先導者としての在り方[上]   作:イミテーター

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戦う理由

突然の独り言宣言。当然僕はこのクリアさんの行動に驚きを隠せず、頭を真っ白にしながらクリアさんを見つめた。

 

……というか勝手にファイトを続けろってクリアさんがガードしてくれないとファイトは進められないから嫌がおうにも話を聞くしか無いんじゃ……。

 

「恐らくお前のデッキはシュテルンを主軸とした速攻デッキ。さっきのアタックから見るに、お前は俺のVが9000になることを想定し、V裏にタフボーイを展開した」

 

そんな理不尽な提案になんの躊躇もしないクリアさんは淡々とその独り言を呟いてゆく。

 

「そこで俺はお前がシュテルンのスキルを使うことを危惧した上でダメージを1点にキープした。このターンにシュテルンにライドされてもいいように」

 

やはり読まれていた……。なんとなくわかっていたけど、実際に口で言われると自分のプレイングがどれだけ幼稚であるかを実感させられる。

 

「しかし、お前はシュテルンではなくアシュラにライドした。たとえそのターンにスキルが使えないとしても、次のターンに俺が満月にライドすれば再び15000ガードを要求できるのにだ」

 

……一体クリアさんは何が言いたいんだろう?

 

このクリアさんの言い方はまるで僕がシュテルンを持ってるのにわざわざアシュラにライドしたように聞こえる。

 

しかし実際には違う。僕はシュテルンにあえてライドしなかったのではなく、ライド出来なかった。

そのカードを手札に持っていないのだから。

 

その事を言おうとした矢先、まるで僕がそれを言うことを知っていたかのようにクリアさんは加えて言及する。

 

「一つの可能性としてお前がシュテルンを持っていなかった可能性がある。が、今のお前の状況を見る限り、お前にはその事態を防ぐ術があった。考えられる可能性として、そのカードがドロートリガー、もしくは今のドローで引いた可能性があるが、その真意はお前にしかわからない」

 

更に何のことか分からなくなってきた……。僕にこの事態を防ぐ術があった……?

 

文脈から考えて、恐らくシュテルンへのライドを成功させる術が僕にあったということなんだろうけど、僕にはそんなあてはどこにもない。

 

というより、クリアさんの対応をするのに精一杯でそちらは完全にドローに委ねていたと言ったほうが正しいだろう。

 

一体どんな方法かと頭を悩ませるが、その答えはすぐにクリアさんの口から飛び出した。

 

「お前はG3、そしてブラウパンツァーを2ターン目の段階で握っていなかったのか……。それともシュテルンにライドするべきではないと判断したのか……。いずれにしろ、他人のプレイングにケチをつけるつもりはないが……ん?」

 

腕組みをしながらこちらを向くと、クリアさんは僕が俯いているのに気づいた。

 

「……忘れていました。パンツァーのスキルのことを……」

 

僕は正直にその時のことを告白した。

隠していてもしかたない……いや、こんなところで意地を張るほどの度胸が僕にはなかった。

 

決定的だった。僕がこの人と戦ってもこの人に何ももたらすことはできない。

 

そう思うと、僕はもうこの人の顔を見ることができなくなった。自分の惨めな顔を見せることができなかった。

 

そんな僕のことを思ってか、クリアさんは面倒そうにため息をつくと口を開いた。

 

「こんなこと、普通の奴には聞かないんだが、お前が奴の弟ということで特別に聞いてやる」

 

身体を震わせながらクリアさんの方を向く僕に、この人は真っ直ぐこちらを見ながらこう問いかけた。

 

「お前は、何の為にヴァンガードをやっている?」

「何の為に……ですか?」

 

事態をのみ込めない僕は思わず問い返す。

 

突然そんなことを言われてもすぐに答えは出ない。いや、考えたところでキチンとした答えが出るかどうかも怪しいところだ。

 

