真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第九話##

鉄爺の言葉で開始はされたが・・・

 

彰人

「俺にどうしろと」

 

そう、まあ皆さんもご存知の通り、俺は百代よりも強かった、今はわからないけど・・・で、普通の、まあこの川神学園の部活の主将だから、強いだろうけど、生徒と俺じゃ・・・はぁ~、だるい

 

モモ先輩のファンEX

「はぁーーーーーーーーー・・・せぇぇぇいっ!!」

 

剣道部の一撃は、確かに鋭い。たしかにこれなら主将というもの分かる、フェイントも入れている様だ、剣を使う俺から言えば中々だ。しかし、

 

百代

「しかし、相手が悪い。」

 

キャップ

「そうだよな。相手が悪い」

 

岳人

「ああ、ホント」

 

「く、く、く。」

 

大和

「こら京、笑うな」

 

モロ

「けど大和、うん。ホント、相手が悪い」

 

一子

「そうね、相手が悪いわ」

 

ファミリーの全員はこの反応。他は、

 

三年男子

「おいおい、アイツの攻撃、簡単に避けてるぞ、あの二年」

 

三年女子

「確か、彼って、今回のインターハイでの優勝候補よね」

 

甘粕

「す、すごいです。あんな簡単に避けれるなんて」

 

小笠原

「ホントね、あのサルの言っていたことあながち間違えじゃ無いかも」

 

羽黒

「てか、チカリン。あれ、ホントに人間?」

 

小笠原

「あんたよりも、人間よ」

 

彰人

「(しかし、いい加減。避けてるのも)、つ、疲れたな」

 

モモ先輩のファンEX

「き、キサマ、それでも百代さんの彼氏か、そんな避けているようじゃ俺は倒せんぞ」

 

百代

「あ~あ」

 

一子

「あのう、お姉さまどうしたの?」

 

百代

「いやな、さっきあの対戦者、それで百代さんの彼氏かって言っただろ」

 

一子

「う、うん。」

 

キャップ

「そんなことまで聞こえるのかよ、モモ先輩・・・」

 

岳人

「てか、それがどうしたんすか?」

 

百代

「我が弟ならわかるだろうさ。な、兄弟なんだろ」

 

大和

「ああ、あれはキレたな、我が兄弟は」

 

「どうして?」

 

大和

「簡単てか、俺から言うのは少し嫌だ、てか滅入る」

 

百代

「ようわな、京。もし勝負している奴に大和のこと言われたらどうだ?」

 

「もちろん、コロ・・・っあ!!」

 

モロ

「なんか、大和が滅入る理由がわかったよ」

 

キャップ・一子・岳人

「「「は、どういうことだ(よ)?」」」

 

三人は分からなかったようだ、その時動きがあった

 

彰人

「終われ」

 

彰人の一言が聞こえた時、相手の竹刀は無かった。

 

モモ先輩のファンEX

「は・・・はい!?」

 

“ワァァァァァァァァァァァァァァ”

 

歓声が上がる。彰人が、相手の武器を吹き飛ばしたのだ。

 

『おおっと、ここで新しい動きだ、な、なんと御剣選手が相手の武器を吹き飛ばした?』

 

『うむ。これは相手の動きを封じたのも同じじゃ。考えてみい、武器を叩くよりも、相手を叩いた方が簡単じゃ、ということは?』

 

ああ、鉄爺そこまで言わなくても。

 

彰人

「て、訳だから、降参してくれる。あまり俺、人を叩くの好きじゃないんだ」

 

これは本音だ。人を叩くのはあまり好きではない。たとえばこれが、ルー師範代、鉄爺、百代、釈迦堂さん、揚羽さんなら話は別だが・・・。

 

そして、相手は素直に、

 

モモ先輩のファンEX

「ああ、わかった」

 

そう言って、降伏を、

 

モモ先輩のファンEX

「するわけないだろうが、このバカが!!」

 

そして、俺の顔面を殴った。

 

“ガシッ!!”

 

もちろん掴んだけど。

 

彰人

「俺さ、嘘つき嫌いなんだ。だから、キエロ」

 

そして、俺の右フックが相手の腹を直撃。

 

“バキッ”

 

なんか不味い、音だったが・・・

 

「んじゃ、次、間接外すか?」

 

と、俺が詰みに入りそうになった時

 

『そこまでじゃ。すぐに担架を、すでにそこの三年生は動けんだろう。それではこの勝負、二年御剣彰人の勝ちとする』

 

鉄爺はそう言うと、消えていった。

 

『それでは、皆さん。クラスに戻るように、』

 

彰人

「ちっ!」

 

三年男子

「おい、あいつ、学長の言葉が無ければ、まだやる気だったぞ」

 

三年女子

「まるで、モモさんみたいで、かっこいい」

 

モモ先輩ファンA

「あいつには関わらないほうが得策のようだ」

 

