島津寮に入ると、居たのは京だけだった。
百代
「ほら、肉を持ってきたぞ」
京
「うん、承る」
そして、俺らが持ってきた肉を冷蔵庫に入れ、キャップが来た。
キャップ
「やっと来たかよ、俺を腹ペコで殺す気か」
なんともキャップらしい回答だ、それじゃ
彰人
「それじゃ、大和を呼んで来るから、炭火の用意よろしくな」
百代
「お、それならば、私も行くぞ。それじゃ京はクリスを」
と、その時クリスは降りてきた。
クリス
「下から声がしたので来たのだが」
うむ、なんともグットタイミング。
彰人
「それじゃ、百代行くよ」
百代
「ああ」
そして俺は大和の部屋の前に来たら百代がいきなり
百代
「ふははは、いきなりのお姉さんの登場だ、大和。エロ本とか読んでないだろうな」
なんとも、この彼女、プライバシーの欠片も無いようだ。そして俺の続けて入り
大和
「姉さん、普通ノックぐらいしなさい。これは常識だぞ」
なんとも弟に怒られている百代が居た、しかしこの前に来た時から不思議だが、なんであの“愛”と書いてある兜があるんだろう。あ、そうか直江だからか、まったく大和め。
百代
「なんだよ、読んでないのかよ。しかし大和、あのティッシュとか「こら、百代」ん、彰人?」
大和
「兄弟、助けるのが遅いぞ」
彰人
「はぁ~、百代ダメだろ、ノックぐらいはしなさい、そしてそれを言っているそばからタンスを」
百代
「ご開帳♪・・・・・・あれ、エロ本がないぞ、大和」
大和・彰人
「人の話を聞こうか百代(姉さん)」
百代
「え、あ、すまん」
彰人
「すまんな、大和。これの契約のせいだと思ってくれ」
そして、大和が
大和
「俺はなんであの時、うんと、頷いてしまったんだ」
過去を嘆いていました。まあしょうがないか。
彰人
「それじゃ、俺らが来たから」
大和
「ああ、飯なんだろ。俺も死にそうだった」
百代
「そうか、そうか。それならレッツゴウ♪」
そして、この室内でも俺の腕に抱きつく、百代。そしてそれを後ろからヤレヤレ顔で見る大和。そして食堂に行ってみると。
一子
「まだ、まだ?」
なんとも犬の如く、尻尾があれば間違いなく、振っていそうな一子。そして
キャップ
「お前らが焼くとてきとうだから、俺が焼く。見よ、このバイトで学んだテクを」
そして、鍋奉行もとい、焼き奉行のキャップが仕切るなか、歓迎会が始まった。その時
キャップ
「そうだ、二階に居る、あの一年生も呼んであげようぜ。クリス、すまんが」
クリス
「ああ、行って来よう」
そして、クリスが一年を迎えに行ったが、なんだろう。男子異様に少ない。
彰人
「あれ、モロと岳人は?」
俺の質問に大和は微妙な顔をして
大和
「ああ、モロはおじいさんのお世話、岳人は・・・・・・・魍魎の匣?だったかな」
百代
「なんだ、そのネーミングセンスの無さは」
大和
「いや、俺に言われてもわからない。」
なんとも岳人も変な道だけは行かないでくれよ。そして、クリスが戻って来た。刀を持った女の子を連れてきて。
黛
「え、あ、あの、しょ、招待いた、いただきあ、ありがとうございます。」
キャップ
「(お、なんかこいつも中々おもしろうだな。っと肉肉。)」
なんとも、緊張している子がって、目、怖っ!・・・・・・しかし一年にしてはいいプロポーション。しかし百代の方が、
百代
「あ~き~と~」
あ、あれ?
