さて、今日も放課後となるわけだが俺はすぐに三年の階へと足を踏む入れた
百代
「それで、弓。どうなんだこれは……」
弓道部の主将
「そうで候。これなんかどうだろうか?」
百代
「う~ん、これか。彰人はこういうのはいいのだろうか、う~ん…」
なんか教室で唸っている彼女とあれは確か……弓道部の主将だったかな?なにを悩んでいるんだ?
弓道部の主将
「しかし、最近よくきくで候。あなたの彼氏はよく出来ていると、それに気にする彼女とはいい絵であるのな……私もそういうの憧れるなぁ、で候」
百代
「う~ん、そうか、私はいい彼女か……しかしこれは話は別だ。それでこれはどうだろうか、こういうのはどうだ弓?」
弓
「え、こんな大きいの?「ああ、こいつバストは90あるからな。しかし俺的にはいつもの下着でも十分かわいいと思うのだが」だそうで……候?」
百代
「そうかそうか、このままでいいのか。ありがとう…彰人?」
彰人
「うーい、まったくすでに放課後だって言うのに弓道部の主将さん捕まえてなにをしているかと思えば、まったく何々男を誘惑する「言うな!」ふっ」
百代
「う、う、うぅうぅぅ」
彰人
「はいはい、怒らない怒らない。その気持ちだけで今日もかわいがってあげるから帰るよ。いいね?」
そして百代の頭を撫でながら髪の毛を弄っていると
百代
「あ/////は、はい」
弓
「それではご夫婦仲良くさようならで候」
彰人
「あ、それでは失礼します。ほら百代」
百代
「ああ、すまんなぁ~」
そして主将は部活に行ってしまったので俺は百代を半分引っ張りながら帰る事にした。てかそう思えば今日も一子の動きを見ていたがどうもまだ足りんなぁ。
百代
「なぁ、彰人。たまに思うことがあるんだ。お前が今日の朝、一子の鍛錬に付き合っていたりするのはやはり」
彰人
「ああ、そうだ。俺は一子を師範代にさせるためにちょいと行動を起こそうと思っている、たぶん夏休みを使ってだな。すまんな旅行は今度だな」
百代
「そ、その、もしそれで一子が諦めてしまったら……」
彰人
「それもあいつの人生だ。だけどな、俺は思うぞ血とか才能なんかで人を決めたくないんだって思う。ははこれは俺の自己満足かもしれないけどな」
百代
「もしかして……お前は私の代わりに?」
俺の腕にからんでいる百代の力が少し強まって。まだ五月であるが八月なんてすぐ傍だ。それでもしかしたら妹だったやつが離れるかもしれないとなるとな。
彰人
「なぁ、今日の夜さ。ちょいと鉄爺を呼んで面白い話をしないか?」
俺はある提案をした、それに百代は少し戸惑いをみせたがそこを納得したように顔を上げて
百代
「わかった、ジジイと一緒に話を聞こう」
彰人
「ああ、ありがとうな」
そして俺らは院に帰り、そして時間としてはもう夜の十一時。俺の部屋にいるのは俺と百代と鉄爺だけだ。そして俺はこう繰り出した。
彰人
「鉄爺、一子のことなんだが……」
鉄心
「うむ、おぬしからの話ということで思っておったが。やはりそれかのう」
彰人
「ああ、その前になんだか。鉄爺、話していいよね百代にも」
鉄心
「だ、大丈夫なのかお主!?」
彰人
「ああ、確かに不安だってあったさ。だけど百代ならいいと思うし、それに隠す必要もないよ。だって俺の未来の嫁だもん」
百代
「な、なんの話だ?」
百代は俺と鉄爺の話がわからずに驚いていた。
鉄心
「うむ、そうじゃのう。百代よ、彰人の旧姓を知っておるかのう?」
百代
「は!?旧姓だと、ジジイいい加減なこと言うな、彰人の昔から御剣で…まさか違うのか?」
彰人
「ああ、違う。俺もこれを聞いたのは中三のときだったけどな…」
百代
「お前が旅に出たとき。それじゃあジジイは昔から知っていたのか?」
