真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第二十七話##

さて、俺らは大佐の車に乗り込んだ、そして百代がこんなことを言い始めた。

 

百代

「その、彰人とは、どういう関係なんだ?」

 

初見で大佐にため口とはさすがだよ、百代。

 

未有

「ええ、そうね、私も知りたいわね。それにこの私でも川神の苗字の事はよく知っているけど、そちらではなく、こっちの子が大佐の知り合いとは驚きね」

 

大佐

「そうですな、彰人殿「彰人でいいと何回言ったら分かるんだよ、大佐」それはできませぬな、この田尻耕、あのような物を見せられてしましましては」

 

彰人

「はぁ~、まったく」

 

未有

「なにかしら、あなた。大佐が敬語って、私や、お姉さま、それに妹ぐらいなのに。」

 

彰人

「まあ、ガチの殴り合いをした仲だよな、大佐」

 

大佐

「はい、未有様。そして私の完敗でした」

 

未有

「なんですって!大佐の完敗ってあなた」

 

百代

「なんだ、彰人が勝つのは当たり前だろうが?それにあなたも中々だが、私よりも弱いようだな、まあ勝負してみたけどな」

 

未有

「さすがわ、川神の武神、いえ世界の武神」

 

百代

「いや~、それ程でもあるか?」

 

未有

「なんでしょう、なぜか姉さんと話している感じがするわ」

 

そして、車は目的地に到着。

 

大佐

「それでは未有お嬢様達はお先に降りてください。」

 

そして、俺らはリムジンから降りた、てかなんなんだ、ここは。

 

百代

「やはり、久しぶりに来ても、ここはひろいな~」

 

なんとも、さすがは豪邸、しかも凄くデカイ。

 

未有

「あら、久しぶりとは?」

 

彰人

「ああ、その、俺ら一度だけ、ここに来たことがあるんですよ、確か、揚羽さんの友達のたしか、夢さんだったかな」

 

未有

「へぇ~、あの九鬼の、ああ、なるほどね。まあそんなのはいいわ、どうぞ中へ」

 

そして、中に入ると、そこには

 

メイド

「あら、未有ちゃんおかえりなさい。」

 

主をちゃん付けで呼ぶメイドが居た。ていうか、この人、隙がねえ。

 

未有

「こら、美鳩。お客様の前よ、そして私の事は様付けで呼びなさいと何度も言っているでしょう」

 

美鳩

「あらあら、お客様でしたか、これは失礼を、私、未有お嬢様の専属の上杉美鳩と申します」

 

そして、一礼する、メイド。

 

百代

「ああ、よろしく。私は川神百代だ」

 

美鳩

「あらあら、川神の武神さんですか?」

 

やはり、百代は有名のようだ、そして奥から眼帯のつけた執事が来た。

 

執事

「あ、未有様おかえりなさい。さっき大佐の車を見たから、ってお客様?」

 

そしてこちらに気付いたようだが、なんだこの家は、昔はここまで人は居なかったような気がするが?

 

未有

「ええ、それでベニスはいるの?」

 

執事

「うん、居るよ。ちょっと待ってて」

 

未有

「それでは、申し訳ありませんが、美鳩、案内を」

 

そして、その未有って子はどこかにいってしまった。そして俺らはその美鳩さんについて行く事にした。

 

美鳩

「今日は、なぜこちらに?」

 

百代

「あ、それが、あの未有さんって人を助けたっであっているよな、彰人」

 

彰人

「まあ、大体はそうだな。それでお礼がしたいって事で、食事でもと」

 

美鳩

「なるほどです~」

 

そして、案内されて、来たのは大きなテーブルがある、所だった。昔は、庭で遊んだ事ぐらいしか覚えていないが、やはりデカイな。

 

百代

「ほんとにここは家なのか?」

 

美鳩

「私たちも始めて来たときはそう思いました。」

 

彰人

「やはり、昔から居る、メイドさんではないんですね」

 

美鳩

「あら、ここには何度か?」

 

彰人

「いえ、一度だけ、それも随分と昔ですね、九鬼の揚羽さんのお友達が、ここの娘さんとかで」

 

美鳩

「ああ、夢お嬢様ですね、今は大学で講義を受けていますね」

 

百代

「それにしても、久遠寺って言えば、かの有名な、あの指揮者の家だよな」

 

誰だ、それ?俺はクラシックに興味が無いし、基本テレビを見ない人なので、知らない。

 

未有

「あら、姉さんの事ね。まあ今は夫とともに、お出かけのようだけど」

 

なんで、この人、疲れた顔をしている人。

 

大佐

「彰人殿、それではこちらへ」

 

未有

「ええ、そうね。うちのシェフが、もといメイドが腕を振るうは」

 

そして、そこにはメイドが料理を運んできた。

 

ポニーのメイド

「お客様のお口に合えばよいのですが」

 

そして、運んできたのはイタリアンの料理だった。

 

