真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第五十話##

 

そして俺たちは旅館に到着

 

彰人

「十人一部屋って相当広いなここ。それにしても綺麗だな」

 

俺はパンフをちゃんと見てみたらなんと九鬼の系列であった。さすがだな英雄。

 

百代

「ああ、代理で私が指示を出す、温泉は24時間入り放題で夕食の時間までにここにいろ。それじゃあ彰人はこっちに全員解散」

 

百代が現在も爆睡しているキャップの代わりに指示をくれた。そして俺らは暇に暇が重なった状態を過ごしていた。されど暇の限界もきて、俺らはこのホテルについているゲームを見つけた。

 

百代

「旅館内にゲームってなんかラブホ「百代」う、わかった黙る。」

 

彰人

「それにしてもなんだこのゲーム、モロこれなにか分かるか?」

 

モロ

「えっと、なんだろう。会社名もこのタイトルも聞いたこと無いや。ちょっと調べてみるよ」

 

そしてノーパソを片手に調べ始め、そして百代は

 

百代

「お、なんだこれ?横スクリーンの格ゲーか?」

 

そしてやり始めている。大和は一子達を見にいったようである。俺は俺で百代が上に座っているため、百代のゲームを見るしかなかった。

 

時既に、夕食も食べ終わり、入浴タイム。わかるだろう、旅館といえば覗きだ、そう今まさに覗きが始まるのであった…女湯で

 

「それでは覗きに行きたいと思います」

 

一子

「って、京やめなよ。それに大和以外が見えたらどうするの、京的に」

 

「それは考えていなかった。それにしてもモモ先輩は落ち着いているね」

 

まゆっち

「そうですね、さっきから一言も話していないですし」

 

一子

「ああ、それはたぶん」

 

百代

「ああ!!彰人がいな~い!!こんなのお風呂じゃない~」

 

一子

「こういう事だから」

 

クリス

「…愛だな」

 

「それならモモ先輩、一緒に男湯を盗み聞きしませんか、それなら少しぐらい、落ち着くと思うよ」

 

百代

「あ、ナイスアイデアだ、京」

 

「それでは…京イヤーは地獄耳」

 

一子

「これって、普通男がすることよね…なんかシュールだわ」

 

そして所変わって、男湯。

 

彰人

「お、誰も居ないな」

 

大和

「俺らだけか。ラッキー」

 

モロ

「ふぅーそれにしてもここの温泉気持ち良いね」

 

大和

「そうだな。しかし岳人達は」

 

岳人

「おい、貴様ら見よ俺様の筋肉美を」

 

モロ

「岳人のは、グロいんだから隠してよ。」

 

キャップ

「別に男同士で隠す必要もないだろう。」

 

モロ

「キャップと岳人が堂々としすぎなんだよ」

 

岳人

「俺様の息子は銃で例えるならバズーカだな。」

 

大和

「されど未だに対象に撃たれたことも無く、訓練のみ」

 

岳人

「ほんとなぁ。しかし砲身は磨いているぞ。それでお前の愚息はどうなんだ?」

 

大和

「俺のは、マグナムだな。重いのをズドンと。キャップのはマシンガンっぽいな。なんか連発性に良さそうだ。そして」

 

岳人

「唯一対象に向けて絶対撃っている奴…の息子は」

 

彰人

「…88mm砲かな?なんか百代も大変だったらしいし…」

 

岳人

「…あ…ああ。そうか。ドンだけだよ!!」

 

大和

「兄弟…それは俺らは想像できないのだが」

 

彰人

「五月蝿い、別にいいだろうが。それに百代も最近じゃあ逆に求めてくる、グバッ」

 

岳人

「なんかたらいが投げ込まれてきたな…」

 

モロ

「てか、下品、げ、ひ、ん。」

 

岳人

「モロは水鉄砲は皮のホルスターに入っているからな」

 

モロ

「僕も願ってそうなったわけじゃ…」

 

キャップ

「それってもしかして」

 

大和

「いいか、オブラートに包めよ」

 

キャップ

「剥けてないのか…」

 

モロ

「う、うわぁぁぁぁぁ!!」

 

彰人

「モロにダイレクトアタックしてどうする」

 

キャップ

「なに言ってる、俺はちゃんとオブラートに包んで言ってやったじゃないか」

 

岳人

「完全に言葉に殺し入っているから」

 

キャップ

「よし、それじゃあみしてみい。もしかしたらうまくいくかもしれん」

 

モロ

「嫌だよ、そんなイベント。」

 

キャップ

「お前、あだ名モロなんだからな?」

 

モロ

「そんな理由じゃないよ!!」

 

そして又もや、女湯に戻る。

 

「…これは…」

 

百代

「凄い会話だったな…」

 

「モモ先輩、マグナムってどんな銃?」

 

百代

「大口径ならグリズリーも倒せる、立派な銃だ」

 

「それでアハト・アハトってなに?」

 

百代

「ん//////ドイツ製の戦車の砲台だ」

 

「モモ先輩、よく入ったね…そんなの普通鞘が無いでしょう」

 

百代

「無理やりだったんだ…だが、その/////」

 