ヴァンガードは言ってしまえば単なる遊び。好きでやっているのであって特に理由なんて持ち合わせてはいない。恐らくそう考えるのが大半だと僕は思う。

 

しかしわざわざクリアさんが僕に、そう聞くのは何か理由があるに違いない。奴の弟ということはお兄ちゃんが何か関係しているのは間違いないんだけど……。

 

ジッとこちらを見ているクリアさんは、一向に答えない僕の様子から質問を変えてきた。

 

「お前は自分の兄貴を強いファイターであると思っているか?」

「……はい、思ってます」

 

戸惑いながらも僕は答えを述べる。わざわざ考える必要もない。既にここにいる人のほとんどの人がお兄ちゃんの実力は認めているはず。

 

多分クリアさんも……

 

「俺よりも強いと?」

「うっ……それは……分かりません……」

 

思わぬ問いに言葉が詰まる僕の返答に、クリアさんは口を緩ませた。

 

「フッ、だろうな。冗談だ。お前が随分とはっきり答えるものだからこう聞けばどう返すのか興味が沸いたんだ」

 

特に悪びれる様子のないクリアさん。しかし、今まで硬かった表情が柔らかくなったことで僕は少しだけ緊張が和らいだ。

 

「変な質問をして悪かったな。戸惑うのも当然だ。だが、今までのファイトを見ていてあのファイターの弟であることが信じられなかった。お前のプレイングはお世辞にもうまいとは言えない」

 

……さすがクリアさんだ、僕の心に容赦なくド直球を投げ込んでくるなんて。

 

痛む心臓を手で支えながら僕は振り絞るように言い返す。

 

「たしかに……今の僕はまだ弱いです……。でもファイトを続けていけば僕だって……」

「ならお前はどうして兄貴が強いかわかるか?」

 

またも飛び出した不可解な質問。僕は言葉を選びながら恐る恐る答える。

 

「どうして強いか……ですか……。それは……プレイングがちゃんとしてて普通と違うデッキで相手を翻弄することができるから……」

「たしかにそれもある。しかしこれは運ゲーだ。手前の技術なんていうのは必ずしも勝敗に直結しない」

「それじゃあ一体……」

 

まったく検討のつかない僕に、クリアさんは自分の手を握りながら答えた。

 

「戦う為の理由の有無だ」

「戦うための理由……ですか……?」

 

完全に話についていけてない僕はただその言葉を繰り返すことしか出来なかった。

 

でもこれだけは言える。

 

クリアさんのこの言葉から放たれる威圧は本物であり、この言葉にかける思いがどれ程なのかを物語っていた。

 

「ヴァンガードは運ゲーだ。僅かな力量の差であればそれは無に等しく、大きな差が開いていようと時としてそれは瞬く間に逆転される。――が、それはあくまでも前提に過ぎない」

 

淡々と話を続ける中で、僕は一言も聞き逃さまいと集中しながらそちらに耳を傾ける。

 

「戦う理由のあるやつというのは常に勝利を欲する。醜くも、誰に共感されるわけでもなく、己が決めた道をひたすらに突き進む者。お前の兄貴が正にそれだ」

「なるほど……、でもお兄ちゃんは珍しいカードを使うだけであって別にそこまで勝ち負けに拘っているようには見えないんですけど……」

「お前も聞いていたはずだ、奴の言葉をな」

「お兄ちゃんの言葉……」

 

僕は小さく呟きながらあの時のお兄ちゃんの言葉を脳裏に浮かべた。

 

『認めさせたいんだ、あらゆるユニットにはそのユニットにしかない役割があるということを……』

 

「勝利とは何もファイトに勝つということではない。己の真理、進むべき理想の果てに辿り着く境地に達しさえすればそいつにとって勝利と同義なんだ」

 

まるでその時の言葉に沿うようにクリアさんは話を続ける。

 

「だからそいつはひたすらにその目標を追うんだ。どれだけ険しくても、どれだけ困難であろうと、走り続けなければならない。それがそいつにとっての"正義"なのだからな」

「……僕は、」

 

