鳥竜種な女の子   作:NU

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第14話 危機

「姉ちゃん、どうだい一本」

「んー?」

 ふいに屋台のオヤジから声をかけられ、ケレスはピタリと立ち止まった。ふらふらと道の脇にあるその屋台へと歩いていき、中を覗き込む。

「呼んだ?」

「そうだ。どうだ一本、美味いぞー」

 ほれ、とオヤジが差し出したのは肉がいくつか刺されている串焼き。見れば屋台のテーブルの上では、炭火で何本もの串が焼かれていた。「おおー」とケレスは目を輝かせて、躊躇いなくオヤジから串を受け取った。

 そしてすぐにパクリ、とかぶりつく。肉汁が溢れ出て旨味が口の中で広がり、自然と表情が緩む。オヤジは嬉しそうに笑って、

「どうだ、うまいか」

「うん! もう一本いい?」

「よし、食え食え」

 何口かで一本目を食べ終わり、続けて二本目を手に取ってまた口に運ぶ。しかしそれは、横から伸びてきた手によって直前で止められた。ハッとして振り返るケレス。

「何やってるんですかね、ケレスさん?」

 そこでは引きつった笑顔で、レンドが怒りを現にして立っていた。ケレスも血の気が引いた顔で笑い返す。

 

 ケレスとレンドが出会ってから一日が経ち、二人は昨日の約束通りにここ、ヴェールの中央通りを訪れていた。

 中央通りという事もあり、かなりの賑わいを見せているこの場所は、多くの屋台や店が連なっている。街は人で溢れ、人々の喧騒や呼び込みの声が絶えず聞こえてきていた。

 そんな中、ケレスはまるで幼い子供のように自由きままな行動をするので、レンドはかなり手を焼いているのであった。今も振り返ったらケレスがいなくなっていて、慌てて引き返したところである。

 

「勝手に食べ物を食べるなって、言わなかったか?」

「うん、そうだねー」

 結局レンドがお金を払った二本目の串焼きを食べて嬉しそうにしながら、ケレスが適当に返事をする。むっとしてレンドが彼女の顔に視線を向けると、同時にケレスもレンドを見たので二人は目が合った。

「……何? 欲しいの?」

 それをどう勘違いしたのか、「はい」とケレスは食べかけの串焼きを差し出してくる。レンドは暫くそれを見つめていたが漸く理解し、顔を少し朱に染めながら慌てて拒否をした。

「ははは、これまたウブなカップルだな」

 屋台の親父が串を回しながら笑う。

「か、カップルじゃないです!」

「カップルって何?」

 結局残った肉を全部食べて咀嚼しながら、ケレスが首を傾げて訊く。レンドは「それは……」とごまかし、オヤジはにやにやとからかうように笑いながら串を回し続けていた。

 

 カップルに見えるだろうか、とレンドはチラリとケレスの姿を確認する。流石に昨日のようなインナー一枚という格好では無い。ランから借りた半袖シャツとショートパンツを身に纏っている。が、サイズがあまり合っていない。身長的な問題はさほど無いのだが、主に胸の辺りがきつそうである。

 オヤジに目を向けてみると、明らかにそこを凝視しながら笑い続けていた。早くケレスに服を買おうとレンドは心に決めた。

 それは置いておくとして、確かに年下に見えて兄妹のように見えるランとは違って、ケレスは自分と同じくらいの年齢に見える。この年頃の男女が一緒にいるとなると、やはりそう見えるのだろうか。

(って、何考えてるんだ!)

