機動戦士ガンダムSEED ZIPANGU   作:後藤陸将

40 / 87
PHASEー29 バルトフェルドの退き口

「敵艦隊発見!!距離19000グリーン81マーク62ブラボー!!」

敵艦発見の報告を受けて第一宇宙艦隊旗艦『長門』の艦橋に緊張感が増した。

「艦影照合……情報にあった敵新鋭戦艦3!ナスカ級が20!!」

艦橋のメインモニターには敵部隊の配置が映し出され、自動的に一番艦、二番艦といったようにナンバリングされていく。

「……安土からの報告では27隻中ナスカ級2隻撃沈、3隻鹵獲、6隻撃破だったな。報告通りだ」

オペレーターの報告を聞いた第一宇宙艦隊司令長官、遠藤信仁中将は呟いた。

 

 安土を奇襲したザフト機動部隊は未知の新型MAを使い防衛線を突破し、安土の内部に深刻な損傷を与えたという報告は既に第一宇宙艦隊に入っていた。しかし、その時第一艦隊はL4への帰還途中であった。そのために迎撃戦には参加できなかったのである。

このままL4に急いだところで戦闘には間に合わないと判断した安土の聯合艦隊総司令部は第一宇宙艦隊にL4を離脱する残敵掃討を命令していたのである。

 

「合戦用意だ。本艦の主砲でアウトレンジ攻撃で叩く。第一戦隊の優先目標は敵の最新鋭艦だ。損傷している3番艦から狙え。第二戦隊は射程に入り次第これを援護せよ。第1航宙戦隊には艦隊の直衛隊を出させる」

遠藤は静かに命じる。

「砲戦用意!!目標!!敵3番艦!!」

『長門』艦長である羽立大佐が復唱する。

『長門』の艦前部に設置された主砲塔2基と艦底部の1基が旋回する。砲撃準備を終えた長門に同じく第一戦隊に所属する『金剛』、『比叡』が続く。しかし、未だに射程に達していないためにその砲門が火を噴くことはない。第五戦隊の『榛名』、『比叡』も第一戦隊に続いた。そして第1航宙艦隊の『飛龍』からはMS部隊が発進する。

「砲撃開始!!」

これまで静かだった遠藤が吼え、6門の主砲が始めて実戦で火を噴いた。

 

 

「距離18000ブルー19マーク30チャーリーに反応あり!!これは……日本艦隊です!!」

その報告に旗艦、エターナルのブリッジの空気は凍りつく。先ほど必死の退却を成功させたばかりでクルーはその役職に関わらず皆憔悴していた。戦闘の疲労が抜ける前に追っ手との戦闘……彼らは既に半ば敗北感に苛まれていた。更に、彼らにとっての凶報は続く。

「艦影照合……な……ナガト・タイプです!!さらにその後ろにコンゴウ・タイプ4!!」

オペレーターは絶叫した。先ほどまで相手にしていた艦隊もMSも凄まじい脅威だったが、自分達に今迫っている戦艦は先ほどまでの相手とは一線を画するであろうことは明白だ。

ナガト・タイプ――技術立国の日本が数ヶ月前に満を持して送り出した最新鋭戦艦。公表されている情報からすると、世界最強の戦艦と断言してもいいだろう。その主砲245cmエネルギー収束火線連装砲はあのアークエンジェルの225cmエネルギー収束火線連装砲『ゴットフリートMk71』以上の破壊力を誇るだろう。

さらにアークエンジェルの主砲は連装2基4門であったが、長門は連装6基12門だ。砲門数でもアークエンジェルの3倍、砲の威力はアークエンジェルを上回るのである。そして戦艦の装甲は「自艦の持つ火力を決戦距離で浴びても耐えられる」という設計思想の元で造られているはず。つまり、この艦を撃沈したければゴットフリートMk71以上の攻撃力を持って決戦距離まで接近する必要があるのである。アークエンジェル1隻撃沈することでさえ多数のエースパイロットをもってしても不可能であったというのに、カタログスペックではそれを凌駕する化け物と対峙することを強いられた彼らの絶望は推し量るべし。

 