クリアさんの言葉の中に1つの真実を僕は見つける。ファイターズドームでの戦いも各々の意志と意志のぶつかり合いがあのような激闘を生み出した。

 

しかし……、

 

「僕にはそんな覚悟も目標もありません……。お兄ちゃんのような心意気も、ツカサさんのような野心も持ち合わせてはいません……。ただ、楽しくヴァンガードをするというのでは駄目なのでしょうか……」

 

まるで懇願するように僕はクリアさんに問う。真理を知ってしまった僕は既にその答えを知っているが、やはり聞かずにはいられなかった。

 

「駄目という訳ではない。それもファイトする上での1つの指標であるに違いはない。が、それは戦う理由としては成り立たない。楽しむという行為は既にファイトを始めた段階で完遂しているんだからな」

「それじゃあ……僕はどうしたら……」

 

途方にくれる僕に、クリアさんは普段とは違う柔らかい物腰で助言を授けてくれた。

 

「難しく考える必要なんてない。理由の重さなんてのはあまり意味を為さない。その理由に対してお前がどれだけの思いをかけられるかが問題なんだ。理由は違えど、俺たちの終着点は同じなんだからな」

「……でも……」

「……はぁ。ならヒントをやろう」

 

はっきりと物を言わない僕に対し小さく溜め息をつくと、人差し指を立てながら自分のデッキに視線を向けた。

 

「何故俺達がヴァンガードと呼ばれるか。そんなものは聞かれるまでもない。こいつらを導く存在であるからだ。こいつらにもこいつらなりに自分達の誇りの為に戦っている。が、それには統制する者の協力が必要だ」

 

するとクリアさんはデッキから視線を僕のデッキに移した。

 

「お前の使うクラン、ノヴァグラップラーはただひたすらに勝ちに執着するクランだ。あらゆる不正、あらゆる方法を持ってこいつらは己の欲望を満たすために戦っている。しかし、こいつらは勝利に固持するあまり目の前が見えなくなっている。後先考えずただがむしゃらに突き進んでも、勝利に辿り着くことは出来ない」

 

クリアさんがそう話してくれる中、僕は何故か別のことが頭の中に過っていた。コウという人がこの店にやって来た時、僕は自分の都合から何も考えずにあの人に向かっていった。

 

それは結果的に丸く収まったものの僕の行動がカイリさんや他の人に迷惑をかけてしまったのは事実。

 

自分の行動に責任を持てないようではヴァンガードどころか普通の人間として失格だ。

 

「つまり……」

「僕は……!」

 

しかしそれは過去の自分だ。過ちを犯したならそれを糧にもっと強くなればいいだけ。昔のことを反省しても後悔していては駄目だ。クリアさんはそんなことを望んではいないのだから。

 

僕は俯く顔を上げ、自分の話を遮られたことに驚くクリアさんの顔を真っ直ぐ見据えた。

 

「僕が……導きます!他のクランが羨むようなファイターになって、僕がみんなを勝利に導きます!」

 

自分の意思を確固たるものにする為に僕は訴えるようにそうクリアさんに言った。

 

こんな僕のことをどう思っているかは分からない。けど僕はこの覚悟を誰かに聞いてほしかった。

 

「そうか」

 

クリアさんはそうポツリと呟く。

 

心なしか、その表情は安心したかのような小さな含み笑いを浮かべていたような気がした。

 

「まずはキングでRの半月にアタックします!」10000

 

もう迷いはない。みんなを導くのにそんな世迷い言は邪魔になる。

 

僕が自信を持って先導すればみんなはついてきてくれる。何故なら彼らは勝ちに飢えているのだから。

 

「ノーガード、半月は退却」

 

ここでノーガードをするということは手札に他のアタッカーがいるということ……?クリアさんが勿体ないという理由で10000ガードを切らないというのは考えにくい。

 

「タフボーイのブースト、アシュラでVにアタック!」19000

 

その真意は次のアタックで確かめよう。このツインドライブ!!で出来る限りクリアさんとの差をつける!

