真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第六十二話##

 

キャップ

「今日もいくぜぇ!」

 

キャップの声で今日も始まる、とうよりも俺らが学校にいくと大体会うのがこのファミリーの力、昔のそう中学の頃からこんな感じだ。

 

彰人

「う~ん、どうしたものかね~」

 

百代

「うん、どうかしたのか彰人?」

 

彰人

「お前の成績だよ。兄弟これは俺のいない間にどうにかならなかったのか?」

 

大和

「兄弟、さすがにそれは無理だよ。まあたしかに学長には言われていたけどさ。それに俺らはワン子で精一杯だった」

 

そういう兄弟の顔はげんなりだ、ようはそれだけ大変だったんだろう。しかもさらに問題は

 

岳人

「ホントだよな~まったく」

 

モロ

「あんたもその一人だからね!テスト前に僕に土下座しながら頼ってくるでしょ!!」

 

「岳人の場合はモロだよりでしょ、それにしても彰人はなんでそんなに悩んでいるの?」

 

彰人

「ああ、それがな。なにが分からないのか分からないんだ、ちょいと朝にな時間が五分ほどあったから少し見てみたのだが、どこが分からないんだか」

 

モロ

「てか、普通に三年生の教科書をみてわかる彰人も彰人だよね」

 

大和

「ああ、そうだよな。噂だと編入試験を満点でパスしてきたとか……」

 

クリス

「おお、そうだった、そうだった。彰人殿は満点であったぞ、私の転校試験の際の答えとして使われたからな」

 

まゆっち

「え、えっと、試験でマンテン?」

 

松風

「おい、まゆっちおいらたちでは次元が違うんだ。まゆっちの頭がオーバーフローする前におらを見るんだ!」

 

百代

「いやぁ~ホント、彰人が勉強をみてくれているのは私的には助かるのだが……今日は一段といじめられた」

 

彰人

「あのね、普通に足し算とか引き算で間違うところがあるからそれを叩いているだけ、大体公式があるんだから、わからないはずがないでしょ」

 

大和

「なんだろう、どっちが年上だかわからなくなってきた」

 

一子

「ねぇ、ホント同い年かしら?」

 

モロ

「あははホントって!ワン子いつの間に来たのさ!?」

 

そしてモロの声で俺の後ろ見るとなんとそこには今日はタイヤが二個で普通に歩いている一子だった

 

一子

「え?さっき」

 

「今日も鍛錬ご苦労様。だけど今日はいつもより張り切っている?」

 

一子

「ええ、今日は久しぶりの彰人との鍛錬だった。それでやっぱし彰人は凄いってことを再認識したのよ、だから私も負けられないの!」

 

クリス

「そう、思えば犬はいつもこうなのか?」

 

大和

「そうだな~大体はこうだけど、たまに普通にいるよ。お、そろそろ橋だね。兄弟と姉さんの挑戦者はいるのかね」

 

彰人

「居なくていい。まったく大体にして普通に学校にいけないのか俺らは」

 

百代

「私はお前が隣にいればいい、それに今日もちゃんと飯もおまえと食える、正しく私にも青い春が来ただな」

 

「けど、やっぱし今日もいるみたいだよ。ほら」

 

京が指す方向には、二人の武道家っぽい二人がいた、しかも河川敷で堂々と。すでに川神学園の生徒は集まりだしていたので俺はすぐに橋から飛び降りてしたの河川敷につく。そしてその二人の目の前に立つ

 

武道家A

「貴様は御剣彰人と見受けみる」

 

彰人

「ああ、そうだ。正真正銘の御剣彰人だ。それで用件はなんだ?」

 

武道家A

「うん、川神鉄心どのに勝負を挑もうとしたさい、御剣彰人または川神百代に勝ってからと言われたのでな」

 

彰人

「はァ~鉄爺も勝負してあげれないいのに。それでそこの人は?」

 

武道家A

「私の息子だ。そして今回の勝負では不参加、見学がしたいだそうだ大丈夫だろうか?」

 

彰人

「ああ、構わない。場所はここ、武器は?」

 

武道家A

「拳だ」

 

彰人

「了解。俺も拳だ、服装はこのままでいい。それじゃああんたから開始の合図をくれ」

 

武道家A

「なめているのか?」

 

彰人

「違うな、これは挑戦者(チャレンジャー)の特権だ」

 

そして武道家は構えた、そして感じるのは殺気。なるほどこの人は中々のようだ、そして俺も構える

 

武道家A

「それでは参る!」

 

そしてかけた瞬間に草が揺れそして……

 

彰人

「もしもし、そうお願いできる。ちなみに息子も来てるから、あ、それとその挑戦者は現在硬直して動けないから、うん、そう。それじゃあ」

 

俺は買ったばっかのスマートフォンを使い院のほうに電話。そして俺が立ち去ろうとすると子供が

 

武道家の子供

「あ、あのう。と、とうちゃんの代わりですが……ありがとうございました!!」

 