「うろたえるな!!別にヤツを沈める必要は無いんだ!!ボアズまで逃げ切ればいい!!」

冷静さを失いかけているクルーとは違い、歴戦の将であるバルトフェルドは既に精神を立て直していた。確かに相手は世界一恐ろしい戦艦かもしれない。しかも味方の士気は低く、装備も万全とは言いがたい。だが、ボアズまで逃げ切ればボアズ守備隊が守りきってくれるはずだ。

恐らくナガト・タイプの速力は純粋に巡洋戦艦として設計されたコンゴウ・タイプ程のものではないはず。ならば足の速さを活かして振り切ることも可能だろう。そうなると脅威となるのはむしろその俊足で知られるコンゴウ・タイプのほうであろう。だが、コンゴウ・タイプは巡洋戦艦。その速力は戦艦以上であるが、防御力は戦艦を下回る巡洋艦キラーである。

コンゴウ・タイプを如何に足止めするかにこの撤退戦の行方がかかっている。だが、そのバルトフェルドの思案は一瞬で破棄されることになった。

 

「敵艦!!発砲!!」

オペレーターの報告と同時にエターナルの左舷を光芒が通り過ぎる。至近弾だ。

「この距離で初弾から至近弾だと!?クソ!このままじゃ当たる!!スモーク弾とアンチビーム爆雷の残数は!?」

「駄目です!!安土撤退時にほぼ使い果たしています。残数は全艦合わせても数発です!!」

バルトフェルドは顔を歪めた。この残弾数では焼け石に水である。そこにさらにオペレーターの叫びが飛び込む。

「ナ・・・ナガト・タイプが我が艦隊との距離を詰めていきます!!ナガト・タイプの速力は本艦の最高速力を超えています!?」

「馬鹿な!?エターナル級よりも速いというのか!?」

バルトフェルドが焦慮を顕にする。如何に歴戦の将といえどもここまで予想外の事態が連発すると焦りを隠せなかった。このままでは艦隊はナガト・タイプに追いつかれて蹂躙される可能性が高い。バルトフェルドは決断する。

「MS隊発進!!敵艦の観測装置を破壊しろ!!」

それに副官のマーチン・ダコスタが異議を唱える。

「しかし隊長!!MS隊は消耗しています!!満足に戦える機体の数は多くありませんし、あの艦隊がMSを艦隊の直衛に当てる姿勢を見せている以上は攻撃は非常に困難です!!」

「少なくとも、こちらは速力では劣るんだ。追いつかれるのは時間の問題だ……それに、元々今回は対艦装備なんてミーティアしかもってきていないのさ。それも残ったのが一機、しかもそれも中破しているとなれば取れる手は限られてくる!!」

最後は怒鳴るように言ったバルトフェルドの反論にダコスタも口を噤む。

 

 母艦機能を喪失していないナスカ級からMSが発艦していく。だが、その数は極僅かであった。

「どういうことだ!?まさか実動機が今出てったMSだけではないだろう!?」

バルトフェルドが怒鳴った。今出撃したMSだけで敵MSを突破するなんてことは到底不可能だ。戦闘終了後に受けた報告で未帰還機、修理不能機が多数に及び、実動機は搭載していたMSの内の2割程になるという報告は受けている。しかし、今出撃していったMSの数はそれを明らかに下回っていた。

「それが……実働に耐えうる部隊の内、傭兵部隊が『この戦闘に出ることは契約に含まれていない』と言って出撃拒否をしているとの報告が各艦から届いています」

オペレーターの報告にバルトフェルドは怒りを顕にする。

「追加報酬は先の戦闘と同額支給すると伝えろ!!」

 

 実はこの艦隊に所属するMS隊の半分ほどは傭兵であった。この作戦に実施にあたり、パトリック・ザラ議長は成功にせよ、失敗にせよ多数の人的損害を被ることを恐れ、MS隊の半数を傭兵で補うことを考えていたのである。

ナスカ級24隻でMSは約6機搭載できるので、作戦参加兵力はMS約144機にエターナル級に搭載された核動力MS6機となる。エターナル級は本来であればMSを6機まで搭載できるだけの容量があるのだが、核エンジン搭載MSの整備の都合上様々な特殊設備を搭載したためにMS許容量が削減されている。

