これ書いていて思いました。
本格的なスランプ突入
もう一回一話から読み直してみるかな、自分の小説
元の感じに戻さないと……
「オラオラオラオラそんなんじゃ!!」
「グハッ!!」
「ネリアの心奪う事なんざ!!」
「げふっ!!」
「いつまで経っても出来ねぇぞ!!」
俺一人対二百人での戦闘
縦横無尽ってこういう事を言うんだね、こんなの一回してみたかった!!
閲覧席ではどの子が伸びるか見てるなのは、と嬉しそうに見つめるヴィヴィオ
……こちらを尊敬の眼差しで見つめるオッドアイ覇王っ子はあえて無視しよう、俺は拳で語れない
狙撃を軽く弾き、剣撃を受け止め、打撃を受け流す
ちなみに俺、バリアジャケット無し、好い加減使わせろオラっ!!
何人かが怖気づいて後退する……あ?
「ネリア狙ってるんだったらこいやオラァッ!!」
『アアアアアアアァァァ!!』
一気に数十人程吹き飛ばす
うん、爽快、ニートにとって良いストレス発散だ
「オラオラオラオラオラ!!」
魔力弾を飛ばすと面白い程簡単に当たってくれる学生達、お前達が選んだのは茨の道、簡単に超えられると思ってんのか?
あ~、ヤバイ、そういえば今まで俺が戦った『人』ってサンドロスだったりユーリだったり戦闘機人だったり鮫島だったりって……普通の奴いないんだよな……ヤバ、なのはがFW陣笑ながらぶっ飛ばしてた気持ち分かる気がする
あれ?俺って若干S?
「固まれ!!誰が一人でも、一撃でも攻撃を通せ!!」
「そっからタコ殴りじゃー!!」
「エクス」
一つに固まる学生達、へぇ、お前らってさ……Sランクの収束受けた事あるか?
……いや、俺のはなのはの足元にも及ばないと思うけどさ、ただの収束であって砲撃じゃないけどさ……
魔力を刀身から『伸ばして』フェイトのザンバーの様な形にする、こういう『駆除』には最適じゃね?
『ウォォォォォォォォ!!』
男共の咆哮、うん
「カリバァァァァァ!!」
俺は男に同情しない
「校長、未来の騎士候補なんだからもうちょっと訓練を、こんなのサンドロスが見たら泣きますよ?」
「貴方が規格外なだけだと思うのですが……」
若干引かれる、ちょっと傷つく
「まぁあれの掃除は任せますよ、どうだった~ヴィヴィオ~」
「カッコ良かったよ~」
「そうかそうか~」
ヴィヴィオが喜んでくれただけで満足です
でも俺は今の戦闘じゃなくて学校の事を聞いたんだが
「いい所だったよ、魔法関係の設備は充実してるしみんないい人だったからね」
「そりゃ良かった、もう見るとこないか?」
「学校は無いかな?えっと、私とヴィヴィオは今作ってる家を見て帰ろうと思うんだけど」
「お家~」
「新築だもんな、俺も行こうか……ついでに八神家にでも寄るか、またいつでも来てな~とかはやてが言ってたし」
「場所分かる?」
「後でマップ送って来てくれ、はやてにはメール入れてみる」
校長を完全無視して話を進める、流石名声
「あ、後俺、ストレス発散の為にちょくちょく来ますわ、その時にまた相手になるって言っといて下さい」
「わ、わかりました」
なのはだけじゃなくはやての名前が出た事でまたガチガチになっている校長、それで大丈夫なのか?
内容は……
『今何食ってる?』
そーしん
ちゃくしん
『枝豆とノンアルコールビール』
うん、家にいるな
今から行くと伝えてなのはに向き直る
手土産の一つでもないと失礼か?
……アイスでも買って行くか、ヴィータ喜ぶだろうし、仕事か?
「じゃあ帰るか、そういや建設中の家って学校からどれくらいなんだ?」
「歩いて十分くらいかな?ネリアちゃんやケント君がお金を出してくれたお陰でちょっと大きく出来たんだ」
そりゃ良かった、金出したって言っても割り勘だぜ?
住まわせてくれるんだからお金は払わないと、そのお陰で大きく出来たんだと
「ちゃんと一人づつのお部屋あるんだよ!!」
「でかしたなのは」
「えっへん」
胸を張るな胸を、ほら、その……揺れる
「じゃあ校長、またお世話になるから」
「は、はい……」
ちょっとやつれ気味の校長を置いて学校を出る……一つ、なのはに聞いとくか
「今日はフェイトいなくて良かったのか?あいつならヴィヴィオの学校見たいって言うだろうし」
「にゃはは、今日は仕事で忙しいらしいんだ、次の模擬授業の時は来れる様にしたいって」
次も絶対行こう
道路を歩く、なのはから八神家のデータを送ってもらう……またデカい家だな
なのはとヴィヴィオとの会話を眺めながら歩く、そういやこうやって外を歩くのも今まで経験して来なかったな……地味に新鮮だったりする
偶々近くにあったコンビニに目が行く
レジによく見慣れた姿、買ってるのは……本、いかがわしい
手に持ってるのは……アイスか?