 

「ノーガード」

「ツインドライブ!!ファーストチェック、ザ・ゴング!ドロートリガーGET !一枚引いてパワーはキングに。セカンドチェック……」

 

二枚目のドライブチェックが捲れた瞬間、僕は思わず笑みを浮かべる。先ほどと結果は変わらないだろうけど、あの時の僕では気休めと思うこの状況を今なら好機と考えることができた。

 

「シュテルン・ブラウクリューガー。この瞬間、Vのアシュラのスキル発動!レストしているキングをスタンドさせます!」

「ダメージチェック、オラクルガーディアンジェミニ」

 

欲しかったシュテルンの確保とキングのスタンドによる二重のアドバンテージ。流れは間違いなくこちらに吹いていた。

 

問題はこのアタック。

 

「パンツァーでダークキャットにアタック!」8000

 

このアタックで最初の半月の退却の真意が分かるはず。

 

今の状況で半月を残すメリットは、手札により強力なユニットがいないこと。もしくはブースターがいて、全てに満遍なく10000以上のガードが要求できること。

 

クリアさんがここでガードするならG1が手札に無くて、しないならアタッカー・ブースターの双方がいるということ。

 

もしくはサイキックのスキルを使わず今のラインでアタックする為にガードすることも考えられる。その時は……。

 

粗方の予測を建て、ガードの有無を見守る。

 

「みるくでガード」12000

 

守ってきた。なら……。

 

「キングでダークキャットにアタック!」15000

 

1点しかダメージがないクリアさんにとってVへのアタックはそれほどプレッシャーにならない。

 

クリアさんの手札は2枚。うち一枚は満月だから後1枚がアタッカーであれトリガーであれ、クリアさんはこのアタックで戦線を維持することが難しくなるはずだ。

 

「ほう」

 

クリアさんはそう感嘆をあげながらうれしそうに笑った。

 

「いいアタックだ。ノーガード、ダークキャットは退却」

「これで僕のターンは終了します!」

 

狙い通りに事が運んだ僕は、よし!と心の中でガッツポーズをとった。

 

ノヴァ

手札4

ダメージ表1

ダメージ裏0

 

「俺のスタンド&ドロー。半月のスキル、成功。満月の女神 ツクヨミ(9000)にSライド、The・ヴァンガード。残りは下に。サイキックのスキル、このカードをソウルに入れドロー。さて、予定より痛手を負ったわけだが……」

 

引いたカードを確認したクリアさんはそう呟く。クリアさんの手札は4枚。さっきのアタックでRはない為、よほどの火力は発揮できないと思う。

 

けど、クリアさんにとってそれは大したことじゃないんだろう。でなければあんなに余裕そうな表情はしていられない。

 

「次はこちらから攻めさせてもらおう。左列に三日月と満月をコールし、バトルに入る」

 

満月/満月/

三日月/みるく/

 

一枚を残し、手札のカードを放出して攻めに転じるクリアさん。

 

お互いのダメージと手札の量から考えてここで全力展開しないことは想像しにくい。

 

クリアさんのデッキはドロー偏重型のデッキ。例え手札がなくなろうとトリガーによるドロー補助を期待することができる。

 

あの残したカードはトリガーなのか完全ガードなのか……。ここがターニングポイント……。

 

「みるくのブースト、満月でVにアタック」15000

 

11000のアシュラに対してのこのアタック。10000のガードを使えばそれだけで一枚分ガードになるけど、今の僕の手札にその10000ガードはない。

 

そもそもここはダメージがほしい局面であり、無理に手札を消耗したら後が厳しくなってしまう。なら……

 

「ノーガードです」

 

手札を品定めしながらそう切り出す。するとクリアさんは特に気に留めることなくドライブチェックを行った。

 