 急に恥ずかしくなり、慌ててレンドは自分の想像を取り消した。そんな彼を見てケレスがまた不思議そうに首を傾げた。

 

 

「それじゃ」

「おう、また来いよ」

 そんな挨拶を交わしてから二人は屋台を離れ、再び中央通りを歩き始める。

 ケレスは明らかに周りから視線を集めていた。なかなかお目にかかれない程の美少女であり、同時に抜群のスタイルを持っているとあれば当然だろう。

 当然ながらその隣にいるレンドにも視線は集まる訳で。しかしレンドはさほどその視線が気にならない事に気がついていた。それもそうだろう。ランと歩いている時にも彼は常に同じ視線を浴びているのだ。

 

「ランも来れば良かったのに」

 また何かに気を取られて視線を向けながら、ケレスはぽつりと呟く。レンドはそれに「そうだな」と同意する。

 そう、ランは彼らと共には来ていない。今朝彼女を誘ったところ、人混みが苦手だからと断られてしまったのだ。確かにランはまだレンドやミリィ以外の人間に対する警戒心は抜け切っていないようで、人の多い場所に来るといつも気分悪そうにしている。それを分かっているので、レンドは仕方なく了承をしてケレスと二人だけでやって来た。

 しかしランを一人で部屋に置いていて心配だというのもあるが、やはり三人で来たかったなとレンドは思うのであった。

 

「……さて、服買うか」

 正直女の子の服に関しては何も分からないが、取り敢えず買わない事には仕方ない。横のケレスに視線を向けてみると、またふらふらとどこかへ歩いて行こうとしているところだった。

 慌ててその左手を掴んで止める。この人混みに紛れられてしまっては探すのは苦労しそうだ。ケレスは不満そうにレンドの隣に戻る。

「もう、なに?」

「いいから来い」

 埒が明かないのでケレスの手を引いたまま歩き出すレンド。ケレスはまだ不満そうに眉を潜めていたが、また違う場所に行くのもいいと感じたのかすぐに口元を緩めた。

 人の間を縫うようにして歩く二人。ふとそこでこの状況は周りから見れば、手を繋いで歩いているようにしか見えない事に気がついて恥ずかしくなったが、その想像を振り払って何とか歩いた。

 

 

「……はぁ」

 一方その頃、ランは一人部屋に残って退屈な時を過ごしていた。人の多い場所は苦手なのでレンドの誘いを断ったのはいいが、今は若干後悔していた。多少無理をしてでも行けば良かっただろうかと思う。

 まず第一に部屋に一人でいてもやる事が無い。レンドに与えられた文字を覚えるテキストと人間の基本的な暮らしを覚えるテキストはもうやり終えてしまい、完全にやる事が無かった。それに加えて一人で部屋に居るというのはかなり心細いものがある。

 ベッドに腰掛けて、ぼんやりと部屋の中を見つめる。

 レンドとケレスは今何をやっているだろうか、と考える。何かトラブルが起きていなければ、今頃は服を探している頃だろうか。そうしていると、自分も行きたいという気持ちは更に強くなってきた。

 勿論人の多い場所は怖い。しかしそれ以上に、レンドが自分以外の人と二人きりでいるという状況に、不安にも似た僅かな胸の痛みを感じていた。しかしそれが何なのかは彼女には分からない。

 

「……よし」

 一人頷いて、ベッドから立ち上がる。棚の上に置いてあった鍵を手に取る。

 やっぱり行こう、ランはそう決意した。今までレンドがいない状態で街を歩いた事は無い。しかし、最近では人間の暮らしにも多少は溶け込んで来たので多少は大丈夫だろうという予感もあった。こんな事なら最初から一緒に行けば良かったとも思うが、今更そんな事を思っても仕方が無い。

 小さな鞄を肩にかけると、小さく気合を入れてドアの向こうへと踏み出した。

 

「いやー、楽しかったー」

 先程買った服類の入った袋を嬉しそうに抱きしめて、ケレスが笑う。レンドは財布をしまいながら苦笑した。

 結局女性店員に全てを任せたところ、下着から上着まで一通り不自由無い位には揃える事が出来た。しかし必然的にレンドの財布からは金に羽が生えたように飛んでいく訳で、レンドの財布はかなり軽くなっていた。彼はでもまぁ仕方ないかと割り切る事に決める。

