真・恋姫無双〜正義の味方〜   作:山隼

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4-3 動く者、巻き込まれる者

「ありがとう・・・・蓬梅ちゃん。鈴梅ちゃん。」

 

「聖さまに感謝されるような事じゃないですっ!

聖さまの事を悪く言う奴は私が許すわけないわっ!!」

 

「そうです。聖さまが他の皆を守るんだったら、

私たちが聖さまを守るです。」

 

「うん・・・・有難う・・・・・」

 

聖が嬉しくて零れた涙を拭いていると、誰かが近付いて来る。

 

「すみませんっ。劉表さまを探しているんですけど・・・・

ご存知ないですか?」

 

話しかけてきたのは先程の会議に参加していた桃香、

そして一緒に公孫瓚と蛇矛を持った少女と、青龍偃月刀を持った女性が一緒にいる。

 

「桃香と鈴々じゃないか。

久しぶりだな。」

 

聖の直ぐ後ろにいた士郎が話しかける。

 

「士郎さんっ!?」

「兄ちゃんなのだっ!?」

 

桃香と鈴々が驚いていると、桃香と士郎の前に青龍偃月刀を持った女性が

立ちはだかる。

 

「貴様っ!桃香さまの真名を気安く呼ぶとは何事だっ!」

 

そのまま鋭い視線をぶつけてくる。

 

「む・・・関羽じゃないか。」

 

「なっ!?私の名前まで知っているっ・・・・

桃香さま、お下がりください!こいつは危険ですっ!」

 

 

士郎が桃香と会って話していた時、愛紗は気絶していたので事情を知らない。

 

その様子を見て慌てる桃香。

 

「ちょ、ちょっとっ、愛紗ちゃん違うよ~~~」

 

士郎の誤解を解くのは時間が掛かりそうである。

 

 

 

 

 

 

 

「恩人とは知らずに、とんでもないご無礼をしましたっ!!」

 

事情を聞いた愛紗は、

士郎に向かって地に頭をこすり付ける勢いで謝っている。

 

「別に気にしなくていい。

知らない男が自分の主に近付いてきたら警戒するのは当たり前だしな。」

 

「とは言っても・・・・

お咎めなしでは自分の気が済みません・・・・」

 

しおらしくなった愛紗。

 

「だったら愛紗ちゃんも士郎さんに真名預ける?」

 

桃香の提案に愛紗が答えようとすると、

 

「いや、それは遠慮しておく。」

 

「?」

 

「俺が居た国には真名の文化は無かったけど、

真名がいかに大事な物かって言うのは理解してるつもりだ。

だったら俺に負い目があるから教えて貰うより、

俺をきちんと認めて真名を預けて欲しい。

その方が俺も嬉しいしな。」

 

「・・・・・・・・・」

 

士郎の言葉を聞いて沈黙する桃香と愛紗。

 

「どうした?」

 

「いえ・・・・その・・・・・・・

己の未熟を痛感していた所です・・・・・」

 

士郎と目をあわせられない愛紗。

 

「私の事は関羽ではなく愛紗とお呼びください。

貴方に信念があるように、私にもそれはあります。」

 

「・・・・・分かった。これからよろしく愛紗。」

 

「はい。よろしくお願いします士郎殿。」

 

二人が落ち着いた所で、士郎の肩が叩かれる。

 

「?」

 

士郎が振り向くと・・・・

其処には置いてけぼりだった聖達がいた・・・・

 

なぜか聖はニコニコしながら怒っているという

変な顔をしており、

紫苑以外のメンバーは純粋に怒っているのが分かる。

 

「なんでさ・・・・・」

 

その後、士郎に対する詰問が終わるまでには数刻の時間を要した・・・・・

 

「あれ?私も士郎と会話した筈なんだけど・・・・・」

 

ちなみに約一名がそんな事を言っていたが、当然無視された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎が蓬梅、鈴梅に蹴られた足をさすりながら桃香の話を聞くと、

どうやら汜水関攻略の打ち合わせと、

一緒に戦ってくれる事に対するお礼を言いに来たらしい。

 

お礼に関しては聖も「気にしなくていいよ~~」と返事を返していた。

 

同じ劉性だからか何処か雰囲気も似ている所があり、

お互いに話しやすそうだった。

 

桃香が「お姉ちゃんって呼んでも良いですか?」と聖に聞いた時は

プチ騒動に発展していたが・・・・・

 

一旦主要メンバーを連れて、

聖たちは桃香も一緒にいる公孫瓚の陣の方に集まっていた。

 

「はわわわっ!援里ちゃんじゃないですかっ!?」

 

「あわわ・・・・本当です・・・・・」

 

「ひさし・・・ぶり・・・・・・」

 

