真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第八十九話##

 

今日は期末考査二日目なのだが、今日は俺ら百代、そして一子は昨日の勉強などで昨日みたいに朝まで勉強とはいかず普通に登校している。

 

キャップ

「お、お前らは今日は普通のようじゃねぇか。モモ先輩が勉強していない」

 

いつもの通りの朝の風景だった、そんな時急にモロが言ってきた

 

モロ

「僕思ったんだけど、この世界ってループしていたりして」

 

百代

「ループか……彰人にずっと初めてを与え続けるループ、彰人に永遠と調教されるループか。非常に悪くない」

 

「ループ……大和にずっと処女をささげ続けるループ……ゴクリ。そしてあの告白を受け取ってもらえる快感ループ」

 

大和・彰人

「「だめだ、この彼女。どうにかしないと」」

 

京・百代

「「だけど、結婚出来ないのはつらいな」」

 

大和

「はぁ~兄弟どうにかしてくれ」

 

彰人

「確かに、結婚出来ないのは俺もいやだな」

 

大和

「兄弟こっちに帰ってきてくれ!」

 

百代

「と、言ってもモロロ。この世界がループしているなんてありえないと思うぞ。なんて言ったってあの岳人に彼女が出来ている」

 

岳人

「なんだモモ先輩、妬いて「ああ?」いませんよね……そうですとも」

 

モロ

「う~ん、期末の初日の地獄からの現実逃避には足りなかったかな?」

 

一子

「ねぇ、まゆっちループってなに?」

 

松風

「おっとこれはユーモアを試される一言だぞまゆっち」

 

まゆっち

「普通に答えましょうよ、松風」

 

彰人

「(うまい、ボケが見つからないとその場は松風で対策。これはいい返しだな)……」

 

クリス

「しかし現状を聞く限り岳人のは付き合っているのか?」

 

モロ

「あはは、それは僕も思うよ……正直微妙だと思う。どちらかといえば女王様かな?」

 

クリス

「そう考えると岳人は体と同じで心も耐久力があるんだな、どんだけタフなんだ?」

 

岳人

「クリス、俺はそんなにタフネスでもねぇぞ。実際今日はへこんでいるし、母ちゃんに俺のお宝本が見つかってな」

 

モロ

「お宝っていってもエロ方面だけどね」

 

百代

「そういうのはちゃんと隠しておけ、大和のように」

 

大和

「なにを言うかな姉さん」

 

百代

「畳の下とか、どう思う彼女さん」

 

「あういうのが好みだとすると、ちょっと思考を凝らさないと。それでそちらさんの旦那様は?」

 

百代

「一日中同じ空間にいるしな~まずは、一人にすることがないとこれはどうも言えないな。ちなみに部屋の中は一年いない間に見たけど無し、そしてここ最近も無し。ちなみに全部探したのだが」

 

大和

「兄弟も大変だな」

 

彰人

「百代、お前は一体いつ俺の部屋に入っているんだよ……」

 

岳人

「(ああ、彼女とヤりたいなぁ~)……ああ、彼女とヤりたいなぁ~」

 

百代

「おい、こいつ思っていることが言葉に出ているぞ……はぁ~私も彰人も甘えたいなぁ~」

 

彰人

「そういうのは今現在も抱きついている腕を離してから言ってくれ。そうしないとどれ位が甘えると言うことなのかわからなくなるから……しかし今日はテストだというのに」

 

俺はそんなことを言いながら橋の前まで来た

 

百代

「どうかしたのか、彰人急にそんな事を言って……ん?」

 

百代は俺の言葉に気付いたのだろう、橋の道路のところに人影が居ると。そしてそいつが今までの相手とはまったく違う別格と言う事を。

 

格闘家

「はじめまして、だね?川神百代、そして御剣彰人。私はメッシ、南米最強と言われているが、まだまだだ。そこで世界の壁が知りたい、学校の登校中だがよろしいか?」

 

クリス

「(このモノ、かなりのポテンシャルだ)」

 

一子

「(あれ?強いのに……なんだろう、この無心の感じ?彰人やお姉さまの周りに居すぎたのかしら?)」

 

大和

「あ、テレビで特集されていた人だ。確か太陽の子とかで」

 

彰人

「勝負か……いいだろう、しかし二人いるがどちらがいい?」

 

メッシ

「はい、私は川神百代と一戦してみたい、君は……分からないからね」

 

俺は笑った、やはりこいつぐらいになると俺がどう言うのか分かってくるのだろう。俺はこう言う挑戦者の際には必ず気を消す、そしてそれに気付かずや、または百代が女と理由で俺と当たるがこいつは俺の本質を少し見ているのだろう、だから普通に気で分かる百代を選択、そして

 

メッシ

「それとすまないが、私の弟子であるこのズッケロとも対戦して欲しいのだが……彼は私に及ばないが、光るものがある」

 

ズッケロ

「シッスっ!」

 

