その時にティンときて脳内でまとめたショートストーリーをば。
※注意
すみません。完全に深夜テンションで思いついたような話です。ご了承ください。
此処は舞鶴鎮守府。
最近は特に大きな作戦もなく、周辺海域は穏やか。
戦いが終結した訳ではないにせよ、ある程度『平穏である』ともいえる今日この頃。
艦娘達は束の間の休息を取り、提督たちは連日の出撃で消費した資源の回復や、戦力の拡充に努めていた。
神林提督が率いる艦隊も同じこと。いずれ来るであろう大規模作戦に向けて、充電期間に入っていた。
そんな中………
「うへぇぁぁぁぁ~~………」
とある艦娘の、気の抜けきった声が鎮守府に木霊した。
○提督執務室
「……妙な声を出すな。気が散る」
「だぁってぇぇ~~……」
執務机で書類を整理しつつ、神林は室内のソファに目を向ける。
其処には、だらけ切った姿勢でとある書類をペラペラと捲る艦娘が一人。
「と言うか、執務室に何の用だ?今日の秘書艦はお前じゃないだろう……最上」
書類に目を戻し、作業を再開する神林。声を掛けられた艦娘『最上』はソファの肘掛けに顎をのせながら応える。
「別に秘書艦じゃなくたって良いじゃん。皆だって入り浸ってるんだし」
最上の言う通り、神林の執務室には秘書艦以外も艦娘がいることが多かった。
尤も、『出撃・演習・遠征の報告』や『装備開発の申請』など、秘書艦でなくとも執務室に来る機会はそれなりにはある。
そしてこの艦隊の場合は『用事』が済んだ後も雑談等で居残る艦娘が多いため、複数人の艦娘が執務室に居る、なんて事が良くあるのだ。
だが今日に限って、諸々の事情で執務室の常連達(という表現は妙だが)が出払っており、執務室内は神林と最上の二人しかいなかった。
神林は改めて手元の書類に目を向ける。
其処に記入されているのは、その『諸々の事情』に関わる報告書だ。
最近、鎮守府近海で『敵潜水艦が多数湧きつつある』との報告があり、秘書艦筆頭である『扶桑』を哨戒任務に向かわせた。
随伴艦には対潜のスペシャリストである『五十鈴』と『由良』をつけた。また、軽空母の千代田も同行している。
扶桑本人も『瑞雲』を満載させているので、余程の事がない限り大丈夫だろう。
また、以前攻略したの『沖ノ島』でも、敵反攻の兆候が見られた為、其方にも哨戒部隊を送る事にした。
此方には秘書艦次席の『金剛』を旗艦に据え、随伴艦に『北上』『高雄』『愛宕』『赤城』『飛龍』の編成で向かわせている。
今回は『敵艦隊の動向を探る』のが主任務のため、偵察機や電探を大目に装備させている。
まぁ赤城の『彩雲』があれば問題ないとは思うが、『念のため』である。
『無理をしない程度の戦闘なら許可する』と伝えてはいたが、皆練度50を超える艦隊の主力を充てた為、こちらも左程の心配はしていない。
因みに筆頭(第一)秘書艦こそ扶桑が就いているが、『次席』だの『三席』だのは神林が任命しているわけではない。
何時の間にやら艦娘達の間で呼ばれるようになったものであり、ある種の『基準』のような物だ、と神林は聞いている。
尚、三席は『北上』、四席は『長門』で、秘書艦はおよそ『十三席』まである……と言うのは、全くの余談である。
閑話休題。
今の所、扶桑・金剛双方から、定時報告以外の連絡はない。
その定時連絡も、
『砲撃戦開始早々に五十鈴が敵潜水艦を爆雷で海の藻屑にした』
『雷撃戦の前に敵を殲滅してしまうので魚雷が減らないと高雄と愛宕がぼやいている』
程度のものだ。
ついでに、『高雄型も甲標的を装備出来ないのか』と言われたが、その辺りは此方に言われても困るので『工廠の妖精にでも掛け合ってくれ』と返しておいた。
ともかく、この調子なら大きな損害なく艦隊を帰還させる事が出来そうだ。
「それとも用事がないと、ボクは此処に居ちゃダメなの?」
