真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第八十六話##

 

今日も一日がはじまった。結局あの後、俺らは非常に爛れていたのは言うまでも無く。そして今の尚俺の腕の中で寝ているこの彼女。ちなみに起きているが狸寝入りの様子。と、言うことで俺も悪戯をすることに

 

彰人

「百代は……まだ寝ているのか」

 

百代

「(お、今日は気付かないぞ……まあ昨日のあれではな、疲れていてもしょうがない。結局合計で二桁はいってしまったからな。まったくこいつの容赦なく中にとは、まったく。まあこのまま寝ているフリでもしよう)」

 

彰人

「寝ているのか、ならばちょっとぐらいは、遊んでも」

 

百代

「(こ、これは夢にまで見た!彼女が寝ているからちょっと悪戯しちゃえのパターン!!あ、彰人に悪戯されてしまうのか私は!おっと想像しただけで、ちょっとぬれて……)」

 

彰人

「本当に寝ているのか?本当に?ww」

 

百代

「(そうだ、寝ているぞ。そのまま悪戯を…)」

 

おいおい、ちょっと肩が震えているぞ百代。完全に笑っているだろう。そして俺はまず、百代を後ろから抱きつき

 

彰人

「はぁ~落ち着くねぇ。(あとは、なんか甘い言葉でも囁いてみるか……面白そうだし)」

 

百代

「(やはり彰人も私に抱きついて落ち着くのか、なんだなんだ、あんなに抱きつくな、とかくっ付きすぎたとか言っているくせに。まあそこも可愛いのだがな…おっ耳元に顔を近づけているな、こ、これはなんだ?)」

 

彰人

「百代、好きだ」

 

そして百代から湯気が発生した。

 

彰人

「おお、さすがに効果は覿面のようだな、ええ百代?」

 

百代

「ひゃい!?も、もしかして……」

 

彰人

「おう、ばっちしお前が起きていたことぐらい俺が知らないわけ無いだろう……それに若干、肩ゆれていたし…もしかして百代」

 

百代

「な、なんだ?」

 

彰人

「俺が悪戯しないかと、興奮なんかしてないよな」

 

百代

「も、もちろんだ!!それに、べ、別にそ、そんなことは…ちょっとは、い、いやなんでもないぞ。耳元でいきなり囁かれたのがちょっとビックリだっただけだ」

 

彰人

「ほう、それでこんなに濡らしていたのか?」

 

百代

「ふえ?」

 

と、言うことで今日一日の第一回戦がスタートした。

 

それから二時間後、朝風呂があり、丁度よく俺らは汗を流して、そして部屋で合流した。

 

百代

「彰人に襲われた……けどこれが癖になっている私♪」

 

笑顔で、と言うか破顔でそんなことを言っている。

 

彰人

「ふん。俺を騙そうとするからだ、まったく。ってもうこんな時間か、百代着替えて俺らはそろそろ朝食にしないとな、確か朝食の時間が八時十五分からだったからもうそろそろだろう」

 

百代

「その前に」

 

と、唇を俺の前に出す

 

彰人

「さっきやった「さっきのとは違くて、ソフト」はいはい」

 

と、俺がしたのだが、結局深くに変化した。

 

彰人

「ソフトでは?」

 

百代

「す、すまん/////」

 

そして俺らは着替えた、そして普通に朝食となったのだが。俺らの前にあの汐ちゃんが来た

 

「あ、お兄ちゃん、お姉ちゃん。おはよう」

 

百代

「ああ、おはよう」

 

彰人

「おはよう汐ちゃん、お母さん達は?」

 

「あっち」

 

そして指を指す方向には完全にピンク色の空間を作っている夫婦が1組居た。

 

「なんだか汐、お邪魔みたいだったからちょっと端にいたら、お兄ちゃんたちにあった」

 

なんて空気の読める子だろうと思っていたらさすがに、あの夫婦は新婚さんでもあり、親ばかでもあったようで。

 

「汐ちゃ~ん」

 

「ママが呼んでいるからバイバイ」

 

と、言って汐ちゃんもかけていった、またこけなければいいが。

 

百代

「なあ彰人?」

 

彰人

「なんだ?なんだか予想が出来ているが聞こう」

 

百代

「子供っていいな」

 

彰人

「百代、そう言うのは夫婦になったら言おうな。ちなみに出来ていても可笑しくないからな、俺ら。だからある意味怖い事を言うな」

 

百代

「ブゥーブゥー、甲斐性を見せろ」

 

彰人

「それよりもお前と、そのガキの幸せだろう、パパなら////」

 

百代

「な!?……卑怯だぞ、彰人////」

 

そして俺らは朝食となった。

 

それから俺らは部屋にもどりテイクアウトの準備。そしてそれが一段落したので俺は百代を呼んだ

 

彰人

「百代……大事な話があるんだ」

 

百代

「……なんだ」

 

俺らは緊張した空間で、見合った。そして俺はこう言った

 

彰人

「……………土産をどうしようか?」

 

百代

「そうだよなぁ、家族というか川神院の私のファミリーには買ってあるんだがな。まだ風間達と、それと門下生達のものあるからなぁ~。今日の軽井沢銀座で見つかるかな?」

 

彰人

「見つかると思うのだが、けど結構な量だろうな。」

 

