真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第七十四話##

 

そして昼の時間となった、ちなみに昼はクラス自由のため全員がいろんなところに行っている。俺は普通にクラスのところで百代と飯とすることにした、ちなみに他はいつもの風間ファミリーのメンバーだ。

 

百代

「はい、彰人。あ~ん」

 

彰人

「うむ、うまい。それにしても今回のこれは、ちょっと味変えたか?この前とのポテトサラダとちょっと違うような」

 

百代

「さすがは私の彼氏。そうなのだちょっと新しいのに変えてみたのだが、口にあったか?」

 

彰人

「俺、今すぐに帰ってお前にご褒美があげたいぐらいだ」

 

百代

「♪~♪」

 

岳人

「……毒だ、こんな砂浜に毒があるぞ。しかも一人身にしか効かない毒が。どうにかしろ軍師大和!」

 

大和

「…さすがにこれを止めろというのは無理だろう。たぶん止めようとした瞬間に肉の塊が一つできるぞ「お~い、大和~つれてきたぞ」お、クリスか。まああれはあれでいつものことだし気にしなければいいんじゃないか」

 

そしてまゆっちもこっちに合流した。

 

百代

「お、まゆまゆではないか。ほう考えればファミリーが揃った感じだな。しかし、エロいなぁ~まゆまゆは、まあ私も負けてはいないがな。もちろん彰人の目のためだけだけどな」

 

まゆっち

「これって金曜集会だけじゃなかったんですね」

 

「あれ、一年のまゆっちの方にも二人のことは広まっていないの?もうこの二年と三年じゃあ有名なのに、このバカップルは人目もはばかるって」

 

まゆっち

「あ、噂は一杯あるんですが、さすがに朝だけでもお腹一杯なので。まさかずっとこうとは」

 

一子

「おいしいおいしいお弁当♪」

 

一子は今日も百代の弁当をほお張りながらご機嫌のようだ。そして俺らが食べているとS組の連中が来た、これもまた意外なことだ

 

岳人

「なんだよ、お前ら?」

 

彰人

「はぁ~はいはい、岳人もそんなに喧々しない。それでどうかしたのか?」

 

冬馬

「いえ、ご一緒にどうかと」

 

クリス

「お、マルさんまで!」

 

そこにはこの暑い中に軍服を着ているマルギッテが後ろにい、そしてメンバーを確認するとそれは葵君に、準、そしてユッキーだ。

 

キャップ

「いいんじゃないか、別に。どう思う軍師大和」

 

大和

「俺もキャップの意見に賛成だな。今は昼ださすがにここで勝負はないだろう?そうだろう葵君」

 

冬馬

「ええ、それに私たちに優勝の考えはありませんので。それにここにはモモ先輩、そして彰人君がいますからね。騒ぎを立ててもこちらに勝ちはありませんから。ほらユキ、行ってきていいですよ」

 

そしてユッキーがこっちに来た

 

百代

「おお、くぁわいいな~ユキ。しかし彰人はやらんぞ!」

 

いやいや、それで抱きつかないでくれ。本当に百代の汗とか髪の匂いとかで俺の理性が削れる、てか

 

百代

「この匂い、彰人の匂い!!もうっ…………堪らないな~」

 

先にこっちがだめだった、そしてそれを見て苦笑するユッキー

 

小雪

「もうモモ先輩も、私はそんなことしないよぉだ。それよりも一緒にごはんにしようよ、二人だけじゃあつまらないでしょう~ま、お二人でラブラブもいいけど今日ぐらい、みんなで食べようよ」

 

岳人

「モロ、ここに天使がいるぞ」

 

モロ

「う、うわっ!岳人、そんなに号泣しなくても」

 

そんなにあいつには目の毒だったのか?

