轟音とともに、二階に行って見ると、そこには一応、全員服は着ていたのだが、
彰人
「一体、なにがあったんだ、百代?」
そう、なぜか女子の風呂場が無くなっていた。そしてそこに管理人である、麗子さんが来た。
麗子
「まったく、人が記憶を思い出すところで泣いているのに、ってこれはどうしたんだい?」
一子
「記憶を戻す?」
大和
「韓流ドラマだろ」
いや、いや、冷静にそこを指摘するな。まあ、いきなりこうなればな、ってまさか
彰人
「おい、百代。もしかして壊「して無いからな、私はどちらかというと」」
クリス
「私を助けてくださいました」
クリスがそう言うが。
麗子
「それで、一体なにがあったんだい?」
百代
「えーと、だな簡潔にしか述べられないから、簡潔に言う」
なんて、説明の仕方だよ。
百代
「お風呂に入った、そしてら変な音がした、そして爆発した。」
なんだそりゃ、ん、ちょっと待てよ。
彰人
「すまん、入るぞ」
そして、奥に入り、ようやくそのわけが分かった。
彰人
「おいおい、麗子さんこれ、錆びて腐ってるよ、それで、この官が爆発したんだろ、ただでさえここは温泉ひいているんだから」
そして、そこにさらに大和も来て
大和
「てか、これでよく無事だったな。この配線とか剥きでてるし、それにこれは、なんだ?」
彰人
「ああ、たぶんだが、これは浴槽?」
そう、なぜかそこには、百代のたぶん体の後のようなモノがついた、岩があった。
麗子
「そうなのかい、そりゃ、今回はごめんねぇ」
百代
「いいさ、私は無傷だし、それにクリスも無事、さらに言うならばけが人はゼロ、丁度ワン子は出ていたしな」
麗子
「ホントに、申し訳ないねぇ、これはやっぱ伸ばしに伸ばしたリホームが原因かねぇ」
そして、そのままこちらにお辞儀をして
麗子
「今回は、どうもね、もしかしたらけが人を出しちゃうところだったのに」
クリス
「いや、私は大丈夫だ、それに今回はモモ先輩に感謝しないといけない、ありがとう」
百代
「気にするな、きにするな。それに麗子さんも、別に今回は無傷だったし、それにお礼なら「百代」う、わかった、彰人」
麗子
「ホント、すまないね、一応そっちには連絡しとくから。それじゃ、今回の事で女子の方のお風呂はピッカピカにするから、工事が終わるまでは男子のお風呂になるね」
そして、なぜか落胆する、大和。あ、そうか、京か。
一子
「それじゃ、私は京に言ってくるわね」
彰人
「ああ、それが終わったら帰るぞ。」
一子
「は~い」
クリス
「それでは私は、上の一年生に言ってくる」
そう言うと、直ぐに一子が戻ってきた。
彰人
「お、早かったな。それで京の反応は」
一子
「え、え~と。混浴?」
大和
「入るのは、別だぁぁぁぁぁぁぁ~」
なんとも、ドンマイだ我が兄弟。
百代
「それじゃ、帰るぞ。ワン子、彰人」
彰人
「ああ、それじゃあな」
大和
「ああ、じゃあな。」
麗子
「ほんとにありがとねぇ」
そして、俺らは帰りだした。
一子
「ホント、いきなりビックリしたわ」
彰人
「それは俺のセリフだよ、人が大富豪しているときに、いきなりのあの爆発音だぞ。まったく一瞬だが、百代を心配してしまった。」
百代
「一瞬じゃなく、普通に心配しろよ」
そして、俺の頬を抓る
彰人
「いひゃい、いひゃい」
一子
「あはは、たしかに私は出た後だったから被害は無かったけど」
百代
「私は普通に、重傷でもおかしくなかったんだぞ」
彰人
「だろうな、クリスを庇い、さらには浴槽をもろに受けただろ、まったく無茶ばかりしやがって、お前に瞬間回復がなきゃ、普通に怒鳴って抱きしめていたよ」
百代
「う~、こういう時だけ、この私の必殺技を恨むぞ」
なんとも、百代は唸っている、そこに一子が
一子
「それじゃ、私は少し走ってくるから、二人は戻っていて」
そして、走り出す、一子。まったく元気だな、普通風呂入ったら眠くなるだろうに。
彰人
「はぁ~、ホントどうするんだ、百代」
百代
「う、今の妹を見ていても、やはり」
彰人
「見込みなしか。俺でもわかるがな、確かに努力ならばあいつは既に神だ、しかし、それでも」
百代
「才能の差か、川神院の師範代、これはそういうものだからな、これはどうしてもやれない」
彰人
「しょうがないさ、それにそろそろだろ、決めさせるか、諦めさせるか。」
百代
「ああ、それはジジイと話して、一学期が丁度終わった時に、私が決めることにした」
その時の百代の顔は、悲しそうであるが既に、川神院の跡取りの顔だった。
彰人