桃香の軍師の朱里と雛里、

聖の軍師の援里の三人は知り合いだったらしく再会を喜んでいる。

 

「急に水鏡先生の所からいなくなって吃驚しました。」

 

「ごめんね・・・・」

 

援里は二人より先に仕官した為である。

 

「またお菓子作り教えて下さいねっ。」

 

「うん・・・・いいよ・・・・・」

 

楽しそうに話に花を咲かせる三人。

 

その近くでは聖と桃香が話をしていた。

 

「気になってたんだけど・・・・

どうして桃香ちゃんは連合軍に参加したの?」

 

今、桃香は白蓮の仲間として参加しており、

連合軍の中では一番小さい勢力になる。

そんな桃香がこの連合軍に参加するのはメリットが少ないのである。

 

「・・・・・実は私、董卓さんが暴君だとは思えないんです。」

 

いきなり爆弾発言を発する。

 

他の諸侯の耳に入っていたら、確実に造反を疑われる発言である。

少なくとも今始めて話す人に言う話ではない。

 

だが劉備の人を見る目はかなりある。

史実を見た限りでは、少なくとも諸葛亮よりは上である。

 

それに加え、同じ劉性である事と、聖の人の良さを本能的に理解したのだろう。

勿論黄巾の際、聖が董卓と一緒に戦っていたことも知っている。

 

それらの事から、造反を疑われる事を覚悟で発したのだろう。

 

「なにか知ってるの?」

 

聖の質問にコクリと頷く。

 

「黄巾の時、私たちは義勇軍として参加してたんです。

それで乱が終わった後、私たちが新しく任命された平原に帰ろうとした時、

董卓さんに会ってるんです。」

 

「黄巾の残党と戦っていたのだーーー」

 

途中から鈴々が会話に参加してくる。

 

「私たちも加勢して倒したんですけど、

そのときに董卓さんと少し話をしたんです。」

 

「軍師の人は怒ってたけど、董卓は優しそうだったのだ。」

 

一しきり聞いた後、聖が質問する。

 

「それで、二人は何かおかしいって感じたんだね。」

 

「はい。」「うんっ。」

 

聖を信用して明かしてきた情報。

その信頼を裏切るわけにはいかないし、これから共に前線で戦う仲間である。

下手に疑われるよりよっぽどいいと判断した聖は自分達が知りえる情報を桃香たちに教えた。

 

「やっぱり、何か事件があったんだねっ!」

 

「ならば直ぐにでも汜水関を攻略せねばっ!」

 

再度決意を新たにしたのか、

燃えている桃香と愛紗。

 

「おーーーい・・・・・

元気なのは良いけど、あんまり突っ走るなよーーっ。」

 

白蓮が突っ込んでるが聞く耳持たずである。

 

「ああ・・・また軍備に金がかかる・・・・・」

 

そう言いつつも、桃香達が心配だから結局助けるのであろう。

そんな様子を見て、何処か親近感を覚える士郎だった・・・・・

 

そのまま話題は作戦の方に移る。

 

「あのっ、なにか連合軍で決まってる事はあるんですか?」

 

「そうね。陣形は劉表、劉備、公孫瓚の三軍。

その後ろに曹操、袁術が続いて、最後尾に袁紹軍ね。

その他の諸侯は曹操さんたちが居る中軍の両翼と、

後方からの補給に回ってるわね。」

 

軍議に参加していない為、水蓮が朱里に説明する。

 

「あれ?白蓮ちゃんって前線だったっけ?」

 

「桃香たちだけじゃ大変だと思って志願してたんだよ・・・」

 

なんだかんだで面倒見のいい奴である。

 

「えっと・・・作戦の方はどうなってるんですか?」

 

雛里からその質問を聞いた瞬間、苦々しい顔を浮かべる桃香と白蓮。

 

「あわわっ・・何か不味いことだったんですかっ!?」

 

「だいじょうぶだよう。

えっとね・・・・確か「雄雄しく、勇ましく、華麗に前進!」だったよ。」

 

「作・・・・・戦・・・・・・ですよねっ?」

 

「うん・・・・・作戦。」

 

変な顔を浮かべている玖遠に答える聖。

 

「それは・・・・決まってないんじゃ・・・・・」

 

思わず呟いた朱里に頷く雛里。

軍師たちも困惑しているようである。

 

「・・・要するにその作戦?を守れば、自由に戦っていいんだろ。」

 

「多分、麗羽ちゃんは悪い月ちゃんたちから洛陽の人を救う連合軍っていう

構図にしたいんだと思うよ。

だから、「雄雄しく、勇ましく、華麗に前進!」なんだよ・・・・多分。」

 

いまいち確信が持てない感じだがそう答える聖。

 

