ルール理解している方でしたら区切りの下のほうは知ってることだと思うので飛ばしてもらっても構いません。
そして説明自体は下手です……。
晴天の朝。雀の囀ずりが心地よく響き、ランニングや犬の散歩をする人がカードショップ[アネモネ]の前を通った。
そんな雲一つない天気に似つかわしく、ショップ内には卓上にカードを並べた二人の中学生が騒いでいた。
「よーし、タフボーイのブーストのパーフェクトライザーでヴァンガードにアタック!ライザーがソウルに4枚あるかr」
「はいはい完ガ完ガ」
「またかよ……。ハジメいっつもそうだよね……」
「あったり前だろ!お前のデッキはヴァンガードが強いだけでリアガードスカスカじゃねぇか」
「だってそういうデッキだし……」
二人がそう話していると、エプロンを着けた女性が腰に手を当てながら二人を見下ろしていた。
「おーい、青少年ども!こんな日にもペチペチやってるのはどうかと思うぞー」
「うぇっ!?店長……。それカードショップの店長の言う台詞じゃないっすよ」
「えっ!?じゃあこの人が店長さんなの?こんな綺麗な人でもカードショップの店長になれるんだねー」
「あら、あんた初めて見る子ね。綺麗だなんてありがちな誉め言葉じゃあ喜ばないわよー」
そう言いながらまんざらでもない顔で頬に手を当てた。
(うめぇ……。あの絶妙なさりげなさが冗談である可能性を限りなく0に収束させてやがる……。さすがだぜ……カイリ)
「あっ、こんなこと話しに来たわけじゃ無かった無かった。あんた達に用がある子がいるのよ。ほら、あんたも隠れてないで自分で言う!」
「あっ……」
店長は、自分の後ろにいた小学生くらいの少年を自分の前に押し出した。
「ん、俺たちにどんな用かな?」
「あの……、えっと……」
モジモジしている少年に、店長は少年の肩に手を置いた。
「ほら!自分で言わなきゃ分からないでしょ!」
店長に諭され、少年は意を決して口を開いた。
「あの!……僕にヴァンガードを教えてもらえませんか?」
カイリとハジメはお互いの顔を確認するとハジメは少年にそう言った。
「ヴァンガードを教えてほしい……って俺たちに?」
「あんた達以外に誰がいるのよ。せっかくヴァンガードファイターが増えるチャンスっていうのにそれを棒にふる気?」
まるで教えるのが当然であるかのような言い方をする店長に向けて、面倒臭そうな表情を浮かべたハジメがこう言い返した。
「だったら店長が教えればいいじゃん!」
ハジメの言葉に、ばつの悪そうな顔をする店長。
「私、ヴァンガードあんまり上手くないの知ってるでしょ。言わせんな恥ずかしい」
「大事なことなので、それってカードショップの店長としてどうなんだ……」
店長とハジメが言い合ってる側で居心地悪そうにしている少年に、カイリは気がついた。
「俺も最近ヴァンガード始めたばっかりなんだけど、こんな俺で良かったら一緒にやろう!ヴァンガード!俺は上越カイリ」
そう優しく言うと少年は嬉しそうに笑った。
「はい!お願いします!僕は宮下シロウっていいます!」
ハジメと店長がいがみ合っている中、二人は向かい合うように座るが、カイリ自身もどう教えればいいのかわからず、仕方なくハジメの方へと助け舟を要請した。
やる気になっていたカイリに、ハジメも特に嫌な顔をすることなく結局ハジメで教えるという流れになった3人は、シロウが座る卓上の近くに座った。
「というわけで……どういう感じで教えるのが一番いいのかな?」
カイリはシロウと向かい合うようにして座ると、ハジメに向けてアドバイスを求めた。
「あぁー、そうだな……。基本的にプレイブックとか見て覚えるもんだけどせっかくだからファイトしながら教えていくかなー」
「ふむ……。でも使うデッキはどうしよう?俺たちが使ってるデッキを貸してあげるのかな?」
「うーん、俺たちのだとややこしいスキルが多いからあんまり向かないんだよな、こういう場には。本当はトライアルデッキを使うのが一番なんだけど……」
