Side 釈迦堂
ちっ、まさかあのジジイの干渉がはいるとは、ん、待てよまさか彰人のやろうそれを見越して。
釈迦堂
「ま。どうでもいいか」
ツイン
「お、どうかしたのか師匠?」
釈迦堂
「いんや、それよりもどうだった、あっちの生徒さんは?」
ツイン
「まあまあじゃね」
お姉さん
「普通ね、それよりも最初にあった坊やの方が気になるわ。なにあの気は、私たち、そうねあの辰でもあんな気はでないわ」
釈迦堂
「そうだな、俺があのジジイ以外で対戦をしたくない、唯一無二の存在だ。俺たちなんて物の全員でも十秒かからないで、終わるだろうな。ある意味あの辰子ぐらいがあいつと、いや、辰子に百代が合わされば試合らしい勝負になるだろうな。なんて言ったってあいつは…………俺の憧れだからな」
そういう俺の顔はたぶん、笑っているんだろうな。
Side out
俺は戻ってみると、すでに勝負は終わっているようだ、ちなみに俺はすでに競技に出ていたのでいても逆に手をだしたら反則なのでどの道いなくて大丈夫だったのだが
百代
「あ~き~と~」
と、俺に向かって走ってくるのは俺のハニーこと、百代。てか普通に抱きついてきていいのか、っと俺が考えている隙にそのまま俺にダイブしてくる百代。そして
百代
「いきなり、お前の殺気を感知してな。行こうとしたら爺に止められるし、まあその分抱きついていいと言われたんでこのままでいるのだがな。っとそうじゃない!どうかしたのか彰人?さっきのあの様子からだと蛇だって本気だったように思えるぞ、しかも」
俺はそういう百代の唇に指を当てて黙らせた
彰人
「大丈夫だから百代。それにこの事はあとで、院に戻ったら言うよ。どうせ鉄爺からもそう言われているし。大丈夫だから、それに心配かけてごめんな」
そして俺は力強く百代を抱きしめる、そしてそれに
百代
「うん、後でちゃんと言うんだぞ。今はお前を確認できればそれでいい、ふふふふ♪」
彰人
「ああ、百代。そろそろ離れてくれ、さすがに視線の目が痛い」
そうなのだ、現在俺と百代が抱きついているのを二年、三年のFクラス両方から見られている。しかも大体が睨んでいる、ファミリーは大体呆れていた、てか事情を知らないからただのバカップルにしか見えていないのだろう。
百代
「う~、いやだ。」
彰人
「もうすぐで終わるから。そしたら鉄爺の拘束もなくなるから、ね?そうしないと交渉した意味がないでしょ?それとも百代は俺の交渉を無駄にする気?」
百代
「……わかった…………だが、終わったらおもいっきし抱きしめろよ、さっきと同じぐらいに!」
そう言うとかけて言ってしまった百代。ああかわいい、と思い俺も自分のクラスに戻ると、そこでは完全に敵視されていた。
ヨンパチ
「あ、男の敵がきた」
岳人
「ちっ、俺らがあの変な奴に当たっている間にお前はどうせ、そこでモモ先輩と仲良くしていたのかよ、ちっ!」
まあこうだと思ったよ、と、そのとき一子が近づいてきたので
彰人
「分かっているさ、一子。それにクリスに京もわかっているだろうが、あれは川神院のものではないからな。それは了承していただきたい」
クリス
「はい、それはわかっています」
京
「あんな禍々しい気は初めてだったからすぐにわかったよ」
一子
「だけど、彰人。あの人の動き川神流だったわよ、これって……どういうこと?」
さすがは俺が鍛えなおしている一子。さすがに気付いたか、しかしここで言うのもまずいので、適当にごまかすか
彰人
「さぁ~な、さすがにそこまで俺も分からない。それにしても怪我がなくてよかったよ」
そして今回の体育祭の全競技は終了した。そして閉会式と結果発表である。そして壇上に立つのはルー師範代。
ルー
「それでは、今回の水上体育祭の結果発表ネ。まずは第三位から、第三位は一年S組だね」
そしてそれにあわせて起こる歓声と落胆の声、ちなみにその一年のS組は反応がない、やはり成績に載らないからだろう。そして次は
ルー
「続いて二位の発表ね、これは同立で二組イルネ、まずは三年F組、そして二年S組ネ。」