「で、どうする? 丁度昼時だし、何か食べるか?」

「んー……それじゃあ一度戻ってランとも一緒に食べよ」

 ケレスの提案にレンドは素直に頷いた。やはり食事を二人だけで勝手に済ませてしまうのは気が引ける。それにランとも一緒の方が楽しいに決まっている。

 

「うぅ……どこですかー」

 昼時の中央通りは更に人が増えたように見える。ランは人混みの中を転びそうになりながらもレンドとケレスを探すべく歩き続けていた。頑張れば見つかるだろうt思っていたランだが、この人だかりの中から見つけ出すのは「かなり」頑張らなければいけなさそうだ。

 肩がぶつかって、またランは謝る。気のせいか道行く人が皆自分を見ているような感覚すら覚える。レンドがいないだけでこんなにも不安だとは、ランは全く考えていなかった。

「レンドさぁん」

 思わず名前を呼んでみるが、返ってくるのは人々の喧騒だけ。何とか道の脇にそれて、一息つく。

「……それにしても混んでるなぁ」

 レンドと初めてこの街に来た時にはここまで混み合ってはいなかった。だから何とか一人でも大丈夫だろうという気になったのだが、これは想定外だ。

 ランは溜息を吐いて、地面にしゃがみ込む。その目は涙目になっていた。

 やっぱり人の多い場所は苦手だ。気分が悪くなり、最初からレンドとケレスと一緒に行かなかったのを悔いる。しかし、今更もう遅い。

「……帰ろう」

 もう二人を探す気力は無かった。やっぱりレンドがいなければ何も出来ないのだと情けなくなる。 

 目をこすって立ち上がり、ホテルの方向へ歩き出そうとする。

 その時、

「こんにちはー」

 

 背中にかけられた声に、ランは慌てて振り返る。すると路地裏で、顔に入れ墨の入った細身の黒髪の男が一人立っているのが見えた。警戒心を現わにして一歩後ずさるラン。しかし男は笑顔を見せる。

「あ、そんな警戒しないで?」

「だ、誰ですか」

 どこか見覚えのある入れ墨だが、どこで見たのかは思い出せなかった。男はくくくと声を殺して笑う。

「いやぁ、君のお連れさん? その人に君を探してくるよう頼まれちゃってねー」

「……もしかして、レンドさんですか?」

「そうそう、レンドくん」

 レンドの名前に警戒心を少し解くラン。男はまた笑う。

「ちょっと事情があって手が離せないんだって。だからハンター仲間の俺が来たってわけ」

「レンドさんに、何かあったんですか?」

 恐らくレンドは部屋に戻ったらランがいない事に気がついて探しているのだろう、と考える。しかしこのハンター仲間を名乗る男は手が離せないからと言った。それならばレンドに直接自分が来れないような何かがあったという事ではないか。

 しかし男は「いやいや大丈夫」と否定する。それにほっと息をついて、頭を下げる。

「分かりました、私戻りますね」

 そうしてそのままホテルまで走ろうとする。しかしその手首を男が「待って」と掴んだ。

「レンドくん、実はこっちで待ってるんだ」

「……え?」

 

 そう言って男が指差したのは宿泊しているホテルとはまるで方向の違う路地裏の先。流石に警戒心を高めるラン。どう考えても、ケレスもいるというのにこんな危険そうな場所へレンドがいく筈が無い。ランの表情がこわばった事に男も気がついたのか、「えーっと」とごまかすように目玉を動かす。

「実はこの先にハンターの集まる場所があってさ、そこにいるんだ」

「ハンターの……集まる場所?」

 

