そして、俺らファミリーは全員島津寮に集合した。そしてそこに並べられている料理は。
モロ
「なんか、料亭みたいだね、これ」
モロの言うとおりそこには、料亭ばりの料理が並んでいた。
百代
「なんとも、焼肉のお返しとは意気のいい事をしてくれるじゃないか、一年」
そして、現在も俺の腕を離さない百代。
クリス
「お、これは彰人殿、こんばんは」
彰人
「ああ、こんばんはだな、クリス。そして一子、少しは落ち着け、まだ完成してないんだからな。」
一子
「う~、だってすんごくおいしいそうなんだもん」
いやいや、そんな子犬のように俺に目をむけるな、それならばあの現在台所で料理をしている一年の子に言えよ。
京
「だけど、なんでモロと岳人も呼んじゃったんだろう、モロはいいけど」
岳人
「ああ、京てめぇ」
大和
「なんでだろう?」
キャップ
「さあ?」
クリス
「知らんな。」
全員して岳人の来た理由が不明。悲しいな岳人よ。
黛
「み、みなさん、すいません待たせてしまって、それでは料理が出来ましたので」
そして全員でその料理を見ると
キャップ
「うおお、こりゃ、すげぇな。」
モロ
「凄いってか豪華だよこれ、食材もいいのだろうし」
黛
「あ、それはうちの家が送ってくれてきたもので、うち、住んでいるのが北陸なんで」
なるほど、だからか・・・・・ん?待てよ北陸だと、確か橘を倒したのも北の者・・・・・・まさかな。
一子
「おいしいし、それにバランスもいいよ、バッチぐ~だよ」
おお、うちの一子にバランスを褒められるとは中々出来る子だなこの子。
黛
「ほ、ホントですか・・・・・・良かった」
京
「あと、辛さがあれば、満点、おしいね後十点」
そして、いつものあの十点ポイントの棒を出した。
大和
「出ました、京先生の十点」
彰人
「まあ、京が満点を出した時は、大体の奴らの舌を殺すから、ある意味満点だな」
そう、前に京が満点を出した時はテレビで有名になった、激辛ラーメン、確か名前がゴジララーメンだったかな。それを俺らファミリーで食べに行き、俺と百代は何とか食べきって、他は大体ダウンのところ、この京は二杯のお替りの跡に、最後に「まだまだだね」と、言って店を後にした、ちなみにそのラーメン屋は京特製ラーメンを開発したらしいが、どんなラーメンになるんだか、考えたくないな。
大和
「安心しろよ、一年生みんなおいしいってさ」
そしたら、その一年生は
黛
「ああ、よ、よかった・・・・・・・」
なんとも、泣きそうな声で喜んでいた。
大和
「オーバーだな。」
そして、飯も終わった。
その子は今現在、洗物をしている。うんうんこれが日本の大和撫子だよな。
一子
「う~ん、ふにゃ~・・・・・・ふにゃ~」
一子は既に寝むそうである。
百代
「よく食って、よく動いて、すぐに寝る。」
モロ
「まさしく、ワン子だね。しかもすでにモモ先輩に抱きついているし」
百代
「あはは、私の妹はかわいいからな!」
大和
「な、姉さん。俺と言う舎弟がいながら!」
そんな芝居に俺もちょっと意地悪なことをしてみた。
彰人
「そうか、百代は一子で十分なのか・・・・・・」
こんな感じで、俺ががっかりしてみると。
百代
「うわ~、すまない、彰人、本当にすまん」
そして、すぐに土下座に入った、うんうん、役得役得。まあそのぶん、それによっかかって居たので、
クリス
「なあ、直江大和。いつもお前らは仲がいいな。」
大和
「まあな、これが日常だからな。まあ仲はいいしそれに友達だしな」
岳人
「あ、大和すまねえ、この前借りた携帯ゲームのデータけしっちった。」
大和
「ああ、俺の労力分の賠償をしてくれればいいよ」
クリス
「おい、全然友達っぽくないぞ。」
なんともあちらはあちらで、仲良くやっているな。そしてその時、洗物が終わったらしく、一年生が来た、そしてその時不意にキャップが話しかけた。
キャップ
「それで、なんか話したい事があるんだろ?」
黛
「え、な、なんで・・・」
キャップ
「なんかそんな目でしていたからな」
すごいなキャップさすが俺らのリーダー。まあその前にうちの妹をどうにか・・・・・・その時大和が一子の目の上にリップクリームを
一子
「う、うひゃ!!なにこれ目が、目がぁぁぁぁぁぁぁぁ」