彰人
「いひゃい、いひゃい。ふひまへん、すひません」
だって、これは男なのだからしょうがないだろう。
一子
「ねぇ~もういい?」
キャップ
「おう、いいぞ。ほら、食うがいい」
一子
「うまうま」
クリス
「まさしく、犬だな。まったく。」
京
「やっぱ、このチリソースはいい飲み物だ」
そして、京は京でごくごく激辛ソースを飲んでいた。大和はちゃんと安全に肉を食べていた。
彰人
「しかし、ここで焼肉とは新鮮だな」
百代
「そうだな、しかしクリスの箸の使い方は見事だな」
クリス
「はい、ここに来るまでに一生懸命頑張りましたから。それにここのお肉おいしいです」
キャップ
「そうだろう、さすが俺、一年もうまいだろ」
黛
「はい、これまいうーですね」
大和
「な、この肉って」
黛
「あ、あれ~。まいうーがスルーされました。」
松風
「がんばれ~まゆっち」
なんだろう、あの一年生、なんかブツブツ言っているが
一子
「お肉~、お肉~」
キャップ
「さわしぃ、やっちゃな~。京、なんか代わりのもん頼む」
京
「うん、それらなこのキャベツを」
一子
「それ、塩かけ過ぎ、塩分の取り過ぎは体に良くないんだから」
京
「もう、しょうがないな~」
そして、ちゃんと塩を落とすところはやさしい。しかし
京
「なら、おねだりしてみなさい」
なんてこと言うんですか、しかしさらに
一子
「私の口にキャベツを捻じ込んでください」
なんかすでに調教が完了しているんだが、
大和
「おい、お宅らの妹さん調教されているが」
百代
「なら、彰人は私を調教してくれ」
彰人
「すまん、兄弟。こっちにも火の粉が出てきた」
大和
「ここのメンバーは普通な奴がいないのか・・・・・・」
そしてご飯が炊けたようで
京
「あ、ご飯出来たみたいね」
一子
「すいませ~ん、ご飯持ってきちゃってください」
京
「ホントにお客さんみたいだね」
そして、一子に大盛りのご飯を渡した。
クリス
「自分もくれるだろうか」
やはり、日本が大好きなためかここでご飯を求めるとは、しかし
京
「それなら、白いのをいっぱいくださいと言ってみなさい」
なんで、この人はクリスまでこのフリを渡すんだ
クリス
「白いのをいっぱいください?」
てか、この子、
京
「ホント、ワン子といいクリスといいピィアだね」
ホント俺もそう思うよ。
大和
「お前が、黒々とし過ぎなんだよ」
京
「うん、大和のせいでね」
彰人
「きょ兄弟?」
百代
「意外だな~、弟」
大和
「そこで、俺を生暖かい目で見るな、そこの夫婦」
彰人
「ま、そういうことにしておこう、京俺にもご飯くれ」
そう言うと、なぜかすでに百代がご飯を用意していてくれた。
百代
「ふ、ふ、ふ。これこそ、彰人の嫁である私の務めだ!!!」
いやいや、なぜに!マークが三つも、まあしかし悪くないな。
京
「いいな~、チラ、チラ。」
大和
「そこで、露骨に俺を見るな、京」
一子
「ね~、そろそろ、変わろうか?」
キャップ
「いい、いい。俺が焼いてるから」
クリス
「ホント、犬だな。」
キャップ
「ほら、肉焼けたぞ」
一子
「先鋒なら、お任せあれー」
クリス
「む、抜け駆けは軍法違反だぞ!」
いやいや、くりすさん、軍法ってここには・・・・・・まあ、戦場か。
百代
「ほい、彰人。あ~ん」
彰人
「あ~ん、それで大和、お前さんの親父殿は元気か?」
大和
「ああ、なんでも今、丁度いい調子らしい」
京
「いい加減突っ込みすらいれなくなったね、大和」
彰人
「あ、そうそう、百代の方は?」
百代
「ああ、未だに、旅してるよ、まったくいつになるやら、どの道川神院を継ぐのは私だしな。それに既にお前がいるから、跡継ぎの心配は無いな、と手紙が来た。頑張らないとな、彰人」
あははは、すでに出来ていてもおかしくないがな。
大和
「すでに、未来まで大変とは、同情はしておくよ」
一子
「やっぱ。川神市の工業地帯と焼肉は合うわ。」
クリス
「お前は何を言っているだ?」
そんなこんなで、歓迎パーティーは終わった。そして、他の女子連中は風呂に行ってしまった。そして俺と大和、キャップは夜からバイトのようで早々に消えてしまった、そして今やっているのは
クッキー
「これで、どうだ!」
大和
「ふ、ふ、ふ。そこはジョーカーだ」
クッキー
「な、なんだって」
そう、大富豪をしながら、暇を潰していた。
彰人
「それじゃ、スペ3で」
大和
「う、きょ兄弟。それは」
彰人
「それじゃ、俺は六の革命で、お終いだ」
クッキー
「うわ、また彰人の勝ちか、大和のと同じくらいの頭が回るんだね。それなら」
クッキー2
「この私と、チェスでもどうかな?」
なんで、変形するんだよ、とその時
“ドガァァァァァァァァァァァァァァァァン”
いきなりの爆音に、ビックリした、そしていきなりドアが開いて
一子
「大和、彰人、大変、大変。女子風呂が爆発したわ!!」
なんとも、管理人さん呼んだ方がいいかな、それよりも百代は・・・・・・まあ無事かな。しかし心配なので俺と大和は、そのまま女子風呂に向かった。