真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第七十九話##

そして最後は京のになった。

 

まゆっち

「これはみなくても分かるような」

 

クリス

「そうだな、これはいつもの光景だろうからな」

 

一子

「間違いなく、大和とのせきらら新婚ばなしよね」

 

そして当の京というと

 

「……」

 

なにも言わずにいた。そしてキャップが最後にこういった

 

キャップ

「それじゃあいくぞ、みんな一緒にいる……これだけだ」

 

大和

「これだけ」

 

「うん、これだけ。まあちょっと叶わなかったけどね」

 

そういって俺を見る京。そう俺はここに一年間いない、しかしなぜこれなのだ?俺はその疑問を持つ、しかしこれはほぼ全員のなぞであったが、しかし

 

「まだ、このときって私もファミリーに入って日が浅かったしそれに大和のことは私でどうにかするって決めていたから」

 

岳人

「なるほどな、そう思えばお前ってあの時大変だったもんな」

 

彰人

「お前が言えるセリフかよそれ」

 

「けど、完全に願いを間違えたようなきがするな~」

 

そしてどっと笑いが起きる、そうなのだ、だって

 

一子

「全員一緒にいるなんて簡単なことじゃない、実際ここに全員いるわけだし……まあ彰人は途中消えちゃったけど」

 

モロ

「けど、また一緒にもどったし」

 

クリス

「加入メンバーつきでな」

 

「そうなんだよねぇ、実際彰人が居ない時も意外といたし」

 

京は意味ありげに百代の顔をみると百代は顔を赤くしながら伏せていた

 

岳人

「けどよ、あのときなんて大体、モモ先輩が「う、うるさいぞ岳人!//////」はぐはっ」

 

そして岳人は殴られた、しかしここまで来たら気になってしょうがない俺がいたので、すぐに行動に起こした

 

彰人

「大和、百代は一体俺の居ない間の金曜集会をどう過ごしていた?」

 

俺はすぐに百代の腕を取り、完全に動けなくして大和に話をさせようとした

 

百代

「や、大和!もし言ってみろ「百代」……うぅぅぅぅ……今日は甘えたいぞ……」

 

彰人

「考えよう」

 

百代も諦めたようで力をゆるくした。そして大和が話し出した

 

大和

「まずは、兄弟が外国に行ってから初日に金曜集会はそれは酷かった。なんせあの姉さんがまったくの腑抜けになってしまって、金曜集会よりも姉さんの励ます会に変わっていた。そしてそれから数回の集会のあとに、ずっと彰人彰人と言い出す姉さんがいて、一時は京よりもじめじめ感がでていた」

 

「あのときのモモ先輩はすごかったね。大体はワン子にしがみ付いていたけど、たまに岳人を殴っていたし、大和は蹴られていたし」

 

彰人

「……それは随分と荒れていたな」

 

大和

「それで、当の最近の金曜集会、ようは彰人が帰ってくるまえの金曜集会で姉さんったら、真剣(マジ)で意気消沈しながら、「アキトに飽きられていたら……私は私は」って言っていてある意味大変だった……これぐらいかな」

 

モロ

「こんな風に毎日モモ先輩と会っていると全然彰人のことを忘れなくてね」

 

彰人

「てか、俺はそんな風に心配されていたのか、まったくかわいい奴だ。こっちにこい、頭を撫でてやろう」

 

百代

「♪~♪、続けろ~彰人」

 

クリス

「しかしそれならば、彰人殿もあったでしょう何回か?」

 

そしてクリスの爆弾発言に俺は慌てて蛇を使うが、それが一瞬で消された

 

彰人

「な、百代?」

 

そして今度は俺を抑えている百代。本気を出せば簡単に外せるがさすがにそんなにマジに成るものでもないので俺はそのままでいた。

 

大和

「兄弟も、同じようなことを?」

 

クリス

「いや、どちらかと言うとだな。モモ先輩の事をずっと思っていたのは間違いないと思うぞ。なんせ私がマルさんに聞いた情報だと彰人はなんども現地で求婚されてで「彰人!!」あ、あれ?」

 

俺はそれを言われた瞬間になみだ目の百代、さらに上目遣いで完全に追い詰められていた

 

百代

「どういうことだ、私だけだよな、私だけだよな!?もしかして外国に他のつ、妻がいるとか」

 

彰人

「百代、混乱するなぁぁあ!」

 

大和

「姉さん、まだクリスの話は終わったいみたいだよ、だから聴いてみたら」

 

百代

「ジーーーーーーー」

 

彰人

「うぐっ」

 

クリス

「しかし、彰人は一度も頷かなかったそうだ。マルさん、ようは私の父様の知り合いからもなんども彼を婿にほしいとドイツ軍からあったそうだが、彰人殿が「俺は百代以外興味が無いので」と、いったそうだ。それに他にもマルさんの部隊の人からもそんなのがあったらしいが全て断っていたそうだ」

 

百代

「彰人~♪」

 

まゆっち

「結局これなのですね」

 

大和

「どっちも似たもの同士ってわけで」

 

そして俺らは笑った、そして俺らはもう一度このタイムカプセルを見た

 

岳人

「それでこれどうするよ?」

 

キャップ

「埋めておこうぜ」

 

一子

「また?」

 

キャップ

「今度は大人になったときにでも開けてさ。今時は子供だったなぁ~って思えばいいじゃん」

 

百代

「その時は娘か息子がいると思うがな」

 

