童話?と英雄記?に変態が介入するようです   作:鳩神

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世界中にある童話のなかで一番好きなのは不思議の国のアリスです

あの世界観が素晴らしいですよね

それでは本編に


第三話~不思議の国のアリス?~

~赤の城城門~

 

 

無事到着したようだ。

だけど、まさかなにもない空間で6時間も待たされるとは思っていなかった。

でもまぁ、たぶんあのまま恐喝紛いのことをやっていたら、おそらく違う場所に飛ばされていただろう。

あれはせめてもの仕返しかな?

わざわざつまらないことで印象を悪くする必要はないしね。

あと余談だけど、本当の魔法を目の当たりにしてちょっと感動した。

「ねぇ、そろそろなんでこの国が成功の鍵なのか教えてくれてもいいんじゃない?」

まぁ確かに隠すひつようもないしね。

「この国は赤の女王と白の女王という人達が治めている国でね、その人達と仲良くなって協力してもらおうということさ。そしてもう一つ、この国にはチャシャ猫っていう猫?がいて自由自在に姿を変ることができる奴なんだ」

「ふーん、でも自由自在に変身できるだけなの?」

「これは俺自身もよく知らないことなんだけど、チャシャ猫はどこにでもいるしどこにもいない存在なんだ。つまりどこにでも行けるのではないか?という憶測だね」

どこにでもいるけどどこにもいない存在。

その存在は理解に苦しむが、間違いなく鍵を握る存在だろう。

「よくわからないけど、あなたがそこまで言うなら是非協力をお願いしたいものね」

ん?

今の発言は好感度の上昇を意味しているのかな?

まぁいいか、この調子で好感度を上げていこう。

そしていずれは・・・デゥフフ。

「顔がきもい」

好感度さがったね。

 

~城内~

 

城内には意外とすんなり入れた。

あの有名な赤いバラと間違えて白いバラを植えてしまった庭師に会った。

話してみると、なかなかのおっぱい星人で談義をしていたら、アリサに殴られた。

まぁそんなこんなで意気投合したらすんなりいれてくれた。

こんなのだからバラを植え間違たのだろう。

どこぞの半人半霊の庭師とは天と地の差がある。

 

で、今現状はどうなっていると。

 

「お姉ちゃんアリスちゃんをうちの領土につれて帰りたい!」

 

「だから、人はものではありません!」

 

「でもこんな可愛い子がお姉ちゃんのところにだけいるのはずるい!」

 

「駄々をこねないの!アリスちゃんはうちのお城にきただけなの!それに私達の都合でアリスちゃんをどうこうしようとするのが間違ってるの!アリスちゃんは好きな所を見に行ってるだけなんだから、強制しちゃだめでしょ!」

 

「お姉ちゃんのわからずや!」

 

「あの~私の意見は」

 

「「アリスはだまってて!」」

 

「う~ひどい~」

 

とまあ赤い姉?と白い妹?が言い争っていた。

原作とは違い赤のほうが大人びていて、優しい姉みたいだね。

それと、あのアイ〇スの某スコップ少女みたいなのがアリスか?

可愛いな。

お家にお持ち帰りしてぺろぺろしよう。

 

ゴッ

 

「今変なこと考えてたでしょう」

おのれはエスパーか!

「あ~、取り敢えず君がアリスちゃんかい?」

すこし涙ぐんでいるアリスちゃんに話しかける。

「はい、私の名前はアリスです」

「俺の名前は優まぁしがない旅人さ、隣にいるのはアリサ君と名前が似ているけど性格はいたってきょうb「だれが凶暴よ!」ゴフッ」

あながち間違いでもないのではないだろうか。

「名前はさっき言ったとおり、アリサよ。よろしくね」

「あの~優さんは大丈夫ですか?」

「大丈夫よ、このど変体はほっときゃかってに起きるから」

ひどいな・・・倒れたふりしてアリスちゃんのぱんつを「フン!」ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ手がぁ手がぁぁ。