 

百代

「そうだな、そろそろ二人っきりもな、彰人?」

 

彰人

「百代がいいなら。それじゃあ輪に入れさせてもらうよ」

 

そして全員での食事に変わった。まあキャップとかは先に食べ終わるとすぐに海に遊びにいった、それは一子も一緒だが。

 

小雪

「私と同じ?」

 

「うん、たぶん同じ」

 

小雪・京

「「イェーイ」」

 

ユッキーと京はなぜかハイタッチをしていた。てか普通にユッキーの弁当がマシュマロって

 

彰人

「おい、準。ユッキーの弁当はこれはどういうことだ?」

 

「あ、ああちゃんと飯も食べるのだが。てか食べ終わって普通にマシュマロを持っているだけだから健康面は安心しろ。一応ここには医者の息子が二人も居るんだぞ」

 

彰人

「はい、あ~ん」

 

百代

「あ~ん」

 

「話をきけぇ~このバッカプル「準」、う若」

 

冬馬

「カップルの二人を邪魔するもではありませんよ、ねぇユキ?」

 

小雪

「そうだ、そうだ。僕のヒーローとヒロインの邪魔をするなハゲ~」

 

マルギッテ

「しかし、彰人殿もこのような顔をするとはやはり恋とはすごいものですね、お嬢様」

 

クリス

「そうだな、マルさん。まあ毎日というのはさすがにきついがな……」

 

マルギッテ

「お察しします」

 

彰人

「なあ、なんでマルは軍服なんだ?普通に考えたら即戦力だろうに?」

 

マルギッテ

「う、そ、そのですね///」

 

マルギッテの顔が赤い、あ、そういうことか

 

彰人

「あ、すまない。デリカシーがなかった。」

 

マルギッテ

「いえ、気遣いありがとうございます。どこぞのハゲ頭はわかりませんでしたから」

 

そういうと全員が一斉に準のほうを向いた。てかキャップはわかっていないようだがな、ガキなのでしょうがないと。

 

冬馬

「どうです、大和君。今度は一緒に組んでみませんか?そして御剣君と勝負でも」

 

大和

「……勝算がないな」

 

冬馬

「やはり僕と同じことを考えていますか」

 

彰人

「おい、そこの軍師二人。なんだ、なんだ、俺をバグキャラみたいに言いやがってさすがに二人を相手となると俺も骨が俺そうだぞ……」

 

冬馬

「それはどうでしょうね、私たちは確かに頭なら同等かもしれませんが武となればそれこそモモ先輩の力を借りなければ無理でしょう?」

 

大和

「そういうことだ、俺らが合わせて兄弟の脳なら、兄弟の武は誰が補うかによって全然変わる。それに姉さんが最近ストレスがない理由は、兄弟がおもいっきし戦っているからだろうから」

 

百代

「なんだ弟、私がまるで欲求不満だったようないいかただなぁ~」

 

「自覚なかったんだね。モモ先輩、高二も高一も彰人が消えてから結構荒れていたよ?まあ高一はもう最後のほうだったけど……」

 

小雪

「うんうん、僕が高校一年生のときに挨拶しに行ったらそれはそれは大変な感じだったよ。もう二人とも離れちゃだめだよ」

 

彰人

「う、そういわれると未だに言い返せないんだよな、これが。まあそれに離れていたけど」

 

百代

「まあ寂しかったが、会ってみれば、まったく変わっていなかったからな。だからまあもしはなれることがあっても何も変わらないだろう。と、いうかそれが普通なのかもしれないな。まあそんなことはないだろうがな」

 

冬馬

「なにも変わらないものですか……いいですね、そういうの」

 

「若……そうだな、いいもんだな」

 

鉄心

『ピンポンパンポーン、業務連絡じゃ、彰人と百代よ。ちと本部に来てくれ、学長命令じゃ、ピンポンパンポーン』

 

そしてなぜか放送で呼び出された俺と百代、俺らはすでに飯が食い終わっていたので、すぐに起き上がった、訂正する。俺だけが起き上がって百代は俺の腕にくっ付いていた

 

