真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第二十六話##

さて、川神駅だが、次の時間は、あと三分後か

 

彰人

「百代、すぐに来るからな、てか・・・・・」

 

百代

「♪~♪」

 

彰人

「切符が買えないので、手を放して「ヤダ♪」・・・・・・さいですか」

 

まったく、この人は、ま、朝にあんな事があればしょうがないか。

 

彰人

「まあ、いいか。それじゃ、七浜は、これか」

 

そして、二枚の切符を買い、百代に渡した、口に。

 

百代

「ふへみふぉひお?(彰人、何故に?)」

 

彰人

「まったく、両手で俺の腕を掴んだまんまで、いるからだ」

 

百代

「恥ずかしいのか?」

 

彰人

「う・る・さ・い」

 

そして、電車が来て、そのまま乗っていった。なんだろう、視線が気になる。

 

彰人

「なぜだろう、視線が気になる」

 

百代

「私達が、似合いすぎるのだろう」

 

こいつはこいつだし、まあいいか。

 

彰人

「しかし、七浜か、懐かしいな」

 

百代

「そうだな、七浜は確か、揚羽さんの友達の・・・・・・確か久遠寺さんだったけな?」

 

彰人

「ああ、あの豪邸の」

 

そう、あの豪邸は一体なんなんだってぐらいの豪邸だった。確かに川神院も広いのだが、あれは一家族の土地じゃないだろう。

 

百代

「と、言うわけで、どこに行くんだ?」

 

彰人

「う~ん、どうしよう、まああの中華街は行きたいかな。」

 

百代

「ああ、あの中華街はたしか、熊のオススメがあったな」

 

彰人

「ああ、それは既に調査済みだ。おっと、そろそろ着くぞ」

 

百代

「あ、ホントだ、既にホームだ」

 

そして、俺らは七浜に到着。

 

彰人

「なんて言うか、そんなに変化は無いな。」

 

久々の七浜だが、なんにも変化は無かった。

 

百代

「彰人、秘密基地の時も言ったが、一年なんだぞ、まあそれでも私は「それも聞いたよ」分かっているなら、いい。」

 

まったく、分かっているからそういう顔をしないでくれよ。

 

彰人

「しかし、ここの公園は、懐かしいな」

 

百代

「お、ここはあれだ、私と彰人、そして揚羽さんと、その執事の・・・・・「小十郎な」あ、そうそうそいつでよく取っ組み合いしてたな。」

 

彰人

「ああ、そうだな。あのときは結局、俺VS多数だったよな。百代」

 

百代

「あはははは」

 

なんだ、その顔は、確実にあの時はお前が最初だったぞ、確かあの時は

 

 

~幼少期~

 

百代

「う~、揚羽さんはお強いな」

 

揚羽

「うむ、我も常に頑張っているからな、しかし小十郎!!」

 

小十郎

「はい、揚羽様!」

 

揚羽

「なぜ、お前は彰人から一本も取れぬ、見よ、彰人を。すでに悠々としてお前の相手もしているぞ、我の執事にして情けないぞ」

 

百代

「いや、揚羽さん、あいつの相手は私と揚羽さん、さらにはそこに居る小十郎を混ぜても勝てるかどうかだぞ。だ・か・ら」

 

そしてさっきからこっちを見て、襲い掛かって来た。

 

~回想終了~

 

 

彰人

「うん、やっぱ。俺は大体襲われていたな。まあ大体、小十郎は物の三分で寝ていたな」

 

百代

「私が言うのは、いけないのだろうが、彰人は、人格外だと思うぞ」

 

彰人

「たしかに、お前と、鉄爺には言われたくなかったな」

 

百代

「あ、彰人。着いたぞ、ここだろ、ここ」

 

そして、百代が言うとおり、中華街にでた、そしてそこで非常に良い匂いの肉まんがあったため。

 

百代

「うまうま」

 

彰人

「うまうま」

 

二人で、頬張る事が決定した、しかしおいしいな、と俺達が和んでいたら

 

小さい女の子

「きゃっ!!引ったくり!!」

 

そして、そこに通る引ったくり、すばらしく

 

彰人・百代

「「空気を読めよ、このコソ泥が!!」」

 

そして、二人と肉まんを持ったまま、俺がまず相手の足を引っ掛け、そしてそれにより顔からこけようとしている、引ったくりに、顔面の蹴りをして、そして

 

