真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第四十五話##

さて、一回川神院に戻りそして現在、秘密基地に向けて歩いている。その時後ろからスクーターの音が聴こえた。

 

彰人

「お、キャップじゃないか、バイト帰りか?」

 

キャップ

「フー♪フーン♪。おお、彰人か。後姿がまゆっちみたいだったぞ」

 

彰人

「まあ、刀があるからな。しかしご機嫌だなどうかしたのか?」

 

キャップ

「良くぞ聞いてくれた、俺様の豪運が今日もピカイチだったぜ!!」

 

そして俺にティッシュの束を見せてきた。

 

彰人

「いやいや、ティッシュだけなら外れだろうが。」

 

キャップ

「ち、ち、ち。確かにある一つを抜かして全部ティッシュでしょんぼりだが、これがあればいいやって思えるものを当てたぞ!!」

 

彰人

「そうかそうか、それで何が当たったんだ?」

 

キャップ

「それは基地についてからのお楽しみだ。それにしても今日の寿司も当たりだな~なんせ大体客のキャンセルが入って、普通の寿司だもんな今回」

 

彰人

「すげぇ~なそれ。まあみんなも既に居るだろうしな。」

 

そして俺らは基地に急いだ、しかしなんだか、荒々しい空気が一瞬あったが、気のせいか?

 

キャップ

「それじゃあ、いくぜぇ!!」

 

そしてそれを気にせず、ドアを開けてキャップが入り。

 

彰人

「おいおい、そんな風に入ったら驚くだろうが・・・・・・あれ?」

 

なんだこの気まずい空気は。

 

キャップ

「なんだ、大和。俺の居ない間に青春っぽい空気出しやがって。」

 

大和

「わかった、わかった。兄弟も聞いてくれ・・・・実は」

 

そして今まであった事を聞いた、あはは流石はクリスって今回は感心できないが。

 

キャップ

「だけどよ~聞いてる限りだとすでに話が終わっているじゃないか。なら今回は多めに見たらいいだろう。ま、こういうこともあるさ、それにクリスもまゆっちも反省しているようだし。」

 

彰人

「キャップにしては寛大な処置じゃないか。」

 

キャップ

「京も機嫌直せよ」

 

「・・・ツーン」

 

キャップ

「あ~あ、いじけちゃって。ケアは大和に頼む」

 

大和

「了解した」

 

キャップ

「それでは今回の俺様の豪運を豪華な寿司を食べながら聞いてくれ」

 

一子

「え、お寿司!!」

 

岳人

「うわっ、いきなり発言しやがったなお前」

 

一子

「いや~ホントは私もクリに言いたかったんだけど直江さんちの大和ちゃんにアイコンタクトで自重って、言われて」

 

彰人

「ナイスだ兄弟。それでは寿司でもつまみながらキャップの話を聞きますか。」

 

そして俺らは寿司を食べながら、キャップに注目した。

 

キャップ

「みんな、今の気まずい関係を修復するのに打って付けのモノがここにある。ジャジャーン、なんと福引で当てた箱根旅行団体さま用!!」

 

彰人

「確かに凄いものだな・・・」

 

モロ

「凄いじゃんキャップ。それで何位?」

 

キャップ

「二位、だけど他は全部ティッシュでしょんぼり・・・」

 

大和

「いや、二位でも十分凄いよ」

 

一子

「絶対なんかの守護霊ついているわよね」

 

そして百代は俺の腕に抱きついた来た、理由は

 

百代

「幽霊の話はそこまでだ・・・」

 

こういうことだ。

 

キャップ

「お前ら、連休は連絡したとおり空けているだろう?三日と四日と五日。」

 

大和

「ああ、バイトも入れてないし。」

 

キャップ

「クリスもまゆっちも大丈夫か?」

 

クリス

「ああ、箱根。楽しみだな~」

 

まゆっち

「も、勿論です!!」

 

松風

「よっしゃ~旅行だぁぁぁぁ!!」

 

彰人

「しかし今日も寿司はうまいな、百代、ホタテとって」

 

百代

「よし、あーん」

 

彰人

「あーん」

 

「うじうじ」

 

大和

「しょうがない、あーん」

 

「!!・・・・あーん」

 

大和

「これで機嫌直ったか京?」

 

「これで続けてくれれば・・・・」

 

大和

「・・・もう大丈夫のようだな」

 

「うーん。いけず~」

 

モロ

「僕らも最近彰人たちの様子に慣れてきちゃったのかな?」

 

岳人

「くそぉぉぉぉぉぉ!!俺様も絶対いい姉ちゃん捕まえてやる。」

 

一子

「まず、岳人によってくる女なんているのかしら?」

 

百代

「それは言えたな。あ、彰人、マグロをくれ。もちろん「赤身ね」・・・さすがは私の夫」

 

彰人

「ほい、あーん」

 

百代

「あーん」

 

そして俺らは寿司を食べ終えて、グータラし始めたとき。

 

