真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第七十一話##

 

Side 大和

 

夏服になり、ちょうどいいぐらいの気温のあのラジオから次の日の今日この頃だが、目の前に居るのは

 

百代

「彰人~今日は昼は屋上で食べるぞ、決定事項だからな」

 

彰人

「天気がいいからだろ、一子もそれでいいな」

 

一子

「うん♪お姉さまの料理ドンドンおいしくなっていくものね」

 

百代

「もちろんだ、彰人のためだぞ妹よ。それを怠る私ではないのだ、それよりも今日はいい感じ暑いな~彰人、ギュっとしてくれ」

 

彰人

「暑いんだったら普通離れるでしょうが、まあ離す気はないけどな」

 

熱い、おもいっきし熱い

 

「そう思えばS組にあのマルギッテが来たって本当?」

 

彰人

「ああ、それは本当だぞ。俺のところにも挨拶に来たからな、なんでもクリスの目付け役だそうだ。まったく親馬鹿が」

 

クリス

「そうなのか、マルさんも確か、彰人殿に挨拶に行くとは言っていたからな」

 

百代

「そうなのか、なあ彰人「だめ」まだ、なにも言っていないじゃないか」

 

彰人

「どうせマルギッテと戦わせろだろう、ダメだ。あいつからの申し出なら乗っていいが、そう言わせようと挑発もだめだぞ、一応あいつも任務なんだから。もし破れば…わかるね百代」

 

百代

「うぅぅぅ……は~い」

 

姉さんは最近兄弟に飼われているような感じがしたり、バカップルだったりと前の戦闘衝動はどこへやらのようだ、たぶん兄弟がたまに戦っているのだろう。

 

大和

「そう思えば、またおじさんから地震の話をされた」

 

彰人

「相変わらずだな、というよりもここの全員は大和のあのキットを貰っているんだよな、クリス、まゆっち、あれ渡されて普通に引かなかった?」

 

クリス

「まあ驚きはしたが、その前に色々とあったからな」

 

「それにくらべて私が居れば大和は安全だよ」

 

百代

「そうだな、私も彰人が居れば安心だな」

 

大和・彰人

「「お前、いつも俺の部屋にいるじゃないか」」

 

俺と兄弟が同じことをいう、そしてそれに

 

まゆっち

「彰人さん達の場合はわかりますが、京さんも大和さんの部屋に?」

 

松風

「もう夫婦になっちまえよ」

 

「お、松風がいい事を言う」

 

松風

「調子乗って聞くけど、部屋で何しているんだい?」

 

「く、く、く。色々だよ」

 

大和

「含みのあるようにいうな!」

 

そして俺らは学校に到着

 

彰人

「百代、離れろ~」

 

百代

「もう少し一緒にいろ!」

 

いつものコントが続いており、俺らはそれが終わると教室に向かう。そして朝のHRが始まる

 

梅子

「ふぅ、今日は暑いな。こうも暑いと仕事帰りの一杯が効きそうだ」

 

一子

「わぉ、先生、アダルト」

 

梅子

「ふん、お前らも大人になればわかるだろう。それから今回の体育祭は水上となったのでな。よろしく頼むぞ」

 

そういうと俺ら男子は盛り上がった

 

ヨンパチ・岳人

「「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

真与

「水上ですか、楽しみです」

 

立花

「ま。男子の目が気になるけどね」

 

羽黒

「チカリン、私それに同感。野獣みたいだからな、あいつら」

 

男子は男子で女子は女子で盛り上がっているようだ

 

彰人

「なあ兄弟、なんだそれは?」

 

兄弟は知らないので、俺が説明する。この学園には体育祭といっても種類があるのだ、まずは普通の体育祭、それと水上体育祭、そして球技大会だ。そして今回はこの暑さということで水上なのだろう。

 

彰人

「はぁ~ん、なるほどな。と、言うことは百代のスク水も見れると言うことか。う~んすばらしいな」

 