彰人

「これは、おまけだ!!」

 

百代の蹴りにより、完全に仰向けになったところに俺がその腹を踏んだ、ようは浮いていた体を、おもいっきり踏んだ。

 

百代

「まったく、せっかくのデートだと言うのに」

 

そして、周囲から、大いなる拍手が聞こえた。

 

彰人

「さすがに、目立ったな」

 

そして、その時、俺が踏んでいる泥棒に一人の女の子がこっちに来た。

 

小さい女の子

「あ、ありがとう。」

 

なんだろう、この子、なぜか少し大人びている?

 

百代

「なに、気にするな、私たちはただ単にデートの日にこんなのをしているアホを殴りたかっただけだ」

 

そして、数分後に警察につれて行かれた、顔や服が残念な泥棒、そしてそれを見届けて、俺らは帰ろうとしたんだが、

 

小さい女の子

「少々、お待ちください。そのお礼がしたいのですが」

 

彰人

「いいよ、別に、な、百代」

 

百代

「え、彰人。なにかして「な、百代」・・・・・・う、うん」

 

まったく、この彼女は遠慮をしてよ、まったく、そしてさらにその時、

 

執事服の大男

「未有様、大丈夫ですか」

 

そして、そこに俺の知り合い居た。

 

百代

「なんだ、あの男、中々倒しがいがありそうだな。」

 

いやいや、そういう事ではないのだが、

 

未有

「ええ、大丈夫よ。大佐、そこの二人組みの夫婦の人に助けてもらったから」

 

いや、いや、俺ら、まだ夫婦じゃないんですが。

 

百代

「彰人、私達が夫婦だと、夫婦だぞ、夫婦。」

 

いや、そのハイテンションは一体なんなんだ。

 

大佐

「お二人が、未有様を、それはこちらとしてもお礼を・・・・・・彰人殿ではありませんか」

 

そして、俺にきづきその大佐もこちらを向き直った。

 

未有

「あら、大佐の知り合いかしら?」

 

百代

「なんだ、彰人の知り合いか、しかしどこで知り合ったのだ?」

 

大佐

「そうか、あなたが未有様を」

 

彰人

「気にするな、大佐。これでも俺はただデートにここに来ただけだから。」

 

百代

「ああ、そうだぞ。私が、彰人の彼女の川神百代だ」

 

いやいや、そんなに威張らなくても。

 

大佐

「は、は、は。そうですか、あの武神すらも彰人殿にすれば女と言うわけですな」

 

やはり、百代は案外有名人だな。

 

未有

「大佐の知り合いなら、尚更、こちらもお礼がしたいは、たしか今日は」

 

大佐

「はい、今日は、あの小僧と、森羅様以外は家に居ますが」

 

未有

「また、あの二人は。結婚式、挙げてからベタベタしすぎよ!」

 

なんか、あちらも俺らみたいなのがいるらしいな、しかし森羅?

 

彰人

「すまないが、森羅って、もしかして大佐」

 

大佐

「なに、立ち話もなんですから、どうぞ、一度、私が仕えている、屋敷。それでよろしいですね、未有様。」

 

未有

「ええ、それでお願い。ごめんなさいね。だけどこれもちゃんとしたけじめだと思ってほしいは、そうで無いと私も気がすまないからと、言うことで私の家でお食事でも。あ、そう思えば名前を言ってなかったわね。私の名前は久遠寺未有。それで彼方達は学生?」

 

彰人

「ええ、俺らは隣町の川神学園の学生です、それで現在も俺の腕にしがみ付いているのは、川神百代って言います。」

 

百代

「ああ、よろしくな」

 

なんとも、この人は

 

彰人

「それで、俺は、御剣彰人って言います。大佐とは、まあ色々な仲ですよ」

 

未有

「あら、そうなの。それなら私の方が年上のようね。だけど、貴方達、傍から見るとすでにカップルと言うよりも、夫婦よ、しかもオシドリの。」

 

百代

「そうだとよ、彰人~。しかし、年上?」

 

未有

「ええ、彼方達よりもずっと上ね、まあいいわ。ちょうど大佐も車の準備が出来たみたいだし。」

 

そして、俺らは車にて、久遠寺家に向かうことになった。

 


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