをセタッチし紫色の竜を模した仮面ライダー電王ガンフォームに変身した

 

「お前、倒すけどいいよね?答えは聞いてない」

「倒される気はありませんし人の答えは聞きましょう」

 

「準備はいいですね?では曲が流れたら試合開始です。ちなみに曲は途中で変わることもあります。それではミュージックスタート!」

 

最初のBGMはグル○レースだった

「いくよ」

曲が始まった瞬間俺は回りながら衣玖さんのいる方向にデンガッシャー ガンモードの銃口を向け連射する

しかし衣玖さんはそれを跳んでかわし俺の真上から羽衣のドリルで突き刺そうと自分自身も回転しながらかなりの勢いで降りてきた

それを俺はバク転で後ろに避け俺がいた場所に銃を撃った

 

けれど銃弾は全てドリルに弾かれそこから衣玖さんの回し蹴りがとんできた

俺はそれをサマーソルトで上に蹴り上げBGMのリズムに合わせてデンガッシャーを何発も撃った

 

それを受けた衣玖さんは後ろに吹き飛びながらも空中で一回転し体制を立て直した

 

※銃の方は本来の威力ではなく当たったらあざ程度になるよう調節されています

 

BGMは変わりどうやら衣玖さんのテーマ曲である『黒い海に紅く ~Legendary Fish』になったようだ

 

「この曲なら完全な本気が出せます」

 

衣玖さんはそう言い舞いながらこちらに近づいてきた

 

俺はバックステップを踏みながら銃を撃つが羽衣で弾かれたり避けられたりしてまったく当たらない

 

「くっ!」

俺は衣玖さんに目の前まで迫られ回し蹴りを放つが衣玖さんはそれを体を仰け反らして避け無防備になった俺の背中に体を回転させながら放たれた蹴りが炸裂した

 

「うあっ!?」

 

「まだまだいきます!」

さらにそこから羽衣のドリルを俺の背中に当ててから上に放り投げた

「フィーバー!」

「グアアァァァァ!?」ビリビリ

 

そして上空で俺は衣玖さんの雷を喰らいそのままステージに落ちた

 

「ふっ、決まりましたね」

 

「まだ…だよ」

衣玖さんが完全に終わったと思いドヤ顔していたが俺は痺れる身体に鞭打ちなんとか立ち上がった

「まだ出来るんですか?」

「もちろん。それにそろそろBGMもチェンジだ」

 

ちょうどBGMは変わり『Double Action gunform』が流れ始めた

 

「こっから僕本気出すけどいいよね?答えは聞いてない!」

 

「だから人の答えは聞きなさい!」

衣玖さんはそう言いながらステップを踏んで近づいてきたが俺はデンカメンが邪魔にならない体制でヘッドスピンをしながら何度も蹴りを放ち衣玖さんを怯ませる

 

「ッ!?」

 

そして衣玖さんがひるんだところで俺はデンガッシャーを撃ち吹っ飛ばした

 

「最後、いくけどいいよね?答えは聞いてない」

『Full Charge』

 

俺はベルトにセタッチしデンガッシャーにパワーを貯めそれを両手で真上にかざしてから胸の前まで下ろし両肩のドラゴンジェムとデンガッシャーの銃口にパワーが集まり出来た球体を発射した

 

その球体は衣玖さんが即座にドリルにした羽衣とぶつかり拮抗する

 

「ハアァァァァァァァァ!!」

 

そしてワイルドショットの球体は爆発しその爆発は衣玖さんを呑み込んだ

 

「はぁ、はぁ、くっ!」

しかし衣玖さんはボロボロながらも立ち上がってきた

 

『ブーーーー!!』

「ここで5分を過ぎました!ここから1分間!スペルカードの使用が許されます!」

 

BGMは変わりスマブラDXの終点のBGMになった

 

「衣玖さん、一つ提案があるんだが?」

「口調が元に戻りましたね。提案とは何ですか?」

「どうせ時間も残り少ない、なら今出せる自分の最強の一撃で決めません?」

「そうですね、わかりました。その提案のみましょう」

 

「それじゃいきますよ!進化【ライダーエボリューション】!」

『モモ ウラ キン リュウ』

『Climax Form』

俺の姿は電王ガンフォームから両肩と胸に電王のロッド,アックス,ガンフォームのデンカメンをつけ顔はソードフォームから一皮向けた電王クライマックスフォームになったそしてそこから

