童話?と英雄記?に変態が介入するようです   作:鳩神

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お気に入りに入れてくれた人がいる…
あまりの嬉しさについニヤニヤしてしまいました
ではでは本編に


第二話〜人魚〜

アリサと出会った。

寝かしてある近衛兵もどきが起きるといけないので、場所移動。

 

人魚の湖

 

森の中を歩いていると、綺麗な湖に着いた。

「ここ、人魚の湖じゃない?」

アリサがそう言う。

人魚と言うと、半分魚半分人の美女だったはずだな。

たしか肉を食べると不老不死になったはずだ。

それに美しい容姿を使い人間(主に男性)を湖に引き摺りこむ特性をもっていたような。

よし、捕獲して【ピーー】しよう。

「そうか、人魚がいるのか、ちょっと行ってくる」

「なに言ってるの!死ぬよ!ちょっと待ちなさい!」

「離してくれ!俺のペットにするんだ!ペロペロするんだ!」

くそう、しかたないから諦めてやるか。

「全く、あなた変態みたいよ?」

ほめるな。

「それより、これから先どうやって憂さ晴らしとやらをやるのかい?」

そう俺が聞くと豊満な胸を張りながら。

「大丈夫、約1ヶ月後にある舞踏会の日にあのクズ共のいろんな事をばらしてやるの。さらに国王があの馬鹿男に変わってから、国内で不満がでてきているのを利用して、大規模クーデターを起こす手筈よ。そこで問題があって、クーデターをいっきに起こす切っ掛けに舞踏会に乗り込むのだけど、誰にも気付かれずに侵入できる方法はないかしら?」

成程、筋道も通っていて中々にいい作戦だが。

「ふむ…それは国民だけの兵力じゃ足りないだろう?なんせ、君が今行おうとしてるのは一つの国落としだ。なら背後に第三勢力が必要だよな?さらに姿形を気付かれずに侵入か…」

難易度が高いな…。

軍事力を手に入れ、かつ高度なステルスか…。

それなら光の屈折を操り姿を消すか?

いや危険すぎるな…。

ふむ…。

「…一つ、質問してもいいか?」

「なに?」

「この近くに赤い城と白い城のある国はないか?」

もし、もしそれがあるなら、成功の糸口が垣間見えるのだが。

「あるわよ」

!?

「そうか、なら急いでそこに行こう。多分そこで事が上手く行くかどうかが、成功の鍵だな」

「そうなの!?大体歩いて一日って所かな」

目先の目標が決まった所で、お腹がすいてることに気がついた。

「取り敢えず食事をしよう」

「そうね、私もお腹がすいたわ」

その言葉を聞き湖に歩いてく。

「何しようとしているの?まさかまた飛びこ…」

アリサが何か言っているのを聞かずに、湖のそばまで来て…

「エネルギーの反発を0にして、今から足が地面に与えるエネルギー(振動)を10^3にする」

自然物理の定理を改変する

 

そして一気に足を湖の側で叩きつける。

 

その瞬間物凄い振動が地面を走る。

それと同時に湖の水にも振動が走る。

つまり

 

そうすることで湖の水のにいる生物に、通常の足踏みで伝わる振動の10^3倍が直に伝わる。

液体は空気より密度が高く、固体より柔軟性がある。

つまり振動が伝わる水を全身に纏っている水中の生物はひとたまりもない。

「ちよ、ちょっとなにやってるの!?」

「ちょっと水を共振させて魚を浮かせただけだよ」

 

プカ〜(魚)

 

プカ〜(人魚)

 

「いやいやいや、おかしいでしょ!?人魚浮いてきちゃったよ!?」

ニヤリ

「確信犯!?」

「まぁまぁいいじゃないか、イロイロ料理の材料が増えたし」

「人魚食べるの!?」

勿論たべる…性的な意味で。

「取り敢えず人魚は却下」

Σ(゚д゚lll)

「そんな顔してもだめ」

(´・ω・`)