兄弟も最近バカップルが酷くなったようだ。

 

そして昼となった今日。今日は普通にラジオがないので普通に姉さんもこっちに来てそして

 

百代

「彰人、ワン子、屋上に行くぞ」

 

一子

「は~い、お姉さま」

 

彰人

「わかった、わかったから。そんなにせかすな」

 

そして上に行ってしまった、川神院のメンバー。そしてそれと入れ違いでなんとS組の井上が登場、ちなみに井上はたぶんS組で唯一このF組の男子と交流のある男だろう

 

大和

「あれ、井上じゃないか、どうかしたのか?」

 

「お、直江かち丁度いい。彰人はどこにいる?」

 

大和

「ああ、さっき頃に姉さんが連れていったぞ、屋上に。だけど邪魔をしたら殺されるぞ……たぶん姉さんと兄弟に」

 

「く、そうか。少し遅かったか」

 

大和

「どうかしたのか?」

 

「ああ、なんでも昨日のラジオを代わりにしてくれたらしいからな、それの礼を言おうと思ってな「いらないと思うぞ」うん?なんでだ?」

 

大和

「俺、その時のゲストだったんだけどな、ただのバカップルのラジオだったからたぶんあの二人は満足していると思うぞ」

 

「……そ、そうだな。それじゃあすまないが直江、お前から礼を言っといてくれるか?」

 

大和

「了解だ、それぐらい簡単だ」

 

そして井上は出て行った、てか兄弟もちゃくちゃくと人脈を広げているような気がするのは俺だけだおろうか?

 

Side out

 

さて、時間としては放課後もいいところだ。俺は放課後の学校の部活に参加していた、もちろん百代も連れて、その部活は

 

「うん、丁度大丈夫みたい。彰人、これはい」

 

京に渡されたのは弓と矢だ。ちなみにこれは何かというと京からのお願いで、椎名流弓術ならびに自分の腕が上がったどうか見て欲しいのだ、一応武家の血と言うのだろう。それと百代がいる理由は簡単だ

 

百代

「彰人がいるところに私はいるものだ、しかし京、どうしたんだいきなり彰人を貸して欲しいなんて」

 

「このまえ、先輩達の痴話喧嘩のときに彰人が見せてくれた技が忘れられなくて。それで今日は呼んだ。それに今はみんなランニングで三十分は帰ってこない」

 

百代

「京、部活動に参加してるのかそれは?」

 

「部活動はすきじゃないから」

 

百代

「はぁ。そうか」

 

そして俺は弓胴着はないのでそのまま制服で弓を引く。一点を集中して、そして当てる

 

百代

「//////////」

 

「モモ先輩、顔赤いよ」

 

百代

「改めて惚れ直しただけだ、気にするな」

 

「しょうもない。けど彰人って弓も出来たんだね、あの時も言ったけどショックだよ」

 

彰人

「別に出来ているとは思っていないよ、それにこれも簡単な原理だ。引くそして撃つが連結しているだけでそれだけの話だ。だから俺は見て、そして撃つだけだ」

 

「それが出来れば、弓道はないよ」

 

そして京も撃つ構えに変わる、このときの京の集中力は異常だ。俺や百代ですら一目置くぐらいの集中力だ、俺の場合はさっきも言ったとおり目がけばいいが京はちゃんと姿勢をただしそして打ち込む、静かだが力強いそれが椎名流弓術だ。

 

彰人

「見ろと言うが、まったく注意するところがないな。姿勢もよし、放つタイミングもよし。これでなにを言うべきか」

 

百代

「まあそれでも自分の腕を上げようとするのは良いことだろう?」

 

彰人

「そうだが、っと。京、今のは早過ぎだ、的に0,1のずれがあるだろう」

 

「…………」

 

百代

「彰人、京はサイボークではないぞ……それとホントかも知れないがそこまで弓道はもとめんだろう」

 

