童話?と英雄記?に変態が介入するようです   作:鳩神

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さて今回は優くんの昔話です

少し暗くなっています

それでは本編に!


第七話~優の昔話~

戦争が終わり

 

色々あった

 

不思議な事に誰も死ななかった、トランプ兵もいまはピンピンしている

 

あの後すぐに白の女王は赤の女王に連れられてO☆HA☆NA☆SI☆されていたが

 

流石にやりすぎだったので止めた

 

そしたら、何故か白の女王に懐かれた

 

あと赤の女王の本名は心って名前らしい

 

随分和風な名前だね

 

今は赤の女王は心、白の女王は白って呼んでる

 

原作ではハートの女王だから心なのかな?

 

そんなこんなで戦争は終結し

 

初めての勝利に皆が喜んだ

 

そして・・・

 

「そろそろ私、帰ろうと思います」

 

唐突にアリスちゃんはそんなことを言った。

「なんで!?いきなりどうしたの!?変な物でも食べた!?」

心が取り乱す、気持ちはわかるが落ち着け。

「いきなりどうしたんだい?」

「本当は私、ここにいたらいけないんです」

「なんでだい?ここにいる人達の全員がそんなことを思っていなよ」

ふと、俯きながらアリスちゃんは話はじめた。

「私は嫌な運命から逃げてきました。私には二つ上の姉がいます、姉は両親の命令で知らない人と結婚させられました。私の両親は大手会社を経営していて、取引会社と関係をよくするために相手の取引会社と子供の知らない間に許婚をかってに決めていたんです。私の姉は何も知らない内に結婚させられていました。初めて相手の顔見たのはその結婚式だったらしいです。私は姉によく『何もない日に豪華なドレスを着せられたら気をつけなさい』と言われてました。そしてある晩、両親が私の許婚の話をしていたのです。隠れながら両親の話を聞いていると、どうやら両親は私達姉妹のことをただの商売道具としか思ってなかったようなのです。私は聞くのが辛くなり家を飛び出しました。何も考えずに走っていると、木の根のに足をからませ転んだのです。そうするとまるで穴の中を落ちている感触がして、気づくとこの世界にいました」

そこまで話すとアリスちゃんは息をついた。

「ならなぁんで、なた嫌な所に戻ろうとするのかい?」

「いつまでも逃げている訳にはいかないと思ったからです。きっと私は戻ったら望まぬ結婚をさせられるかもしれません。でも、商品とはいえ私を育ててくれた両親を裏切るのはどうかと思ったのです。それにあちらの世界に残ってるお姉ちゃんを残しておけません」

なっるほどねぇ。

この子も俺と同じような運命を持ってるのか。

「だから私はかえr「ちょっと待ちな」え?」

その場にいる全員がこちらを向く。

「ちょ、優!これは私たちが関与していい問題じゃn「黙れ」う・・・」

俺はアリスちゃんの目の前に行く。

「おい、お前は本当に元の世界に帰ることで姉が喜ぶと思っているのか?」

アリスちゃんの目を見て言う。

「本当にお前がそう思っているとしたら、頭に乗るなよガキが」

アリスちゃんは怯えている、だが気にせずに言う。

「お前の姉は何故いつも警告してくれたのか?本当にそれがわからないならブン殴るぞ?それはお前のくだらない自己犠牲と偽善でしかないんだよ」

「あなたに何がわかるんですか!」

悲痛なまでにアリスちゃんは叫ぶ。

「わかるよ、俺も君と同じ境遇だったからね。じゃあ少し昔話をしようか」

俺は目を閉じて過去を思い出す。

嫌な過去を、吐き気がするような過去を。

 

 

 

俺は祝福されて生まれてきた

 

第一子が男の子ということもあったのだろう

 

そう、生まれてきたときは祝福されていたのだ

 

それから数年経ち俺は大きくなった

 

両親は過激なまでの教育家で俺に英才教育を施した

 

その教育は徐々に狂っていった

 

格闘技、料理、学問、球技、家事、読書、華道、茶道、陸上、登山、音楽、etc・・・

 

だが、どんなことでも両親の期待に答えたくて必死になってやった

 

でもそれが逆効果だった

 

どんなことでもやってのける俺に対し、両親の願望は歪んだものに変わっていった

 

どうしたらこいつがあきらめるのだろう?どうしたらこいつができないと言ういのだろうか?

 

でも、結局俺は全てをやりきった

 

その時には既に七ヶ国語は話せたし、本なら六法全書からプロレタリアートまでいろんな本を読んだ

 

その結果両親は俺に興味を無くした

 

そう俺は捨てられたのだ

 

でも、俺にはこの能力が残った

 

両親は俺を取引会社の娘と結婚させようとした

 

その時には結構色々功績があったりして、俺はあらゆる会社で引っ張りだこだった

 

そうして俺は気づかぬうちに結婚を決められていた

 

ある日両親から「お前の結婚相手が決まった」と言われた

 

両親曰く、超大手企業らしく非常に喜んでいた

 

だが

 

初めて俺は疑問を抱いた

 

俺は何のために生まれてきたのだろうか?

 

俺の存在価値は、存在意いったいなんのだろうか?

 

俺は両親に聞いた

 

俺はいったなんのために生まれてきたのかと

 

今思うと、もはやそれは訴えだったのではないだろうか

 

すると両親は「私達のためだよ」と軽く言った

 

その瞬間俺は気づいた

 

俺の存在意義なんてはなから存在していないことに

 

あとは覚えていない

 

両親をブン殴って、隠してある金を持って家を出たらしい

 

それから高校を卒業し特待生で大学に入り

 

授業をサボりスーパーに行っていたらこうなっていた

 

 

 

「俺もろくなじんせいじゃなかったんだよ」

ぽんっとアリスの頭の上に手を置く。

「じゃあ私はどうすればいいのですか?」

「ん~じゃあ俺と来る?」

俺がそう言うとアリスは

「不束者ですがよろしくお願いします」

と頭を下げた

 

「じゃ、こんごとも宜しくね♪アリス(・・・)

 




一日に二話は疲れるますね

次回はついにアリサの復讐編に突入!

まずい!白雪姫がどんどんドス黒く・・・

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