彰人

「なんだろう、鉄爺?」

 

大和

「なにか、したのか?」

 

岳人

「間違いなく、節操がないとかじゃないのか?」

 

彰人

「岳人、丁度お前にピッタリの墓場があるぞ。どうだ海の藻屑になるか?」

 

岳人

「もうしわけありませんでした!!」

 

そして瞬速で土下座をする岳人、そしてそれを見て全員爆笑。

 

モロ

「それよりも早くいった方がいいよ、二人とも」

 

彰人

「そうだな、それじゃあいくぞ、百代」

 

そして俺らは本部に向かって足を運んだ

 

そして到着ちなみに先生達のメニューは冷やし中華とこの温度にピッタシの料理だった。

 

百代

「それでジジイ、人が折角彰人とラブラブしていたのに邪魔するとはどういう了見だ?」

 

彰人

「百代も、そんなにカリカリしない。それで鉄爺どうかしたの?もしかしてなんか力仕事?」

 

ルー

「ああ、それがネ。クレームがきたんだよ二人の」

 

彰人・百代

「「クレーム?」」

 

宇佐美

「ま、簡単にいうとこの暑い中、熱すぎるようだぜお二人さん。まあ生徒達も学校じゃあ見慣れていたけどこんな暑い中では見慣れていなかったのだろうな。おじさんとしても羨ましくて蹴り入れたいぐらいだよ」

 

百代

「そんなのは私達の勝ってで「分かりました」え、彰人?」

 

彰人

「ええ、それじゃあこちらは抑えますので、まあ実際の条件が欲しいのなら、こちらとしては手を繋ぐぐらいで抑えますよ」

 

百代

「そ、そんな彰人~私に死ねと言っているのか…ただし、あ、あれ彰人、こ、怖いぞ……」

 

彰人

「こちらが譲渡するんですから、分かっていますよね、鉄爺?」

 

鉄心

「く、こういうときの彰人の顔は怖いのう。宇佐美先生、どうにか」

 

宇佐美

「パスします。それよりもその条件を飲んだほうがいいかと……ね、小島先生」

 

梅子

「う~ん、確かに我々は今確実に馬に蹴られそうな事を言っていますし、御剣のその譲渡の案を聞いてもいいとおもいますよ」

 

彰人

「と、言うことでOKかな鉄爺」

 

鉄心

「うむ、それではお主らは手を繋ぐまでとする、それと会話については自由じゃ。それぐらいしないと後が怖いからのう……それで彰人よ条件とは?」

 

彰人

「簡単だよ、鉄爺。俺に一回だけ鉄爺と同じ、ようは学長と同じ権力をくれればいいよ♪」

 

ルー

「な!?まさか、権力の一回の使用……間違いなく」

 

百代

「乱用だろうな、彰人のことだし。だが私はそれでもいいと思うぞ、なんていたって私は彰人の嫁だからな!」

 

彰人

「どうします?学長?」

 

鉄心

「う、うむ。乗ろう」

 

そして俺らはそれを聞くと

 

彰人

「と、言うわけだ。百代、離れなさい。もし破れば今日は一緒に寝てあげないから、しかも破ってもお仕置きもなし、そして無視、というメニューだからね♪」

 

百代

「……気をつける……それじゃあ、手を繋がせてくれ。すでに不安だ」

 

彰人

「はいはい」

 

そして俺らは戻っていった。

 

Side先生ズ

 

梅子

「まさか、御剣が直江と同じ軍師の素質があるとは……これは完全に彼に一本取られましたな」

 

宇佐美

「あいつ、どんな修羅場渡っているんだよ……」

 

鉄心

「やはり、そのままのほうがよかったかのう?」

 

ルー

「と、言ってもさっきから生徒の方で、『あの二人を止めてください』が、百件に上っていますからどうにもできませんよ」

 

そして先生達の間で御剣彰人との交渉は極力避けるようと伝達が回ったのはこのすぐ後だった。

 


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