二人が唸っている最中、店長はフフフと笑いながら卓上の上に何かを置いた。
「じゃじゃーん、こんなこともあろうかと用意してましたー」
「おぉー!」
そこにはヴァンガードのトライアルデッキ【聖域の光剣士】【帝国の暴竜】【黄金の機兵】【桜花の姫巫女】(好評発売中)が一つずつ置かれていた。
「どうしたんですか!?これ」
「ふふーん、うちで特別に初心者の子用に貸し出してるやつよ。知らなかった?」
「あぁー、俺フラッシュファイトの時からやってたからな……」
「ふーん」
「俺はハジメに教えて貰ってこのショップでカード揃えてましたから……」
「あら、カイリ君は分かってるわねー。毎度ありがとうございます」
(扱いの差がやべぇ……。なんだこれ……。カイリは素であれだからえげつねぇ……)
ハジメはカイリを見ながらそう思った。
「それじゃ、好きなやつ選んで使ってちょうだい。言っとくけど、借りパクとかしたらただじゃおかないからね!」
「そんなに俺たち命知らずじゃないんで大丈夫っす……」
店長の握りこぶしを見てハジメは冷や汗をかきながら呟いた。
「それじゃあシロウ君、好きなやつ選んでよ」
カイリがそう諭すとシロウは唸りながらしばらく悩むと一つデッキを取り上げた。
「じゃあこの金ぴかなやつ!」
「ほー、黄金の機兵か。いいチョイスだぜ。ほら、カイリも早く選べよ」
「えっ!俺も!?」
自分のデッキをシャッフルしていたカイリは突然呼ばれてカードを溢した。
「あったりまえだろ。お前もいうて初心者なんだからこういう機会に色んなデッキを使っていったほうがいいと思うぜ」
「なるほど……。うーん……じゃあこれかな」
カイリは落としたカードを拾いながら少し考えると一つデッキを掴んだ。
「桜花の姫巫女か……。お前クリア先輩に影響されたな」
「うん、オラクルシンクタンクっていうクランを知ってみたくなったんだ」
カイリは桜花の姫巫女のデッキを見ながらそう言った。
「さて、二人ともデッキを選んだわね。それじゃ、二人ともFVを場に出しなさい。」
「FV?」
「そ、自分の分身である最初のカードをヴァンガードサークルに置くの。詳しいことはハジメが教えてくれるから」
「おい、俺かよ!」
「嫌なの?」
「ありがたき幸せであります……」
微笑みながら拳を握る店長にハジメは諦めたように笑った。
「カイリ君はヒールトリガー、シロウ君はバトルライザーってやつだから。どれでもいいから一枚選んでね」
店長に教えられ、カイリとシロウはFVとデッキをそれぞれ定位置に置き、5枚引いた。
ハジメはシロウの隣に、店長は後ろからシロウの手札を見た。
「ちなみに今現在、シロウはどれくらいヴァンガードのことについて知ってるんだ?」
「うーん……どれくらい……って言われても……。ロイヤルパラディンが強いとかツクヨミが安定するとかですかね……。ルールは全然……」
恥ずかしそうに頭を掻くシロウにハジメとカイリは驚いた。
「うぇっ!?なんでルール分かんないのにそんなこと知ってるんだ?」
「実は……僕のお兄ちゃんがヴァンガードやっててそういう話はよく聞くんですよ」
「へぇ……。っていうか、わざわざ俺たちに頼まなくてそのお兄さんに教えてもらえばいいんじゃね?」
シロウは少し困った顔をすると口を開いた。
「……前にお兄ちゃんからヴァンガードを勧められたことあるんですけど、その……なんというか……お兄ちゃん、ちょっと趣味が変わっててその時はそういう感じのやつだと思って結構強めに断っちゃったんで頼みづらいし、どうせだったら出来るようになって驚かせたいんですよ」
「なるほど……変わった趣味ね……。あれ、じゃあどうして突然ヴァンガードやろうと思ったの?最初はこういう正統派なやつじゃなくて別の何かだと思ったんだよね?」
「はい、でもその後気になって昨日この店に来たんです」