この日を境に、モモ先輩ファンは彰人になにもしないことを誓った。

 

その頃、勝負が終わって、ファミリーが彰人の傍に行った。

 

キャップ

「相変わらず、つえぇな」

 

岳人

「てか、お前容赦ねぇな、おい」

 

「お疲れ」

 

一子

「さっきの武器を飛ばすのどうやるの?」

 

大和

「おいおい、みんな。彰人も疲れて」

 

彰人

「一子、あれはな」

 

モロ

「全然、疲れていないじゃん!!」

 

俺が一子に説明しようと思った時に背中にやわらかい感覚がした、まあ簡単にいうと抱きつかれた。

 

百代

「うんうん。お姉さんは彰人の姿にさらに惚れてしまったぞ。しかし、一撃の後にさらに追撃を入れようとするのは彰人らしくなかったぞ」

 

彰人

「うん?そんなつもりは無かったけど・・・やっぱ、」

 

俺は自分の左腕を見ながら言った。

 

彰人

「最近、鈍らしているからかな。なあ、百代、帰ったら死合いしよう。」

 

百代

「なんだ、私のことを、バトルマニアと言っていたのにか」

 

彰人

「だって、欲求不満だ、全然満足がいかん」

 

百代

「それで、夜は大丈夫なのか?」

 

おいおい、今日もスル気かよ・・・

 

彰人

「俺をなめるなよ、てか、それはお前も一緒な」

 

百代

「ふふふ、そうだったな」

 

大和

「あのう、そろそろ戻らないと、授業に遅れるよ、二人とも」

 

大和の言葉に我に戻った。

 

彰人

「げ、そろそろか。それじゃ百代。帰りは門の前で」

 

百代

「う~~~~~~~。」

 

朝の二の舞になった。

そして、クラスに帰ると

 

“ワァァァァァァァァァァ”

 

すごかった・・・はぁ~。

 

彰人

「なんか、疲れた」

 

大和

「お、おい。静かに」

 

歴史教師

「うるさいでおじゃる!!。御剣、編入したてだからって容赦はしないでおじゃる!!」

 

彰人

「あ、すいません。編入したてで、ノート取り方を直江君に聞いてました。」

 

歴史教師

「そうで、おじゃったか。うむ、麻呂の授業に対する良い態度じゃ」

 

これで、どうにかすごした。ちなみに大和に親指を立てられてグッってされました。そして、この歴史の授業が今日の最後の授業だった。

 

“キーンコーンカーンコーン”

 

彰人

「ふう、疲れた。」

 

大和

「お疲れ。」

 

一子

「ふにゃふにゃ」

 

彰人

「未だに、寝ている奴も居るがな」

 

「おい、彰人。ちょい」

 

あれれ、忠勝が呼んでいるなんて珍しい

 

彰人

「ああ」

 

そして、俺と大和が

 

「お前は呼んでねぇ」

 

大和

「ゲンさん、つれない」

 

「うっせい」

 

彰人

「あはは・・・」

 

そして、大和は渋々戻った。

 

彰人

「それで、どうした?お前から呼ぶなんて」

 

「ああ、お前らの仲間に言っといてくれ、親不孝通りに最近、変な薬(モノ)が回っている。だから近づくなってな。」

 

彰人

「そんなに不味いのか?」

 

「ああ、今回はな、今までの薬(モノ)とは違うからな」

 

彰人

「そうかありがとな、だけどお前から言えばいいのに」

 

「勘違いするんじゃねえよ。俺の仕事に支障が出たら困るからだ」

 

彰人

「そうか。それじゃあな」

 

やっぱ忠勝はツンデレ(←大和情報)なんだな。

 

大和

「なんだんだったんだ?」

 

彰人

「うん。ああ」

 

俺が言おうとした時に、

 

“ガラガラガラ”

 

先生が入ってきてしまった。

 

小島

「それではHRを開始する、委員長」

 

甘粕

「起立、礼。」

 

小島

「それでは連絡だ。今日の決闘は素晴らしかったぞ、と、学長が言っていたぞ。御剣」

 

御剣

「あ、どうも」

 

小島

「それでは連絡だ。明日は人間測定がある。これは身長だけでなく心技体と人間の度合いをはかる物だ、そしてもう一つ、今度の金曜に転入生が来る」

 

“ガヤガヤガヤ”

 

“ビシッ”

 

小島

「えい、黙れ。質問があるなら挙手しなさい」

 

大和

「はい」

 

小島

「うむ。直江、発言を許可する」

 

大和

「この前、彰人が来たのにですか?」

 

小島

「ああ、編入ではなく、転入だからな」

 

ああ、あの中将の娘さんだな。

 

小島

「他には無い様だな。それでは最後に川神、明日にはなにがある?」

 

一子

「はい、明日は人間測定です。」

 

小島

「よろしい、それでこれで終わりにする、委員長」

 

甘粕

「起立、礼」

 

そして、解散した。

 


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