ようは、百代のクラスとユッキーのクラスが二位らしい。そうなると一位は
ルー
「それじゃあ、一位の発表ネ、第一位……」
そして少し間を空けるルー先生、そしてこう告げた
ルー
「第一位、二年F組。それでは代表者は前にでてきてネ」
そういうと、俺らは全員を見渡して、そして一人の代表を選出した。
彰人
「それじゃあここは」
岳人
「俺様が「黙れ、この馬鹿が!」はぐっ!なにをする…彰人……ガクシ」
大和
「……ナイスだ兄弟。委員長、いってきな。俺らのクラスの代表は委員長なんだがら」
そういうと、委員長は右往左往しながらも、全員が全員委員長を見ているで
真与
「そ、それでは、みんなのお姉さんがいってきます」
そういうと、壇上に上がっていった、ちなみにそのとき準がなんか悶えていたがあえてスルーすることにした。
ルー
「それでは学長お願いします」
そしてルー先生と交代で鉄爺が壇上に立ち、そして
鉄心
「それでは、今年の水上体育祭の優秀クラスは二年F組じゃ。これは賞状と今年からのこのトロフィーじゃ。大事にするんだぞい」
そういうと、委員長が隠れるほどの大きなトロフィーと、そして賞状を貰い、委員長は降りてきた、そして俺と大和でそれを回収、そして
大和
「それでは、胴上げをしたいと思います!委員長、失礼」
そして兄弟の掛け声とともに、全員が動き出す、それに委員長は完全にたじろき、そして胴上げ、最初は戸惑っていたが普通に笑っていたので、大丈夫ろう。ちなみに俺はトロフィーもち、そしてもう二人ほど参加していないのだがいた、それは
彰人
「こういうときぐらいは参加したらどうだ、京?」
京
「うん、ちゃんと参加しているよ。見てる、大和を」
彰人
「サイですか、それと忠勝はそこでお前も見ている組かよ」
忠勝
「うるせいよ、俺とかはそんな感じじゃないだろう。もっとこうなんだ、ハードボイルって奴?そういう感じで「たっちゃんも一緒に、やろうよ」な、一子。お、おい引っ張るな!」
そして一子に連れられて輪に入る忠勝、やはり一子には甘いらしい。う~んこれは兄としてなのか、それと、男としてなのか、まあどっちでもいいか。そして俺らの体育祭は終わった。
そして打ち上げを盛大にカラオケだったり、したのだが結局ファミリーはこっちに来た、そこは
モロ
「やっぱし、秘密基地はのんびりできるね。それにキャップからこんなメールが来たらね。来るしかないでしょう」
彰人
「そうだな、まさか打ち上げに出ないでなにか準備していたとは、さすがはキャップ」
ちなみにさっきのカラオケなのだが、百代もついてきた。みんなには文句は言わせずに連れ込んだのが正確なのだろうが、まあそこらへんは全員に笑ってどうにかしてもらった。そしてその打ち上げの後だ、急に全員の携帯がなり、送り主はキャップ、そして「すぐに秘密基地に集合、俺らの打ち上げを開始する!!」と、書いてあり、俺らがいくとすでにクッキーとまゆっちは居た。とそんな感じで現在俺らが着いて五分が経ったがこないのがキャップだ。
岳人
「俺らを呼んでおいてこないのかよ、あいつは」
そんな岳人の愚痴はほっとき、俺らは今日のことを話していた。
クリス
「しかし、今日のこの優勝は大和と彰人殿のおかげだろうな、確実に適材適所のところに人材を送って完全に勝っていた」
京
「そうだね、だけどそんなに欲しいものでもあったの、今回の景品で?」
大和
「俺はただヤドカリたちにいい餌を与えるためだな、兄弟は?」
彰人
「決まっているだろう。もちろん旅行券だ」
モロ
「けど、旅行券なんてなにに使うの?まあモモ先輩と行くって言うのが一番しっくりくるけど」
一子
「それよりもそれ以外に使い方があるのかしら、彰人それでどうなの?」
彰人
「モロの正解だな。これで休みは二人で温泉行って来るから、ってキャップに言わないといけないんだけどな」
ちなみに百代は俺の前で俺の上に座っており、現在普通に俺の手で遊んでいる。てか結構くすぐったい。そしてそんなときにキャップの登場!