そう言って一礼し武道家の傍にいった、うんうん礼儀のいい子だな。そして俺はその子に手を振りみんなが待つ上に向かった。

 

大和

「一瞬だね~」

 

百代

「さすがは私の彼氏、ってどうかしたのか彰人?」

 

彰人

「なあ百代」

 

俺は百代を正面から向き肩を持ち言った。

 

百代

「なんだ?」

 

彰人

「俺たちの子供もいい信念をもった子供にしような」

 

百代

「は、はい!?」

 

そして俺は学園に向かった。

 

~そのあとの話~

 

クリス

「あれはすでにプロポーズの域を超えてはいないか?」

 

「これは凄いよ。すでに彰人の中には結婚よりも先に子供の教育方針が決まっている」

 

まゆっち

「と、都会の人は進んでいます!」

 

松風

「いや、まゆっちおらも今は都会にすんでるから!」

 

岳人

「けっ!」

 

モロ

「岳人、見ていると悲しくなるから辞めな」

 

大和

「あはは。よかったね、姉さん?」

 

百代

「彰人との子供、子供、子供、やはり最初は男の子?それとも女の子?それとも双子、三つ子?」

 

大和

「まずい、姉さんが壊れているし兄弟もさき行っているしキャップも一緒に先に行っているし、しょうがない携帯で呼ぶか」

 

大和はそうして携帯で彰人を呼ぶのであった、しかしこんなファミリーでただ黙ってさっきの戦いの場所を見ているやつが一人いた、それは

 

一子

「…………」

 

一子だった。

 

そして時間が過ぎること、数時間。すでに昼である

 

真与

「今日も、モモ先輩はくるんでしょうか?」

 

彰人

「ああ、来るぞ。間違いなく」

 

最近では俺らが机を囲う際は必ず俺の隣は空いている。机を囲うといってもファミリーでのだが、すでに一子は食べてるし。京はクリスに辛いものを勧めているし、そして教室のドアが開き

 

百代

「彰人~ちゃんといるな~いないといじけるぞ!」

 

そんな風に俺の彼女登場。しかしいつも思うがそんな大声で言わなくてもいいだろう。

 

彰人

「ちゃんといるから、さっさとこっちに来なさい」

 

百代

「は~い♪」

 

そしてもっているのは重箱、そしてクラスの全員がそれをみてビックリしている、てか兄弟たちもビックリしている、まあ学校の弁当に重箱ってのはまあ見たことはあるけどな。

 

百代

「なんだお前ら?やらんぞ、これは私と彰人のだ」

 

そして重箱を開けると、ちゃんとから揚げやらウィンナーやら、色々だ。しかしどれもこれも手が込んでいた、ウィンナーに限ってはたこさんなのだがちゃんと足が八本だ。そしてから揚げも揚げたものだし

 

彰人

「なあ百代、これ作る時間どれぐらいだ。結構手の込んでいるようにみえるが」

 

百代

「なに、朝起きてちょいと料理長のおばちゃんに教わっただけだ。それに料理のできないお母さんはまずいだろう?」

 

その言葉にクラスからは笑われたり、嫉妬の眼があったり、ちなみに一番の嫉妬の目を俺に向けているのは

 

岳人

「何でてめぇばっか!」

 

ええ、後ろからの凄いオーラです。

 

大和

「それで、今日は重箱ってのはなにかあるの姉さん?」

 

百代

「いや、ちょっとしたお試しだ。それとちゃんとおにぎりも作ってあるからな彰人」

 

そして重箱の二段目はおにぎりがちゃんと整列していた。しかしこれは

 

百代

「いやぁ実はな普通に作るのもなんだったのでこの前乙女さんにあって思い出したんだあの人は凄いおにぎり好きだったなとそれで前に聞いたおにぎりを作ってみたのだ」

 

それは中身に麺が入っている代物、題して言うなら「焼きソバにぎり」だろう。そして俺はそれを食べてみたら案外にも

 

彰人

「お、案外にもこれはいけるな」

 

百代

「そうだろうそうだろう。さ、どんどん食べろ、そして私には食べさせろ」

 

そういう百代は口をあけていた、てか箸が一膳にかないのは

 

「うん、よくやるパターンだよ彰人。私も一回大和にやってみたけど回避された」

 

大和

「割り箸を持っといて正解だった……」

 

彰人

「あ~ん」

 

百代

「あ~ん♪」

 

大和

「聞いてませんよね、あんたら!」

 

「大和、あ~ん」

 

大和

「やらないから!!」

 

真与

「仲良くていいですよね~」

 

モロ

「普通にその反応なんだろうね。てかこのクラスも適正能力も高いね、それで岳人も岳人で」

 

岳人

「あぁぁぁぁぁ、飯がうまいなぁぁぁぁ!!」

 

モロ

「悲しいね、僕達」

 

キャップ

「Zzz……冒険はこれからだ!……zzz」

 

こんな昼だった。

 


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