リリカルな世界で苦労します   作:アカルト

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温泉で

「取り敢えず死ぬ、今すぐ死ぬ、絶対死ぬ」

 

「何不吉な事ばかり言ってるんですか、みんな行っちゃいましたよ?」

 

取り敢えずお前みたいに体力は俺にはねーんだよ……暇人舐めんなコノヤロー

 

「ぐおおおぉ、腰が痛い腕が痛い足が痛い……エリオ、俺を助けろ」

 

「ん~、背中に乗りますか?ただし大人モードは解除して下さいね?僕もフラフラですから」

 

「これを解除するくらいなら歩く」

 

小さいのはキライだ

何だかんだ言ったがエリオも疲れている筈なのでそんなおぶれなんて事は言わずにバキバキ足を鳴らしながら立ち上がる

あー、ちくしょー、こういった基礎練ばっかりするの初めてだよ、こんな集団リンチ受けんの初めてだよ……何?なんでなのははスターズ、フェイトはライトニング、俺は守護騎士なの?馬鹿なの?死ぬの?

 

そんなこんなでもう夕暮れ、訓練やら模擬戦も終わり皆ルーテシア製の温泉に向かう

あ~、やっぱり守護騎士戦は地獄だった

 

「それで対等に戦ってたケントさんは素直に凄いと思いますよ、ネリアさんもいましたけど」

 

「シャマルとヴィータの相手してもらったからな……相性はあまりよろしくなかったけど火力の差だったんだろ………俺は一人で剣術と格闘両方使って何とか死なない程度だったよ」

 

「やっぱり凄いと思います」

 

「ん~、だな」

 

やっぱり人数の差は埋められないよな~、シグナムはアギト使わなかったし……使われたら確実に負けてる

あそこで一流二種類はやっぱり無理があったか……

 

「あの、ケントさんって色々な事を一流にするスキルを持ってるんですよね?」

 

「ん?そうだがどうした?」

 

まぁこれ、初対面で全然知らない人に言えば絶対嫌われるスキルでもあるんだけどな

 

「あの、一度にいくつぐらい一度に扱えるんですか?さっきの話を聞いてたら二つしか使ってないようにも感じたんですけど……」

 

「ああ、そうだな……」

 

俺も理解はしてないけど……多分………

 

「なにしてるの~、早く行くよ~」

 

「ん……取り敢えず行こうぜ、風呂上がったら飯なんだし」

 

「あ、はい」

 

重い足を引きずりながら歩く……めんどくさいから転移で一発

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一言だけ、暇人って凄え」

 

「ルーテシアだけでここまで……」

 

「見事なものだ」

 

犬は禁止、犬じゃなくて狼?犬化だから駄目

 

さて、そんなわけでやって来た温泉……ルーテシアは本格的に魔導師辞めればいいと思う

 

いやねぇ、温泉が数種類あってそれぞれ効能が違って何故かスライダー的な物もあるとか引くわー、あまりにも凄すぎて引くわー

あれか?ここの湯はガリューが掘ったのか?あのドリルで

ん~、ありそう、何だかんだですっごい気に入ってるぽいからな、あのドリル……色々と目覚めてるとも聞いたし

 

なんだろ……勝てる気しない、今のガリューには

 

「今日作った混浴はもっと凄いとか言ってましたよね……」

 

「結局作ったとか言ってたな……行ってこいよエリオ、まだ十三歳だからギリギリ許される」

 

「アウトですよ!!どうしよもないくらいにアウトですよ!!」

 

キャロと同じ湯に入った事もあるくせによく言うよ

アレは不可抗力?過程がどうであれ結果こそ全てだよ

何で知ってるのか?面白い事を知っていて悪い事はあるのか?