俺らはそんな覚悟をしながら、軽井沢銀座に赴くことにした。旅館ではチェックアウトとすでに済まして、帰りに荷物をとりに行くといった感じで俺らは現在、お土産探しの旅に出ていた。

 

最初はジャム屋さん

 

百代

「お、おい彰人!桃のジャムがあるぞ」

 

彰人

「百代、土産だよ……土産」

 

百代

「うぅ~桃のジャム!」

 

彰人

「お前は子供かよ……はぁ~それじゃあ川神院の調理場にはジャムの詰め合わせにして……まったく後は個人で桃のジャム」

 

百代

「わ~い」

 

正しく、惚れた弱みといった感じだが。しかし次のみせに行く間、ちょっと苛めてみた。簡単に言うと全ての返しをそっけなくした結果。

 

百代

「彰人~、彰人~」

 

求めてくる声に変化、俺はこの変化に満足して。そのまま百代の腕組みから腰を抱いて

 

彰人

「次は、ファミリーにだな百代」

 

百代

「ああ。そうだな!それじゃああそこなんてどうだ」

 

と、言うことで入ったのは紅茶のしかも、葉っぱのほうの売っているところだ。

 

百代

「……彰人、私が見つけて入ってみたのだが……なんなのだがさっぱりだ」

 

彰人

「そうか?俺もさすがにそこまで紅茶を飲むわけじゃないが、これならクッキーの土産に最高かもしれんな」

 

百代

「なぜ、あのロボ?」

 

彰人

「秘密基地での執事的な感じなのがあいつだし、それに九鬼のロボならそれぐらいインストールしてあるだろうさ。と、言うことであいつにはこれでOKで。まだファミリー全体がないな」

 

そんなこんなで、俺らは土産屋を回りに回り、そして結局

 

彰人

「地元限定のお菓子の大人買いだな。これであいつらは黙るだろう、てか黙らせる。と、いうかキャップと一子はこれで十分だろうな」

 

百代

「そうだな、それで彰人。そのもう一つのはなんだ?私以外の女とかだったらこの惑星を破壊するぞ」

 

彰人

「はいはい、そんなわけがないだろうが。これは忠勝のだよ、いつも色々と世話になっているしな」

 

百代

「ああ、源か。それじゃあこれでお仕舞いだな、今回の旅行の土産は」

 

彰人

「そうだな」

 

俺はそう言いながら携帯で時間を確認していた。帰りもさすがに新幹線で帰りたいので……乗り継ぎの乗り継ぎなんて御免なのでな。

 

彰人

「今から旅館に行けば丁度いいだろう。それじゃあ帰るか、川神に」

 

百代

「レッツゴー!」

 

と、元気よくかけていった。

 

それから三十分後

 

彰人

「あの帰りの元気はどこにいったのだか」

 

現在、俺らはすでに新幹線の中だ。まあさすがに帰りの新幹線まではレオさん達とは一緒にならず、二人での帰りだった。そしていつの間にか百代は、俺の腕を完全に抱き枕にして寝ている。しかも降りる降りる人に本当に生暖かい目で見られながら。ちなみにさっきなどは

 

百代

「……彰人、彰人~」

 

などと寝言を結構大きな声でいい、さすがに俺は恥ずかしかった。

 

アナウンス

「次は七浜、七浜」

 

アナウンスの声でもう次が隣町だと分かり、俺は百代を起こした。

 

彰人

「百代、百代。起きろ、もうそろそろ着くぞ」

 

百代

「はふぅ~。あれ?なんで彰人が普通の服を?さっきまで制服でエッチを」

 

彰人

「お前はなんていうユメを見ているんだよ」

 

俺は突っ込みチョップを決めて、百代を起こした。そしてさすがに俺のチョップのおかげかすぐに普通に戻った。そして

 

百代

「彰人!帰ったら子作り「アホっ」はぐっ……うう痛いぞ、彰人。」

 

彰人

「正気でもなんて事をいいやがる、お前は。それにさっきも言ったけどそろそろだぞ、荷物の確認しろよ」

 

百代

「了解、と、言っても大体は彰人が持ってくれるからな。私は、最初に持ってきた荷物ぐらいだけだしな」

 

アナウンス

「次は、川神~川神~」

 

彰人

「そろそろだな」

 

百代

「そうだな」

 

彰人

「楽しかったか、今日の旅行は?」

 

百代

「何を今さら……凄く楽しかったぞ、彰人と一緒だからな。それに約束だっしな二人だけの旅行。まあ本当はバイト代を使うはずだったのだがな……」

 

彰人

「ま、タダで行けたんだ。それに今の俺の貯金額だと……海外だしな……そうなると婚約後の新婚の方がいいだろうしな。それに夏は……分かっているな」

 

百代

「ああ、お前に任せるぞ妹を」

 

彰人

「任された」

 

そして俺らは川神に到着。

 

百代

「ああ、そうだ忘れていた」

 

駅についてこの人はこんな事を言い出す。

 

彰人

「……なにを忘れたんだ?」

 

俺はちょっと呆れ気味に聞いた、そしたら百代が急に近づき

 

百代

「彰人、今回の旅行ありがとうな。これは軽い礼だ……チュっ」

 

キスをされ、そして。そのまま俺の腕を引っ張り

 

百代

「さ、帰るまでが旅行だ」

 

その時も百代の笑顔は非常にまぶしくて俺は

 

彰人

「……それは遠足だぞ」

 

と、言うのが精一杯だった。

 


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