「昨日……じゃあ君もクリアさんとあの銀髪の人のファイトを見たんだね?」
「はい。正直、何をやってるのかわからなかったけど、ファイトを見ているうちに気付いたら見いってて……それで思ったんです。僕もやってみたいって」
「たしかにあれは凄かったな。お互いがお互いを読みあって俺の知ってるヴァンガードじゃなかったってなるくらいだし……」
シロウの話の話ながらハジメは勝手に納得した。
「それじゃ今からシロウ君がその人たちみたいに強くなれるように教えるから頑張ろうね!」
「はい!」
店長がガッツポーズをとるとシロウも大きな声で返事をした。
「……というわけでハジメよろしく」
「やっぱり俺かよ……」
そういって後ろに下がる店長を白い目で見た後、ハジメ手札の中身をじっと確認しているカイリに向けて口を開いた。
「それじゃあ、俺たちは少しずつ教えてるからカイリは……まぁカードの効果見ながら待っててくれ」
「了解ー」
カイリがそう返事を返すと、ハジメは頷いた後にシロウの近くへ椅子を移動した。
* * * * *
「おし、じゃまずヴァンガードファイトの勝利条件だが。相手のダメージを6点にするか相手のデッキがなくなったら勝ちだ。ダメージについては後で説明するとして……」
「デッキからカードがなくなったらその時点で負けなんですね」
「たしかにそこは他のカードゲームとちょっと違うかもな。次はフィールドについて説明するぜ。基本的にカード……いわゆるユニットはこのフィールドに出して競いあうんだ。フィールドはヴァンガードサークル、リアガードサークル、ガーディアンサークルの3つで構成されている」
クリアはFVを指差した。
「ここがヴァンガードサークル。ここにいるユニットがいわばキングや王将みたいな存在で、絶対にここから直接退却……ドロップゾーンに置かれることはないんだ。他のリアガードとかガーディアンはよくドロップゾーンに置かれるんだけどさ。そしてこのユニットはアタックした時とヒット……まぁアタックされてアタックが成功した時のことなんだけど、他の場のカードとは別の処理がなされる」
ハジメはおもむろに人差し指を立てた。
「ヴァンガードがアタックした時は、ドライブチェックが、ヒットした時はダメージチェックが行われるんだ。ドライブチェックはアタック先に関わらず必ず行われる処理でどちらもデッキの上から一枚をトリガーゾーンに置くのは同じなんだけど、その後ドライブチェックは手札に加えることが出来、ダメージチェックはダメージゾーンに置かれるんだ」
「つまりドライブチェックは手札が一枚増えて、ダメージチェックは言葉通りダメージを受けるってことですね」
「そういうこと。しかも途中にトリガーゾーンに置かれた時、そのカードがトリガーを持ってたらその能力を発揮することが出来る」
「えっと……このカードとかですかね?」
シロウは手札からキャノンボールを差し出した。
「だな。トリガーは基本的にG0のユニットが持ってて、右上のマークが目印になってるから分かりやすいと思う。あとトリガーにも種類があって、全てのトリガーには出た時に場のユニット一体のパワーをそのターン中+5000するんだけど……。例えばこれの場合、スタンドトリガーって言って、まぁメリットは後で説明するけど、リアガードがレスト……横向きになってるユニットをスタンド……縦向きにすることが出来るんだ。他にドローすることが出来るドロートリガー。自分のダメージが相手以下の時にダメージを一枚回復するヒールトリガー。場のユニットにクリティカルを1+するクリティカルトリガーがあるんだ」
「クリティカル?」
シロウの反応にハジメは思い出したようにカードのパワーの下を指差した。
「あぁー、クリティカルっていうのはここに書いてある星みたいなマークのことなんだけど。これはヴァンガードにアタックして成功した時に与えるダメージの量を表してるんだ」
