今のところ三話まで有り、そっから先は多分むっちゃ考える可能性大
話自体はネタが思い浮かばない時の暇潰し程度に書いたものなので期待はしないで下さい
戦闘はほぼカット、主人公前向き、展開壮絶に早いです
番外編 Fate/zero 1
「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する」
「――――――告げる」
「――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
提唱が終わり、一際光り輝く魔方陣
それを見つめる男と女、霧が立ち込め、視界を遮る
最優の英霊、最強の騎士、そう思って自分達の雇い主が見つけ出した鞘
だが男は呆気に取られた様に、女も空いた口が塞がらないらしい
何故らら、そこにいたのは一人の『少女』
エメラルドの瞳に『赤』のドレス、身長は150あるかないかぐらい
どれぐらいの時間が流れただろうか……ほんの数秒の時間が延々にも感じられる
そして……先に口を開けたのは……少女だった……
「…………ここ、どこ?」
さてこんにちは、『超』普通の高校生改め現在は絶賛セイバーです
いや、あの最高神って本物だったんだな~とつくづく思う、てか何故こんな死亡フラグが転がりまくっている世界に転生させた……
そう、俺は俗に言う転生者、ある日自称最高神の野郎が俺の書類?にゲロ吐いてぶっ殺し、そのお詫びというか隠蔽の為に転生させられた哀れな子羊だ
まぁ最初は手間取ったさ、アイリスフィールは終始苦笑いだしマスターであるキリちゃんは口もきいてもらえないし……ま、キリちゃんの対応には慣れたんだけどね、アイリスフィール改めアイリはすごく優しいし
う~ん、これって俺も聖杯戦争に参加しないと駄目なのかな……元々一般人なだけに英霊なんて規格外な物と戦いたくないんだが……
今は俺も英霊なんだけどね、それに対抗する手段、簡単に言えば『チート特典』も見つけたし……あ、説明しようか?
黄金律とセイバー完璧コピーと破壊、解説は別世界で頑張っている俺に聞いてくれ、二回も説明したくないし
違うところは作者が嫌いな性転換してたところかね~、別に変わりはないか
まぁそんな訳で、頑張っていこうかね~
1、ランサーと戦闘
「良くぞ来た。今日一日街を練り歩くもどいつもこいつも穴熊を決め込む腰抜けばかり。俺の誘いに応じた猛者はお前だけだ」
「どちらかと言えばアイリにつれて来られた……と言うのが正論、俺自身殺しとか無理だから、ここは一発話し合いで」
フッと笑って受け流してくるランサー、相変わらずイケメンだね~……爆発しろ!!
あ~、てかチャームの魔術、だったっけ?
俺にはただの黒子にしか見えん、あれのどこが魅力的なんだ?
その前に前世が男だったから変な欲情なんてしない、アイリ可愛いよ、アイリ(;´Д`A
「その様相、セイバーとお見受けするが如何に?」
「多分そうだと思う、みんな揃ってないから何とも言えないんだけどね~、俺ってバーサーカー以外ならどのランクにもなれるし、で、君はランサーで間違いない?」
「如何にも……これから死合おうという者と名乗りを交わすことも出来ないなど、興の乗らぬ縛りがあったものだ」
(俺にとっちゃあ真名って何名乗ればいいのかわかんねぇんだよな……アーサーでもネロでも……はたまた前世の名前でもいけるし)
あ、まだ説明してなかったな
俺って何故か『赤セイバー』の力を色濃く受け継いでいる、戦う時も殆ど『皇帝特権』頼みだし……
青セイバーの力も受け継いでるんだけどね、『対魔力』とか『風王結界』とか……エクスカリバー持ってないから真名開放は出来ないけど……
俺の剣?赤セイバーが持ってたなんかねじ曲がった剣、名前は忘れた
ちなみに俺の宝具はあの劇場、まだマスターにもお披露目した事ないんだけどね、ヤバイ程魔力使うし……
ま、まずは英霊相手に何処まで通じるか……試してみようかね!!