上目づかいで尋ねる最上に、ため息を吐きつつ応える。
「別に来るなとは言っていない。言っていないが……せめてもう少ししゃんとしろ。お前はともかく、私は仕事中だ」
「それはそうなんだけどさぁ……」
最上はソファに寝転がったまま、足をパタパタと動かす。あまり行儀の良い話ではないが、改める気は無いようだ。
尤も、普段明るい彼女が此処までだれているのは、理由がある。
「一体何時になったら、皆この艦隊に来てくれるのさ……」
「と、言われてもな……」
最上が言う『皆』、と言うのは、彼女以外の『最上型重巡洋艦』の事だ。要するに、最上の姉妹艦である。
姉妹艦の名前は『三隈』『鈴谷』『熊野』と言うのだが、現在この艦隊には、最上以外の最上型は所属していない。
彼女達を艦隊に迎える為、様々な手を尽くしているのだが、成果は思わしくない。
「本当に建造で出るのかよぉ……情報間違ってるんじゃないの?」
そう言って、最上は手に持った書類の束をブンブンと振る。
書類の内容は、ここ数日間の建造及び大型建造の報告書だ。
其処には多くの艦娘の名前が記されているが、残念ながら『三隈』『鈴谷』『熊野』の名前は無い。
「大体さぁ……」
「ん?」
最上の声色が変化したのを感じ、神林は作業を一旦止めて最上に目を向ける。
「最近の大型建造報告が矢矧に能代に隼鷹って……!皆どんだけおっぱい好きなんだよ!」
「…………」
思っていた以上にどうでも良い事だったので、神林は作業を再開する。
「聞いてるの!?提督!」
「あぁ、聞こえてるよ……しかし、建造が『妖精任せ』なのは知っているだろう?」
ある程度、投入資材を調節することによって『艦種を誘導』することは出来るが、あくまで『艦種』である。
つまり、『重巡』を出やすくすることは出来ても、『最上型の誰か』を出やすくすることは出来ないのだ。
「いーや!コレは何者かの悪意を感じるね!その証拠に、フルフラットで有名な龍驤や大鳳の建造報告が無いじゃないか!」
「こらこら、他所様を巻き込むな」
書類をバシバシと叩きながら、最上は猛抗議する。
「全く……大きければ良いってモンじゃないでしょ。被弾面積が増えるだけじゃないか……」
そう言って、最上は自分の胸に手を当てる。しばらくそうしていたが、不意に顔を上げて神林を指差した。
「べ、別に羨ましいとか思ってないからね!?」
「私は何も言ってないだろう」
「でもなぁ……そうなると、鈴谷の説明がつかないんだよなぁ。あの子も結構なモノ持ってるって専らの噂なのに」
「どんな噂だ……」
最近気付いたことだが、最上は意外と感情の起伏が大きい。
普段は割と物静かで大人しいが、不満に思ったことは結構ハッキリと言うし、嫌な目に遭った時は普通に毒づいたりする。
今日は輪を掛けて起伏が激しい気もするが。
「……早く、逢いたいなぁ。皆に」
ソファに寝転がって天井を見つつ、最上は一人呟く。
提督が彼女達を迎え入れる為に手を尽くしているのは最上も知っている。
それでも、高雄型を、妙高型の四姉妹達を見ていると、どうしても『何でボクだけ』と思う。思ってしまう。
仕方がないとは思いつつも、それでもため息を吐かずにはいられなかった。
「くまりんこが来ないから、ボクも寂しくて困りんこだよ」
「……成る程、だいぶ重症らしい」
「何でちょっと他人事なのさ」
「少なくとも、私と三隈達とは他人だと思うが?」
というか、対面していないのだから知人ですらない。
そもそも、最上が只『寂しがっている』と言う理由だけで彼女の姉妹艦を求めている訳ではなかった。
手元にあるもう一枚の資料に目を向ける。
其処には、海軍本部からの任務の依頼が記されていた。
任務の内容は【水上機を運用可能な『航空戦艦』及び『航空巡洋艦』で艦隊を編成し、その有用性を実戦を以って調査せよ】と言うものである。