彰人

「そうか、なら一子。いけるな……」

 

クリス

「彰人殿、ここは私が……わ、分かりました……ですから、そのこの蛇を」

 

俺は瞬時にこのKYさんに蛇を巻かせた、今回のはちょっとした実験だ、邪魔は許さないからな

 

まゆっち

「クリスさん、大丈夫ですか?」

 

クリス

「あ、ああ」

 

一子

「うん、大丈夫よ。それじゃあよろしくお願いします」

 

一子はそう言うと構える、そしてズッケロも構える。そして始まる勝負

 

ズッケロ

「ショツ!ショショショショショショショショショショショ!」

 

ズッケロの高速な攻撃、しかし一子は

 

一子

「……」

 

避けている、そして

 

一子

「……今!」

 

一瞬の隙をついての回転蹴り、これが相手の顔面にはいりKO。そしてその動きに

 

モロ

「なんか、今のワン子……なんか違ったよね?」

 

岳人

「ああ、そうか?あいつのスピードが上がっただけだろう?」

 

キャップ

「と言うか、なんかワン子強くなっていないか?俺の気のせいか、なあ大和どう思うよ?さっきの動き」

 

大和

「兄弟が特訓してるからなんだろうけど……京どう思う?」

 

「……結論から言えば今の私じゃ、たぶんワン子に攻撃が当たるかどうか分からないかも(あの避けている時のワン子の目、なんも感じなかった、あれじゃあ動きが読めない)」

 

まゆっち

「……一子さん、一体どうして?」

 

クリス

「…………」

 

彰人

「お疲れさん、一子。いい動きだ、やっと切り替えも早くなってきている」

 

一子

「え、ホント!?「しかし」……う」

 

彰人

「まだ、甘い。テストが終わったらまたみっちりだ」

 

一子

「はぁ~い」

 

彰人

「よし、それじゃあ行くぞお前ら」

 

モロ

「あれ彰人?モモ先輩は」

 

彰人

「あいつがあんな奴に時間かかるかよ、行くぞ」

 

百代

「は~い、彰人」

 

全員

「マジ!?」

 

大和

「姉さん、たしかこの人って強いんだよね」

 

百代

「うん、確かにそうだが。彰人よりも下の下だ、まったくのな……まだまだだ」

 

キャップ

「まあ何はともわれ、いくぞ!」

 

そしていつもの学校が始まる。

 

~それから一週間後~

 

放課後の合図、そしてそれは今までのテストの終わりを示す。

 

大串

「おっし、これでテストはお仕舞いか。帰ってまめたゲームでもやるか」

 

モロ

「今回のバルドの新作はおもしろかったよ。分割商法だったけどあれなら得だね」

 

岳人

「なんか、こう女王さまを屈服させるようなゲームないか?」

 

今日で期末考査の全科目は終了。そのせいか完全に浮き出しだっているFクラス、ちなみに一子はそのままショート。現在は兄弟と京が扇いでいる、そんな時忠勝がお知らせをいた。

 

忠勝

「ちょっとした仕事の話なんだが……映画に興味のある奴いるか?」

 

SideSクラス

 

宇佐美

「と、言うことでオジサンからの映画の宣伝だ」

 

もちろんこのSクラスの大体は興味が無く、そしてここの一番の葵も

 

冬馬

「はぁ~」

 

宇佐美

「うん?どうかしたのか、葵。ため息なんてついてさ」

 

冬馬

「ええ、色々と……可愛い女の子とか、それと可愛い男の子とか」

 

「若は、テスト勉強に加え病院に手伝いとか色々大変なんだよ。」

 

小雪

「そうだ、そうだ!そんなに話がしたいんなら、この暇な僕にしろ!」

 

そして宇佐美の前で飛び跳ねる小雪。そしてその行動に完全に嫌がっているこの担任

 

宇佐美

「わかったから、俺の前で跳ねるな」

 

「回収します」

 

先生の言葉に援護と言う形で準が首根っこを掴み、回収。しかしこの行動すら

 

小雪

「おお!これはおもしろぞ……わぁ~い」

 

なぜか喜んでいる、小雪。そしてそんな会話をしていると周りからは

 

Sクラス男子A

「それでも一位の葵君はすごいよな」

 

とか、そんな声だ。しかしその葵冬馬はこう言った

 

冬馬

「今回は私が一位とは限らないかもしれませんよ……彼が居ますからね、御剣君が」

 

Sクラス生徒B

「まあ、それでも俺らの目標だからな葵君は」

 

宇佐美

「ふぅ~」

 

小雪

「こんな、暖かい奴らは俺がため息をついていたらこれぐらい心配してくれるだろうか……答えは……NOだぁっ!アハハハアハハハハハ」

 

宇佐美

「こいつ、なんてこといいやがる」

 

小雪

「日ごろの生徒に対する態度を考えれば?」

 

宇佐美

「いてぇ!胸が痛いぜ!」

 

side out

 

 


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