真剣で最強が恋をした   作:ブラックサレナ

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##第二十五話##

Side 百代

 

彰人が消えた後はその匂いを嗅ぐ、なんだろうな、これは安心するな。ホントあいつは私の中にいるよな、この数日。色々としたな、まったくあいつはなんであそこまで私の我が侭に、いやそうじゃないのか。あいつはあいつで楽しんでいるんだろうな、まあそれも惚れた弱みだな。私も乙女ということか。

そしてそれから一時間。私がまだギリギリの彰人の匂いを嗅いでいたら。そこでいきなり周囲が凍った。いや違う、その空間がすべて変わっただな。そして私もすぐに着替え、その一番強いところに行ったら。私が勝つことの想像が出来ない、二人の戦いが始まっていた。

 

Side out

 

 

さすが、鉄爺。俺の本気でも未だに動くか。

 

鉄心

「ほ、ほ、は~。よくやるのう、彰人よ、こちはすでに現役ではないぞい」

 

彰人

「そうかな、一応、さっきの一撃は俺でも決まったと思ったんだけどな、スネークバイドをいや、“鎖を解いた”スネークバイドを普通に止めているだけど。」

 

鉄心

「そうかのう、こっちとしては、すでにいき上がったりなんじゃがな」

 

彰人

「そう?それじゃ次で行くよ。それじゃ眠れ、蛇」

 

鉄心

「ぬ?なんじゃそれは」

 

そしてその瞬間、鉄心と言う名の人は、吹き飛んだ。

 

Side ルー

 

さっきからこんなに殺気を飛ばし続けているのは門下生に悪いので辞めてくださいヨと言おうと思いましたが、このルー・イー。不覚にも見ほれてしまったヨ。まあそれはそこに居るモモヨもそうなのだろうけどネ。しかしあの一撃はなんだネ。一瞬で鉄心先生が吹き飛んだネ。そして、それを見る彰人は・・・・・怖かったヨ。

 

Side out

 

 

彰人

「終了だぞ。鉄爺」

 

俺は右腕の力を一瞬使い、鉄爺を吹き飛ばした。

 

鉄心

「なんじゃい、なんじゃい。これではお主に勝てるわけないじゃろうが!」

 

なんだろう、この爺さん。駄々をごね始めたししかもいつの間にかルーさんに百代まで見ていたのかな。

 

彰人

「はいはい、百代もルーさんもそこで固まってないで。この爺さんをどうにかって」

 

そして、なぜか抱きついてきた百代がいた。どうかしたのか?

 

百代

「怖い、怖いし、なんか一瞬だぞ、一瞬彰人が消えるような気がしてな。」

 

そう思えば、百代はお化けや、ようは殴れないもの、“存在しないもの”を苦手とする。てかそれぐらいが弱点、しかしなんで俺がそれに属するんだ?

 

彰人

「なあ、百代。俺はここ居るから、そろそろ」

 

百代

「ヤダ」

 

なんとも、放してくれない。

 

彰人

「そろそろ、朝飯」

 

百代

「ヤダ」

 

たく、てかこの調子だと

 

彰人

「川」

 

百代

「ヤダ」

 

彰人

「山」

 

百代

「ヤダ」

 

ルー

「う~ん、どうしたもんかネ」

 

彰人

「いやいや、ルー師範代は、そこの爺さんを頼みます。俺は・・・・・・どうにかします」

 

そして、ルーさんはそのまま鉄爺を引っ張って行った。そして百代をどうにか落ち着きさせて

 

彰人

「大丈夫そうだな」

 

百代

「ああ、すまんな彰人」

 

そしていつもと変わらず俺の腕にしがみ付いてきた、そしてその時

 

一子

「ここから強い気がってあれ?彰人にお姉さまじゃない。」

 

さっきまで走っていた、一子が帰ってきた、たぶん新聞配達のアルバイトだろう。しかしそこまで殺気を飛ばしていたかな?

 

一子

「それで、なんでお姉さまと彰人が抱き合っているの・・・・・・もしかしてエロ「ちかでは無いからな一子」ああ、そうなの」

 

そして、汗びっしょりの一子だった。

 

彰人

「これは、あんまり気にするな、そしてちゃんとシャワーを浴びて来い」

 

さすがに汗びっしょりのためにそのなんだ下着が

 

百代

「あ~き~と~」

 

あははは、なんだろう。さっきまで可愛かった、百代が。鬼に

 

彰人

「いひゃい、いひゃい。」

 

そしていつものどおり俺の頬を引っ張っている。ホントに痛い。

 

彰人

「それで、大丈夫か?」

 

百代

「あ、う、うん。そのなんだ、すまない」

 

いいよ、百代。俺を見て直ぐに“逃げなかった”だけ俺は救われたよ。

 

百代

「それじゃ、私達も朝飯にするか?」

 

彰人

「そうだな、それじゃ行くか」

 

そしていつものとおり腕を組んで、いや今回はさらに強く組んできた。俺は思った、あの腕はそんなに使わないようにしないとな。

 

Side 大和

 

さて、今日も始まったな、しかし確か、昨日の夜のメールでカラオケだっけな?