彰人

「弓道ならな、だが京の場合は根本から違う、あいつのは弓術だ」

 

「うん、モモ先輩もありがとう。だけど彰人の言うとおりだから、それに今回のはちょっとした我が侭だから」

 

そういうと、京はまた撃ち始める。そして俺はある気を感じた。それは

 

彰人

「梅先生、覗き見はどうかと思いますよ」

 

梅子

「御剣にはばれていた。それにしてもあの集中力はすばらしいな、やはり椎名には無理でも言っておくか、それにしてもなぜお前らがここにいるのだ」

 

彰人

「なにちょっとした野暮用ですよ。それじゃあ失礼します、じゃあな京」

 

「ありがとうね、彰人、モモ先輩」

 

そして俺らは帰る事にした、そして河川をみるとそこにはいつもの通りの一子の姿だ。

 

彰人

「ご苦労だな、一子」

 

一子

「あ、お姉さまに彰人。もしかして今お帰り?」

 

彰人

「ああ、ちょっとした用でな。それよりもどうだ、タイムは」

 

一子

「まだね、まだまだだわ。それにしてもこの休憩のメニューって重要なのかしら?確かに休憩はとるけどこの卵とかは「重要だ」うぅぅぅ「重要だ」……は~い」

 

そしてまた走り出す。今までとはちょっと違うトレーニング、俺と百代はそれを見てそして秘密基地によることにした。

 

百代

「まったく、最近のワン子は違うな。なんかだがな、気は変わっていないはずなのにだ。これも彰人の力か?」

 

彰人

「俺にそんな力があれば……たぶん自分でこの力をなくしているよ百代。それよりも秘密基地には誰もいないようだな」

 

百代

「まあこのモーター音で間違いなくあのロボはいるだろうがな」

 

そして俺らはいつものところに入るとそこに、掃除しているロボがいた

 

クッキー

「やぁ、彰人にモモ先輩今日は初めての金曜以外の訪問だね、ちょっと待っててお茶いれるから」

 

彰人

「すまんが頼む。今日は久しぶりのオフ日でな、まあ朝一で終わらせたのが。それで秘密基地によってみたというわけだ」

 

そして周りを見るとやはり最近の漫画など色々あった、俺はそれをみながら百代を撫でていた、てか最近の俺の趣味、百代を撫でるだろうな

 

百代

「わふぅ~」

 

百代も何処かの犬のように、俺に体重を預けるのでそのままだ、てか寝ているやはり毎晩に近いぐらいが効いているのだろう、俺も結構眠いこともあるがどうにか大丈夫のようだ、やはり一緒に寝るのが増えると寝れないものだな。ちなみに今いるのはいつものタンスの上ではなく、普通のソファー。みんながいないのでこういうことだ、まあロボットはいるけど

 

クッキー

「はい、紅茶だよ。今日はアールグレイだから、それじゃあ僕は上の階にいるからなにかあったらってこの二人にそれはないか、それじゃあね」

 

彰人

「ああ、助かったぞクッキー」

 

そういうとロボは消えていった、そしてそれと同時に来訪者が来た。それは

 

大和

「お、姉さんに兄弟か……帰ります」

 

彰人

「いいよ、どうせ百代はこうだから」

 

百代

「Z~Zzz、彰人~」

 

大和

「ああ、夜のが効いているようにしかみえないのだが、兄弟」

 

彰人

「否定はしないよ、実際そうだからな」

 

大和

「兄弟はやはり絶倫か」

 

彰人

「百代限定な、まあ百代の前でこんなことは言えないけどさ。それにしてもここは変わらないな、相変わらずの風景」

 

そういいながら俺と兄弟は川神の夕暮れを見ていた

 

百代

「……あっ、あきt、ご主人様、そ、そんな激しくしてはっ、あ、あ、いえ嫌では……Zzz……」

 

大和

「えっ……兄弟?」

 

彰人

「黙秘する」

 


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