「なんか・・・・ずれてるな・・・・」

 

そんな士郎の言葉に、そこにいた全員がため息をつく。

 

「あの、じゃあ詳しい作戦はこっちで決めていいんですねっ?」

 

「そう言う事になるわね。

今、汜水関はどうなってるのかしら?」

 

朱里に問いかける水蓮。

 

「いま星さんが偵察に行ってますから、その結果で変わってきますけど・・・

汜水関を守るのは張遼さんと華雄さんだと思われます。」

 

「だったら・・・・挑発して・・・・誘き寄せれば・・・・・いいかと・・・」

 

「・・・・華雄なら簡単に出てきそうだな・・・・」

 

「あのお姉ちゃん馬鹿だからなのだー?」

 

愛紗と鈴々が好き勝手に言っているが、

まぁしょうがないだろう・・・・

 

「その後は如何するんですかっ?」

 

「そうなったら、流石に張遼さんも出てくると思います・・・・

そうしたら中軍の人たちも巻き添えにしながら、手薄になった門を攻めればいいです・・・・」

 

雛里の言葉に朱里が頷く。

 

「・・・・・城門突破なら良い案がある。試させて貰えないか?」

 

「あ・・・はい・・・・。

えっと、どんな案なんでしょうか?」

 

「ああ。袁術に動いてもらんだ。」

 

雛里の問い掛けに、にやりと笑いながら答える士郎だった・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎の案に皆が賛成したので、

その交渉のために袁術の所に軍師三人と、護衛に士郎、水蓮がついて出て行っており、

他のメンバーは陣内で士郎の帰りを待っていた。

 

休憩のついでに、聖たちがお茶を飲んでいると

誰かが入ってくる。

 

「ここに関羽はいるのかっ!!」

 

いきなり入ってきたのは背の高い女性だ。

長い髪をすべて後ろに流しており、獣のような鋭い目付きをしている。

 

「ここは劉備軍の宿営地だぞっ!!

今すぐ去れ!」

 

直ぐに愛紗がその女性の前に立つ。

 

「我が主が関羽に用があってここに来た。

取り次いで貰おう!」

 

「勝手に入って来て何様のつもりだっ!」

 

だんだんヒートアップして行く二人。

 

星と紫苑は偵察に行って居るため不在で、士郎と水蓮は袁術のところに居る。

争いを止めるのに適している人がいないのだ。

 

すると―――――

 

「やめなさい春蘭。

こっち勝手に会いに来てるのだから、礼儀は弁えるべきよ。」

 

声を発して入ってきたのはくるくる縦ロールの小柄な女性。

後ろに片目を前髪で隠した女性も一緒にいる。

 

「あれ、曹操さんじゃないですか。」

 

聖がそれを見て思わず呟く。

 

「あら?劉表も居るのね。

だったら丁度良いわ。」

 

不適な笑みを浮かべる曹操。

 

「何の用事なんですか?」

 

「ちょっとね。

まぁ正確には貴女の部下に用があるのだけれど。」

 

そう言って曹操は聖から視線を外す。

 

「関羽、それに蒯良、蒯越は居るかしら?」

 

「私が関羽だが・・・・・」

 

「なによ?」

 

「なんです?」

 

「単刀直入に言うわ。

この曹孟徳の力になりなさい!!」

 

『・・・・・・・・・』

 

曹操の爆弾発言に全員が沈黙する。

 

「要するに仲間になれって事?」

 

「そうね。」

 

鈴梅の質問に堂々と答える曹操。

 

「ふざけるなっ!!

私には劉玄徳という血よりも強い絆で繋がれた主がいるっ!!」

 

激昂する愛紗。

だがそんな愛紗の様子を見て、更に曹操は続ける。

 

「あら?だったら劉備ごと私に下れば良いわ。

私の軍に来れば、豊富な資金に屈強な兵、

ありとあらゆる物を使わせてあげる。

貴女達の理想を叶えたいのなら、このまま弱小勢力で居るより、

その方が早いんじゃないの?」

 

そのまま曹操は蒯姉妹の方にも目を向け、

 

「貴女達もそうよ。

確かに今は私の方が勢力としては小さいけど、

確か劉表は他の土地を攻撃しないのよね。

それじゃ折角の貴重な才能が埋もれてしまうわ。

そうなる前に私と共に来なさい。

貴女達の才を存分に発揮できる場を与えてあげる。」

 

自信満々に言い放つ曹操。

 

「ふざけないでっ!

アンタ見たいな勝手な奴の仲間になるわけ無いじゃない!!」

 

「そうです。

お話にもならないです。」

 

「私の意見は変わらん。

何処までも桃香さまと一緒に戦うだけだ!」

 

強く拒絶する三人。

それに続いて桃香たちが喋りだす。

 

「曹操さん。

確かに貴女に下れば大きな力が得られます。

けど、私たちと貴女が目指している物は違う!