「ヴァンガードにアタックがヒットしたらそのままダメージを受けるってわけじゃないんですね」
「そういうこと。そのうちクリティカルの持たないオーバースペックのカードが出てくるかもしれないな。クリティカルが増えればそれだけアタックに重みが出来てヴァンガードのアタックが成功している状態でクリティカルをヴァンガードに乗せればそれだけで相手に与えるダメージは2になって一気に決着をつけることも出来る」
「なるほど……。でもトリガーはそのターンにしか効果が適用されないならダメージチェックでクリティカルトリガーが出たらパワーをプラスするだけでクリティカルの上昇は無駄になりますよね……。ヒールトリガーやドロートリガーはアタックでもダメージでもどちらにきてもいいですけど……」
シロウが頭を掻きながら呟くとハジメは親指を立てた。
「いいセンスしてるじゃねぇか。シロウの言う通りクリティカルトリガーはダメージチェックの時、パワーが上昇するだけでクリティカルは完全に無駄になるんだ。だから決してクリティカルトリガーが一番いいってわけじゃない。まぁ、それでも強いのは変わらないんだけどな」
「でもそしたらドロートリガーとかヒールトリガーのほうが入れたほうがいいと思うんですけど……」
チッチッと舌をうちながらハジメは指をふった。
「もちろん、普通に考えたらそうなんだけど……。ヒールトリガーはデッキに四枚以下しか入れられない制約があるんだ。後、トリガーに限らずG0のカードはガードの値が10000なんだけどドロートリガーに関してはG1G2と同じガード値5000しかないんだ」
「なるほど……。そこらへん上手いことやってるんですね……。というかガード値って何ですか?」
「ちょうどいいからそのまんまガーディアンサークルの説明に移るぞー。ガード値っていうのはカードの左側の隅についてる値のことを言ってて、ここはガーディアンサークルに置かれた時に参照されるんだ」
「アタックしたり効果使ったりっていうのはヴァンガードやリアガードでやるんですよね。ここはどういう風に使うんですか?」
「ここは相手が自分のユニットにアタックしてきた時に使うんだ。この時、ガード値をそのアタックされたユニットにパワーをプラスすることでアタックを無効化することがガードの本質だ」
「つまりヴァンガードにアタックされた時にガードすることでダメージを受けることを回避出来るんですね」
「ガードはリアガードにも出来るけどまぁそういうことだな。だからさっき言ったように普通のG0のガード値より低いドロートリガーを多めに入れることはデッキ全体の防御力を下げることに繋がるんだ。もちろん、構築にもよるけどな。このガーディアンサークルと次に説明するリアガードサークルに手札からユニットを出すことを(ノーマル)コールって言うんだけど、このコールすることが出来るユニットはヴァンガードのグレード以下のユニットに限定されるんだ。大将より強いやつを従えることは出来ないからな」
「G1がヴァンガードの時はG2ではガード出来ないってことですかね?」
「そうだな。例外にスペリオルコールとかいうのもあるんだけど、今回は気にしなくてもいいからもうリアガードの説明に入る。あんまり説明にページ使いたくないからな……」
「えっ!?」
「あぁー!気にすんな!こっちの話だから。リアガードサークルはヴァンガードサークルを囲うようにしてヴァンガードサークルの左右二枠、その後ろの三枠のことを言うんだ。ヴァンガードの左右……いわゆる前列の枠はアタックすることが出来るんだけどその後ろ……後列はアタックすることは出来ないんだ。だけどアタック出来るのは前列のみで後列へのアタックは出来ない」
「じゃあ後列はなんのためにあるんですか?スキルを使うために使うとか……」