 

大和

「しかし、眠いな」

 

クッキー

「さすがに、そろそろ起きようよ大和。京が朝ごはんを作っちゃうよ?」

 

大和

「はいはい、起きます、起きます!!」

 

俺はなんだが、よく分からないが俺の脳から危険信号を出した。

 

クッキー

「あ~あ、こんなに布団をぐちゃぐちゃにして。まったく、畳む身になってくれよ」

 

なんだろう、どこのお母さんだよ、このロボットしかし。

 

大和

「キャップは?」

 

クッキー

「携帯をご覧ください。」

 

そして俺は見ていたら

 

キャップ

「俺は今、富士のふもとに居る白い集団を見つけた、追うぜ!!」

 

と言う、メールが来ていた、出たよ、キャップ必殺の勝手に旅、もとい冒険。

 

大和

「それじゃ、今何時だよ、クッキー?」

 

クッキー

「そうだね、大体、十時ぐらいかな。あ、それに他のメンバーは大体居ないね。」

 

大和

「そうかい、そうかい」

 

そして俺は午後のカラオケと言う名の親交のために頑張ろう。

 

Side out

 

 

そして午前中にやった鍛錬が終わった。

 

彰人

「なんだろう。さすがに百代もこれはどうかと思うが・・・・・・」

 

そう、現在、今日の今朝の死合いのせいか、そうなのか分からないけど、なぜここまで俺に抱きついている、彰人

「あーん。しかしこれはこれでいいな。まあその前にこれからどうするんだ?」

 

百代

「うーん、たぶんさっきと同じで、鍛錬かな?」

 

彰人

「そうなのか、俺は少し出るが」

 

百代

「そうか、ならば私も一緒に行こう。もちろん拒否権は無いぞ」

 

彰人

「はは、了解だ。それじゃ、昼飯がてらどっか行くか」

 

そして一息ついて

 

彰人

「さ、行くぞ、百代」

 

百代

「ああ、それじゃ、行くか。で、どこに行く彰人」

 

彰人

「七浜とかどうだ?」

 

百代

「お、隣町か。いいぞいいぞ。だけど、どう行くんだ?」

 

彰人

「もちろん、電車に決まっているでしょうが」

 

百代

「お金は?」

 

彰人

「自腹だよもちろん」

 

百代

「なんだとうーーーーーーー、ここは彼氏が奢れよーーーーーーー」

 

彰人

「あのね、お金の管理ぐらいできなくて、どうするの」

 

百代

「なら、なんで彰人はあるんだよ。この前は無かったじゃないか。」

 

彰人

「ああ、俺はその時、三千円しか無かっただけで、鉄爺に帰国祝いで、案外お金は貰っているし、それにそろそろバイトもするんだから」

 

百代

「ぐ、さすがは私の彼氏。非の打ちようが無い。し、しかし、七浜なら走っても・・・・・・」

 

おいおい、さすがに走るはどうかと、まあ確かに走るのも一理か。まあ俺らなら掛かって十分ぐらいかな。

 

百代

「あ~き~と~」

 

しょうがないか

 

彰人

「はいはい、それじゃ、行こうか百代。それじゃ鉄爺、たぶん三時ぐらいには帰るから、それから鍛錬で」

 

鉄心

「うむ、行ってくるといい。こんな良い日に鍛錬ばかりは体に毒じゃろう、特に彰人はのう。それから百代よもう少しは彰人を見習い、お金の方にも「無理に決まっているだろうが、ジジイ。私は直感で生きているんだぞ」はぁ~、その彰人、世話をかけるぞい」

 

彰人

「いいよ、これはもう手遅れだよ、たぶん中二ぐらいの時から」

 

一子

「いってらっしゃい、お姉さまに彰人。お土産はなんか食べ物が「誰が買うか」う~ケチ」

 

そして俺は、さっきから胴着だったので、着替えることにした、しかし

 

彰人

「そう思えば、俺って服ねえな。」

 

そう、いつも制服又は、胴着、よくてジャージのため、この前の歓迎会はジャージでした。まあしょうがないか、俺ってセンスが有るのだが無いんだがわからないため、ある奴にした、それはTシャツにジーパン。なんともシンプルだが、なんだろう百代の怒られそうだな。そして部屋を出ると、なんだろう、俺と変わらない服装の百代が居た。

 

百代

「遅いぞ、彰人。もう少しで入るところだった」

 

彰人

「おいおい、それは辞めてくれ。そして百代の随分とラフだな、格好」

 

百代

「そりゃ、彰人が、どんな服がすきか、まあ中学生のころの記憶は知ってるが、今は知らないからな。こんな感じの安全を攻めて見たと言うわけだ。しかし彰人は前から変わらず」

 

彰人

「ああ、これぐらいしか、ない」

 

百代

「まあ、何着てもかっこいいからいいとする。それじゃ七浜行こかー」

 

そして俺は川神駅を目指し、院を後にした。そして仲見世どおりに出た際

 

百代

「今度は、私の部屋で、ファッションショーだな。」

 

彰人

「なぜに?」

 

百代

「一応だ、一応。(本音で、ただ単に見てほしいなんては言えないな。私としては)」

 

彰人

「そう、ま、いいや了解」

 

百代

「それと、今度彰人の服選びだな、これはファミリー総出で。」

 

なぜそこでファミリーを使う。そしてそんな会話をしながら、川神駅に着いた。

 


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