 ランはハンターについて詳しい事は知らない。ただモンスターを狩ればよいという事ではなく、様々な手続きをしている事を知っている。

 だから「ハンター」という名前を出されると、無知ゆえに簡単に「そういうのもあるのか」と信じてしまうのだ。

「本当に、この先にいるんですか?」

「そうそう」

 レンドが手を離せない用事とは何だろうか。もしかするとケレスに何かあったのかも、とランは考えた。それならば自分を探しているのも納得出来る。

「……分かりました! 連れて行って下さい!」

「……了解」

 ニヤリと、男の口元に笑みが浮かんだ。

 

 

「あれ?」

 レンドとケレスがランと食事をする為に部屋へ戻ってくると、そこにランの姿は無かった。部屋中を探して呼びかけてみるが、やはり姿は無い。風呂やトイレを見てもやはりいない。

 ケレスも荷物を置いてベッドの布団をはがしながら、首を傾げる。

「んー? どっか行っちゃったの?」

「うーん、ん?」

 そこでレンドの目線は棚の上に向けられた。

 確かそこには予備の鍵が置いてあった筈だ。続けて隣に目を向けてみると、そこにあったランの鞄も無くなっている。

「……まさか」

 一気に背筋が凍った。

 自分たちを追いかけて、街へ出た?

「あの……バカ!」

 弾かれたように部屋を飛び出すレンド。その後ろをケレスもまだ意味が分かっていないように首をかしげながら追いかける。

 

 

「本当にこっちで合ってるんですか?」

「うん、もうすぐ着くよ」

 男に言われるままに路地裏を進むと、段々と大通りからも遠ざかって人の声も聞こえなくなってきた。陰気な雰囲気に包まれ、高い建物が密集しているが故に薄暗くなってくる。

 ただでさえいくらレンドのハンター仲間といっても知らない人が近くにいるのが怖いのに、ランは恐怖を感じて震え出した。しかし、もしレンドが自分を探しているのなら行かない訳にはいかない。

 

「ほら、ここだよ」

 それから数分進んだ時、漸く男は立ち止まった。こちらを振り返って微笑みかけてきて、右手の建物と建物の間を指差す。

「君から入りなよ」

 本当にこんな場所にレンドはいるのだろうか。そう思いつつも、覚悟を決めて指示された道に足を踏み入れる。

 顔を上げて、レンドの姿を探す。

「……え?」

 道は少し進んだところで行き止まりになっていて、その壁の前に二人の男の姿が見える。大柄な男と、煙草をふかしている男だ。二人共に髪を金髪に染めて顔に入れ墨をいれている。二人はランの顔を見て、下品な笑みを浮かべた。

「え……レンドさんは……ッ」

 そこで漸く、気がついた。

 この男達は、

 慌てて振り返る。すると先程の男は黒髪のカツラを手に持って、ニヤリと口元に笑みを浮かべた。後ろは彼に完全に彼によって塞がれている。

「俺達の事、覚えてるかな!?」

「あ……あぁ」

 この男達はランが人間になったその日に、酒場で声をかけてきた三人の男達だ。

 なんであの男達が今ここにいるのかが分からない。しかしこれだけは分かる。

 騙された、と。

 

「いやー、ほんと素直だねー!」

「じゃあ、お兄さん達と楽しい事するか?」

 前の男達が立ち上がり、ランに寄ってくる。後ろの男も呆然と立ち尽くすランの脇に腕を回して暴れないように拘束する。

「レンド、レンドさんは!?」

「愛しのハンターの彼氏様はいませんよー」

 

 これから何をされるのかは分からない。しかし、ひどい事をされるのは分かった。慌てて声を上げようとするが、それは男の手で塞がれる。

「うわぁ、マジ可愛いなこの子」

 顎に手を当てられ、無理やり上を向かされるラン。彼女の顔をじろじろと見ながらニタニタ笑う男。もう一人の大柄な男がランの青髪を触る。

「これって自毛か?」

「んなわけないって」

 ランの顎を触る男が笑う。すると男は徐々にランに顔を近づける。

「うわー、マジ可愛いわやべぇな」

「うわぁお前が一番乗りかよ」

 後ろでランを押さえる男が笑う。ランは必死で体を動かすが、恐怖で体が動かない。そうしているうちに男の顔は更に近付いて、

 