百代のねたで全員が俺を見る、おい

 

彰人

「普通ここも笑うところなのだが……どう思う百代?」

 

百代

「彰人だとしゃれにならないような気がするぞ私は」

 

と、いうわけで俺らは昔のタイムカプセルをまた埋めるのであった。そして全員動きがバラけ始めた。キャップと一子はそのままお祭りに、そして京と大和はそのまま秘密基地に、岳人とモロも祭りに行ったがあいつらはたぶんナンパだろう。そしてまゆっちとクリスはまゆっちが着付けで浴衣で行くそうで一度寮の方にもどった。そして俺らは

 

百代

「それでは今日はデートだ!」

 

彰人

「声をあげていうことじゃないからね、百代」

 

現在川神院に帰りながら俺らは歩いていた。まあ祭り自体が川神院で行われるので俺らは祭りに行くのも同じなのだが百代がどうしても浴衣がいいだそうで結局一回院内に戻ると言うことになった。

 

そして祭りがはじまった。そしてなぜか俺は普通に待っていた。なんでもデートの時は一緒にでるのではなく男が待ち合わせに居る方がいいだそうで、百代が言うには。そして待っているとそこにあの弓道部の部長さんが来たようだった。

 

彰人

「あ、あなたは弓道部の」

 

「あ、あなたは百代の……彼氏であったな」

 

彰人

「ええ、どうも。それと京がお世話になっています」

 

そして京と言う言葉に一瞬、顔を暗くしたような気がしたがそれは気のせいだったのだろうか?

 

「うむ、それでは失礼するで候。もしこんなところを百代に見られたら私は生きていないだろうからな」

 

そう言うと早々と消えていった主将であった。しかしなんであんなキャラを作っているのだろうか?そして丁度百代も来た

 

彰人

「遅いぞ、百代。お前は和服は結構来やすいほうなんだからもう少し早くても……」

 

そしてそこには、百代とは思えないほどの大和撫子がいた。最近は髪を上げることはあったがやはり浴衣を着るとまた一段とそれがマッチしていて俺は見とれてしまった。そしてそんな俺に百代は

 

百代

「なんだ彰人?見とれたてしまったのか私に」

 

挑発てきだったのだ、そして俺は参ったのポーズのように手を挙げて降参した

 

彰人

「ああ、本当に参ってしまったぞ百代。この姿を他の誰にも見せたくないと思うほどにな、そうだな、今回はあの兄弟風に言ってみよう……綺麗だぞ百代」

 

俺がそんな感じでいうと百代は顔を真っ赤にして、俺の腕に抱きついた

 

百代

「やはり、彰人には適わないな。最初に私に見とれている時は私のほうがリードできると思ったのに、今の言葉ですでに私の負けだな。今、たぶん私は締りの無い顔をしているのだろうな」

 

彰人

「いいじゃないか、それで。俺の前ではな」

 

百代

「これでも一応、私の方がお姉さんなんだぞ……まあ彰人にならそれでもいいか、それよりもさっさといくぞ」

 

そして自分が待たせていたのにわりびれもせずそのまま屋台に行くことにした、しかし祭りといえば定番の射的から、そして飴細工までやはり川神の祭りはこうでないと。

 

屋台のおっちゃん

「おう、いらっしゃいいらっしゃい!百代ちゃんじゃないかい、どうだい、一回ぐらいってなんだ、男連れで」

 

百代

「ああ、これは久ぶりですな」

 

そして声をかけてきたのは射的のおっちゃんだった。

 

屋台のおっちゃん

「それで、百代ちゃんそれは百代ちゃん彼氏かい?彰人君が怒るよ~?」

 

と、おもしろうそうに言うが

 

彰人

「あはは、どうも彰人ですよ。お久しぶりです」

 

俺がそう言うとおっちゃんは目を丸くしてこう言った

 

屋台のおっちゃん

「ガハハハ!これはビックリだ。なんだ彰人君かい?随分とでかくなったじゃないか、えっと俺がここに戻ってこれたのが丁度四年前だから、そう考えるとそりゃぁ~変わるか。いやぁ~それにしても彰人君が百代ちゃんの背を抜くとはねぇ~!それで二人は?」

 

彰人

「夫婦ですよ」

 

俺はそう答えると百代もそれに頷く

 

屋台のおっちゃん

「ガハハハ!こりゃ一本取られた。それじゃあその門出祝いでぇ~二人ともただで一回やってきな」

 

そして俺らは川神の祭りを楽しんだ。

 

Side 大和

 

俺は、今日この日。彼女が出来た、それは椎名京……これからみんなに報告だ……

 

「Z~Z~Z~」

 

俺の隣で寝ている京……ヒトってこんな事もできるんだな~と自分の持久力に驚きながらも満足感で一杯の自分に驚いてた。そして俺は最初にあのバカップルにこんなメールを送ることにした

 

大和

「俺らも負けないバカップルになると思うよ、兄弟」

 

そんなメールを打ち込みながら俺は、そう思えばと思った、兄弟のカップルで俺らの関係は何も変わらなかった。だから俺らの価値観も、なにもかも変わるにしてもいい方向がいいと俺は切に願った、なんていったって京は結構溜め込むからな、変な方向に行かないといいが。俺はそう思いながらメールを送信するのであった。

 

そしてこれからが俺らの波乱の幕開けだったのはこのとき誰も知らない

 


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