本以外にも大量に買ってるらしい、レジ袋からはスイーツ的な何かが顔を覗かしている
………あいつ、今日は一日当主としての勉強するって……
「悪いなのは、ちょっとシバいて来るから家はまた今度見に行く」
「不穏な単語が聞こえたの!!ま、まぁ大丈夫だけど」
「ごめんな、あいつ捕まえたらはやての家に持っていく土産代浮くし」
節約節約、一日に数百万入る時もあるけど
信号を渡って目的の人物に近づく……うん
「何してんだテメェ」
「ヒィッ!!」
肩が震える、ガチガチとこちらを振り向き、完全に停止する……なになに……
「これ……十八禁じゃねぇか、てめぇまだ十五だろ」
「え、えっと」
「俺が言えた事じゃないが身長があるわけでもないし大人びてるわけでもない……どんなトリック使った?」
指をくるくるさせるネリア、まさか
「………お兄様が発表した大人モードを組んでみました~……てへぺろ?」
「ああ俺だ、コルテット当主発見、ただちに迎えに来てくれ」
「ちょっ、お兄様何連絡してんの!?むちゃくちゃ頑張って抜け出して来たんだよ!!
もう来たぁぁぁぁぁ!!」
探していたのだろう、黒スーツの男がゾロゾロとネリアを追いかける
逃げ出すネリアから直前スイーツが入った袋を取っておく、あいつ、逃げるのに必死で袋取られたこと気づいてねぇ
ばかぁぁぁぁ、と叫びながら逃げるネリアに軽く手を振る、今日はお前のせいで襲われたんだ。
これくらいは当然
途中はやてからのメール、見てみると今食べている物にツッコンで欲しかったらしい……嘘じゃないだろ?
『なんでバレたん』
ガチで枝豆だった
時間は丁度二時くらい、春が終わるこの時期、ちょい暑い
一人で歩く……正直寂しい
いや、今まで護衛がいたわけだしこうやって一人で歩くって言う事自体が久しぶり、しかも街中を
なんだかこうやって歩いてると……このアホ毛、想像以上にぴょこぴょこしてるんだな
軽く触ってみる、ふわふわしてた
場所は……高級住宅街ですか
見た感じむっちゃ綺麗な街並みだな、広場とかあるし
そういえば八神家の収入って結構高かったりするんだな、はやて自身もそうだしヴォルケンもそれなりに活躍してる筈だし
あれ?八神家ってかなり金持ち?
一際デカい家を見つける、これ……だよな
それにしても表札が『八神』って、漢字で書いてるけど読めるのか?
チャイムを押してみる、ピンポーンと懐かしい音
試しに気配遮断スキルを主張しようかと思ってやめる、俺局員だし、はやても局員だし
ドタドタドタドタと音がする、で、ドアが開き……
「いらっしゃ~(バタン)
閉める
「ちょっ、なんでなん?お出迎えしようとしてお客さんに拒否られるって何!?」
「なんで水着なんだよ意味がわかんねぇよお前には恥じらいってもんがないのか!?」
「ケント君やったら大丈夫や!!ちょっとオオカミさんやけど!!」
「なら余計だろ!!」
はやての水着?
……スク水でした、パッツンパッツンの、正直エロい
「とにかく着替えろ!!俺の理性が持たん!!」
「今のタイミングで来たケント君が悪いねんで、ちゃんと着替えるから取り敢えず入ってな」
目をそらしながらドアを開ける、うん、エロい
はやて以外は誰もいないのだろうか、家の中は妙に静かだったりする
「また何で、スク水なんか」
「また地球行く時に海行くやろ?で、家にどんな水着あったかな~て見とったんや」
だからってスク水はないだろ…
「これ、中学校の時に使っとったんやけど……ちょっとキツイな~」
「は、は、早く着替えろ!!」
目をつぶりながら叫ぶ、ブーブー言いながら二階に上がる……うぅ……
好きな人がいると言っても片思い、気持ちもちゃんと伝えられてないしこの気持ちも気づいたばっかり
はやてはアイドル顔負けの容姿に性格、気にならない方が可笑しい、少し……エロ過ぎた
「これでいいんやろ~、ホンマケント君はいけずやな~」
「………」
顔が真っ赤になっているのが分かる、今のはやては普通の私服……なのだが……頭の中でさっきの姿が記録されていて離れない
「それでどうしたん?いきなり来る~て」
「ん、ああ、近くにいたから八神家の場所確認と顔出しを、ってな、他のみんなは?」
「み~んな仕事や、私は捜査する事が今無いからな~、ちょっとの間暇やねん」
「へぇ、で、ガチだったな」
「何が?」
「枝豆とノンアルコール」
机に目を移す、コップと緑の食べ後……
「………食べる?」
「遠慮しとく」
片づけ忘れたな