「でもどうしようか?このままだとアリスちゃんが困るよね」

「勝手にぬけだせばよくね?」

「それもそうね」

このプチカオスな場所に幼女がいるのは教育上よくない。

「でも・・・」

「いいからいいから」

「そうそう赤の女王様もアリスちゃんの意思を尊重すべきだって言っているし」

あたふたするアリスちゃんをまるめこめながらその場を後にした。

 

~城外~

 

「本当によかったのでしょうか?」

未だに後ろを気にするアリスちゃんの手を引きながら外に出た。

ふと、紙飛行機が飛んできた。

「紙飛行機なんて面妖な」

「面妖か?空けてみたら?」

開いてみると

 

『どこの誰だかわからないけど

 

あの時にアリスちゃんをつれだしてくれたのはGJよ!

 

なんとか白ちゃんに帰ってもらうようにがんばるけど

 

しばらくはこのお城には近づかないほうがいい

 

だからそれまでの隠れ家として【マッドハッターの家】にいるといいわ

 

あそこは年がら年中お茶会を開いてるから参加してくるといい

 

ただ、まぁ・・・全員キ〇ガイだけど・・・

 

悪い奴らじゃないわ

 

アリスちゃんとは仲がよかったはずだと思ったけど

 

しばらくしたら戻ってくるといいよ

 

ps.アリスちゃんに手を出したら死刑ね♪

 

赤の女王より』

 

肝に銘じておこう。

「マッドハッターの家ってどこか知ってる?」

そうアリスちゃんに聞くと。

「ええ、知ってますよ。変わった人達ですけどいい人です!」

「アリスちゃんがそういうなら大丈夫だろうけど・・・女王の書いた文章が不吉すぎるね・・・」

間違いなくアリサはキレそうだ。

 

~お茶会会場~

 

途中迷いの森で迷いかけたが、なんと着いた。

 

「着きました!」

アリスちゃんが走り出した、後に続くと。

 

そこには変な帽子をかぶった青年と、うさみみの幼女と、紫のしましま猫がいた。

 

「おやおや、これはこれはアリエッタちゃんじゃぁないかね」

「もう、私の名前はアリスよ帽子屋さん」

「名前なんてものはたいしてじゅうようなものではないさアニーちゃん」

「だから私の名前はア・リ・スよ三日月うさちゃん」

「それはそうと元気にしてたかい?アリスちゃん」

「元気って、つい昨日会ったばっかりよ?チャシャ猫さん」

成程、確かに狂っているな。

・・・だがこの狂気は気持ちいい。

あの狂気にくらべたらね。

「こんにちは皆さん私もお茶会に参加してもいいかな?」

「もちろんさ、あなたのお名前は?」

「名前なんてたいして重要ではないんじゃないか?帽子屋さん」

「そんなことはない!名前以上にたいせつなことはこの世界には存在しない!」

「そうですか?三日月ウサギさん?では名乗りましょう、私の名前は優といいます。以後お見知りおきを」

「これは珍しい、ここにいることによって狂うことがあっても最初から狂っているやつがくるとは、素晴らしい!是非歓迎しよう」

「私は狂っていませんよ?チャシャ猫さん?私が狂っているとしたら、本当に狂っているのはきっとこの世界でしょう」

そんな感じで自己紹介をしていると

「そこなお嬢さん?今は何時かな」

と、帽子屋がアリサに聞いた。

「今はえ~っと14時よ」

アリサがそういうと。

「それは大変だ、早くお茶会に行かなければ!」

「何言ってるの?お茶会はここで開いてるんじゃないの?」

「間違えた、お茶会をひらかないと!」

「だからお茶会はここじゃないの?」

「ああそうだった、もうずっと前から開いていたのだった」

いきなり慌てた帽子屋はなにごともなかったように座った。

「ところで今何時?」

 

ティーパーティーは始まったばかりだ

 




私もお茶会に参加したいものですな

ちゃんとお茶会は狂えていましたか?

そう言えばルイス・キャロルは真性のロリコンだったらしいですね

ではではまた明日

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