最近、『水上偵察機』及び『水上爆撃機』の有用性を改めて検討する流れが在り、それに伴うものらしい。
任務における艦隊編成に最低限必要なのは『航空戦艦』が二人に『航空巡洋艦』が二人。
『航空戦艦』は扶桑達が居るから問題ないとして、問題は『航空巡洋艦』だ。
そもそも、数多い重巡艦娘の中でも、『航空巡洋艦』になれるのは『最上型』と『利根型』のみ。
そして『最上型』はネームシップの最上しか艦隊には居ないのだ。
『利根型』の利根と筑摩は艦隊に所属してこそは居るのものの、『航空巡洋艦』に改修条件が少々特殊だった。
何しろ【70】という高い練度と、複数の『勲章』と引き換えに入手する『改装設計図』が必要なのである。
『設計図』の方は何とかなるとしても、【70】という練度が立ち塞がる。
利根・筑摩共に現在の練度が【30】に届いておらず、現在艦隊で一番高い練度が扶桑と北上の【65】である事を考えると、利根達の航空巡洋艦化はあまり現実的な話ではない。
尤も、『未だに配属すらされていない最上型の航空巡洋艦化を目指す』というのも『非現実的』という意味では大差ないかもしれないが。
「ともかく、建造は『運』と『引き』の要素が強い。気長にやっていくしかないな」
「長門も島風もいるし、提督は引き良い方だと思うんだけどなぁ……」
「そう思うのなら、信じて待っていろ。直に連れてきてやるから」
「そこまで言うんなら、ちゃんと連れてきてよね?……あんまり遅いと、ボク怒っちゃうぞ?」
最上の言葉に、肩を竦めながら応える。
「まぁ、お前に怒られる位で彼女達を迎えられるのであれば願ったりなんだが……」
何気無く呟いた神林の言葉に、最上が飛び起きる。
「ボ、ボクに怒られたいだなんて……提督って、もしかしてM?」
随分と斜め上の解釈をされてしまった。
「ちょっと待て。何故そうなる」
そんな神林の言葉を他所に、若干紅くなった頬を抑えつつ、困った様に最上は呟く。
「で、でも、それを提督が望んでるって言うなら、ボクは受け入れるって言うか……吝かでないって言うか」
「最上、キャッチボールをしてくれ」
言葉のキャッチボールという名の。
「え、キャッチボール?良いけど……こういう場合、提督がボールになるのかな?」
「どういう場合にそうなるんだ?」
「ボクが提督を受け止める的な場合?」
確かに此方の『正確な意図』を受け止めて欲しいとは思っているのだが。
いよいよ収拾がつかなくなってきたんじゃないかと思っていた時、執務室の内線がなった。
「もしもし、神林だ」
一先ず最上との会話を切り上げ、内線の受話器を取る。
そして二言、三言ほどやり取りをした後、受話器を置いた。
「すまん、ちょっと出てくる」
「なにかあったの?」
「依頼していた大型建造が間も無く完了するそうだ。これから工廠に向かう」
「……一応聞くけど、建造時間はいくつだったの?」
「1:30だ」
「っ!それって!?」
「あぁ、『新入り』は重巡の可能性大だ。……付いて来るか?」
「行く!駄目って言われても付いてく!」
「よし、じゃあ『新入り』を迎えに行くとしよう」
○鎮守府:工廠
「…………」
「大丈夫か、最上」
「うん、問題ないよ」
「あまり期待し過ぎるなよ?建造も絶対じゃない」
「分かってるよ。工廠妖精さんたちは、何時だってボクを弄ぶんだから」
「……語弊のある言い方は控えた方が良いぞ?」
「まぁ、一番ボク達を弄んでいるのは羅針盤妖精さん達だけど」
「……ノーコメントだ」
そんな事を言いつつ、ドックの前に立つ。
残り時間は5分を切っている。
「5分か……短いようで、長いよね」
「待つ分にはな」
「ねえ提督、ココは一つバーナーを投入するってのはどうかな?」
「大型建造だぞ?残り5分に10個も使わせる心算か」