 

にしてもルーテシア、今日の朝の話の後から全力で混浴作ったらしい……行く気はないが

それ伝える時にむっちゃ目が光ってたしな……残念だけどそんな期待には答えねーぞ

 

「ケントさん、お湯に入る時も大人モード解かないんですか?」

 

「うわ出たよ、身長高い奴には低い奴の気持ちなんてわかんねーんだよ」

 

「えっと……僕結構普通な方なんですが」

 

うっせー、お前は未来無茶苦茶デカくなる事が分かってんだよ

どうせ近い将来キャロの身長は伸びなくてもキャロの胸をデカくするサポートはすんだろ?ったく、これだからリア充は

 

「ケントさんは人の事言えないと思います……てか何ですかその……キャロの手伝いって!?」

 

「なんだ?もしかして近い将来じゃなくて現在進行形か?」

 

「ぬわっ!?」

 

あ、滑って転んだ

 

「何平然とそんな事言ってるんですか!?」

 

「否定しないとなるとガチなのか?」

 

「そんなわけありません!!」

 

あっそ、まぁそういう事にしとく

 

「何ですかそのニヤケ顏、絶対信じてませんよね」

 

「いやいや~、将来が楽しみだな~と」

 

ま、エリオはイケメンだからキャロ以外にも狙えばすぐに彼女出来そうなんだけどな

 

じゃ、今は今日の疲れを癒すとするかね

 

 

 

 

 

 

「前から触ってみたいと思ってたんだよね~、このお胸!!」

 

「ヒッ!?」

 

「ちょっとネリアさん!?」

 

ぐにゅ~と言って私をアインハルトちゃんから引き剥がそうとヴィヴィオが頑張ってるけど今はスルー

いや~、お姉様や巨乳の人は沢山いるけどこういうロリッ子のお胸は何とも言えぬ弾力感……エロゲだったら感触は味わえないからね~

 

「はうっ、あっ!」

 

「おっ?ここかここか?ここが気持ちいいのか!?」

 

うんうん、やっぱりこういった弱点を知ったら骨抜きに出来るよね

必死に抵抗しようとしてたけどもう完全に力抜けてるし……後は……

 

「いたっーー!!」

 

「立派な犯罪だよネリアちゃん」

 

だからっていきなり殴る!?

いや、これが高町式なんだろうけどさ!!

 

「ネリアちゃんはこれぐらいしないと止まらないでしょ?」

 

「そんな事言ってると今度はなのはさんに「ディバイン」嘘ですすみません」

 

取り敢えずデバイス無しで収束してたなのはさんは素直に化け物だと思う

私も出来るんだけどさ………

 

「でもでも!!こんにおっぱいがある中で何もしないって言うのは逆に失礼だと思う!!でしょでしょはやてさん!!」

 

「もう捕縛済みです」

 

「はやっ!?」

 

温泉の中でバインドに縛られるって何て新しいプレイ……てか裸で縛られてるからそっちの方が酷くない!?

 

「これ以上暴れるんだったらネリアちゃんもああなるけど」

 

「あ~、大人しくしておきます……お姉様だけで我慢します」

 

「わ、私!?」

 

バインド一丁あがり

手首に巻きつけられた……う~

 

温泉は今日だけじゃないから諦めるとして……やっぱりピンクのぽっちコンプリートはしないとね、うん

いや~、やっぱり壮観、美乳揃い、まだまだ発展途上もいるけどね

 

「あの、ネリアさん、少しお聞きしたい事があるのですが」

 

「どうしたの~アインハルトちゃん、今のでエッチに目覚めた~」

 

「ち、違います!!」

 

釣れないな~

 

「でも気持ちよかったでしょ~」

 

「はふっ!?」

 

だよね~

 

「あ、あの、ネリアさんはケントさんの妹さんですよね!!」

 

「そだよ、なになに?お兄様に一目惚れでもした?」

 

「違います!!」

 

そんなに強く否定しなくても……私が妹じゃなかったら惚れるよ?

 

「あの、その、聞きたい事というのは……ケントさんは何者かという事です」

 

「何者か?」

 

お兄様はお兄様だよ?