「手羽野郎も来やがれ!」

金色と水色で装飾された翼の形のウイングフォームのデンカメンを背中に翼のように装着し仮面ライダー電王超クライマックスフォームになった

 

「準備はすみましたね。いきますよ魚符【龍魚ドリル】!」

衣玖さんは羽衣をドリルにしさらに放電しながらそれに電気を纏わせ巨大なドリルとなった

 

『Charge And Up』

 

俺はケータロスを装着したベルトにパスをセタッチし上に跳ぶと背中のウイングフォームのデンカメンが大きな翼となりそこから一気に超ボイスターズキックを放つ

 

衣玖さんのドリルと俺のキックが衝突し衝撃拮抗する

 

「ウオオオォォォォ!!」

「ハアァァァァァァ!!」

 

そして爆発し俺と衣玖さんは爆煙に包まれる

 

煙が晴れそこに立っていたのは

俺だった

 

「衣玖さん、俺の勝ちだ」

 

「試合しゅーりょー!激戦を勝ち抜いたのは海堂 紀斗さんです!」

 

俺は変身を解きスペルカードを発動した

「回復【メディカル オン】」

俺はメディカルの注射器を衣玖さんに使いメディカルを消した

 

「ありがとうございます。あなた自身は使わなくていいんですか?」

「ああ、そんなん使ったら永琳の治療が受けられないだろ」

俺は笑いながら言うと

「ははは、そうですか」

衣玖さんは少し笑いながらそう言った

 

俺はその後賞品の写真集をもらい永琳達のところまで戻った

戻るまでに少し襲われたが主にナイフと人形で

 

「ただいま~」

「お疲れ様、何か欲しいものはある?」

「永琳の膝まくらがほしい」

俺はそのまま永琳の膝座っていた永琳の膝に頭を乗せた

「えっ、ちょっと紀斗///」

「やってあげなさいよ。膝まくらぐらい。さてその間に写真集を見せてもらいましょうか」

「どうぞ」

俺は永琳の膝まくらをたんのうしながら写真集を輝夜に渡した

 

「へ~、なかなかいいのが揃ってるわね。…あら?紀斗、あなたまさかもう永琳の写真を抜き取ったの?」

「当たり前です。ナイフやら人形をよけながらやるのは大変でしたけど」

「ま、いいわ。それよりこれは死守しておかないと、交渉材料としてこれほど良いものは無いからね」

 

 

俺はその後名残惜しいが永琳の膝まくらから離れ紫さんにあることを聞きに言った

 

「ゆかりん、ちょっといいかい?」

「あら、浮気かしら?」

「んなもんやるくらいなら舌噛み切るよ、それより聞きたいことがあるんだが、場所を変えないか?」

「いいわよ、じゃ、この中に入りなさい。」

紫はスキマを開き中へ入るよう勧める

「お邪魔しまーす」

 

博麗神社境内のはずれ

 

俺はスキマから出ると紫さんはスキマから顔だけ出して出てきた

「で、聞きたいことって何かしら?若さの秘訣?」

「いや、それはどうでもいいが。…財団X、あの白衣の集団には気づいているだろ」

「ええ、最近何度か来たあいつらね」

「あいつらについてどこまでわかる?」

「そうね、まず幻想郷の住民に怪物に変身するものを売ったり、配ったりしている。向こうにもかなりの実力者がいる。どこからか幻想郷に出入りしている。怪物に変身すると弾幕がほぼ効かなくなるってところね。ちなみにあの怪物、弾幕は効かなくても能力による攻撃や物理攻撃は効いたわよ」

 

「そのくらいか」

「あなたは他にも知っているんでしょ、あの怪物のこととか」

「ああ、多分あいつらが配ったりしているのはゾディアーツスイッチとガイアメモリあとメダルを人に入れてヤミーも作っている」

 

俺はドーパント、ヤミー、ゾディアーツについて教えた

「なるほどね、どれも人の欲望が暴走してなるものばかりね」

「あいつらがどこから出入りしているのか探知出来ないのか?」

「駄目ね、どうやっているのかわからないけどうまく隠されているわ」

「そうか」

 

俺はその後少し紫さんと情報交換して永琳達のところまで戻り宴は次の日の朝近くまで続いた

 


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