「30秒で一個……豪勢な話だと思わない?」
「……素直に待て。こうして話していれば気分も紛れる」
そんな会話をしているうちに、残り時間は3分を切った。
無意識なのか、最上が神林の服の裾を『きゅっ』と掴む。
「そう構えるな。建造は何度でも出来る」
「そうだけどさ、やっぱり目の前で思ったようにいかない、ってのは結構ダメージ大きいから」
その分、目の前で思ったようにいったら凄く嬉しいんだけどね、と苦笑する。
「……Blood is thicker than water.」
「提督?」
此方に目を向けず英語を話しだした神林を、最上が見上げながら問い掛ける。
「西洋の諺だ。直訳すると『血は水よりも濃い』かな。……同じ血が流れているもの同士の間には深い結びつきがある、と言う意味がある」
「同じ、血……?」
「お前達は姉妹艦……きっと、他の誰よりも強い『何か』で繋がっている」
「ボクと……三隈達が?」
「そうだ。先程、『私は引きが良い』と言っていたな」
「うん、言ったね」
「しかし彼女たちを迎えるには、私の『引き』だけではどうも足りないらしい」
「提督……」
「だから最上、お前の力を貸してくれ」
―――誰よりも彼女達と繋がっている、その『絆』の力を。
「提督……うん、分かった。ボクに任せて」
そう呟いた最上が、神林の腕に抱きついた。
「最上?」
「ボクの力が必要なんでしょ?くっついた方が、効果があるよきっと」
「……そう言うものか?」
「そう言うものなの」
そう言って小さく笑う最上。その頬は少々紅い。
そして、ドックの奥から、建造された艦娘の声が二人の耳に届く。
「ごきげんよう、三隈です。……最上さんはどこにいらっしゃるのかしら?」
「……え?」
「……どうやら、上手くいったようだな」
「……本当に……あの子なの?」
「さぁな、此処からじゃ良く見えない……早く迎えに行ってやれ」
「……うん!!」
勢い良く頷くと、そのままの勢いで走り出す。
件の艦娘も、走ってくる最上に気付いたようだ。
「あら、最上さ『三隈ーーーー!!!』って、ちょ、再会早々に衝突(物理)なの!?行き成りごっつんこなの!?」
「逢いたかったよー三隈ー!!」
「ちょ、最上さん!?此処結構せま……キャーーー!?」
どんがらがっしゃーん!!と結構大きな音がドックに響く。
「……しまったな、煽りすぎたか?」
続けて奥から聞こえてくる最上の歓喜の声と三隈の悲鳴を聞きつつ、神林は少し反省する。
「しかし、繋がり……か。そういうモノも、あるのかもな」
そう呟く彼の顔を見る者は居らず、その呟きを聞かれることも無いのであった。
「うぅ……着任早々酷い目に遭いました……」
「ご、ごめんね三隈……」
少し赤くなった額をさすりつつ嘆く三隈に、申し訳なさそうにしている最上。
無事三隈を迎えた神林たちは、執務室に向かっていた。
「大丈夫です、モガミンにごっつんこされるのは慣れてますから」
「それもどうかと思うが……」
三隈の言葉に、神林が苦笑する。
「とにかく、詳しい話は執務室に戻ってからだ。最上も良いな?」
「了解しました」
「了解だよ」
そのまま執務室に向かいながら、最上がある事を思い出す。
「そういえば、第一艦隊と第二艦隊が出撃してたよね。執務室を留守にしてて良かったの?」
「問題ない。定時連絡は受けていたからな。もしいなかった場合、執務室で待つように言ってある」
「成る程、じゃあタイミングがよければ三隈を皆に紹介できるわけだね」
「……そうだな、時間的に見てもそろそろ戻ってくる時間だろう」
「え、そうなんですか?き、緊張します……」
神林の言葉に、若干顔を引きつらせる三隈。
それをみた最上が、微笑みながら声を掛ける。
「そんなに緊張しなくて良いと思うよ?三隈も知ってる子も居るだろうから」
「そ、そうですよね……」
