真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第五十一話##

 

さて、百代が言い終わり、まだこのゲームは続いた。

 

キャップ

「よし、今度は誰だ!」

 

そして引いたカードの一番小さい奴は

 

「あれ、私だ。それじゃあこれ」

 

今度は京のようで、今度は書いてあることは「もし、子供が生まれたらどんな名前にする?」だった、てかこれは完全に兄弟に対するアピールだろうな。

 

「ミヤト、理由は勿論、大和のと、私のみや、以上!」

 

そしてそんな感じでゲームが終わった、そして消灯の時間になったのだがここで一番の問題が起きた

 

百代

「あ~き~と~」

 

現在、絶賛俺の足にしがみついている百代。理由は

 

彰人

「しょうがないだろう。男子は男子で女子は女子で寝る場所を決めたんだから!離しなさい!」

 

百代

「なぜに、夫婦の部屋が無いんだ!!こんなに広い部屋の癖に個室が無いってなんだ!!もういい、彰人の布団に入れば」

 

そして俺の布団を部屋の外に出そうとする。

 

彰人

「く、布団を返せ。そしてお前ら見てないでどうにか」

 

一子

「Z~Z~z~z~」

 

一子はすでに寝ていて。そして

 

まゆっち

「こうゆう場合どうしたら」

 

松風

「まゆっち、こう言うときは見守っているのが一番だぜ」

 

松風により現在観察中。さらに

 

クリス

「マルさ~ん、もう少しにん…ぎょ…う」

 

こっちもこっちで寝ているし。

 

「大和、一緒に寝よう」

 

大和

「兄弟、お前のせいだぞ」

 

なぜかさらに広がりを見せており。

 

キャップ

「Z~z~z~」

 

キャップはやはり寝ており。

 

モロ

「これって言わば混沌(カオス)だよね。どうする岳人?」

 

岳人

「俺様は明日のために寝るぜ。まあもし、その行為に至った場合は俺も入れさせて「誰が入れさせるか!!」ハガゥガッ!!」

 

俺の一撃が岳人の顔面に入り、そのまま気絶してしまった。そしてそれを見たモロが

 

モロ

「あはは。それじゃあ明日ね」

 

そして男子の部屋をそのまま閉めてしまった。そして現在、この広いところに残ったのは、俺、百代、大和、京だ。

 

大和

「京、お前明日は一日中、無視するぞ」

 

その一言で京は一瞬にして

 

「大和、お休みなさい。」

 

女子の大部屋に戻って行き。そして兄弟は

 

大和

「一応、布団はこのままにして置きますから。それではねぇ、姉さんに兄弟」

 

仕返しと言わんばかりのあの笑顔、そうか俺も

 

彰人

「も、百代、放さないと、うっ!」

 

俺はそこで言葉が失った、それは上目遣いで百代が俺を見ている、しかもちょいと涙目。

 

百代

「そ、そんなに嫌か?一緒に寝るの?別にそれぐらい、私にだって寂しい気持ちが…こうさせたのはお前なんだぞ!!」

 

俺は両手を挙げるしかなかった

 

彰人

「わかった、はぁ~その布団を使って寝てくれ百代。一緒の部屋で寝てやるからな。さすがに皆もいるんだからそれぐらいで我慢な」

 

百代

「う~、しかししょうがないか。わかったそうする、だけど彰人は?」

 

彰人

「あ、俺か、俺はこのソファーでも使う。」

 

しかし、それは朝起きて一変していた。

 

 

―――――五月四日。

 

俺は早朝に起きた、折角の森があるのだから修行をしないといけないと思い、しかし体が動かない、それもそうだ。俺は現在ソファーで寝ていると思っていたが現在、なぜか百代と同じ布団で寝ている、てか手を握っていただけが右半分をホールドされている。しょうがない

 

彰人

「百代、おきてくれ。そして俺は鍛錬に行きたい」

 

俺がそういうと、百代はすぐに起きた、理由は

 

百代

「おはようのキスが先だ」

 

俺も最近ではこれが朝一番の行動…不味いかな?そして俺はすぐに着替えた、百代はまだ眠いと言うことで女子部屋でもう少し寝るといって寝てしまい、それと行き違いで一子が来た。

 

一子

「あれ?彰人、今日は一段とはやいわね。一緒に走り行く?」

 

彰人

「そうだな、久しくやっていない、あれでもやるか?」

 

俺はそう言うと、一子は、犬の如く喜び

 

一子

「やった、久しぶりの追いかけっこだ。それでルールは?」

 

彰人

「俺が追うから、一撃も攻撃を受けずに、そうだな、五時半までだな。終了後朝風呂に行く、それじゃあさっさと行くぞ」

 

そして俺らは旅館を出た。

 

 

―――それから約一時間後。

 

現在、全員で女子の仕度が終わるまでロビーでパズル。

 

彰人

「よし、終了」

 

大和

「くっそ、もう少しで勝ったのに。」

 

俺と大和は直ぐに終わった。そしてまだパズルをしていたので俺らは先に釣竿の手配をしていた、そして続いてキャップも終了。

 