国防委員会はこの作戦によるMS部隊の損耗を成功時で5割、失敗時で8割と見積もっていた。MS70機程の損耗となれば今のプラントにはそれを埋めるだけの人的資源の余裕は無い。如何に地上ではジブラルタル・ビクトリア等から撤退して戦力の余裕を作り出せつつあるといっても、後4ヶ月程は何が何でもプラントを如何なる攻撃からも守る必要があったため、彼らはMS隊の損耗をできる限り減らす策を考えざるをえなかったのである。

 

 苦虫を噛み潰した表情をしているバルトフェルドが発進していくMS隊の中にフリーダムとジャスティスが存在しないことに気づく。今回バルトフェルド隊が運用した核動力搭載MSはフリーダム、ジャスティス各1機、そしてテスタメント4機だ。そのためにフリーダム、ジャスティスを運用するエターナル級2番艦トゥモローのミーティア以外には改造が施されていた。まぁ、既に搭載していたミーティアは全て撃墜されたか大破しているために使用不可能なのだが。

テスタメントは安土襲撃に使用された3機を含めて胴体に被弾しており、原子炉の安全のために使用が見合わされたとの報告が入っている。だが、フリーダムとジャスティスは出撃可能なはずである。

「おい!!フリーダムとジャスティスはどうして出ない!?」

「わ……わかりません。トゥモローのタカオ・シュライバー艦長に繋げてみます」

ややあってエターナルのメインモニターに中年の男が映し出された。

「バルトフェルド隊長、我々の艦のフリーダム及びジャスティスはパイロットの体調不良のために出撃できません」

「……安土撤退時は敵の新型相手に大立ち回りしていたほどのパイロットが戦闘後には体調不良ですか。報告では被弾0だったはずですが、コーディネーターってのはそんなにやわな存在でしたかな?」

バルトフェルドはシュライバーを皮肉る。元々彼はこのタカオ・シュライバーという男が好きではなかった。バルトフェルドがフリーダム、ジャスティスのパイロットの選定をしている時に政治的圧力をかけて両機を名も知らぬパイロットに与えた何者かの息がかかっているからだ。

実際トゥモローのクルーはほぼ自分が知らないところから配属されたクルーで占められている。そして司令官である自分に対してもフリーダム・ジャスティスのパイロットの情報が秘匿されていることが彼の不信感を増していた。

「いやはや、そこを突かれると痛い。ですが、パイロットも人間です。損傷が無いからと機械のように再度出撃に耐えられるわけでもありません」

この飄々とした感じがまたバルトフェルドの額に青筋を浮かべさせる。

「自分はそのパイロットとやらを見たことが無いんですがね」

「まぁまぁ、バルトフェルド隊長。ともかく、我々トゥモローのクルーは試験小隊の随伴です。試験小隊に関しては指揮権はあなたにではなく、私にある。その上で小隊の上官である自分が、『彼女ら』に再度の出撃は不可能だと結論を出したということを覚えておいてください。それでは、失礼」

通信が切れる。そしてバルトフェルドは苦虫をダース単位で噛み潰した顔をしていた。

だが、次の瞬間エターナルが震えた。

「左舷、CIWS被弾しました!!」

バルトフェルドはトゥモローのことは頭から捨て、再び戦場に目を配った。

 

 

 

 長門の第3斉射はエターナル級の左舷装甲を掠め、設置されていた対空火器を沈黙させていた。それを見た長門の艦橋では閣僚達が喝采をあげていた。

「逃げる敵を一方的に叩くというのは少しつまらんな」

遠藤が呟いた。

艦隊の周囲では既に撃震が敵MSを駆逐し終えている。こちらのMSの損害は軽微だ。安土からの情報にあった連合のGタイプに似たMSも出てこない。最新鋭試作機の1個小隊を相手にしたというMSが出てきた場合はMS隊の壊滅を覚悟していただけにいささか拍子抜けだ。