そんなやり取りをしつつ、執務室に到着する。
「ふむ、やはり艦隊が戻ってきているようだな」
扉の向こうで感じる複数の気配から、恐らく第二艦隊の連中だろうと当たりをつける。
「え、扉の向こうに誰がいるのか判るんですか!?」
「まぁ、大体はな」
「す、凄いですね……」
神林の言葉に、感心する三隈を見て、最上が得意げになって言う。
「そうだよ、ボクの提督は凄いんだから」
「……ボクの?」
「……言葉のあやだ。深く考えないでくれると助かる」
聞き捨てならない、といった様子でジト目を向けてくる三隈をかわしつつ、執務室のドアを開ける。
そこにいたのは、やはり第二艦隊の面々だった。
「提督ー!戦果Resultがあがったヨー!」
「あ、提督。ただいまー」
「第二艦隊、只今帰還しました」
「あぁ、ご苦労だったな」
それまで雑談していた金剛が神林に気づいて駆け寄ってくる。続いてきたのは北上と赤城だ。
彼女たちを労いつつ、報告書を受け取る。
「そうだ、今回はちょっとしたサプライズがあるんだよ」
「サプライズ?」
北上の言葉に、首を傾げる。
「イェース!提督ぅ、Newfaceを連れて来たヨ!」
「ほう、新入りか」
「そうそう、しかも一味違う人が来たんですよねー」
「一味違う?」
得意げに笑う飛龍の言葉に、高尾と愛宕も同意する。
「はい、ちょっとビックリするかも知れないですね」
「それじゃぁ、ご対面ね。ぱんぱかぱーん!」
そういって、高雄と愛宕が脇に退く。どうやら、彼女たちの後ろに件の『新入り』がいるらしい。
果たして、そこから現れたのは……
「ごきげんよう、わたくしが重巡、熊野ですわ!」
「……え?」
「あら、熊野さん」
「あら、最上さんに三隈さん、お久しぶりですわね……って最上さん、どうなさったの?」
姉妹艦同士、久しぶりの再会を素直に喜ぶ三隈と熊野。
一方の最上は……
「(・谷・)えぇぇぇぇぇぇぇ……今?今来るの……?ウソだぁぁぁ……」
「ちょ、ちょっと最上さん!?久しぶりの再会だと言うのに、何ですのその顔は!?」
「(・谷・)いや、久しぶりの再会だし、ボクもすっごく嬉しいよ?でもさぁ……何で今なのさ……」
「ちょっと、最上さん?」
「(・谷・)もうさぁ、提督との共同作業がさぁ……何ていうかさぁ……もうちょっと空気読もうよ、熊野」
「何故!?」
その日、全く身に覚えのない理不尽が熊野を襲った。
そして、『何故かやたらテンションの下がった最上』と『着任早々臍を曲げた熊野』を宥めるのが、三隈の初仕事だったと言う。
今日も今日とて、鎮守府は概ね穏やかであった。
「ところで提督ぅー、『提督との共同作業』って……どういう事ネ?」
「あ、それ私も聞きたいかなー……アレってどういう意味?」
……穏やか(?)であった。
「……よし、金剛、北上、落ち着いて言葉のキャッチボールをしよう」
「「良いよ、提督が的ネ(ね)」」
「何故だ」
みたいなやり取りがあるんじゃないかな、うん。
はい、今回は最上さんが主役でした。
しばらく秘書艦に彼女を充ててたんですが……かわいいよもがみん。
熊野さんの件は……あれです、嬉しさメーターが一周しちゃって何か醒めちゃったんです。仕方ないね。
ちなみに、最上さんの秘書艦起用後すぐに三隈さんと熊野さんが着任しました。ウソのようなホントの話。
本当に最上さんが引き寄せたのかも知れませんね……
翔鶴さんや祥鳳さん秘書艦にしたら妹さん達引っ張って来てくれないかな……未だ居ないんです。妹さん。
次回から提督サイドに戻ります。
:追記:
えーこの話を投稿後にですね、三隈さんを秘書艦で大型をやったらですね……
鈴谷さん来ました。マジで。
なんていうかですね、ハイ、『最上型パネェ』です。ハイ。
折角ですから、後日談を書こうかなと思ってます。お楽しみに。