「そうか」
俺は短く言うと、百代の肩を抱いた。こんなことしか出来ないからな、俺は川神流じゃない、俺はその“資格”はないから。
百代
「よし、辛気臭いのはこれでお終いだ。」
そして、まあ空元気だろうが百代はそう言う。
彰人
「あ、そうだ。百代、お前今日、クリスを守るといういい事をしたから、俺からなんかしてやろうか?」
百代
「ほ、ホントか!」
なんともホントに元気になる百代。まったくこの彼女は、彼氏をなんだと思っている。
百代
「それじゃ、戻ったら、お風呂に入ろうな、しかも今回はすべてお前が私を洗うんだ。」
はい、なんて言いましたこの子。
彰人
「待て、百代。お風呂は既に入っただろうが」
百代
「関係なしだ、それになんかしてくれるのだろう」
彰人
「はぁ~、分かった、俺の負けだ。だけどなんで俺が洗うんだ、洗いっこならよくするだろうが?」
そう言うと、百代は指を立てて、ち、ち、ち。と指を動かし。
百代
「違うぞ、私はただ、彰人を見ているだけだぞ。そして彰人はただ私を洗うだけだぞ、もちろん体の隅々に髪もな」
女の髪は命ではないのか?しかしそれが要望ならばしょうがない。
彰人
「そんなもんかね」
百代
「そんな、もんだ。それに寝るのも一緒だからな」
彰人
「なにを当たり前のことを、それにこんなことがなくても、寝るだろうが」
百代
「♪~♪」
その質問に答えるように、腕にしがみ付いている、百代。そして、帰り、今日も終了。
Side まゆっち
まゆっち
「今日は、楽しかったですね。」
松風
「だけど、未だに仲間に入れない、これもまた結果だ」
まゆっち
「うわ~~~~~~~~~ん」
今日も、一人で完結する、黛の娘でした。
Side out
さて、今日も始まってしまった、この日曜日。てか久々の日本の日曜日だ、しかしやることが・・・・・・あ、今日から普通に川神院で鍛錬でもするか。しかし
百代
「ふー、ふー、うー、彰人~~」
なんですか、この人は、なんでこんなにも無防備なんですか、完全に狙っているんですか。
百代
「チラっ」
て、おいおい。
彰人
「百代、起きてるだろうが」
百代
「う~、なんだよう。普通、こんな美人が無防備で寝ていたら、襲えよ~」
彰人
「なにを、朝からいいますか」
百代
「なら、夜なら?」
彰人
「も~も~よ~」
そして、俺らは起きた、しかし時刻は、まだ六時前であった、これなら少しは鍛錬できるかな。
百代
「あれ、ホントに起きてしまうのか、まだ早いぞ?」
彰人
「ああ、ちょっと鍛錬してくる。ま、寝ていたいなら寝とけ。」
百代
「う~、寝ろよ~」
そして、抱きしめてくる、百代。しょうがないな
彰人
「はいはい、それじゃ、これで、チュッ。んじゃ寝てろ。」
百代
「あ、う、うん。そうしとく////////」
うんうん、素直に赤い顔を見て、役得役得。さてそれではいっちょやりますか。そして俺は川神院の中心で、本気になった。
彰人
「はぁーーーーーーーーーっ!」
最初に、右、次に左、さらに上に上がり。
「この一撃だ!!」
そして、“右腕”を振り落とした。そしてそこにはなにもなくなった。そう、物もそして酸素すら、そしてその場は無となった。それは俺の腕なのかそれとも既に俺の腕じゃないのかわからない、しかしこの腕は一事で言えば、危険すぎるな、やはり、それにこれを人に向けたらどうなるか・・・・・・考えたくないな、
「それじゃ、次はこの左腕か。それじゃ蛇、出て来い」
そして、俺の左腕は、いや体全体に巻きつく蛇、お前も大変だよな、そんなに鎖に巻かれてさ、しかし
彰人
「さすがに、見るなら普通に見てくれ、鉄爺」
そして、そこから鉄爺が現れた。
鉄心
「ほ、ほ、ほ。相変わらず、凄いのう、それにその右腕」
彰人
「うん、これが俺の奥義だよ」
鉄心
「そうか、しかし彰人よ、あの刀はなんなのじゃ?百代は触れたのじゃが、ルーや一子は触れるものじゃないのじゃろう。」
彰人
「ああ、そうだよ。あの刀は・・・・・・フツノ」
この言葉を言ってから、鉄爺はいつも開けない目を開けて。
鉄心
「それが彼の神殺しの刀。」
彰人
「ああ、その通りだよ。鉄爺、これは俺しか持てないよ、だって俺が“持つわけじゃないんだから”」
鉄心
「そうか、そうか。それでは彰人、一勝負はどうじゃ?」
この老人は、まったく
彰人
「いいよ、久々に本気でいくから、これも暴れさせるよ」
そして、俺は左腕を挙げて、そしてその腕で相手を指差し、
「行くよ、鉄爺」
そして、開幕を告げた、震度5ぐらいの勝負を。