鉄心
「うむ、彰人はワシの友人の息子の子供なのじゃ。そして」
彰人
「俺の両親は俺が生まれた年に死んだんだ。そしてここに来たのが俺の今までだ。そうだろう鉄爺」
鉄心
「うむ、その通りじゃ」
彰人
「それでな俺の旧姓は……神代……俺の血はその神代の者だ」
百代
「カミヨ?なんだそれは」
鉄心
「古来、人は上に立つものと下で従う者に分けるのがこれまでの歴史じゃ。そして今御三家というのがこの世にあるのは知っておるな」
百代
「ああ、それぐらい。政府や、他にも商業など色んなところに息がかかるほどの力があるそんな家だろ」
鉄心
「うむ、しかしその上も存在したのじゃよ」
百代
「は、御三家が今の上だろ、名家と言うのなら」
彰人
「その上が、神の代わりの一族、神代の一族なんだよ」
百代
「な、なに!?それじゃあお前も名家なのか?」
彰人
「元な。それにもう滅んだ一族だ。それで話を戻すぞ」
鉄心
「うむ?それでどう一子の話になるのじゃ?」
百代
「ああ、確かに彰人が実は名家だったというのは衝撃的ではあったが、しかし彰人は彰人だ。あの蛇も彰人の一部だと思っているから何もそんなに驚かないぞ?」
彰人
「ああ、そうだろう。だとすれば俺の血は無意味だ、と言うことは一子の血だって別に武道家の血がなくても、いや、あいつならそれすら無意味に出来そうだと思ってな。それでここで提案なんだ、一子には夏休み俺の特訓を受けてもらう。それとルー師範代を貸して欲しいのだが。さすがに俺は川神流じゃない、理由はさっきも通り俺は違う流派だからな」
百代
「待ってくれ、違う流派?確かに彰人の戦いやそしてあの蛇は川神流ではない。しかし流派違うってどういう。まさかあの蛇そのものが!」
彰人
「そうだ、あれは神代の流派にしか物にできない業だ。そしてそれが川神流の師範代になるかもしれないやつの面倒を見るなら確実に師範代が必要だろう」
鉄心
「うむ、それでルーは夏休みはお主に任せるぞ。それであとはなにをすればいいのじゃ?:
彰人
「百代、お前は夏休みの終わり、そうだな八月の二十九に一子と勝負してくれ。そしてお前が決めろ」
百代
「う、うん」
鉄心
「まつのじゃ、百代には「うるさいぞジジイ!」、百代…」
百代
「ようは一子も頑張らせるんだ、私だって頑張るさ。なって言ったって私は川神院次期院長にして彰人の嫁だぞ!」
彰人
「よし、それじゃあ決定だな。と、言うわけだから百代、すまんが夏休みは…」
百代
「わかっているお前とそしてワン子の近くにいないほうがいいのか、まてよ、それではまた私は彰人のそばにいないのか!!…いやだ!と、言いたいが我慢しよう、妹を頼むぞ」
彰人
「まだ早いけどね。それじゃあそこら辺は鉄爺お願いできる?」
鉄心
「うむ、頑張るぞい。それでは今日の話はこれで終わりにしようぞ。まったく重い話をこんな老人にしよって」
彰人
「だけどこういうのは早く行っとくべきだと思ってな。それに百代がたまに寂しそうな顔するのは見てられなくてな」
百代
「彰人……すまんな心配をかけてしまって」
彰人
「別にいいさ、それじゃあこの話は夏休みまで封印だからね。百代、もしまた一子の鍛錬見てあんな顔したら」
百代
「したら?」
彰人
「その日から夏休み終わるまで甘えるの禁止だから」
百代
「りょ、了解であります」
鉄心
「ほ、ほ、ほ。まったく仲の良いことじゃ、それにしても百代もいい人間になったのう。まさか彰人のことを聞いてそれでも彰人は彰人といえるとはのう」
百代
「おいジジイ、ここはもうあとは二人っきりでイチャイチャするんだから退散しろ!」
鉄心
「ホ、ホ、ホ.わかっておる、しかし明日も学校じゃ遅刻だけはするんじゃないぞ」