「ツインドライブ!!ファーストチェック、サイキックバード。GETクリティカルトリガー。Vにクリティカル、パワーはRの満月へ。セカンドチェック、CEOアマテラス」

「ダメージチェック。一枚目、アイゼンクルーゲル。二枚目、レッドライトニング!クリティカルトリガーGET!効果は全てキングに加えます!」

 

お互いクリティカルトリガーを引き、僕のダメージは三点となった。キングへパワーを振ったのは、クリアさんのRへのアタックを抑制する為。

 

既にクリアさんは僕の手札にシュテルンがあるのは知っている。さすがのクリアさんもシュテルンによる3連続攻撃は避けたいはず。

 

と考え、Rへのアタックのガード値を下げる目論見をしていた僕に、クリアさんは思わぬ行動とる。

 

「三日月のブースト、満月でVにアタック」21000

「っ!?ノーガード……。ダメージチェック、ブラウクリューガー……」

 

驚きを無理やり押さえ込み、冷静を装いながらダメージを置く。

 

まさかVへのアタックなんて……クリアさんはシュテルンが怖くないのだろうか。それともシュテルンのアタックを防ぐ術があるということなのか……。

 

クリアさんが終了を宣言したことでターンはこちらに移る。不可解なことは色々あるものの取り敢えずドローすることにしよう。

 

「僕のスタンド&ドロー……」

 

額に流れる汗など気にもとめず、僕はクリアさんの顔と自分の手札を交互に見比べる。

 

……どうするのが一番いい。ここで何も考えずシュテルンにライドするのは軽率なのだろうか?

 

いや、しかしここで攻めなければ次のターン、クリアさんに今しがた引いたアマテラスにライドされてしまう。そうなれば要求ガード値が減り、シュテルンのスキルが使いづらくなるのは明白だ。

 

チャンスは今しかない。まだダメージが二点で要求値も15000。こんな絶好の機会を逃すわけにはいかない。そう、いかないのだけれど……。

 

どうしてもあの最後に残した一枚のカードがネックになってしまう……。聡明なクリアさんが、この状況をなんの考えもなしに作ったとは思えない。

 

最後に残したのは十中八九完全ガード。むしろ握っていないほうがおかしい……。

まだファイトは始まったばかりだけど、僕の長考によって時間は刻々と過ぎ去っていた。

 

どうしたらいいんだ……。僕は一体……。

 

 

 

「ヴァンガードは運ゲーだ」

 

僕が考えている最中、クリアさんは徐にそう呟いた。

 

「故に必ず勝ち筋は存在するし、負ける時は負ける。いかにその運を利用して勝利を導けるかが問題だ」

 

クリアさんは目を瞑りながらまるで独り言のように語っていく。

 

「運ゲーであるからこそどれだけ絶望的状況でも諦めるには値しない。五点ダメージでクリティカル2を食らったならヒールを二枚引けば勝てる。次の相手のターンで負けるなら、相手の一枚分ガードにダブルトリガーを引けばいい。必死に食らいつけば勝ち筋は必ず残っている」

 

瞳を開き、クリアさんはこちらをジッと見つめる。その表情は怒ってるわけでも、笑ってるわけでもない。

 

「俺達ファイターはその少ない勝ち筋を模索しなければならない。勝利を勝ち取る為に。自分の信念を曲げない為に」

 

その表情からは一人のファイターとしてただ勝利を目指す直向きさが感じられた。僕を弟でも、初心者とも見ていない。

 

一人のファイターとして、打ち破る対象として僕を見ていた。

 

そうだ、今有利なのはこの僕だ。このチャンスを活かさなければそれはユニット達への侮辱に値する。

 

例え完全ガードを握っていたとしても負ける訳ではない!例え負けそうになっても諦めない!

 

何故なら僕は――

 

 

「ライド!The・ヴァンガード!シュテルン・ブラウクリューガー(11000)!」

 

 

――僕はヴァンガードなのだから!


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