キャップ
「よぉ!お前ら、遅れてすまん!!」
そういうと、扉が開きそして、キャップが大量のピザのあのケースを持ってきた
モロ
「う、うわぁ!なにこのピザの量?今日は金曜日でもないのに」
キャップ
「いやぁ、バイト先にもし俺らのクラスが一位になったらおごってくれるって店長に言われていてな、それでこのピザだ。お前らお腹すいているよな?」
彰人
「そうだと思って、俺が追伸で送っといたよ。お腹をすかせるようにって。」
まゆっち
「あ。あのう私たちも食べていいのでしょうか?」
大和
「もちろんだぞ、まゆっち。それにこんな量はさすがに全員じゃないと食べられないだろう?」
彰人
「それじゃあ、おいキャップ乾杯しようぜ」
キャップ
「それじゃあ、いくぜぇ!乾杯!!」
全員
『かんぱ~い!!』
そして俺らの打ち上げは終わり、俺らは川神院にもどっていった、そして今回の事件についての話が行われた。
ルー
「そて、ここにいるのは全員かナ。それではこれより今回の件について鉄心様よりお話があるネ」
鉄心
「うむ、今回はまさかのあの釈迦堂の乱入とは我々も思っていなった事態が起きてしまったわい、幸いにもけが人はいなく、よかったことぞい。じゃが」
一子
「私達が戦った人、どう考えても川神流の動きが入っていたわ。けどなんか違う感じもするし変な感じだったわ」
百代
「そうなると、あの釈迦堂さんが門外不出の川神流を勝手に誰かに教えたってことになるのか?これはさすがに不味いだろ」
鉄心
「その通りじゃ、川神流は門外不出」
ルー
「だから強さの純度もたもてていたネ」
修行僧
「しかし、なぜこんな事を。確実に我々に知られるようなやり方を?」
彰人
「……簡単なことさ」
修行僧
「彰人殿?」
彰人
「自分の“黒”が俺のとどれぐらい対等になったか知りたかっただけなんだろうさ。そう思うだろう鉄爺?」
鉄心
「うむ、やはりそれが狙いかのう……わかった、それではこの件は上が預かることになったので皆のものは休んで結構じゃ…………それでは解散」
そして修行僧は帰っていき、残るのは俺らだけとなった。
一子
「私も今日は疲れたから寝るわね、お休みお姉さま、彰人、ルー師範代、じいちゃん」
そういう一子も帰ってしまった。そして俺らの話が始まった。
鉄心
「それで彰人よ、釈迦堂はやはり」
彰人
「間違いなく、俺のと似ていました。感覚ってぐらいですけど、けどやはり狙いは俺の蛇のようでしたね。さすがに右を使うことはしませんでしたし、それに蛇との戦いがあの人にとってもよかったようです」
百代
「しかしさすがに今回の件を考えると釈迦堂さんは」
ルー
「確実に捕まえるか、もしくは戦って引きずりだすか、だネ」
百代
「そのヤクは私にやらせてくれないか?」
ルー
「百代、君が一番お世話になった師範代だろうに。まあそれをいうなら彰人もだけどネ」
百代
「だからこそ、私が倒したいのだ「駄目だ」え、彰人?」
彰人
「だめだ、釈迦堂さんのあれは俺のように制御は出来ないものだ、この意味わかるか?」
鉄心
「そういうものなのかのう?」
百代
「どういう意味だ?」
彰人
「本能は制御ができるけど、理性は制御できないってことさ。あれは純粋に黒いだけだもん、俺のは蛇という形でどうにかしているんだよ百代。普通に使えるものじゃない、だから」
百代
「ま、まて彰人。それではなんで釈迦堂さんはそんな代物を使っている」
ルー
「憧れたからだヨ百代」
百代
「憧れた?」
鉄心
「そうじゃ、このワシらでも到達できないそんな領域」
百代
「そ、それって彰人の」
鉄心
「そうじゃ、神の領域じゃ」