キャップ

「よし、大和達ほどじゃないけど終わりだ」

 

彰人

「これで終わっていないのは岳人とモロだけか。頑張れ」

 

岳人

「ちっ、俺様は力なんだよ」

 

モロ

「うーん、どうもね、パズルって苦手なんだよ。」

 

そして一子が来た。

 

一子

「男衆、お待たせ」

 

大和

「ああ、もう先に釣竿の手配はしといたぞ」

 

「立派な竿だね、触っていい?」

 

大和

「今、この俺が手に持っている竿ならだうぞ」

 

「ちっ」

 

クリス

「日本は免許無しに釣りが出来るのか。やはりすばらしいな」

 

まゆっち

「ジャーマンだと免許が必要なんですか…大変ですね」

 

百代

「一応、聞いとくけど、これで釣るのって魚、それとも彰人の性欲?」

 

彰人

「一応、突っ込んどくけど、魚ね。俺は大丈夫だから、だからその目を辞めなさい。あとで頭を撫でてやるから」

 

百代

「うん、わかったぞ♪」

 

そして俺らは山道を降りて川下まで降りていった。そしてキャップは直ぐに釣竿を持ち

 

クリス

「お、おいエサが無いぞ」

 

キャップ

「そう言うのは現地到達でいいんだよ、こう言う岩の所に居るから、それをこう付けって、投げる、そしてヒットー!!いきなりヤマメだぜ」

 

モロ

「うわぁ。おもいっきし楽しんでいるよ、野生児だな」

 

そして俺たちもつりをすることにした。俺の隣、勿論百代だがなにか?

 

百代

「よし、そろそろ稽古してくる。」

 

そして立ち上がると一子も来た

 

一子

「今日は朝のいい運動からだから気分が良いわ」

 

百代

「おし、京。今日は近距離格闘鍛えてやる」

 

「謝々」

 

そして京たちは河川敷で修行を始める、それから十分ぐらい俺はのんびり釣りを楽しんでいる。

 

大和

「京はどんどん、強くなっていくな……」

 

彰人

「ま、寝込みを襲われないよう頑張るんだな、兄弟。」

 

そして百代だけが戻ってきた。

 

大和

「あれ、一子と萌え萌え京たんは?」

 

岳人

「居ない、こういう時だけいじるとか、やっぱお前ってSだよな」

 

百代

「ああ、組み手に入ったから、そのまま放置してきた。それにしても大和、大変だな」

 

大和

「何言っているんだよ、姉さんだっていつ彰人に飽きられるか、ビクビクしているくせに」

 

そう言うと大和はダッシュで逃げていった。

 

百代

「う~ん、それぐらいの負けん気は買うのだが。三十秒待ってやるからな」

 

彰人

「それじゃあ、俺はちょいと見てくるよ」

 

俺はそう言うと、一子達の方に向かった、この森は既に俺の蛇で覆ってある、だから誰かが侵入したら一瞬で分かる、俺は知っている殺気を感じ、そっちに向かった。

 

Side 大和

 

姉さんあら逃げている時に気付いた、俺はそう思い直ぐに止まった。

 

百代

「お、もう追いかけっこは終わりか」

 

そしていつもなら、ここでお仕置きが入るが、しかし

 

百代

「山の方に誰かいるな、数は十。一般人ではないようだな。さすがは弟」

 

大和

「木から影が見えたからね、行くのはやめたよ」

 

百代

「賢明な判断だ、弟よ。それじゃあちょっと行って来るから、どうせそれで彰人も動いたのだろうからな」

 

そして姉さんは山の中に入って行った。

 

Side out

 

俺が、その場に来た時には既に戦闘中だった。現在京達が押されていた、まあそりゃそうかなんていたって

 

彰人

「なにやっていやがる、お前ら。てかマルギッテ」

 

俺の言葉に全員がビックリして、動きが止まる。

 

一子

「うわわ、ビックリした。急に出てこないでよ彰人」

 

「てか、気配が感じないってどんな修行?」

 

そしてもう一人、完全に驚いているのは

 

マルギッテ

「こ、これは…お久しぶりです、彰人殿!!」

 

一子

「え、知り合い!?彰人!」

 

マルギッテ

「な、貴様のような野うさぎLVが彰人殿を呼び捨てだと」

 

彰人

「こら、マルギッテ。俺の仲間に何か、あるのか?」

 

マルギッテ

「いえ、なにもありません。」

 

「見事に上官だね、彰人。一体なにをしたのこの人に?」

 

そしてさらにそこに百代達が来た。

 

百代

「お、なんかおもしろそうな事になっているな。勝負か、それとも奇襲か。後者なら譲れ、いい闘志が感じるからな」

 

モロ

「うわっまた軍人だ」

 

そして風間ファミリーが全員来た、そして一人が異常に反応した。

 

クリス

「あ、マルさん!!」

 

マルギッテ

「これはお嬢様」

 

クリス

「なんでマルさんが?」

 

マルギッテ

「あ、それはですね…」

 

中将

「ふむ、なにかややこしい事になっているようだな」

 

そして出てきたのはもっとこの場をややこしくしそうな、親ばかだった。

 


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