2、バサカからのとばっちり
「アアァァァァァァァ!!」
「うん、君は俺を誰と間違えてるのか知らないけどその殺気バンバンぶつけてくるのは辞めて、そう言うのには慣れてないし」
結局ランサー相手に大分善戦出来たな~、左腕に怪我も負わなかったし……
流石皇帝特権、テラパネェ
そんでもって原作通り王様お二人登場、ライダーは軽く受け流してアーチャーでは目を付けられない様に終始黙ってた
いや、『王の財宝』って間近で見せつけられたら体が動かんよ、一発一発が一撃必殺とかマジチート
そんでもってバサカとアーチャーが戦ってアーチャー帰還、ザマァ
で、バサカは原作通り俺をアーサー王と……いやまて、俺はたしかにアーサーの対魔力やらなんやらを受け継いでるがご本人じゃねーぞ、お前もランサーと俺とが戦っているのを見てたなら俺の剣がエクスカリバーじゃないの分かる筈だし
う~ん、でもアイリの中にある『アヴァロン』は正常に作動してるんだよな~、一括に俺がアーサーと同一人物ではないとは言い切れないし……
ま、中身はアーサーじゃなくて男子高校生なんですけどね、幾ら皇帝特権で技術チートになってるとはいえ殺気は止められねぇし……やべっ、襲いかかってきた………
3、旦那
「お迎えにあがりました聖処女よ」
(また面倒なやつキター)
アイリの暴走運転を体験してみて軽く逃げ出そうかと思っていた俺
あ、バサカと戦ったけど……なにあれ怖い
まずね、鉄塔の重量半端ねぇ、実力的には五分五分だけどマジで押された
んで、未だに手がヒリヒリするし、あと原作通り、ライダーに助けてもらいました
先生酷いよね、こんなにもピュアな心を持つ俺を殺せだなんて……冗談です、だから石投げないで!!
んで、目の前には旦那がお辞儀してる、目デカ!!
う~ん、ちょっと臭いのが残念、
「セイバー、この人、貴女の知り合い?」
「いや、知らない知らない」
「な、なんと!?」
あ~、めんどくせ
4、外道作戦
「僕達には他のマスターには無いアドバンテージが二つある。キャスターの真名がジル・ド・レェだと知っている。そして何故かセイバーをジャンヌ・ダルクと勘違いして付け狙っている。僕達は網を張って待ち構えるだけで良い」
…………眠い
サーヴァントでも眠い時は眠いのです、そんな訳で椅子ももらえずアイリの隣で一人アクビをする俺
特にあの旦那との話は疲れた、てかあれは話にもなってない感じがする
「キャスターは他のマスター全員が狙っている。令呪という賞品は確かに魅力的だからね、そして僕達はむしろキャスターを狙って血眼になっている連中こそが獲物だよ。ここにいればセイバーを狙ってキャスターが来る。それに吊られるマスターが一人や二人いるはずだ。まさか自分が狩る側から狩られる側に回るなんて思ってもいないだろう。その油断を遠慮なく突かせてもらう」
うわぁ、外道だ……
てかセイバー持ってて篭城とか無いわー、セイバーってキャスターの天敵なんだろ?
まぁ、このキリちゃんはこういう『効率的な方法』が大好きなんだけど……
ん、俺?別に反論したりはしないよ?
あの海魔とかいうの気持ち悪いからね、あれのせいで俺を題材とした薄い本が出るのも嫌だし……
てか赤セイバーの感性を受け継いでいるのかは知らないけどあれは生理的に受け付けない、気持ち悪いもん
あとランサーを殺したか殺してないか……とか言ってたけど別に興味ねーし、左腕怪我してないからね
そう思ってたら旦那がお城に入ってきたし……はぁ、薄い本が出る……
てか旦那よぉ、俺って前世が高校生だから『血』とか見慣れてないからホントそういう事やめて、子供が死んで行くの見て吐くの必死に抑えてんだから……
英霊が血を見て吐くとかしたらいくら自分のマスターでも怪しがられんじゃん?
あ~、でもいい気分しねぇ、特にいろいろと死んでいくのが……
うん、行こう、俺だって子供見捨てるほど人間関係やめてねぇし……
5、キャスター戦後
「うぉぉぉぉぉぉ!!」
アインツベルンの城にある風呂で必死に体を洗う俺
原産通り触手が体にべっとりと付きました、今思い出しただけでもあの感触……うう、寒気がする……
特に胸とか触られた時は焦った、くっ、この犯罪者が!!
青セイバーよりはあるからな、この弾力性、うん、余は満足じゃ
あとキレーさんがスタイリッシュ通り魔をちゃんと決めやがった、俺のアイリになんて事を!!
そんな事言ったらキリちゃんが眉間に銃突きつけてきたから黙った……キリちゃんにも『嫉妬』ってあるんだね
あとは……ああ、ランサーが異様にカッコつけてたからキモかった、あいつぜったい厨二だろ
てか出てくるタイミングがナイスすぐる、絶対狙ってたなあいつ
あ、それと先生の血が城にこびりついてた
けど……大丈夫かな?
次は……問答か?
嫌だな~、俺って元々王様じゃねーし、聖杯の事しってる俺に願いなんてねーし
ん?聖杯の事をついてマスターに言わないのかって?
馬鹿言うな、俺が言ったところで信用性皆無だろ、証拠もねーし
はぁ……先が思いやられる……