 

「そうではなくて……今日の訓練、少し拝見させてもらったのですが……あの人は体力もあまり無く、筋肉もそこまでなのに剣術も格闘技も出来る……その、勘違いだったら非常に失礼な言い方なのですが……努力の人ではないt「そうだよ?」……え?」

 

まぁアインハルトちゃんは一般人、殆ど漏れちゃってるけどお兄様のレアスキルは一応機密だからね~

 

「ん~、お兄様はちょっとしたレアスキルを持っててね、一言で言えば『一流になれるスキル』かな?」

 

「一流になれる?」

 

そうそう

 

「剣が上手くなりたいんだったらそれを主張すれば、格闘技が上手くなりたいんだったらそれを主張すれば……知っている範囲の事だったら『主張』するだけで一流になれる……それがお兄様」

 

「っ!?」

 

おー、驚いてる驚いてる

お兄様には悪いけど大体の人はこれ聞いた瞬間お兄様に対して軽蔑の目っぽいのを向けるんだよね~、まぁそれが普通の反応だと思うんだけど

私?お兄様は大好きだよ?

 

「という事は……私を倒したあの格闘技は……」

 

「多分主張したんだろうね~、自分が知ってる限りの格闘技を一流にして」

 

あのスキルの凄いところはやっぱりどんな事でも『一流』にする事だろうね

大概の事が絶対に知識不足だから……その知ってる範囲で一流にしちゃうんだもん

 

「今日の戦闘もそうだよ?ただ勘違いしないでね?それも含めてお兄様の力、貴方が知ってる戦場で『ズルい』だの『きたない』なんか関係ないんだから、貴方だって何だかんだで天性の才能持ってるんだし」

 

「はい、分かっています」

 

うんうん、どちらかと言うと『ズルい』とかよりも『打ち勝ってやる』って心の方が大きかったかな、彼女の場合

やっぱり心が強いね~

 

「ですが一流になるんだったら何故今日はずっと劣勢だったのですか?そう簡単には負ける筈がないと思うのですが」

 

「そりゃシグナムさん相手だったら単純な『剣術』だけだもん、経験とか何やらで優ってるシグナムさんがそりゃ勝つよ」

 

まぁ、逆に言うとお兄様は『剣術しか』主張してないって事だからね

色々言い訳してるけど、お兄様って無意識の内に手加減してるから………

 

同時にいくつものスキルを主張して、いくつもの能力を使いこなせば………

 

それに……多分

 

「あのスキルの本当の使い方はもっと凄いと思うよ……多分お兄様は……それを知っていてあえてしてないんだと思うけど」

 

「?」

 

ま、私の推測でしかないんだけどね

それでも、今日のお兄様の発言からするに多分正解かな?

 

「ま、取り敢えずこれで終わり、私は色々な山脈を調べ尽くさないといけないから」

 

「えっと、手首縛られてますよ?」

 

手首は縛られても指は使えるではないか

なのはさんは最終日にとっておいて今はみんなの性感帯を調べなくてはならないという使命がネリアにはあるのだ

 

「ネリア、いざ参る!!戦場へ!!」

 

「えっと、お気をつけて」

 

先ずはスターズの二人ぐらいから狙ってみようかな?

 




模擬戦チーム分け

赤組
FA アインハルト ノーヴェ
GW ケント シグナム+アギト
CG なのは ネリア
FB シャマル キャロ

青組
FA ヴィータ ザフィーラ スバル
GW フェイト エリオ
CG ティアナ はやて+リイン
FB ルーテシア

と言った感じでいきたいと思います
組み合わせた結果FAとFBが一人ずつ余ってしまったので赤組にFBを、青組にFAを
結果的に青組は突破力と勢いがあり赤組は高火力と耐久性に優れた形となりました
コロナとヴィヴィオはデバイスを持っていないので見学です
あと原作でコロナがついていたWBなのですがWiki先生に聞いても載ってなかったので今回は保留
次書く前にもう一度見直して戦力に差があり過ぎた場合は少し変更します

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