彰人

「まゆっち、おいで」

 

百代が俺の膝の上に居るが、普通にこっちにきた。

 

まゆっち

「は、はい。なんでしょうか?」

 

彰人

「百代、どいて」

 

百代

「は~い」

 

そして俺は刀を出した、その時女子メンバーがこっちに一気に注目した。

 

クリス

「なんだ、この異質な気は?」

 

「・・・強い・・・」

 

一子

「ガタガタガタ」

 

彰人

「一応、俺の気で抑えてはいるけど刀身を見るとなると少しきついかもしれないけど大丈夫?ちなみに百代でも結構きついよね?」

 

百代

「ああ、私でも見るだけでもきつい。それを触るのは中々の気力が必要だな」

 

まゆっち

「は、はい。大丈夫です。それでは魅してください」

 

松風

「ビュンビュン来るぜぇ~こりゃ凄い気だ」

 

そして俺は刀身を抜いた、その瞬間俺は蛇を自分の体で包み、そしてまゆっちに見せた。

 

彰人

「一応、これがフツノだよ」

 

しかし、まゆっちは少し反応が遅れて

 

まゆっち

「は・・・はい、ありが・・・とうございます・・・仕舞ってください」

 

そして俺は、刀をしまった、そして周りを見ると・・・百代は俺の腕に抱きついており、京とクリスは強張っており、一子は震えており、まゆっちはフツノを見ていた。

 

彰人

「どうだった?俺の刀は?」

 

まゆっち

「はい、まだ私も未熟のようです。」

 

彰人

「ま、あれは特殊な気がするよ。それにしてもうちの男性陣は強いな~」

 

そう、男性陣と言うと。

 

キャップ

「クッキー、コーラ~」

 

モロ

「だから、岳人じゃ無理だって」

 

岳人

「いいかモロ、無理と言っている限り無理なんだよ。この俺様がビシッと証明してやる」

 

大和

「う~ん、箱根となるとやはりここは抑えた方がいいか・・・」

 

俺の蛇もこの刀もまったく気付かない、ホントにある意味強いなうちの男性陣。

 

彰人

「さて、まずはこれでお終いだな。ま、旅行には持って行かないけど。」

 

百代

「そうか・・・そうだ。みんな聞いてくれ!!」

 

そして百代が立ち上がった。

 

一子

「どうかしたの、お姉さま」

 

百代

「明日なのだが、暇な奴は私について来てくれないか?」

 

岳人

「なんだモモ先輩彰人じゃなくていいのかよ?」

 

百代

「バカか、彰人は当然に居るに決まっているだろう」

 

モロ

「当然なのね・・・」

 

大和

「それで、どうかしたの姉さん?」

 

百代

「まず、今の彰人の服装を見てくれ」

 

そして全員俺に注目。しかしなにも変なところは無いはず・・・

 

岳人

「別にいつもと変わらないじゃねえか。制服だし」

 

モロ

「うんうん、別に普通だよね。僕達は私服が多いけど彰人の場合はそうでしょういつも」

 

そして百代はそこで大声をあげて

 

百代

「そうだ、そこなんだ!彰人には服がないんだ」

 

大和

「確かに兄弟の場合はいつも制服かジャージ、それか稀の胴着だったからな・・・」

 

百代

「そこでだ明日私は彰人の服を買いに行こうと思うのだが・・・私には男の服のセンスが無い。だから誰か協力を依頼したいのだが」

 

キャップ

「おお、なんかそれおもしろそうじゃん。ならファミリー総出の彰人の服選びだな!!」

 

彰人

「いやいや、流石にそれは悪いだろ。それにそんな金は俺は無い。」

 

百代

「く、く、く。安心しろ彰人。それならば私がちゃんと用意してあるからな!」

 

モロ

「モモ先輩が・・・」

 

岳人

「お金に・・・」

 

大和

「困っていないだなんて・・・」

 

彰人

「なるほど、換金したのか百代。」

 

百代

「そういうことだ。それで、明日が暇の奴~」

 

大和

「それなら、明日は箱根旅行の準備として皆で買い物なんてどうだ」

 

キャップ

「おもしろそうだな!!賛成だ」

 

一子

「いいわね~新しいトレーニング用品があればいいわね」

 

「ワン子、それいつもと変わらないよ・・・大和が行くなら行きます」

 

大和

「く・・・行くよ、俺も。それでお二人は?」

 

まゆっち

「はい、よろこんで。」

 

松風

「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!!旅行っぽいぞ」

 

クリス

「そう思えば私は、旅行用の物が何も無かったな、ちょうどいい。明日だな了解だ」

 

モロ

「うん、僕も暇だよ」

 

岳人

「いやぁ実は「それじゃあ岳人は来ない方向で」行きますから、行きます。俺様もそれに参加だから」

 

百代

「それじゃあ。明日のまず待ち合わせだな」

 

そして旅行前の準備の待ち合わせの話で俺らは盛り上がっていった。

 


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