しかたない、こんど美味しく頂こう。

「じゃあ魚を調理するよ」

「料理できるの?」

「できるよ?」

そう言いながら、まずは魚の鱗をとる。

さらにそのあとに魚の肛門から頭にかけて刃をいれる。

内臓を取り出す。

包丁は鉄元素を構築して作った。

その後は骨に沿って刃を入れる。

次には塩化ナトリウム(食塩)を精製して、魚にかける。

6.6-ナイロンを精製する。

そして魚を包み込んむ。

その間にそこら辺にある木のを枝拾ってきて、酸素を反応させる(燃焼)。

「ねぇ、何で魚に布をかぶせるの?」

「それは布に血を吸わせて臭みをとるためだよ」

しばらくしてから魚を炙る。

決して焼き過ぎないように焼くことが重要。

 

しばらくお待ちください。

 

そうして焼き過ぎない程度に魚を焼いた。

「ただ焼いただけなのに魚がおいしい!」

「そう言ってもらうと嬉しいものだね」

皮の部分はカリッと焼き上げ、中は少し噛み付くだけでジュワ〜っと染み出てくる。

 

「さて食事も終わったことだし行きま「ちょっと待ちなさい!」誰?」

いきなり聞こえた第三者の声の方向に向くと。

 

さっき浮かんでいた人魚がいた。

 

「あんた、よくもアタシに痛い事をしてくれたわねぇ」

そうプリプリ怒りながら人魚は言ってきた。

「そのお詫びにその美味しそうな焼魚置いて行きなさい!」

「揉ませてくれたらいいよ」

即答してやった。

 

ゴッ

 

殴られた、アリサに。

「黙れ変態、いいけど条件があるわ」

いきなり殴ってきたアリサがそんなこと言った。

なんで揉んじゃいかんの?

「いやよ、なんで人のこと痛めつけたやつの言うこときかなきゃいけないの?」

「うっ…」

どうしてこの程度の舌戦でこの子負けてるの?

しかたないからここは助けてあげよう。

「確かに悪かったね。でもさぁ君に対してお詫びをし無ければならない意味がわからないなぁ?」

「そんなの悪い事したら謝るのが普通でしょ?」

「そうだね、じゃあごめんなさい、これでいいんでしょ?」

「そんなんで済むわけないでしょ?」

「なんで?別に謝罪は済ませたよ?」

「そ、そんなことで私の気が済むわけないでしょ!」

「でも謝罪は済ませた、その事実は変わらないよ。それに君の気が済まなかったとして、何か俺達にデメリットはあるのかい?」

「そ、それは…」

「無いよね?じゃあこっちの条件を飲んでもいいよね?」

そう言うと、人魚は黙った。

「…わかった、用件を聞くよ」

嫌そうな顔しながらそう言ってきた。

嫌そうな顔もかわいいね。

「人魚は転移魔法が得意、と昔文献で読んだこのがあるわ。だからその魔法で私達のことを赤の城に送って」

「…わかったわ」

そう言いながら人魚は魔法陣を展開し始めた。

(魚だけ貰ったらとんでもないところに飛ばしてやる)

 

しばらくしてから。

「出来たわ」

人魚は少し疲れたような顔でそう言ってきた。

「ありがとう、さっきはごめんね」

そう言いながら焼魚を渡す。

ついでにポケットから瓶を出す。

「まぁお願いを聞かせるためとは言え、最低なことをやったことにはかわりがないからね」

人魚に紙切れと、瓶を渡す。

「これは本当のお詫びかな?焼魚のレシピと、その瓶に入ってるのは純粋なナトリウムだよ。周りに入ってるのは石油ね、そのナトリウムを少し取り出して水をかけると火がつくからね。君は人魚だから、火は着けられないだろう?」

それを受け取った人魚は少し驚いた顔をした。

「ただの下衆だと思ったら意外とまともね」

(…しかたない本当の場所に飛ばしてやるか)

「魔法陣の中に入って」

紋章の浮き出ている場所に入ると、周りが光だした。

「それじゃあね」

光が周りを埋め尽くした。

 

「今度会ったら他にも教えさせよう」

 




さんま食べたい…

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