そう言うと鉄爺は俺の部屋から退散した、そして百代はさっきの感じがもう完全になくなり
百代
「彰人、今日は…そのお前も色々と私たち川神院の事を考えていたんだな。そのありがとう」
彰人
「別にいいさ。それにもしかしたら俺の苗字になるかもしれない家なんだからさ」
百代
「彰人……今日は一段を優しくてお姉さんはもう我慢ができそうもないぞ~どうするんだ彰人~」
彰人
「それは困ったな、それではしょうがないのでおいで可愛がってあげよう」
百代
「わ~い」
その時の百代はまるでユッキーのようだった。
さて今日も始まりの朝を迎えた。そして俺は今日は普通に起きた、理由は簡単だ百代もここで寝ているからである。てか普通に寝坊だ
一子
「お姉さま、彰人ぉ起きてる?まだもしかして寝てる?そろそろ朝食とらないと遅刻だよ~私は先に走ってるから、それじゃあいってきま~す」
そんな声が廊下から聞こえた、そして時刻を確認するとなんと
彰人
「八時だと……不味いな。百代、ほら百代起きて起~き~て~」
そして横で猫のように寝ている百代が起きたのだが
百代
「なんだ、彰人か。夢ですらかっこいいなお前はそれで私はどうかわいがられるのだ」
彰人
「寝ぼけてないで起きて!」
そしてそれから経つこと二十分、現在ダッシュ中
百代
「く、まさかここまで遅れるとは」
彰人
「まったく、誰かがあーんでしか食べないとか言うから以上に時間はかかるし、今日は昼飯ないし」
百代
「う、それを言われると辛いな。しかし大丈夫だこんな事もあろうかと今日はラジオだ、だからどの道重箱は無理だった」
彰人
「そういう問題じゃないから。それに重箱がデフォルトなのか?」
百代
「まったく、彰人が昨日も激しいのがいけないのだ!」
彰人
「そういうお前も求めていただろうが、しかもどちらかというと誘惑気味で」
百代
「ん/////そ、それはこれだ。あ、彰人前方に人だ、ここはダッシュで超えるぞ」
彰人
「了解だ」
そして目の前にいた人間は俺は知っていた。
ヨンパチ
「お、モモ先輩に彰人じゃないかって……シャッターチャンス!」
そして俺らがこいつを飛び越える瞬間にあいつはカメラを持ったので
彰人
「俺の嫁の下着は俺だけのものだ!」
百代
「これは彰人専用だ!」
二人してヨンパチの顔面とカメラを持っていた片方の手を踏んでそしてヨンパチは倒れた、もちろんシャッターは押させていない。
ヨンパチ
「ふぎゃうsdjふあ!」
そして倒れるヨンパチ俺らは気にせずに学校に入り
彰人
「うんじゃ、今日は放課後だな」
百代
「ああ、寂しくなったらそっちにいく。お前もそれは一緒だぞ」
彰人
「おう、もちろんだ。それじゃあな百代、ラジオをしっかりしろよ」
そして俺らはさらにダッシュ、そして教室に入り
彰人
「セーフ」
真与
「あ、御剣君です。おはようございます、それにしても今日はギリギリ“キーンコーンカーンコーン”……ギリギリでしたね」
彰人
「おう、なんとか間に合ったか」
大和
「兄弟、お疲れさん。しかし珍しいなギリギリなんて、ワン子が心配してたぞ、やっぱしまだ寝てたんだわ、みたなこと言っていたけど」
彰人
「ああ、死ぬかと「皆おはよう!」あとでな」
大和
「了解」
そして俺らの担任の梅先生が来た、ちなみにヨンパチは遅刻。そして物の見事に梅先生がいるこの時に。そして遅刻の理由が俺の妨害と言ったが、その分俺も「人との物に手を出した報復です。簡単に言うとうちの百代の」そこで梅先生は俺の言葉を理解したらしく、ヨンパチは鞭に打たれていた、てか俺の物という時点で俺のクラスは全員百代と言うことがわかったらしい。よく人の心のよめる奴らだ。