「後列はG0やG1が持つブーストの能力を使うことで前列がアタックしたときブーストしたユニットのパワーをアタックしているユニットに加えることが基本の運用かな。まぁ、後列を対象にしてスキルを使うカードとかスキルを使うためにとりあえずコールしたりもするからこれに関しては経験を積んでくしかないな」
「なるほど……。リアガードのユニットって移動とか出来るんですかね?前列の左側のユニットを右側に移動させたり……」
「そういうのは出来ないけど、前列と後列を移動させることは出来る。ユニットがいても入れ換えることで出来るが、ヴァンガードは後列に移動出来ない、当たり前だけど。リアガードに関しては色々ややこしいことがあるから後はやりながら覚えるとして、次はグレード別の能力を説明するぜ。ちょっと手札を見せてくれ」
シロウはハジメに自分の手札が見えるように向けた。
「いい感じにG0からG3まであるな。基本的にアビリティはグレードの下のアイコンで分かるんだ。まずG0とG1のアビリティとしてブーストがある。まぁさっき説明したから大体分かるよな」
「はい、でもどっちでもブースト出来るならガード値の高いG0のほうが優秀な気がするんですけど」
「確かに全体的に見たらそうかも知れないけど、ブーストするパワーはそのブーストするユニットに依存するからパワーが高いG1のほうが高いパワーでアタック出来る。すなわち相手により多くのガード値を要求することが出来るんだ。出来る限り相手に高いパワーのアタックをガードさせ、出来る限りパワーの低いアタックをヒットさせる……ヴァンガードにおいてはこの駆け引きで勝負が決まると言っていい。まぁトリガーが出たら変わってくるけどな」
「……思ってたより難しいですね……」
「まぁそこが面白いところだけどな。昨日のクリア先輩と銀髪のにいさんはお互いがそれを認識した上にお互いの心理を、手札の状況を読みあってファイトしてたから正直尋常じゃない……俺も運に賭けないと勝てそうにない……」
話を聞いていたシロウはハジメの手が震えていることに気付き、唾を飲んだ。
「先は長いですね……」
「とりあえず説明を続けるぞ。G2のアビリティはインターセプト。これはちょっとややこしいんだけど、例えば前列にG2がある時に相手がヴァンガードにアタックしてきたらガーディアンとしてこのG2のカードをガードに使うことが出来るんだ。ただ、ガードしたあとは普通のガードと同じでドロップゾーンに落とすんだけどな」
「なるほど……要らなくなったユニットをガーディアンとして使うことで新しいユニットをコール出来るんですね……」
「お前すごいな……。シロウの言うように要らなくなったユニットを有効利用することもそうだが、単純にG2のユニットはコールしても防御力が減らないんだ。だから出来る限り前列にはG2を置くのが理想かな。逆に相手の前列にG2がいた時にこちらがヴァンガードにガード値5000で守られるようなアタックする場面があったらヴァンガードよりそのG2をアタックをしたほうがいい。もしヴァンガードにアタックした時、相手は自分の手札からか、ダメージを受けるか、そのG2をインターセプトをするかを選択できちまうからな。だったら端からリアガードをアタックして相手に選択肢を与えないほうが得ってわけだ。意外とこういう場面があるから覚えておくといいぜ」
「ありがとうございます!」
「おし!んじゃ最後はG3だ。こいつのアビリティはツインドライブ!!。効果は簡単、このユニットはドライブチェックの枚数を二枚にすることが出来るんだ」
「つまり手札が二枚増えるってことですね」
「しかもトリガーを発動するチャンスも増える。だからヴァンガードは最終的にG3にしたい。ヴァンガードはインターセプトもブーストも出来ないからな」
「なるほど……。基本的に早くライドしてヴァンガードをこのG3にすればいいんですね」
「そういうこと。というわけで今説明出来るのはこんなもんだな。後はファイトをしながら流れを説明していくからな」
「よろしくお願いします!」