叫びながら、じたばたしていた。
大和
「人の話は聞きなさい」
うんうん、よい教育だ。そしてその一年がこういった。
黛
「やっぱいいなこう言うの」
キャップ
「うん?」
そして、なんか独り言のようにブツブツ言っているが・・・・・・
黛
「その、お願いします」
いきなり頭を下げた。
百代
「いきなり頭を下げたぞ!!」
いやいや、解説しなくてもわかるよ百代。
黛
「その、私、前の北陸で、友達が出来なくて、こっちに来ても、その出来なくて・・・・・それで、いつもいつもその楽しそうにしていて、その、その・・・・・・」
そして意を決したように、
黛
「私も仲間に入れてください!」
そしてお辞儀をした。そして俺らはニュー○イプのように意思の疎通は出来ないので、集まり、ヒソヒソ話をした。
キャップ
「(どう思うよ?)」
一子
「(いいんじゃない、こんなにお願いしてるんだし)」
京
「(嫌だ)」
モロ
「(そうだよ、これじゃ上限が無くなるよ。)」
キャップ
「(ここは俺にまかせてくれねえか?)」
百代
「(いいだろう、顔を立たせてやろう、な、彰人)」
彰人
「(・・・・・・)」
そして、無視。
百代
「(あ~き~と~)」
そして、泣きじゃくりながら俺に抱きついていた。うんうん役得役得。そして俺らの話も終わり、キャップが黛に近づき。
キャップ
「え~と、黛由紀江さんだっけ」
黛
「は、はいっ!!」
キャップ
「今のままじゃ、俺らの仲間にはなれねぇな」
黛
「え・・・・」
キャップ
「そんな土下座まがいな事しなくても楽しそうだから入れてで十分じゃないか」
おお、すげぇ。キャップが本当にリーダーっぽいぞ。と俺が関心したが・・・・・・
黛
「それでは、楽しいので入れてください」
キャップ
「嫌だ」
彰人・モロ
「おおおおおおおおおおおおおおおいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」
俺と、モロは一斉に突っ込みを入れた。
黛
「は、はぅ~~~~~」
そして、倒れてしまった。
モロ
「あんたは鬼か!!」
キャップ
「あはは、冗談だ。よろしくな、ま、これでなんか変だったらその時だ、それでいいな京」
京
「うん。」
てか、倒れてしるんだけど
黛
「う、う~ん??」
あ、起きた。
クリス
「うむ、言葉だけで気絶するほどやわじゃないらしいな。」
キャップ
「と、言うわけで改めてよろしくな、まゆっち」
まゆっち
「ま、まゆっち!!」
キャップ
「あだ名?だめか?」
そして、まゆっちと称する一年は
まゆっち
「いえいえいえいえいえいえいえいえいえ、ぜ、是非!!」
大和
「だから、怖いって」
まゆっち
「やはり、そうですか。私、緊張すると顔が強張ってしまって。」
大和
「いや、それよりももっと原因らしきものが・・・・・・」
そして俺ら全員の目が現在も抱えている刀を見た。
まゆっち
「え、えーと・・・・・・」
モロ
「さすがに僕でも刀を持っている子はどうかと」
岳人
「あははは、確かに気が引けるよな」
まゆっち
「え~と、このお父様からもらった刀ですか?」
クリス
「なに、帯刀など、日本では当たり前ではないか?」
百代
「新人二人はボケボケだな~」
彰人
「はぁ~。ま、おもしろくなりそうなのは確かかな」
そして俺はトイレのため席を立った。
Side 大和
百代
「それに、まゆまゆ。強いだろ?」
まゆっち
「え、いえいえいえいえ」
そして姉さんはいきなり
百代
「軽くパンチ行くからな、避けろよ。そらそらそらそらそら」
まゆっち
「え、え、え(ひょい、ひょい、ひょい)」
そして普通に・・・・・・避けた。
一子
「ふーん、中々じゃない」
京
「確かに全部は見えたけど・・・・・・避けられるかどうか」
クリス
「すごいな、これが見切りというやつか」
百代
「まゆまゆはクリスよりか若干弱いかな(まあ今の状態でだがな)」
まゆっち
「いえいえ、私はそんな」
百代
「なにを言っている、黛十一段の娘が」
まゆっち
「父をご存知で?」
百代
「国からの帯刀許可、まあうちの彼氏も持っているが・・・・・・あれは例外として。剣聖にしか出来ぬだろう?」
大和
「幻の十一段の娘。またもや、大型新人が入ってきたな」