敵最新鋭艦はその速力を活かして上下左右と上手く操舵して砲撃を回避しているが、距離を詰めればそれも無駄な努力になる。もうすぐ金剛も射点に辿りついて砲撃を開始するはずだ。

その時、艦橋に新たな報告が飛び込んだ。

「ザフト艦4!!転舵!!こちらに向かってきます!!」

「敵艦隊、スモーク、アンチビーム爆雷を放出!!」

「敵艦隊、陣形を変えました。単縦陣です!!」

変針した艦は皆大なり小なり損傷している様子だ。それを見て遠藤は敵の狙いを察した。単縦陣をとり、その末端にはアンチビーム爆雷とスモーク弾をばら撒くことで長門の射線を封じ

た。恐らくは残り少ないスモークやアンチビーム爆雷の残量で最大限こちらの射線を封じるために単縦陣を取ったのだろう。そしてこちらが射線を別の角度から取ろうと変針することを防ぐために損傷したナスカ級が殿として残ったというところか。

「捨て奸でもやるつもりでしょうか」

同じくザフトの狙いを読み取った羽立が忌々しそうに呟いた。

アンチビーム爆雷とスモークによってアウトレンジ攻撃が封じられている以上はあちらの射程に飛び込んで相手をせざるをえない。殿は確実に仕留められるが、その間に敵艦隊はボアズに離脱し終えるに違いない。自分たちの手で安土を破壊した不届きものの首をとってやろうと意気込んでいただけあってもどかしいものが彼にもあるようだ。

「……MA隊に対艦攻撃をさせられるか?」

遠藤は航宙参謀乾智文中佐に意見を求めた。

「……敵艦隊にあとどれほどの実働機があるかが不透明です。もしも実動機……特に情報にありました青い翼のMSや赤いバックパックのMSがあちらに残っているのであれば、このままMA隊を送り出したところで敵MS隊に邀撃されては壊滅します」

「敵艦隊はそれらを温存することで対艦攻撃に備えているのか、ハッタリなのかが分からん以上は手も出せんな……よろしい。本艦の目標は敵3番艦、金剛と榛名は目標敵1番艦、比叡は目標敵2番艦、霧島は目標敵4番艦だ。ビームが使えん以上はミサイルでさっさとしとめる。SSM-6D発射用意!!」

遠藤の命令を羽立が復唱する。

「SSM-6D発射用意!目標敵3番艦」

長門の艦底部からミサイルランチャーがせり出した。

「撃てー!!」

遠藤が命令するとミサイルランチャーから2発のミサイルが連続して発射された。

 

 SSM-6Dは元はコロニーへの被害が予想されるほどの隕石を効率良く砕くためにつくられた推進式削岩弾D-03を転用して完成させた対艦ミサイルである。先端のドリルで敵艦の装甲に穴を開け、ブースターを噴射して装甲区画を突破、内部で爆発する。その能力から一部の軍人が『偽・螺旋剣カラドボルグⅡ』と呼んでいるとかとかいないとか。

因みにASM-7はSSM-6Dとは異なりその驚異的な速力で敵艦の装甲を突き破るミサイルである。これもその能力から一部の軍人から『突き穿つ死翔の槍ゲイ・ボルグ』と呼ばれているらしい。

 

 敵3番艦は迎撃ミサイルとCIWSで撃ち落そうとするが、ミサイルは迎撃網を潜り抜けてその装甲に吸い込まれる。装甲に取り付いた弾頭は高速回転しながらその装甲を食い破り、内部で炸裂した。艦の内部を爆炎が走り、ダメージコントロール班を焼き尽くす。

右舷と艦橋前に命中した2発のSSM-6Dが装甲を食い破りその奥で炸裂したことで弾薬庫に引火し、敵3番艦は被弾部分から炎を吹き上げそこから破孔が広がるにつれて原型を保てずに崩れていった。

 

 遠藤が索敵モニターを覗き込むと、そこにはもう敵艦の表示は無かった。金剛型4隻も既に獲物を仕留めた後のようだ。

「司令官、敵艦隊の追撃を続けますか?」

羽立が遠藤に具申するが、遠藤は首を振った。

「敵艦隊の現在位置はボアズの防空圏に近い。今から追いかけたとして、最悪ボアズの防衛隊も相手にすると考えると大きな損害を出す可能性も高いだろう。故に、これ以上の追撃は不要と判断する。全艦、安土に帰るぞ」

