初投稿の小説です。
今現在浪人中でして、更新が不定期です。
でも頑張って完結させたいです。
ではでは本編に。
俺は周りと違うということに、とっくの昔に気づいていた。
こんな前置きは非常にどうかと思うが、まぁおれを一言で言うならこうだな。
変態
だが、確かに他の世に蔓る変態共と比べても、明らかに違うことがわかる。
なら何故自らを変態と称するのか?
それもまたよくわからない。
まさに滑稽とでも言おうか。
よくわからない、よく理解できない、にもかかわらず自らを変態と称する。
名前は優、この際苗字を言う必要はあるまい。
音楽の趣味はロック、メタルを中心になんでも聞く。
ファッションだって、B○AMSやci○opanicなどしっかりと気を使っている。
学力だって理系文系両方共できる。
だが変態だ。
前置きが長くなったが。
これはそんな俺の物語だ。
暇つぶし程度に読んでくれ。
〜とある日のスーパーにて〜
今日の晩飯の材料を買ったら、福引き券を貰った。
だが、俺の今までの経験から言うと間違いなくティッシュか、良くて洗剤だ。
だから、普段は周りにいる福引きをしたそうにしている幼女にあげる。
幼女だ、ショタではない(ここ重要)
だけれども、今日は珍しく幼女連れの家族がいない。
まぁもったいないし、せっかくだからやってみるか。
嫁でも当たればいいなぁ。
そんなことを考えながら福引き所に向かって行った。
その時は後に俺の人生、いや世界そのものを変えてしまうとは知らずに…。
〜福引き所〜
ガラガラ
カランカラン
チリンチリーン
「おめでとうございます!特等です!」
「まじで!?」
いやいや待ちたまえ。
冷静になれ、これは決して一等ではない。
特等だ。
町長の銅像とか、町長のブロマイドとか、町長一年分かもしれない。
嫁当たれ。
「商品は何ですか?」
「異世界への招待券です!」
「は?」
何を言っているのだ、こいつは…ちょっとアレなひとなのか?仲良くなれそうだ。
「何を「それでは一名様、異世界へご招待!」ちょっ、まっ」
そこで意識が途絶えた。
〜白い空間〜
目を覚ますと知らない天井だった。
いや果てしなく底が見えないから空か?
どちらにせよ、此処が普通の場所ではない事は一目瞭然だ。
「此処はどこだ?」
さらに私は誰だとかつけるべきだったか?いや、残念ながら自分の記憶は健在だ。
「ようやく目が覚めたか」
「ファッ!?敵襲か!?」
スネークか!?
「まさかそんな反応が来るとはな、私は神だ」
神?なんだ、ただの痛い人か…。
「そうですか、所で紙さま此処はどこですか」
「なんだか悪意を感じたが…まぁいい、此処は世界の狭間だ。混乱してるかもしれないが一方的に話させてもらう。取り敢えず貴様は異世界の旅人に選ばれたのだ」
人は自分が出会った事のないことに遭遇すると、普通は取るはずのない行動をしてしまう。
たから彼もまたしかり。
目の前に現れた女性に
抱きついた
殴られた
「な、なにをする!」
その典型的な反応かわいいね。
「ごめんごめん、混乱しちゃってついね…」
「…まぁいい、福引きで当っただろ?」
「当ったけど、何故福引きで異世界に?」
「成程…確かに、福引きで異世界に行くのを理解できないのも無理はない」
それもそうだろう、もしそんなことがあるなら。
某ドラ○エなら、凄いことになっているだろう。
「ダーツで投げて当った地域にある適当なスーパーの福引きに混ぜたからだ」
(°д°)
「おいおい、少し待ちなさいよ。もしオバサンが引いてたらどうしたんだ?」
「勿論ババァに行かせるに決まってるだろう」
Σ(゚д゚lll)
「私はこの世界の童話や神話、英雄記などが好きだ。だからそれをごちゃまぜにした世界を作った。その結果…カオスになった。まぁ楽しいからいいのだか」
いいのかよ!
「そこで、もし人間がこの世界に行ったらどうなるのか…と疑問に思ってね。だから貴様に行って欲しいのだよ、そしてそこで君の物語を見せて欲しいのだよ」
「成程、つまりよくある転生物みたいに行けというわけだね」
「いや、残念ながら違うな。貴様の姿形はそのまんまで行ってもらうし、さらに貴様は死んでないだろう?」
確かに、だがそれでは生身のまま行けということか。
「俺は今まで普通の生活を送ってたのだが、そんな人間がいきなり異世界に行って生きてられるとでも?」
「ふむ…たしかにな、ならば好きな能力をくれてやろう」
好きな能力か…3ついや4つか…。
「んじゃまず一つ、元素と化学反応を操れる能力かな。例えばホルムアルデヒドに塩素を付加させてクロロホルムつくったりとか、フェノールをニトロ化してピクリン酸つくったりとか?」
「わかった」
「二つ目、あらゆる物理現象を操れる能力だね。例えば摩擦をなくしたりとかクーロン力を変えたりとか、重力を変えたりとかかな」
さて3つ目
「これで最後範馬バキ程度の身体能力かな」
「またいきなり変わったのを…以上だな」
「うん、でも欲しいのは身体能力だから、別に技とかは特にいらないよ。あとこれはお願い、俺が前の世界にいた痕跡を消して、これが最後」
もう色々縛られるのはごめんだからね。
「わかった、ならばこれで以上だな。では貴様の物語が面白いものになる事を祈っているよ」
その言葉を最後に意識が途切れた。
「普通の人の生活か…あれは普通の人の生活なのか?まぁいい、あいつが紡ぐ物語は楽しみだ」
続きは明日
ではでは( ´ ▽ ` )ノ