百代

「おお、これはうまそうだ!」

 

なんだろう、この彼女は、遠慮が無い。

 

大佐

「それにしても、彰人殿はいつ日本に帰ってきたのですか?」

 

彰人

「ああ、最近だ。こいつを待たせていたからな」

 

丁寧にイタリアンのパスタを食べながら、居たが

 

ポニーのメイド

「あ、けど大佐。その彼とはどういう関係で?」

 

まあ確かに、こんな大男が俺なんかの奴に敬語だからな。

 

彰人

「ああ、そうだね。大佐、話して「帰ったぞ~」」

 

と、その時、玄関からだろうが、女性の声がした。

 

ポニーのメイド

「お帰りなさいませ~。森羅様~♪」

 

そして、さっき、この料理を作ってくれた、メイドが、大慌てで、駆けて行った。

 

大佐

「まったく、あのばか者が、お客様がいるというのに」

 

未有

「はぁ~、姉さん」

 

なんか、凄く疲れた顔をなさっていますね。

 

森羅

「なんだ、なんだ、客人か?ベニス」

 

ベニス

「はい、なんでも未有様を助けてくださったらしく」

 

森羅

「なに、うちのみうみうを助けたのか、それならば私からも礼を言いにいかないとな」

 

そして、さっきから、廊下から声が丸聞こえなのだが、そしてその森羅と言う人がきた。

 

森羅

「私は、久遠寺森羅と言う。そこの未有の姉だ。今回は助けていただき、ありがとうございます」

 

さっきの廊下から聞こえてきた、人とは思えない程の威厳のある人が居た。

 

未有

「姉さん、さっきの会話、丸聞こえだったわよ」

 

大佐

「森羅様お帰りなさい」

 

森羅

「ああ、大佐ただいま。」

 

そしてその、森羅さんの後ろに執事服の男の人を見つけた

 

執事

「おい、大佐。これはどこに置けばって、なんだお客か?」

 

大佐

「こら、小僧が。このお方を誰だと思っている!」

 

執事

「え、もしかして、BIP?」

 

彰人

「ああ、違うから、そのなんだ、大佐も抑えて抑えて」

 

そして、大佐が今のも殴りそうな、拳を、俺はとめながら、食事を再開させた

 

百代

「彰人、食事中に立ち上がるのは行儀が悪いぞ。」

 

彰人

「ああ、すまん」

 

そして、食事を再開するのだが、なぜか、俺をガン見している、皆様が居た。

 

彰人

「あ、あれ?」

 

執事

「あのう、森羅様。お、俺、夢でも見ているんでしょうか?」

 

森羅

「いや、錬。私もみたぞ、あの大佐が、この少年に従った。」

 

未有

「私も、最初見たときに、驚いたわ」

 

彰人

「うむ、うまかったな」

 

百代

「ああ、まさか。ここまで良い物が来るとは、思わなかったな。ありがとうございました」

 

そして、俺らは食事を済ませた。

 

未有

「いいのよ、私を助けてもらったのだから、当然よ。だけど、申し訳ないんだけど」

 

なぜか、その時、眼帯の執事が

 

眼帯の執事

「ごめんね、その時間があれば、大佐の関係を」

 

その時、俺は初めてこの人が、女性だとわかった、理由は声なんだが。

 

森羅

「すまないな、少年。私も気になるのだ。これでも大佐は、中々の者だからな。」

 

百代

「いいんじゃ、ないか。午後の鍛錬は三時からだろ、ならばここでその話でも良いだろう。ちなみに私に教えていないのは、今日の夜に精算な♪」

 

森羅

「なんだ、君たちもカップルなのか?」

 

百代

「ああ、最近、夫婦に間違われるぐらいのだがな」

 

おいおい、それは今日言われたことだろうが。

 

未有

「す、凄いわ。姉さんとタイマンを張っている」

 

「はい、森羅様と、タイマンってお前の彼女、大物だな。」

 

彰人

「そうか、そう思えば、お前って執事?」

 

「ああ、森羅様の専属の、上杉錬だ。さっき鳩ねえ、ああ、上杉美鳩の弟」

 

眼帯の執事(女性)

「それで、森羅様の夫、だよね。ちなみに僕は、ナトセ。夢の専属だよ。で、さっきの料理をだしたのが」

 

ベニス

「初めまして、私、ここのシェフと森羅様の専属を兼任しています。ベニスです」

 

彰人

「ああ、すまない。こちらもちゃんと挨拶をしていなかったな。俺は御剣彰人だ、そしてこっちが」

 

百代

「川神百代だ。」

 

百代がそう言うと、みんなの目が一瞬驚愕の目をした。

 

ナトセ

「あの、武神といわれている、川神百代さんですか?」

 

やはり、隣町とあってここでも百代は有名だった。まあ、さすがだが。

 

大佐

「それでは、私が、お話させていただきます。彰人様と出会ったのは、彰人様が幼少のときですな」

 

 

 


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