 

 第一宇宙艦隊の各艦が次々と変針し、安土へと向かっていく。

敵艦隊を取り逃がしたのは痛手だが、あそこで我武者羅に突撃しても戦果以上の損害を強いられた可能性も否定できなかっただろう。安土攻撃の報復の機会はいつか訪れる。その時には『長門』で引導を渡してやろう。羽立はそう考えていた。

 

 

 

 

 

『長門』型戦艦

竣工:C.E.71 5月25日

同型艦:『陸奥』

 

全長 367.8m

全幅 61.2m

 

マキシマオーバードライブ搭載

 

兵装

245cmエネルギー収束火線連装砲6基12門(2基は艦底部)

45口径41cm電磁単装砲8基8門(2基は艦底部)

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」20門(CIWS)(8門は艦底部)

VLS(32セル)

SSM発射筒4連装2基(艦底部)

 

大日本帝国が建造した宇宙戦艦。

ヨコハマの原子物理学主任研究員、八尾南晩博士が40年に及ぶ研究により生み出したマキシマオーバードライブという機関を搭載している。この機関の採用により、本艦は推進剤を使わず、マキシマオーバードライブの生み出す光を推進力にして進むことができる。やろうと思えば単艦での大気圏離脱が可能なほどの推力を得ることも可能。

装甲には超耐熱合金TA32を使用しているため異常なほどの防御力を持ち、「自艦の持つ火力を決戦距離で浴びても耐えられる」という戦艦の設計要件を満たしている。C.E.71年現在では長門型戦艦以上の火力を保有する戦艦はアークエンジェル級とイズモ級だけである(陽電子砲を決戦距離で放つぐらいでなければまともに損傷を与えることはできないということ)

大西洋連邦のアークエンジェル級に次ぐ強大さをほこり、対艦戦闘も対空戦闘も共に申し分ない戦闘力を保有している。

船底の武装は格納が可能。

悪化し続けるL5をめぐる緊張関係を受け、帝国領コロニーの安全を確保するために竣工後すぐに宣伝された。

 

 

 

『蒼龍』型空母

竣工:C.E.68

同型艦:『飛龍』『雲龍』『白龍』『紅龍』『黒龍』『雷龍』『火龍』『風龍』

 

全長 433.2m

全幅 98.5m

 

核融合炉搭載

 

兵装

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」14門(CIWS)(4門は艦底部)

VLS(61セル)×2

 

MSを最大24機運用可能

 

世界最大の正規宇宙航空母艦。(C.E.71時点)

いかなる事態においても迅速に戦力を展開し友軍を援護するために、金剛型戦艦と同等の速力を発揮できる。

ただしあくまでも空母なので、艦対艦戦闘を想定した装備は搭載機しかない。その代わり対空戦闘能力は高い。

一度に二機のMS又はMAの同時発進が可能。

 

 

 

『金剛』型戦艦

竣工:C.E.60 8月16日

同型艦:『比叡』『榛名』『霧島』

 

全長 333.3m

全幅 50.0m

 

核融合炉搭載

 

兵装

200cmエネルギー収束火線連装砲4基8門(1基は艦底部)

45口径36cm電磁単装砲6基6門(2基は艦底部)

55mm機関砲16門(CIWS)(4門は艦底部)

VLS(32セル)

SSM発射筒6連装2基(艦底部)

 

大日本帝国が竣工した宇宙巡洋戦艦。

C.E.60 の竣工時では世界最強の砲を持つ。

主に通商破壊を目的としているため、仮想的は主に輸送船団とそれを護衛する巡洋艦を想定し、それらを効率的に沈めるための装備が充実している。

艦対艦ミサイルを多数装備し、世界屈指の機動力を有する高速艦である。

また、その速度性能を生かして空母の護衛艦として使うことも想定し、開戦後には艦対空装備を増設する改装を行った。

艦の下部はかなり厚い装甲に覆われている。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。