「はいはい、ノロケは後で聞きますから。」

 

そしてさらに所変わって男湯。

 

キャップ

「あっちの女達は出たみたいだな。それにしても彰人大丈夫か、さっきの?」

 

彰人

「まさか、たらいが来るとは思わなかった。ま、大丈夫だが。それにしてもホントここ気持ちいいな。」

 

岳人

「大和、俺様明日、覗きがしたいぞ…」

 

大和

「はっ、辞めろよそんな子供染みた事…と、いうのは素人だ、覗きたいのなら覗きに行け」

 

岳人

「俺様、お前のそういう柔軟な考え好きだぜ。」

 

キャップ

「てか、隣を覗く気か?」

 

岳人

「いや、モモ先輩が居てそれは無理だし、そしてそこの彼氏に失礼だろうが。なあ彰人?」

 

彰人

「もし決行していたら貴様の命は無いと思え」

 

岳人

「……それで俺様この下の所にさらなる露天風呂見つけたわけよ」

 

モロ

「なんでも下のその旅館、明日は女子ラクロス部の合宿らしく」

 

岳人

「はぁ~女子ラクロス部…来るぜ、俺の時代の波が!」

 

彰人

「モロ、調べてあげたんだ…やさしいな」

 

モロ

「あはは、急に電話が来て、俺様の健康状態に関わることだっていわれたから」

 

大和

「それは…そうかもな。」

 

キャップ

「俺、先に出てるな。」

 

そしてキャップは先に出てしまった。残るは俺と大和、モロに岳人だ。しかしモロと岳人の出てしまい残りは俺と大和だけとなった。

 

大和

「まさか、兄弟がここまで背が伸びるとは思わなかったぞ」

 

そう切り出したのは俺の隣でタオルを頭の上に置いている大和だった。

 

彰人

「そうか、俺はあんま変化が分からなかったが。まあ百代より背が高くなれてホント良かったよ」

 

大和

「それはあれだろう、考えすぎだろう。それに兄弟が来てからは姉さんは落ち着きし、それにキャップの居ない時のリーダー。ほんと助かってばかりだよ。それにこの前の冬馬との勝負も」

 

彰人

「あらら、バレていましたか。」

 

大和

「流石にね。だけど今度はしないでくれよ…今度から俺はお前と共に頑張りたいからな」

 

彰人

「舎弟のくせに生意気な奴だな。まあお前なら大丈夫さ、俺はそう思うぞ。」

 

大和

「それは本音?」

 

彰人

「半分ぐらいな。おっとそろそろ出ないと百代が怒りそうだ」

 

大和

「姉さんは…子供じゃないんだから」

 

百代

「あ~き~と~まだか~!」

 

彰人

「ほらな?言ったろ。あいつはそう言う女だ。まあああいうのが可愛いんだが」

 

大和

「ノロケはいいから。しかしなんだろう俺は悪寒が走ってしょうがない」

 

そして俺らは出て男湯の前で百代そして京が待っていた。

 

彰人

「すまん、待たせたな」

 

百代

「いいさ、それでは抱きつかせろ。そして腕をホールドさせろ」

 

「私は、貴方を拘束(ホールド)したい」

 

大和

「勘弁してくれ」

 

彰人

「いいぞ。どんとこい」

 

こうも正反対の二人。

そして俺らは部屋に戻ると。そこではなぜかトランプというなの暴露大会を開催されていた。これは確か百代が買っていたトランプ。

 

キャップ

「お、遅いぞ。お前ら、さ、参加してくれ」

 

そしてルールは一枚ずつ引くのだが、問題はそれが一周していた時点で一番低いカードの者がその全員引いたカードの中から一枚選び、その話をするいい例は「あなたの初恋はいつ?」とか、なんとも女の子が喜びそうな物だ。そして俺らは全員引いた。俺はキング。まず無いものだ。そして今回は

 

百代

「な、私だと…」

 

そして全員がカードを見せる、色々あるが俺のが一番嫌だろうな、それは「彼氏にしている隠し事」…あるのなら百代を拷問して聞き出す♪

 

百代

「しょうがない、私はこれだ」

 

そして選んだものはこれ「初恋はいつか?」…いつだろう?

 

クリス

「お、これはわたし的にも非常に気になるな。」

 

まゆっち

「そうですね。やはり彰人さんなんでしょうか?」

 

そして女子は盛り上がるが、男子は…

 

岳人

「お前じゃなかったらどうするよ彰人?」

 

彰人

「別に構わんさ。まあ、く、く、く。」

 

大和

「うわ、兄弟が悪い笑いをしている。これは怖いぞ」

 

そして百代はこう言い出した。

 

百代

「私は、そうだな。十歳の時だな初恋は。まあ今横にいる奴なんだかな。」

 

そして一子と京、モロと岳人、大和は「やっぱし」って顔をしていた。悪いか!!

 

クリス

「しかしなぜ十歳なのです?」

 

百代

「そ、それは私が初めて負けたからだ…」

 

そしてその後一同で、こう言った

 

一同

「嘘だ!!」

 

その時、ひぐらしが鳴いたような気がした。

 


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