私は私の力で夢を叶えます!」

 

「反対されるのは想定内だったけど・・・

言うじゃない劉備。」

 

冷たい目で桃香を見る曹操。

しかし、どこか嬉しそうにも見える。

 

「まぁいいわ。

いずれ誰につくのが正解だったか分からせてあげる。

いくわよ春蘭、秋蘭っ。」

 

『はっ。』

 

二人を連れて出て行く曹操。

その時、いままで黙っていた聖が曹操に話しかける。

 

「曹操さん。

私の仲間が欲しいのなら・・・・先ずは私を倒してからにしてくれませんか?

・・・・まぁ、負ける要素はないですけど。」

 

「いずれ追いついて見せるわ。

それまで待ってなさい。」

 

曹操が天幕を開けて出ようとすると、

外には袁術のところに行っていた士郎たちが帰ってきていた。

 

「珍しい。男が居るのね。

・・・・貴方、外で話を聞いていたでしょう。」

 

「会話の邪魔をしたくなかったんでな。」

 

「私たちは帰るからさっさと入ればいいわ。」

 

そう言って曹操が半身をずらし、

二人がすれ違う瞬間―――――

 

「ああ。そうさせてもらおう。

・・・・・・「自己紹介」も終わったみたいだしな。」

 

「ッ!!!!」

 

驚いた顔を浮かべた曹操が振り向くが、

すでに士郎は天幕の中に入っていた。

 

「あの男・・・・・注意した方がよさそうね・・・・・」

 

最後にそう呟いて、曹操は其処を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お帰り士郎くん~~

袁術ちゃんとの話は上手くいったの?」

 

「ああ。協力は得られたよ。

一緒に来てくれた朱里たちのお蔭だけどな。」

 

そう言って一緒に言っていた朱里の方を見る。

 

「あわわわっ・・・・そんな事ないですよう。

士郎さんがちゃんと情報を持ってたからですっ。」

 

真っ赤になりながら答える朱里。

 

「外に居たんならさっさと入って来なさいよっ!!」

 

「ちょっ・・・・さっきも蹴られたから痛いって・・・・」

 

ガスガスと鈴梅に脛を蹴られる士郎。

 

「うっさいです。

それより自己紹介ってなんなんです?

さっさと説明するです。」

 

「うん。それは私も気になったよう。」

 

「ああ。その事か。」

 

士郎は一呼吸おいて話し出す。

 

「もともと曹操は勧誘するのが本題じゃなかったのさ。」

 

「じゃあ、何が目的だったと言うんだ!?」

 

直接被害を受けていた愛紗が聞いてくる。

 

「それが自己紹介さ。

・・・・・今日始めて顔を会わせた人に「仲間になってくれ」って言って、

仲間になった人を信用できるか?」

 

「無理だな。

そんな奴は仲間になったとしても直ぐに裏切るに決まっている。」

 

「そう。

普通の武将なら、いきなりそんな事言われても怒るだろうな。

でも、それが曹操の狙いなんだと思う。」

 

「?」

 

「今、皆の曹操に対する感情は最悪だと思う。

けど、この先曹操が活躍する度に思い出すのさ。

「あの時の自信は、嘘じゃなかった」って。」

 

『・・・・・・・・・・・』

 

いつしか、士郎の話を皆静かに聴いていた。

 

「普通なら活躍を聞いても「凄い人がいるんだな」程度だと思う。

けど、今の俺たちはここで話をしてる分、

それをより強く印象付けてしまうんだ。」

 

「だから、自己紹介だったんですね・・・・・」

 

「ああ。この手は有名になってからじゃ使えない。

幸い今の連合軍には各地の有名な人が集まっている。

だから「今」それをしたんだろうな。」

 

まさに強烈な「自己紹介」。

曹操の狙いはただこれにあった。

 

「・・・・そんな人とも、いずれは戦わなくちゃいけないんですね・・・・」

 

「ああ。いずれは越えなきゃいけない壁だな。

けど桃香には人を惹き付ける力がある。

それは曹操以上だ。

自信を持っていけば良い。」

 

「はいっ!!」

 

元気に答える桃香。

 

桃香の仲間たちがその士郎の言葉に頷いていると、

 

「士郎くん♪

私はどんなとこが魅力なのかな?」

 

「あっ!わたしも聞きたいですっ!!」

 

聖と玖遠に絡まれる。

 

「・・・・明日も早いし、俺は部屋に戻るっ・・・・」

 

咄嗟に逃げる士郎。

 

劉備の陣営内には、

賑やかな叫び声が響き渡っていた――――――


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