「!! やめて!!」

 男の体が後ろ向きに思いっきり吹っ飛んだ。ドサリと地面に落ち、悲鳴をあげながら悶絶している。突然の出来事に何が起こったのか分からず、呆然と突然地面に倒れた男を眺める細身の男と大柄の男。

 ランは、右足を思いっきり振り上げていた。

「……え」

 無意識のうちに男を蹴り上げてしまったようだ。

 

「……!!」

 しめた、とランは続けて後ろの自分を拘束している細身の男のスネを後ろ向きに蹴り飛ばす。男は悲鳴を上げて、ランの拘束を解くと地面に倒れて足を押さえながら悶える。

 続けてまだ呆然としている大柄の男の腹にランは拳を叩き込む。「う」と地面にしゃがみ込む男。しかしその目はランを見上げて彼女を睨みつける。

「いいパンチじゃねぇか」

 ランは後ろに飛んで、男と距離を取る。大柄の男は立ち上がると、指の関節をパキパキと鳴らした。

「お嬢ちゃん、ただのガキじゃなさそうだな」

 ファイティングポーズをとる男。ランも覚悟を決めて構える。

 戦闘は得意ではない。というより人間になってから戦闘をした経験が無い。

 しかし、今は自分を守る為に戦わなくてはいけない。

 

 助走を取り、駆け出すラン。そして地面を思いっきり蹴り、跳躍する。一気に男との距離が縮まり、その顔めがけて蹴りを、

 しかしその足は突如伸ばされた男の手によって掴まれた。空中でバランスを一気に崩し、天と地が反転する。

 ランは右足首を掴まれたまま、宙吊りの状態となる。

「スカートじゃないのが残念だな」

 大柄の男は勝ち誇った笑みを浮かべ、手を離す。ランは地面に逆さまに落下し、固い床に叩きつけられて悲鳴をあげる。

 すぐに体勢を立て直して立ち上がろうとするが、突如上からの力によってそれは拒まれた。見れば、先程スネを蹴られた細身の男が怒りの形相で彼女を押さえつけて見下ろしている。

「乱暴は感心しないなあ」

 向こうからは最初に蹴り上げられた男がふらふらと歩いて来ていた。その手にぶら下げられた物を見て、ひっとランは息を飲んだ。

 レンドが剥ぎ取り用に腰に下げているナイフと同じ位の大きさのナイフだ。

「おいおい痛かったぜー」

 男は押さえつけられているランの隣にしゃがんで、ランにそのナイフを見せつける。

「大人しくしてろ」

 

「あんたがね」

 男の顔面に突き刺さる靴先。鼻血を吹き出しながら、男はまた後ろ向きに倒れる。その体が地面につく前に、今度は細身の男も蹴り飛ばされて地面に転がる。同時に「何者」かはその男に飛びかかって地面に押さえつけると、

 腕に噛み付いた。

 細身の男の目が大きく見開かれ、同時に様子がおかしくなる。痺れたように体中が痙攣し始め、地面でビクビクと跳ねる。

「おっ、人間になっても有効なんだ」

 

 立ち上がって口元を拭いながら、ケレスは笑った。

 

「おい! なんかやべえぞ!」

 音もなく現れた少女と、痙攣する男の様子に恐れをなしたのか大柄の男が叫ぶ。しかし残りの二人は地面に倒れて痙攣していたり鼻血を出したまま地面で悶絶したりしている。男はチッと舌打ちすると、鼻血を出している男を無理やり立たせ、痙攣する男を抱え上げて一目散に逃げ始めた。

 しかしその前を、誰かが塞ぐ。

「お前ら何者だ」

 目を怒らせて、レンドが低い声で唸った。

 

 


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